ニックネーム |
BEMSJ |
性別 |
男 |
生まれた場所と年 |
1948年 秋田県の生まれ、 |
現住所と仕事 |
東京都下に住み、かつては電子機器のエンジニア、 |
電磁波との取り組み |
10年以上前(1990年頃から、もしくはそれ以前から徐々に?) にパソコンからの電磁波の健康影響に取り組み始めました。 その後は電磁波の生体影響全般に範囲を広げてきました。 |
その他の趣味 |
郵便切手の収集。 別館WEB「電気と切手の世界」 こちらへ |
所属学会 |
日本産業衛生学会<退会しました> Bio Electromagnetics Society(世界で唯一の電磁波の生体影響を論議する専門学術学会、略称BEMS) |
執筆論文・著書など |
VDTからの電磁波の生体影響を中心に執筆。 概要は以下に示す。 著書 「電磁界の健康影響 工学的・科学的アプローチの必要性」 2004年6月20日 東京電機大学出版局 発行 <こちらへ> |
ハンドル (ニック ネーム) の由来 |
所属学会名から取っています。BEMSJという意味はBEMS学会の日本支部という意味になります。まだ日本にはこの支部はありませんので、支部ができるまでは私のニックネームとして使用させていただきます。当然日本支部ができたら、私のニックネームは変更しなければなりません。 |
電子メール |
VYJ01354@nifty.ne.jp <<@はあえて 全角に変えてあります。>> <<広告メールの拒否: このメールアドレスへの特定電子メールの送信を拒否いたします>> |
注: 以下は論文の概要なので、専門的な用語が出てきます。
初めてこのサイトに来られた方は、別頁の「基礎となる考え方」や、「電磁波の健康影響基礎講座」などを読まれ、ある程度の用語に親しんでから、以下の私の論文概要を読んでください。
ディスプレイとは、「マンマシンインターフェイスのひとつとして、ビデオ信号および偏向制御信号などを入力して、ブラウン管(CRT)などの画面上に,画像表示を行なうことを主要機能とするもの」と定義できる。
早い話が、PCから各種信号を受けて、文字が映像を表示するものということだ。
単にPCの画像が表示できれば十分とする要求レベルから、眼の疲労などの要素、さらに多種のPCへの接続性などの面も考慮すると、意外とCRTディスプレイは奥の深いものがある。
ところが、カードやメモリを拡張する際に中を見ることがあるPC本体に比べ、ディスプレイの中身や構造はよく分からないというのが実情だろう。
そこで、今回と次回の2回に分けて、CRTディスプレイの構造や機能などを、実際に日本電気の15インチディスプレイ「MultiSync 15II(PC-KM153R2)」を分解しながら、徹底的に解剖してみよう。
以下 興味のある方は、原文を読んでください。 実際のCRTモニタを完全に分解し、ブラウン管までも分解したユニークな記事です。
この寄稿は筆者の当時のペンネームで利用しています。
記事の最初に頁のイメージです。
*2000年 産業衛生学会での口演発表
2000年4月北九州市で開催された第73回日本産業衛生学会で、四つの題目に関して口演を行なった。
・F211 VDT作業に関連した電磁波の生体影響のレビュー 担当: 三浦正悦 ら
・F212 ELF/VLF帯域の磁界環境に関する調査 担当: 横田 等 三浦正悦ら
・F213 CRTと液晶の電磁界 担当: 山口 茂 三浦正悦ら
・F214 電磁波防護グッズの効果の検証結果 担当: 滝田英徳 三浦正悦ら
口演の内容「VDT作業に関連した電磁波の生体影響のレビュー」
概要:VDT作業に関連する健康問題は1980年代の初頭に発生し、VDT機器からの電磁波も疑われた。その後の経緯、最近のWHOや日本電子工業振興協会(JEIDA)の行ってきた活動等を含めて、レビューした。
結論としては、WHOの見解に有るように、VDT機器からの電磁波は気にする必要のないレベルである。
むしろ、視覚作業に伴う目の疲れ、作業に伴うストレスの問題等の解決が重要であり、また長時間の連続作業を行なわない様にVDT作業の自主管理を行なう必要がある。
その他 詳細は産業衛生学会の予稿集を読んでください。
*2005年 産業衛生学会での口演発表
2005年4月 東京で開催された日本産業衛生学会総会で、以下の4件の口演発表に参画しました。
