1997年10月にガウスネットや日本消費者連盟は公正取引委員会に対して電磁波防護エプロン（光興業製のキュートワン）、防護グッズ「安心丸」「あんしん君」を不当表示であると告発した。」

その結果がようやく出たようです。

「これらは、景品表示法に違反するおそれがある、法律上の措置は採らなかったが、警告を行った。旨の報告」がありました。

興味のある方は、このガウス通信を見て下さい。

これで電磁波防護グッズの効果のなさが、公式的に証明された、と言えます。

頁トップに戻る

３Ｆ．安心丸の愛好者としての電磁波の健康影響に関する本を著している歯科医者

記：2015-11-18

藤井佳朗は歯科からの電磁波対策携帯電話は体に悪いのか？」という本を、現代書林から2010年に発行している。

彼のブログで、以下の記述を見つけた。一部を引用 http://blogs.yahoo.co.jp/isoroku555/39063080.html

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

全身とかみ合わせとの関連を考える先生方への提言藤井佳朗から噛み合わせの会、会員へ

電磁波防御 2006/7/10(月) 午後 3:36

誤診が多発するようになった同業者を調査。

以前電磁波を浴びたとき誤診しやすいことがわかっていたので、安心丸を4枚ポケットに入れてもらっていたのだが、今も入れているという。

パソコンの前でのキネジオロジーで、筋力が低下するので、安心丸を新しいものに取り替えたらその反応が消失。

安心丸がへばっていたのだ。

早速新しいものを購入してもらったが、商品の能書きでは永久に使えるとあるが、電磁波の強いところだと3ヶ月くらいでへばってしまうようだ。

時々電磁波からの護身用グッズは効力低下が無いか確認すべきだ。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

頁トップに戻る

３Ｇ．荻野晃也の電磁波防護グッズに関する見解

記：２０１２－５－９

荻野晃也が2004年の講演会で電磁波グッズの効能に関して言及していることが、 http://www.asyura2.com/0505/health10/msg/174.htmlに投稿された講演会に参加された方の投稿から、判明した。この講演会は関西電磁波連絡会が主催して、2004年11月7日に、大阪の「エル・おおさか（大阪府立労働センタ）で開催のもの。

＊＊＊＊＊関連する部分のみを引用＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

「携帯・電磁波の影響について」荻野晃也（電磁波環境研究所）講演会（2004年11月実施）のレジメより引用

★電磁波防護グッズの有効性：有効なものはほとんどない。

例：VDTエプロンは高周波・電場には効果があるが、VDTからはその様な電磁波は出ていない。低周波の磁場には全く効果なし（ストレス低減効果はあるかもしれない？）。

携帯電話用の防護シールなどが販売されている：効果なし。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

頁トップに戻る

３H．小山寿による電磁波防護グッズの効果検証の例

記：２０１６－１０－３１

以下は1999年に日本ガード㈱のWEB「役に立つお話第1回電磁波からのセキュリティ」にあった内容です。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊電磁波対策グッズの効果

電磁波対策グッズの効果を医事ジャーナリスト小山寿氏が測定した結果があったので以下に示す。

＊測定条件：マッキントッシュディスプレィ 15インチ測定機器：トリフィールドメータ

	密着	15cm	30cm	50cm	1m
なし	100	20	11	3.2	0.5
電磁波エプロン背面なし	100	19	11	3.1	0.5
電磁波を吸収するチップディスプレィの4隅とキーボードの手前両端に貼り付ける	100	19	11	3.2	0.5

表2 電磁波対策グッズによる磁場の変化単位：mG

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

以上の検証にあるように、電磁波防護エプロンも、電磁波防護チップも磁界（磁場）の遮蔽効果はない。

頁トップに戻る

３Ｉ．EMF Busters 電磁波グッズ検証データの例1999年

記；２０１６－１１－１古いデータが出てきました。

以下は電磁波防護グッズを販売していたEMF Busters(http://www.yo.rim.or.jp：現在は閉鎖されたのでしょうか、開くことはできません)のサイトにあった情報の抜粋です。