*H101 山室栄三、三浦正悦ら
VDT関連用語の適切な使用 ―「眼精疲労」と「テクノストレス」― VDT健康影響関連情報の公開 (1)
*H102 横田等、三浦正悦ら
VDT関連情報公開の推進―WHO201・ICNIRPなど文書の翻訳とウェブ公開― VDT健康影響関連情報の公開 (2)
*H103 山崎了司、三浦正悦ら
VDT機器の適切な使用―眼の疲労を少なくするためのフリッカ防止等― VDT健康影響関連情報の公開 (3)
*H104 三浦正悦ら、
適切な電磁界の測定・評価―不適切な測定による悪影響― VDT健康影響関連情報の公開(4)
詳細は産業衛生学会の予稿集を読んでください。
*ミマツ社発行「EMC」誌 2001年5月5日発行号に掲載。
「低周波磁界曝露の調査結果から疫学研究に関する提案:対象とした電磁界発生源は主要な曝露源か?」
**少し詳しい概要は こちらに記載 *****
概要:
電磁界の生体影響に関しては、多くの研究が行われている。職業的な曝露や住環境での曝露に関連する疫学調査もそのひとつであるが、結果の一致をみないことが多く、いまだに最終的な結論が出ていない。
過去の多くの研究論文には、研究対象とした電磁界の発生源が研究対象集団を構成する個人にとって主要なものであるか否かに関して殆ど記述されていない。
電磁界は身の回りに常にあり、特定の電磁界発生源からの電磁界に曝露されているとは限らない。本報告の目的は、疫学調査、特に行動範囲が広く、自宅で殆どの時間を過ごすような人でない場合で、多種多様な電磁界発生源に取り囲まれている成人を対象とした場合における主要な電磁界発生源特定の重要性を提案することにある。
主要な電磁界発生源を特定することにより、電磁界曝露に関する疫学調査の「結果の一致」をみることができ、原因の誤認を防ぐことができる。
この報告では個人の電磁界曝露が住環境によるか、職場環境によるかに関して、送電線の近傍に住み、かつVDT作業で職場での電磁界曝露も予想されるケースで確かめた。
24時間の連続磁界曝露調査を行い、24時間曝露量は住環境による磁界曝露及び通勤中の電車での磁界曝露と相関は取れたが、共に主要な曝露源とは断定できなかった。
職場での曝露量は低く、24時間曝露量とは相関が取れなかった。成人の電磁界への曝露は極めて複雑である。電車内での磁界曝露がかなり大きな比重を占めるので、特に日本で行なう疫学調査では見逃してはならない要素といえる。またこの電車による磁界は車両の種類等によっても変化するようなので厳密な磁界評価も必要となる。
*ミマツ社発行「EMC」誌 2007年2月5日発行号に掲載。
表題:電子情報機器の遠方界EMI規制値と健康影響を考慮した機器近傍の電磁界の推定
以下に、はじめの部分だけを紹介します。
関心のある方は、EMC誌を入手し、読んでください・
************** *****************
第1章 はじめに
電子・情報機器などから放射(漏洩)する電磁界(電磁波、電磁場、EMF)の人の健康への影響を危惧する声があり、電子情報技術産業協会(JEITA)ではEMF専門委員会を設置し、これらの問題に関して工業会としての対応策を論議してきている。世界保健機構(WHO)の国際EMFプロジェクトの活動も1996年から行われており、国際非電離放射線防護委員会(International Commission on Non-Ionizing Radiation Protection(ICNIRP)からは300GHzまでの時間変化する、いわゆる交番電磁界に関する曝露ガイドライン(1998年)(文献1)が提唱されている。欧州などでは国家規格として採用されている。
このICNIRPの電磁界曝露ガイドラインは電磁界を放射しても人が放射源に近づくことができないような防護策によって、人が電磁界に曝露することが制限できれば、それで可としている。すなわちICNIRPの電磁界曝露ガイドラインは、電子機器や無線機器などの機器からの電磁界放射規定ではなく、あくまでも曝露規定である。このように電子・情報機器からの電磁界放射の規制を主旨としたものではないので、電子・情報機器のような非意図的放射機器からの電磁界放射(漏洩)が、ICNIRPの電磁界曝露ガイドラインに適合していることを証明することは決して容易ではない。