＊電磁波防護エプロンShield Works ApronとVDT前面に取り付けるNoRad Ultra Glassフィルタの効果検証結果 VDT(ナナオ Flexscan E57T 17インチ)より60㎝の電磁波測定

測定器はTriField Meter

エプロンなし 2.4ミリガウス

エプロン付き 2.2ミリガウス＜効果はほとんどない！＞ NRUガラスフィルター付き 2.0ミリガウス＜効果は僅少＞

エプロン付き＋NRUガラスフィルター付き 1.8ミリガウス

頁トップに戻る

３Ｊ．ＶＤＴ画面フィルタに磁界低減効果がないことは1993年にわかっていた。

記；２０１６－１１－2 古いデータが出てきました。

テキストボックス: VDT News 1993年11/12月号（アメリカで発行された専門紙、英文）の内容から
・ニューヨーク市は、VDT用のフィルタとして、グレア防止に加えて磁界防止効果のあるフィルタ購入をあきらめた。 Optech社と契約したが、磁界防止効果が無いことが判り、契約を破棄した。

とあります。

頁トップに戻る

３Ｋ．安心丸の電磁波防護効果の検証データ

以下の電磁波防護グッズが売られていた。

「有害電磁波対応安心丸」の画像

この防護グッズの効果検証データは、以下に示すように波動測定器という欺瞞に満ちたものによっていた。

このような欺瞞に満ちた検証データでは、「３E．ガウス通信1999年に掲載された公取の結果」に示すように「公正取引委員会が、公正な科学的な論拠」として認めないことになるのは当然の結果と言える。

＊以下のデータは、1994年に入手した「電磁波NOW」発行：マインドフィットネス（安心丸の製造元）からの引用である。

＊同じグッズに対する波動測定器LFAによる検証データが、1999年頃に入手した安心丸のカタログに記載されていた。

このデータは、上記とは微妙に異なる。

頁トップに戻る

４．電磁波防護服の例

以下にアステック（株）が販売しているＨｏｌａｄａｙの電磁波防護服の例を、カタログからとった写真で紹介します。

まさに宇宙服です。手袋もソックスもついていて、頭の天辺から足のつま先まで、本当に隙間なく体を覆っています。ここまでやれば、電磁波の回折（回り込み）もなく、防護できるでしょう。

まだアステック（株）には問い合わせてはいませんが、この防護服で防護可能な電磁波の周波数はどの範囲か？興味のある点です。低周波の電界や磁界は、多分防護できないのではないかと、思います。

引用：アステック（株）のカタログから電磁波防護服を着て、電磁波の測定をおこなっている写真
興味のある方は、アステック（株）に問い合わせてください。

このような電磁波防護服を着た人が、テレビ番組に登場しました。
2003年3月1日に日本テレビの「ウエイクアップ」の電磁波特集番組で、スウェーデンの電磁波過敏症となった方が、外出時に着用している場面です。下にその画面を引用します。

日本テレビの放映画面をデジカメで撮影

頁トップに戻る

５．ナチュラルダイオードは薬事法違反？

アルス医療器（株）で販売している（・いた）ナチュラルダイオードという電磁波防護グッズは、パソコン販売店でも売っているようです。

このグッズの古いカタログをみると電磁波を無害化する等の効能が書かれています。この効能には疑問もあります。

もっと大きな疑問は、カタログ（下に示す）に "電磁波過敏症候群・慢性疲労症候群等を癒します。"と書いてある事です。

電磁波過敏症はまだ日本では正式な病名ではないかも知れませんが、少なくとも慢性疲労症候群は厚生省でも数年前から研究班を作っている研究している立派な病名です。

この病名に効果があると明記する事は医学的な法律から考えて、薬品や医療機械の範疇に入るのではないでしょうか？

厚生労働省の医療関係の認可が必要になるのではないでしょうか？

どなたかこうした医学・医療関係に詳しい方がおられれば、教えて下さい。

「癒します」という表現なので、「治します」ではないので、薬事法に触れないのかも知れません。

上のカタログは1999年頃の入手です。追記：

このナチュラルダイオードは、その後、どうなったのか？ 2017年12月のネットの検索では

・楽天のサイトでは2010年以前に販売され、9名ほどのカスタムビューが記録されている。

・販売会社のアルス医療のサイトはあったはずであるが、見つからず、開けない。と言うことから、グッズの欺瞞性から売れなくなり、市場から消えたと思える。

頁トップに戻る

６．ギメルTVの効果：報告はあるが本当か？

フランス製ギメルＴＶの効果に関する情報です。

最近はあまり見かけなくなりましたが、電磁波防護グッズとしてフランスから輸入された「ギメルＴＶ」というグッズが売られていました。

このグッズの効果を検証した報告書がありました。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊平成2年9月（財）産業医学研究財団付属人間機能研究所発行

「ＶＤＴ（視覚表示端末）作業に対するギメルの心理的効果に関するアンケート調査」

男女合計94名に、2重盲検法で、本物のギメルと偽者のギメルを渡してＶＤＴに取り付けて、3週間使用。その間の自覚症状（目の疲労、頭痛、肩こりなど）を問診で聞き、スコアとして計算した。

結果：

本物のギメルを使用した群が、偽者のギメルを使用した群より、自覚症状の程度が低かったので、これらの症状には効果があると認められた。

しかし、このギメルＴＶの物理特性、即ち電磁波を吸収、中和するとされる機序などについては明らかではない。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊となっています。

ここから私のコメント：

ギメルＴＶは何か身体に影響を与えているかも知れません。

この研究の結果では、電磁波の吸収や中和といった効果が検証された訳ではなく、この件に点に関しては、私は疑いの目で見ています。

ギメルTVの画像です。

追記：WEBへの公開２０１２－１２－１７

http://www.gem.hi-ho.ne.jp/h-takano/7.htm にあった内容ギメルの効果を認めている電磁波過敏症者の弁です。２００３－４－２１のログ

２０１０－９－３０のログでは以下のサイトは開けず、閉鎖されたのかもしれない。一部のみの転載です。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

建築設計士であり、環境管理士であり、化学物質過敏症でもあるわたくし高野が専門知識と体験を生かして作成した

「化学物質過敏症対策マニュアル」です。電磁波のはなし

（略）

昔はギメル（ニッセンの通販で買った。結構高い。）を付けていたけど、今は車に付けている。（これを付けると少しは運転がらく。）

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

追記：２０２０－６－２２

ギメルＴＶをキーワードにネット検索を行った。輸入販売元とおおわれる会社のサイトにはギメルＴＶの案内があったが、その他には見つからなかった。

頁トップに戻る

７．電磁波吸収サボテンの電磁波吸収効果？

最近ＷＥＢの通販サイトやブログで購入した方の感想などのページで、この電磁波吸収サボテンを目にします。

電磁波吸収サボテンは、パソコンなどの電子機器のそばに置いておくだけで、本当に科学的に電磁波防護効果はあるのか？検証されているのでしょうか？

どこかに科学的な検証データがあれば、ＢＥＭＳＪに提供してください。

もし、このサボテンに電磁波吸収効果があるのであれば、サボテンの近傍で携帯電話を使用した場合、送受話器からの電波（電磁波）はサボテンに吸収され、携帯電話のハンドセットから発信された電波は、近隣の基地局のアンテナに届きません。したがって、携帯電話は通話不可能になっているはずです。どなたか、お試しください。

そして、もし通話が可能ということは、サボテンは電波を吸収してくれていないか、吸収してもその効果はわずかで無視できるレベルということになります。

パソコンに無線ＬＡＮを利用している方は、無線ＬＡＮのアンテナの近傍にサボテンを置いてみてください。無線ＬＡＮの電波（電磁波）がサボテンに吸収され、無線ＬＡＮの通信が途絶されれば、サボテンは電磁波を吸収していることになります。どうぞ皆さんお試しください。

この電磁波吸収サボテンの効果は、もしかすると、電子機器の傍に、ガラスのコップに塩水をいれた状態と同じかも知れません。適当な濃度の塩水は、その塩水に電磁波（電波）があたれば、電波のエネルギを吸収して、熱に変わります。携帯電話を頭部の近くで使用した場合、頭部が電波のエネルギを吸収し、そのエネルギで体温が上昇したりすると、健康影響が現れるかも知れないので、ＳＡＲとして、エネルギの吸収を法規制しています。