ICNIRPの電磁界ガイドラインでは、10MHz以上300GHzまでの周波数範囲の電磁界曝露に対して、放射源の無線送信電力が20mW以下であれば、基本制限(ICNIRPでの規定、科学的に確立された論拠に基づいて定めた曝露制限値)に適合しているとみなすことができる(コラム1参照)としている。
無線通信機器のような意図的な放射機器の場合は、通信方式などで明確に機器からの無線電力値が確定している場合がほとんどであり、また無線発信出力を測定することも容易であるので、20mW以下であるか否かの適合確認は可能である。
一方では、テレビジョン受信機やパーソナルコンピュータ機器などの電子・情報機器は、非意図的な電磁界放射機器であり、放射源の電力値が確定していない。発信現としての電力値を実測することも不可能である。そこで、如何にして放射源としての電力値の推定を行うことができるかを検討してきた。
最も好ましいのは、これまでに実施してきているVCCIなどの遠方界電界で規制しているEMC・EMI規制に適合していれば、追加の測定や評価を行わずに、自動的に、電子・情報機器の近傍の電磁界強度がICNIRPの電磁界曝露制限値を満足しているということを立証できることである。
本論で取り扱っている課題は、従来のEMC技術などの延長線上では考えにくい領域であり、不確かな側面もある。そこで、本誌の読者に皆さんのアドバイスを得たく、これまでの検討結果などを報告することにする。
実際の作業は、ICNIRPの電磁界曝露基準として、熱的な影響の観点から曝露制限が提案されている10MHz‐300GHzの周波数帯域で、EMI規制値を利用して、非意図的な電磁界を放射する電子・情報機器からの放射源電力の推定法と、放射源電力が20mW以下であること(ICNIRPの電磁界曝露基準の基本制限に適合させる)の立証法を提案するための検討を行なってきた。
同様に、遠方界でのEMI規制値から機器の近傍における近傍電磁界を推定し、それらの値がICNIRPの電磁界曝露基準の参考レベル(参照レベル:基本制限は実測などが困難な側面があるので、等価で、容易に測定・評価できるように定めた物理量)に適合しているか否かの検討を行った。
基本的にはVCCIなどによって機器からの放射電磁界に関するEMC(EMI)規制の適用を受けている電子・情報機器を対象とするので、実質的な対応周波数範囲は30MHz(VCCIなどで輻射規定のある下限周波数)から1GHzまで、最大でも18GHz(EMC規制・規制案のある上限周波数)程度となる。
通信などへの妨害対策を主眼として機器からの無線周波数電磁界漏洩を遠方界で規制してきたEMI・EMCの技術と、機器の近傍における作業者の健康影響を主眼とした電磁界曝露基準に関連する技術・ノウハウは、これまでは相互に独立した、関連性の薄い関係であると思われてきた。今回のこの研究によって、それらが密接に関連付けることができる、相互乗り入れが可能であるということが判明した。
*日本産業衛生学会「産業衛生学」に2001年5月から2002年3月号にかけて連載
**以下の7編の論文の少し詳しい概要は こちらに記載 *****
1)VDTからの電磁界の健康影響 2001年5月号
電磁界の健康影響に関しては、一部の作業者の間で、不安感が先行しているきらいがある。 これはVDT普及当初に報告された健康影響は、本来VDTからの電磁界とは因果関係が無いにもかかわらず、他の電磁界健康影響の話題と共に、漠然とした電磁界に対する不安感として残っているからといえる。
今までは、VDTからの電磁界を実測するだけではなく、機器の構造・原理・設計のレベルまで立ち入って実測結果を裏づける検証を行ってきたとは思えない。 結果としてVDTからの電磁界に関して作業者を納得させるだけの十分な情報が開示されずに年月が経過してしまったといえる。 今後本誌にVDTからの電磁界の実態に関して、設計の立場にまで入り込んだ情報を報告する予定である。この詳細報告は以下の2)から7)にまとめた。
2)VDTからの電磁界の実態(1) X線・紫外線 2001年5月号
WHO国際EMF(電磁波)プロジェクトが1998年に公開したFact Sheet 201に、「X線については非常に低エネルギーのX線がCRT(ブラウン管)内部で発生するが、前面ガラスが十分に厚いので、CRT内部から外に漏れる以前に完全に吸収される」という記述がある。