以下はその写真の例です。「電磁波を吸収して育つ」というキャッチフレーズが見えます。

追記Ａ：2003年頃にアクセスした英国のＷＥＢでも、電磁波サボテンを推奨していた。記：２０１６－１２－５

古い資料が出てきました。

2003年1月にアクセスしたＷＥＢ、英国のガーデニングのサイトです。

このサイトでは、室内の空気の環境条件をよくするため（Indoor Air Quality室内空気の品質を改善するため）に観葉植物を置くことを推奨しています。

「1997年の文書：環境にやさしい植物

Final choice was “the Computer Cuctus” or Cereus peruviaus, to absorb toxins from VDU screen as well as looking attractive.」

最終的な選択は、見た目だけではなく、パソコンからの毒性（電磁波の意味）を吸収させるためにパソコンサボテンをおくことである。

という2行が書かれています。

このページは、2016年12月のアクセスでは、古くなったためでしょうか、ＷＥＢからは削除されていました。 1997年に英国では電磁波サボテンが売られていた、という事実がこれでわかります。

追記Ｂ：日本での電磁波吸収サボテンの販売開始は2002年11月頃から2003年1月頃？記：２０１６－１２－８

古い資料が出てきました。

2003年1月にネットで見つけた電磁波吸収サボテンの販売告知です。

たぶん、この頃が日本における電磁波サボテン販売の最初であったと思います。以下はニフティのサイトでの販売告知です。

（ネットの画面をハードコピーで残したものから）

以下は、シティバンクでのサービスです。

（ネットの画面をハードコピーで残したものから）

追記Ｃ：２００５年３月Livedoorのニュースにあった電磁波サボテン http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid1042749/detail#top にあった内容

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ PJニュース

電磁波を食べるサボテン!?

【ＰＪニュース 03月21日】

巷でちょっと話題になっているサボテンがある。その名はセレウスペルヴィアナス。なんと電磁波を吸収して育つらしい。

観葉植物が置いてある店に行くと目立つように展示してあった。モコモコとした姿が愛らしい。

ＮＡＳＡ（米航空宇宙局）の調査で電磁波を一番吸収することが分かり、ニューヨーク証券取引所での実地試験でも効果が確認されたという。

高さ10cmくらいのもので\1000程度。

水やりは10日に一度ほどでOK。手間もかかりません。

この記事を読んでいるあなた、そうあなた。PCの横に置いて、電磁波を食べてもらって下さい。健康にもいいですし、癒（いや）されますよ。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

追記1：無線ＬＡＮでの効果検証２００６－６－４

電磁波サボテンの効果を簡易的ですが効果の検証を行っている例です。

あるブログに掲載されていた記事を、そのブログの管理人の許可を得て以下に転載します。

結果は、当然ながら電磁波（電波）の吸収効果はなかったというものです。 http://go-to-100.seesaa.net/にあった内容です。

関心のあるかたは、当該のＷＥＢ・ブログを覗いてください。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

「カタテマ-目指せ１００皿あることないこと、話しながら100種類の料理を作れるか？」 2006年05月29日電磁波？サボテン？

皆さんはセレウスペルヴィアナスというのをご存知だろうか？こいつはサボテンである。でも、電磁波を吸収して育つと書いてある。しかもNASA公認のすごいやつである。

注意書きには、ふだんPC作業などで頭が痛くなる人に体に有害な電磁波を吸収するので効果があるかも。と書かれている。

PC作業で頭が痛くなる人は病院にいったほうが良いと思うが、そこはスルー電磁波を吸収して育つ・・・

ってことは・・・無線LANの電波も・・・早速実験です。条件

電波の発生元はバッファローの WHR-G54受信機にはPanasonic CF-W4内蔵の受信機

電波の強さの測定にはNetwork Stumbler 0.40を使用した。 WHRから受信機まではおよそ4mのところに配置

サボテンは1回目はPCの上

2回目は WHR （密着）サボテン→ PC と並ぶように配置

実験スタート。

初期値です。

開始から30秒後

強くなってるジャン・・・

2回目の実験でもまったく変わらず・・・

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

追記2：携帯電話での効果無しの検証：２００６－６－５

http://blogs.yahoo.co.jp/momomama1012 にあった内容です。詳しくは当該のブログにアクセスしてください。

当該のブログの管理人の了解を得て、以下に概要を転載します。

結果は、当然ながら電磁波（電波）の吸収効果はなかったというものです。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