また、紫外線については「CRTからは極めて僅かな量の紫外線が放射されるが、冬場の窓越しに入ってくるよりもはるかに少ない」という記述がある。 同様な見解をJEIDA(社団法人 日本電子工業振興協会)のVDT対策専門委員会は公表した。
過去の産業衛生の観点からの実測データにおいても、VDTから漏洩するこれらの電磁界(X線と紫外線)は健康上問題のないレベルであると報告されている。それらを機器の構造や設計の観点からレビューした結果、WHO(世界保健機構)の見解を裏付けることができた。
3)VDTからの電磁界の実態 (2)高周波電磁界 2001年7月号
VDTからの漏洩電磁界の中で、周波数を400 kHzより高い帯域に限定して言えば、放射電力の推定や近傍界としての数値計算結果から、また正しく実測を行っている過去の例からも、電磁界強度はICNIRP(国際非電離放射線防護委員会)や日本産業衛生学会の許容基準を十分に満足している、ということができる。
本稿で述べた範囲の電波領域の生体影響は考える必要が無いといえる。テレビジョン受信機等への通信障害は起こりえるが、これは健康問題と別である。
4)VDTからの電磁界の実態 (3)低周波電磁界 2001年9月号
低周波電磁界(ELF/VLFと呼ばれる帯域)の電界と磁界に関して、VDTの構造や設計からくる発生源の状況、低電磁界放射となるように対応したものとしない古いVDTからの放射量を述べた。
未対策のFBT(テレビジョン受信機などの内部部品のひとつで、高圧発生用変圧器のこと)から放射する電界に少し大きい放射があるので、至近距離でのVDT作業を考えると日本のJEIDAやスウェーデンのMPRUガイドラインに適合した製品の選択が好ましく、十分であり、TCOの規定(同じくスウェーデンの規定)に合致した低電磁界製品を使用する必要性は少ない。
VDTが低電磁界対応製品でなくとも、現時点のICNIRPや産業衛生学会の電磁界暴露限度値に比べると十分に低いレベルである。 比較的微少なELF磁界(例:0.4 μT程度)の健康影響の研究が現在も行われている。
それらの結論がまだ完全に出ていない。従って、それらの結論によっては、本稿に述べた論は見直しが必要になる可能性は残っている。 本稿のみならず、ICNIRPのガイドラインも、産業衛生学会の許容曝露基準も見直しが必要になる。
今後とも電磁界の健康影響に関する研究の動向などを継続してウオッチしていかなければならない。
5)VDTからの電磁界の実態 (4)静電気 2001年11月号
静電気の健康影響に関しては過去に皮膚障害等の症例が報告されている。 最近のVDT では帯電防止処理がなされている。埃塵の影響で画面が見にくくなることも少なくなるので、これらの機器の使用を推奨する。 静磁気に関しても問題はない。
6)LCDからの電磁界 2002年1月号
液晶タイプVDTからの「電磁界が無い」、もしくは「電磁界が少ない」という様な「低電磁界漏洩である」というセールストークは、液晶パネル部という限られた部材におけるELF磁界という特定の領域の電磁界における事象を述べているに過ぎない。
液晶タイプVDTもCRTタイプVDTも電磁界漏洩という観点から見れば、同じレベルといえる。WHOの見解等から言えば、これらVDT機器からの電磁界漏洩は共に問題視する必要がない。
機器からの電磁界漏洩の健康影響に関して必要以上の不安感を持つが故に、単純に液晶タイプVDTを選択したとすれば、それは間違いとさえいえる。それぞれのVDT機器の特性、使用する環境等から、適切なVDT機器を選択すべきである。
7)電磁波防護用品の効果 2002年3月号
OA環境に使用される電磁界防護用品の防護効果の検証を行った。 これまで「OAエプロン」や「OAフィルタ(VDTフィルタ)」は電磁界防護用品の代表として効果に疑いも無く使用されてきた。
しかし、今回の検証でOAエプロンは殆ど実効的に電磁界防護効果はない、 OAフィルタは電界抑制に効果があるが、それは必ず接地して使用しなければならない、ということが判った。
OAフィルタは電磁界防護以外にコントラスト改善や反射防止機能があるので、電磁界防止機能よりはこれらを優先させるべきである。 その他の防護用品に関しては個別に防護効果を確認すべきである。