ももまま日記

雨、降りそうにないね。レインコート脱ごうっ電磁波 006/5/26(金) 午後 3:48

前の電磁波サボテンがしっかり（？）枯れたので、また懲りずに購入(*^o^*)何でそんなに電磁波を警戒するのか。

もしかして、隠れ白装束かしらん？

コメント：

電磁波吸収サボテンの電磁波吸収効果が本当に科学的に在るのか、検証されているのでしょうか？もし、このサボテンに電磁波吸収効果があるのであれば、サボテンの近傍で携帯電話を使用した場合、

送受話器からの電波（電磁波）はサボテンに吸収され基地局のアンテナに届きません。したがって、携帯電話は通話不可能になっているはずです。お試しください。

2006/6/4(日) 午前 5:02

＜早速、試してみました。

結果・・・・・携帯のアンテナはしっかり立っています（涙）これは、ただのインテリア？？

006/6/4(日) 午前 8:59

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊追記３：パソコンでの効果無しの検証：２０１０－１－２１ http://www.cogreslab.co.uk/computers.asp＜リンク切れ＞にあった内容

Ｃｉｇｈｉｌラボのサイトちょっと疑問のある英国の私立？の研究所といえるが、そこでの実験結果です。

仮訳：電磁波サボテンの効果に関する簡単なチェックを行ってみた。

コンピュータから1フィート離れた場所での電界は10Ｖ／ｍであったのが、サボテンを置くと８Ｖ／ｍに下がった。他の類似の不透明なものを置いた場合と同様である。

磁界に関しては、測定結果は50ｎＴで、サボテンを置いても置かなくても同じであった。

と、電磁波サボテンの電磁波削減効果はほとんどないことを実証しています。

このラボでどのような測定器を用いて、どのような周波数帯域の電磁波を測定したのかは、不詳です。

追記4：電磁波サボテン効果が無かったと報告されているサイトの紹介：２０１０－４－２７ケータイWatchのサイトにあった内容の一部を紹介します。

http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/todays_goods/17070.html詳しいことは、このケータイWatchのサイトを見てください。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

「アリゾナの奇跡」は電磁波対策に有効か!?

本日ご紹介するPC-CACTUSと命名されたアリゾナ産のサボテン「セレウス・ベルーヴィアナス」は、米国内のパソコンマーケットで、電磁波をプロテクトしたり、吸収するという性質が噂になり、マニアックなハッカーやPCヘビーユーザーの間で評判になったものだ。

最近は輸入された製品を日本国内のWeb通販サイトでも購入可能だ。

実際に筆者宅で、この「セレウス・ベルーヴィアナス」をデスクトップに置いた場合と、別室に持ち出した場合の両方のケースを、前述のシリコンバレーで手に入れた電磁波測定器で測ってみたが、もちろん、読者のみなさまの予想通り、結果は何の差異もなかった。

2004/01/15 11:08

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

このテストでは、どのような測定器を用いて、どのような周波数帯域の電磁波を測定したのかは、不詳です。

追記５：２０１３－３－１５アメリカのサボテン愛好家クラブのサイト（？）にあった情報から

http://www.cactusland.com/というたぶんサボテンの愛好家のサイトにあった内容（2003年のログ）が記録に残っていました。

2013-3-15のアクセスでは閉鎖されて開けません。

2003年のログは、スペイン語のために読めず、積読になっていました、この資料を、今般、機械英訳してみました。機械翻訳の精度がいまひとつで、意味が判然としません。

更にネットで検索をしてみると、新装になったと思われる同類のサボテン愛好家のサイトが見つかりました。 http://www.cactuscenterclub.com/Articulos/Otros/cereus_peruvianus_2.htm ＜リンク切れ＞という新しいサイトです。

ここには、一部であるが、英訳されて公開されていた（2013-3-15のログ）。以下に電磁波サボテンの効果検証に関連する箇所を引用して、紹介します。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

Cactus Cereus peruvianus

Cactus Anti-Radiation サボテンの電磁波効果

This is the cactus Cereus peruvianus, Central America and South America, to be placed next to the screen.