こうした考えは世界保健機構WHOの国際電磁界プロジェクトの公開見解Fact Sheet 201に記載されている「電磁界防護用品は不要である」という見解に一致する。
「トランジスタ技術」(発行はCQ出版社)という雑誌の1月号(この2002年12月10日売り)をみてください。
この雑誌は一般の書店にも置いてあると思いますので、本屋で、ちらりとでも、立ち読みをしてください。
11ページにわたって「携帯電話からの電磁界を中心として、電磁界が生体へ及ぼす影響に関する小研究」として、さらに 1ページだけですが、OAエプロンの効果のなさに関する記事が掲載されています。
このトランジスタ技術という雑誌は、エレクトロニクス関係の技術者向けの雑誌なので、内容的にはちょっと難しいかもしれません。
**** *************** 冒頭の部分の紹介 ****************
はじめに
8月24日の朝日新聞第1面トップに「高圧送電線や電気製品から出る超低周波の電磁波(平均磁界0.4マイクロテスラ以上)が及ぶ環境では子供の白血病の発症率が2倍以上になる、という調査結果が、国立環境研究所などによる初の全国疫学調査の中間解析の結果で出ていることがわかった。」という報道があり、全国的に大きな反響を呼んでいます。
この記事はあくまでも研究の状況を中間的に報道したのであって、詳細な報告はまだなされていません。この記事で取り上げている電磁波は50Hzや60Hzといった低周波磁界です。
同じ電磁波でも携帯電話で使用している900MHzといったマイクロ波電波の健康への影響も、現在世界各地で研究が行われています。日本でも携帯電話の使用と健康影響の疫学調査が行われている最中です。こちらも研究結果の発表を待ちたいものです。
電磁波は同義語で「電磁場」や「電磁界」という同義語があります。ここから以降は、引用などを除けば「電磁界」という言葉を使用します。学術論文などでは電磁波より電磁界という用語が用いられています。
電磁界は非常に広義な用語で、表1に示すように、X線などの電離放射線(エネルギが大きいので分子などから電子をもぎ取ったりすることができ、強ければ直接的な生体影響を与える恐れがある)。目に見える可視光線、赤外線、マイクロ波などの電波、そして低周波電磁界といった非電離放射線(エネルギが小さいので、分子や遺伝子に直接影響することはない)までを含んでいます。
したがって健康影響に関して論ずる時は、どのパートの電磁界なのか、その周波数は?その強度は?どの程度かを明確にしないと机上の空論に終ります。周波数が異なれば生体への影響は異なります。磁界か電界かによってもその影響は異なります。
ここでは携帯電話の電磁界を中心に述べます。このパート以外の電磁界の健康影響に関しては、筆者のインタネットホームページ「電磁波健康影響講座」http://homepage3.nifty.com/~bemsj/を参照してください。
興味のある方は、この雑誌を読んで下さい。
2003年5月号に掲載
パソコンと電磁波の健康について 第1回 電磁波とは何か 入門偏
*********** 一部のみ紹介*********
はじめに
パソコン作業(OA作業)に携わっている人の中に、機器から漏洩する「電磁波」に関して不安を感じている人がいる。多くは漠然とした不安感である。
パソコンが普及し始めて20年以上経過するが、普及当初に話題となったVDT(Visual Display Terminal: 表示装置)作業に関連する健康問題などとして端を発したものが、パソコンの急速な普及、IT時代といわれる今日でも、語り継がれ、不安感の基となっている。
今回、これら電磁波に関する解説を、7回にわたって行う。第1回は入門編として「電磁波とは何か」であり、以降は「X線」、「高周波電磁波」、「低周波電磁波」、「静電気」、「液晶とCRTの差異」、「電磁波防護グッズ」等に関して述べていく予定である。
2) 2003年6月号に掲載
パソコンと電磁波の健康について 第2回 表示装置からのX線など
************* 一部のみ紹介************
はじめに
VDT(Visual Display
Terminal:表示装置;VDUとも言う)からの電磁波漏洩に関する健康問題は、表示装置を用いたパソコン作業が普及し始めた1980年頃に指摘された。以来20年近くの間、不安感が先行する形で論議されてきている。これまで色々な健康影響に関する研究や漏洩電磁波の実態調査等も行われている。
筆者は産業衛生学会発行「産業衛生学雑誌」に2001年5月号以降、関連する解説論文を連載してきた。その解説論文は表示装置からの電磁波漏洩の実態を、機器の構造原理や設計のレベルから調査した詳しい報告であった。その解説論文(文献1)を基に、説明を行うことにする。
本稿ではCRT(Cathode Ray Tube 陰極線管、発明者の名前をとってブラウン管ともいう)を用いた表示装置に限定しており、液晶を用いた表示装置からの電磁波に関しては、第6回目に説明を行う予定である。
その後は、以下の号に記事を掲載しました。
2003年7月号 3.表示装置からの高周波電磁波
2003年8月号 4.表示装置からの低周波電磁波
2003年11月号 5.表示装置からの静電気など
2004年2月号 6.液晶モニタからの電磁波は少ない?
2004年6月号 7.電磁波防護用品は本当にこうかある?
2004年8月号 8.パソコン機器からの電磁波
2005年5月号 9.WHOの見解 (最終回)
興味のある方は、これらの雑誌を読んでください。
2003年7月1日 日本実業出版社から 発行される本
左巻健男・手嶋静編 「科学的に正しい 暮らしのコツ」
ISBN 4−534−03599−3 C0077 定価 1300円
この中に4ページほど私が分担執筆した「電磁波の健康影響」の解説があります。4ページでわずか3000文字 簡単な解説です。
93項 電磁波は本当に健康に影響はあるのか?
94項 OAエプロンなどは電磁波対策になるの?
最寄りの本屋で 立ち読みでもしてください。
BEMSJの最初の本です。
発行:総合電子出版社 ( 購入などに関しては出版社のWEBへ こちらへ <リンクが切れています。> )
2003年8月15日 総合電子出版社から発行 2000円+消費税
ISBN 4−915449−05−X C1000 Y2000E
表紙に描かれた4名は誰かわかりますか?
2003年8月19日 日刊工業新聞の「技術・科学図書」案内のページに、この本の書評が掲載されました。
2003年9月 この「おもしろ電気通信史」は「日本図書館協会選定図書」に選定されました。
*目次
第 1章 電気通信以前の通信方法を調べてみよう
第 2章 電磁気学の始まり
第 3章 視覚通信の発明とテレグラフの語源
第 4章 電気式テレグラフの発明と有線電信の普及
第 5章 電話の発明から実用化へ
第 6章 無線通信の発明から実用化へ
第 7章 ラジオ放送の始まりとアマチュア無線
第 8章 テレビ放送の始まり
第 9章 無線通信の発展と無線の応用
第10章 宇宙通信とエレクトロニクスの時代
第11章 コンピュータの発展と情報伝達
演題:VDTからの電磁界の実態 (CRTタイプと液晶タイプ)
2003年11月15日
この講演のレジメを紹介します。 こちらへ
演題:表示装置を含むパソコン機器からの電磁波(電磁界・電磁場)の話題
2007年4月27日
この講演のレジメを紹介します。 こちらへ
技術情報センタのWEB より
http://www.tic-co.com/seminar/20040203.htm <セミナの終了に伴い、リンク切れ>
************** ****************
[セミナコード:20040203]
本セミナでは、電磁界の健康影響に関する基礎事項から低周波・高周波、それぞれが健康に与える影響、さらには、人体に対する防護とリスク・対策の考え方に至るまで、経験豊富な三浦講師に実務者の立場にたって、わかりやすく解説頂きます。
テーマ:電磁界(電磁波)の健康影響とその対策
〜幅広い電磁界の各パートの研究状況などの現状と対応のポイント〜
日 時:2004年 2月 24日(火)10:00〜17:00
会 場:東京・芝公園・機械振興会館
受講料:49,980円(1名につき)
主 催:(株)技術情報センタ
プログラム:
1.電磁界に関する工学や科学的な見方の必要性
2.基礎となる工学や科学知識
3.電磁界の健康影響に関する基礎
4.直流電磁界の健康影響
5.低周波電磁界の健康影響
6.高周波電磁界と健康影響
7.その他の分野の電磁界と健康影響
8.電磁界曝露規定
9.VDTからの電磁界漏洩と健康影響
10.身の回りの電磁界と健康影響