このサボテンはCereus peruvianusといい、中央アメリカ・南アメリカ産で、パソコン用モニタの画面の隣に置いてください。

It is not necessary to place a large candelabra cactus, a small cactus about 40 cm high and 6-sided enough. (When has 5 faces its result is 25% less. Entire layer is coated with a waxy bluish).

大きい蝋燭台のようなサボテンを置く必要はなく、40cm程度の高さの小さいサボテンで、6葉で充分です。

（5葉の場合は効果が25%低下します。全体が蝋のような青で覆われている。）

Under experimental research-and particularly in New York Stock Exchange, the employees working in that environment of computer monitors who had experienced headaches and irritability and extreme fatigue, they returned to find the psychic physical balance.

実験的な研究では、特に、ニューヨーク株式取引所で、パソコンのモニタの環境下で働いている人々が頭痛・イライラ・極度の疲労を感じていたが、このサボテンを置くことによって、精神的・肉体的なバランスを取り戻している。

There have been various biophysical measurements confirm the remedial effect of this cactus.

様々な生体・物理的な手法でこのサボテンの治療上の効果が確認されている。

The measurements performed with Bovis biometer (French physicist who has made their measurements in Amstroms, a wavelength of ten millionth of a millimeter), reveals that when such a healthy place there is a vibration of 8,000 Bovis units, as soon connects the TV or computer screen, the value falls to 3,000 units. So we lose energy.

(The normal vibration of a person is 6,500 Bovis units). Placement of this cactus restores balance to 8,000 Bovis units.

Bovis Biometer (フランスの物理学者が製造した)による測定では、健康的な場所で測定値は8000Bovisであった。この場所でテレビもしくはパソコンのモニタを接続すると、値は3000Bovisに低下した。

我々はエネルギを失っていることになる（一般的な人の波動は6500Bovisである。電磁波サボテンを置くと、値は8000Bovisに戻った。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

以上の情報から、電磁波サボテンの効果検証は、Bovis Biometerという波動測定器によるものと判明した。この波動測定器は、科学的な測定器とはいえないので、波動測定器による効果検証は、信頼性がない。

参考：Bivis Biometerとは：

Bovis Bimeterは最初フランスのラジオニクス研究者André Bovis (1871–1947)が製造した。

スイスの"geobiologist（地球生物学者）”のBlanche Merz (1919–2002)がInstitut de recherches en géobiologie （地球生物学研究所）を1979年に作り、最新版のBovis Biometerを製造した。

Bovis Biometerの使用法（ネットに有った情報の転載です）：

The scale itself can be one that you buy. Or you can draw a straight line graduated with units going from 1000 to 50000, by yourself on a piece of paper or wood. You can also work on a mental scale, concentrating on the range in your head.

The graphic below shows a radial bovis Biometer.

スケールはあなたが購入することもできるが、自作することも可能である。

紙や木の片にあなた自身が1000から50000に向かって徐々に増えるスケールを直線上に描く。以下の図は放射状にスケールを作ったBovis Biometerである。

Measures are taken using radiesthesy and each level corresponds to a certain wavelength and color.

測定はラジオニクスを使用する、それぞれの数値が特定の波長や色に対応している。

To measure energy level on the Biometer, you need to concentrate on the place, person, substance or object, you want to measure. Then ask the question: "what is the energy level of this place, person, plant, food or medicine?"

Biometerのエネルギーレベルを測定するために、測定を行う時、あなたは測定対象とする場所・ヒト・物質・物体に関して精神の集中を図らなければならない。そして、この場所・ヒト・植物・食物。医薬品のエネルギーレベルは幾らかと、質問するのです、

There are two dowsing techniques to get results:

結果を得るために二つの占い棒による手法がある。

The first one is to give the pendulum a back and forth swing, lengthwise along the baseline, moving progressively along the numbers, concentrating on the object to measure and asking "Is it 1000, is it 2000・・・・?"

When you approach the number that is the result, the pendulum will change direction and swing back and forth

perpendicularly to the line. The number above which the movement is the strongest is your result.

最初の一つは、行き来する振り子を使い、基準線に沿って、数値が徐々に大きくなる方向に、測定するものに精神を集中させて、「値は1000ですか、次に、2000ですか・・・・と切り返して、質問していきます。

結果として得られる値を示す場所にくると、振り子は方向と行き来を基準線と垂直に変わります。もっとも強い動きを示した場所に有る数字が測定値となる。

追記6：2013-3-15 パソコン用モニタ症候群に関するサイトにあった防護グッズに関する記述の中から

The Website of Coghill Research Laboratories のサイト（内容的にはあまり薦められないサイトです）の

http://www.cogreslab.co.uk/computers.asp＜リンク切れ＞にあった内容

２０１３－３－１５のログ一部引用します。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊：

Terminal Illness: Computer Screens 端末症候群パソコン用モニタ

Another bizarre method is to place a certain cactus, Cereus peruvianus near the screen!

Claims for its effectiveness come not only from Cirrus Associates, a former distributor, but also from Institut de Recherches en Geobiologie at Chardonne, Switzerland, whose spokesperson Blanche Merz, in October 1986 said:

其の他の信じられない防護方法は、画面の近くに特定のサボテンCereus peruvianusを置くことである。

この効能の主張は、過去の販売代理店のCirrus Associatesからだけではなく、スイスのChardonneにある地球生物学研究所からも出ていて、広報担当のB. Merzは1986年に以下のように話をしている。

"We have distanced ourselves from a large number of protective devices.

「我々は多くの電磁波防護グッズから遠ざかっていた。

"Even if coincidence is said not to exist, the ancient wisdom of nature has enabled us to make an important discovery three years ago on the high plateaux of Mexico: a plant is an effective antidote for the intelligent inventions of the human brain.

あり得ない偶然の一致と言えるかもしれないが、3年前にメキシコの高原で、自然界にある古代の智慧が、素晴らしい発見をもたらしてくれた。ある植物が人の脳の知的発明に関する解毒剤としての効能を持っていた。

"We have carried out a lot of tests in the meantime, so as not to come to any rash conclusions.

For the greatest reliability the practical tests can be carried out using the Bovis biometer. For two years certain people in the U.S.A. have conducted blind tests on Wall Street: an approx. 40cm. high cactus was placed next to every computer screen."

「早まった結論を出さないように、様々な実験を行った。

もっとも信頼のある実用的な実験はBovis Meterを用いて行った。約40cmの高さのサボテンをパソコン用モニタの隣に置いて、アメリカである人によって2年間にわたり、ウォール街において盲検法で実験を行った。」

The Bovis Biometer mentioned is even more bizarre than the cactus, since it was invented by the man who discovered pyramid energy and managed to patent his device for sharpening razor blades under them. I would personally be interested more in the blind tests than the somewhat subjective measuring methods of Bovis!

Bovis Meterを使用するとは・・・・、サボテン以前に信じられない。ピラミッドエネルギーの発見者で、剃刀の刃の切れ味改善として特許と組み合わせた人によって、Bovis Meterは発明されている。私は、Bovisによる主観的な測定法よりも、盲検法による実験に関心がある。

追記７：電磁波サボテンの販促にあったGofmanの研究論文記；２０１５－３－１５

かなり昔、電磁波サボテンが日本国内で販売され始めた頃に入手した販促パンフレットを以下に示す。デンマークから輸入して、日本国内で販売していたサイトでしょう。

このパンフレットでは、パンフレットの記述の基になった情報として、John Goｌｆman 著「Radiation and Human Health 1981」を明示しています。