11.人体に対する防護とリスク及び対策のポイント
12.質疑応答
***************** *********************
詳細の問い合わせと申し込み先は上記WEBへ
このセミナでの講演の内容に関して <<詳しくはこちらへ>>
このセミナは、27名の受講者を得て、終了しました。
東京近郊からだけではなく、かなり遠くからも参加していただきました。
講義は2時間+1.5時間+1.5時間の合計5時間、そして最後に1時間の質疑応答の時間と、合計6時間の長い、中身の濃いセミナでした。
以下のセミナの講師を務めます。 興味のある方は以下のWEBを参照してください。
なお、このセミナでは、上記に案内してある2004年2月に実施した内容に若干の最新情報を加える予定ですが、基本的には昨年度の内容と同じです。
詳細は (株)技術情報センタのWEBを参照してください。 http://www.tic-co.com/seminar/20050408.htm <セミナの終了に伴い、リンク切れ>
[セミナコード:20050408]
電磁界(電磁波)の健康影響とその対策 〜幅広い電磁界の各パートの研究状況などの現状と対応のポイント〜
講師; 筆者です。
日時:2005年 4月 12日(火) 9:30〜16:30
会場:東京・新お茶の水・総評会館 4F・402室
受講料:49,980円(1名につき) ※テキスト代、昼食代、喫茶代、消費税分2,380円を含む
主催:(株)技術情報センタ
このセミナは、10名の受講者を得て、終了しました。
講義は合計6時間の長い、中身の濃いセミナでした。 このセミナでは筆者の本「電磁界の健康影響」をテキストに使用しました。
以下のセミナの講師を務めます。
興味のある方は以下のWEBを参照してください。
詳細は (株)技術情報センタのWEBを参照してください。 http://www.tic-co.com/seminar/20080703.htm <セミナの終了に伴い、リンク切れ>
セミナコード:20080703]
セミナ名:電磁界(高周波〜超低周波)の生体影響・安全性評価とその対策
●講 師 筆者 BEMSJです。
●日 時 2008年 7月 17日(木) 10:00〜16:00
●会 場 東京・新お茶の水・総評会館・4F・405室
●受講料 49,980円(1名につき)(同時複数人数お申込みの場合1名につき44,730円)
※テキスト代、昼食代、喫茶代、消費税を含む
●主 催 (株)技術情報センタ
このセミナは、多数の受講者を得て、終了しました。
講義は合計6時間の長い、中身の濃いセミナでした。 このセミナに準備したパワーポイントの画面は360枚でした。
以下のセミナの講師を務めます。
このセミナでは2008年7月に(株)技術情報センタが主催して私が講師を務めた電磁波セミナと、ほぼ同じ内容の話をします。
興味のある方は、
詳細は(株)情報機構のサイトで見てください。
http://www.johokiko.co.jp/seminar_electric/AB081257.php <リンクは切れています。>
セミナ番号:AB081257
知っておくべき電磁波(電磁界)の生体影響 -最近の研究動向、各国・国際的な規制動向とその対応-
講師:私です。
日時・会場・受講料
●日時 2008年12月19日(金) 10:30-16:30
●会場 [神奈川・川崎]川崎市産業振興会館10階第1会議室
●受講料 1名43,050円(税込、資料・昼食付) *1社2名以上同時申込の場合、1名につき32,550円
*秋田魁新聞に登場
2004年2月8日 秋田魁新聞に「電気関連の切手を収集 趣味高じ 著書出版」として、「おもしろ電気通信史」の紹介も含めて筆者が登場しました。電磁波の健康影響に取り組んでいる旨も記載されています。
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切手収集の趣味高じ、著書出版/岩城出身の三浦さん
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居間の戸棚に詰まった切手ファイルは100以上。押し入れにも資料が積み重なる。東京・稲城市に住む三浦さん(55)=岩城町出身=は13歳からの切手収集家。
秋田高専を卒業後、都内の家電メーカーに就職した三浦さんは、徹底して電気関連の切手だけを集めている。
各図柄の意味するものを丹念に調べて知識を蓄積、とうとう電気に関する著書「おもしろ電気通信史」を出版した。
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詳細は秋田魁(さきがけ)新聞を見てください。
*「電磁界の健康影響」の本の出版
BEMSJの2冊目の本です。 詳しくは こちらへ
「電磁界の健康影響 工学的・科学的アプローチの必要性」
A5 288頁
定価3360円(本体+税)
ISBN4-501-32400-7 C3055
発行:2004年6月20日
ティーエフエム・インタラクティブでは、インターネットを利用した放送というか放送のようなコンテンツを提供しています。
「iiVチャンネル」です。このサイトでは、日本大学出版部協会の推薦で、毎月4冊ほどの著著の説明というか宣伝が、著者自身が登場して、 10分程度の間、行われます。この企画の2004年8月第1週の紹介本として、本書が登場しました。
東京電機大学出版局から出した「電磁界の健康影響」の解説です。
以下の手順で、一度、覗いてください。
(1) インターネット上の、下記のURLにアクセスします http://www.iiv.ne.jp/booklounge
日本大学出版部協会の推薦図書コーナー 「iiV(アイ・アイ・ヴィー)ブックラウンジ」のページがあらわれます。
(2)「動画でコメントを見る」の部分をクリックします。
その際、ADSLや光ファイバー、ケーブルTVなどのブロードバンド環境で視聴の場合は「500k」を、一般の電話回線やISDNの視聴環境の場合は「56k」を選んでクリックしてください。
なお、2004年8月30日以降は http://www2.iiv.ne.jp/booklounge/index0408.html <リンク切れ>にアーカイブされる予定です。
現在は以下のURLにアーカイブされています。 追記:2006−3−31
http://www.iiv.ne.jp/booklounge/index0408.html <リンクが切れています。>
新医協(新日本医師協会)に依頼されて、以下にある機関紙に電磁波の話題を提供しました。
機関紙「新医協」2004年8月21日―9月1日合併号に掲載された「電磁波の健康影響を考える」です。
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電磁波(電磁界・電磁場)の健康への影響に関して、世間では色々な情報が錯綜しており、必ずしも適切な情報の開示がなされているとは限らない。特に、昨今のインターネット全盛の時代にあっては、様々な情報がインターネット上を行き交っている。
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以下 詳細は、機関紙を読むか、
http://homepage3.nifty.com/shinikyo/denjiha2.htm にアクセスしてください。 <リンクは切れています。>
作成:2004−8−26
主婦の友社から発行されている「妊娠!もうすぐママ」の「「プレマ」誌には、4ページにわたって「電磁波は赤ちゃんに影響するの?」といい記事が掲載されています。
*そのそも「電磁波」ってなんですか?
*すべての電磁波から逃れることはできません!
*妊娠中だから気になる電磁波Q&A などです。
この記事に解説者として、小生が登場します。
興味のある方は、この雑誌を読んでください。
潮出版社から発行されている月刊「潮」、2005年8月号には、ウシオ・ニュース・インデックスとして「再び注目される電磁波の人体影響」という記事が掲載されています。
わずか2ページの短い記事です。
「1990年代に盛んに取り沙汰された電磁波が、健康に与える影響の有無。その後、結論は出たのか?・・・・・・・・・・」
この記事の中に、電磁波に関する解説者として、小生が登場します。 興味のある方は、この雑誌を読んでください。
「電磁波 家電は安全レベル 心配なら避ける工夫を 」 という記事が掲載されています。
この記事の中で、記事を書いた井上さんの取材先の一つとして、筆者も登場します。
興味のある方は、この新聞記事を読んでください。