この著は、

原著 John W. Goｌfman 著 Radiation and Human Health 1981年発行 1991年日本語訳版が刊行

2011年明石書店発行「新装版人間と放射線医療用X線から原発まで」今中哲二ら訳でしょう。

2011年の和訳本、800頁近い、分厚い本を、図書館から借りて、見終わりました。

この著の中には、パソコン・VDTに関する記述もない、ましてや電磁波サボテンに関する記述は皆無でした。上記のパンフレットは、明らかに誤りです。

追記８：日刊勝組スポーツのサイトにあった電磁波サボテンの効果検証結果記：２０１６－１２－６

http://www.kachispo.com/k/1440/index2.htmlにあった内容の一部を紹介。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊電磁波をいかに防ぐか？

サボテンも備長炭も役立たずと判明

電磁波の状況がわかったところで、ではいかにして防ぐのか？である。サボテンで防ぐのか。取り寄せてみた。

正式名セレウスペルヴィアナス、通称セレウスサボテン。

加熱中の電子レンジから出る磁場を果たしてこのサボテン、何とかするかどうか実験だ。レンジを加熱、磁気が10.5mGの位置に測定器を置く。

周りをサボテンで囲む。磁場は変わるか？

……変化なし。予想通りというか、磁場だものサボテン関係ないもの。

続いて備長炭。やっぱり変化なし。当たり前だのクラッカーである。

電磁波を吸収なんて、表現からしておかしいのだ。誰だ、そんなこと言い出したヤツ。

（略）

電磁波は姿が見えない。それだけに過剰な反応をとる人もいるし、電磁過敏症も実在する。しかし神経質になるほどではないし、サボテンは役に立たない、これは明らかなのだ。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

関心のある方は、上記のサイトを覗いて下さい。

追記９：Wikipediaにあった電磁波サボテンに関する修正２０１６－１２－８のアクセスで以下の注記をみつけた。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ノート:サボテン

電磁波サボテン

「科学的根拠はないものの実際の実験でマイクロ波電磁波を軽減するという結果が出ている」という件が要出典になっていましたが、一旦削除しました。

「科学的根拠」に基づけば、ハンバーガーだってマイクロ波を吸収します。改めて記述される方は、出典等お願いします。

--YAMANEKO 2008年2月6日 (水) 07:45 (UTC)

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

ということで、Ｗｉｋｉｐｅｄｉａでも電磁波軽減効果な論拠が薄弱として、削除されています。

追記１０：２０２０－６－２２

Ｗｉｋｉｐｅｄｉａのサボテンの講に、以下の解説がありました。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

ケレウス属の鬼面角（Cereus peruvianus）のモンストローサ（綴化、帯化奇形、生長点が線になった異常形）が電磁波サボテンなど称して、電磁波を吸収するサボテンとして販売されることがあるが、科学的根拠はもとより、その根拠となっている論文も存在しない。

岐阜県のサボテン生産業者が販売促進目的で広めたという説が有力である。

また、その他の植物でも同じコピーで売られることがあるがやはり根拠が存在していない。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊追記11：２０２３－４－２３

１）まいなびニュースにあったサボテンの電磁波吸収効果 2023年 https://news.mynavi.jp/techplus/article/20230314-2625100/ にあった情報の一部

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

「サボテンは電磁波を吸収する」はホントか？ウソか？ 2023/03/14

一昔前、電磁場の危険性について議論が活発に行われていた頃、「サボテンが電磁波を吸収する」という説がまことしやかに流れていた。本誌の読者であれば、ご存じの人もいるだろう。

カスペルスキーの調査によると、今でも37％の人がこの説を信じているというが、はたして、これは事実なのだろうか。同社の公式ブログ「サボテンが放射線を吸収する：事実か迷信か？」をもとに、明らかにしてみたい。

NASAの研究が根拠！？

「サボテンに電磁波を保護するよう作用がある」という説の根拠として、「NASAの研究」を挙げる向きもあるが、明らかではないという。ただし、NASAは長い間、宇宙空間における放射線による植物への影響について研究している。

サボテンは、常時（X線と似た波長の）紫外線を含む太陽が輝く、赤道直下の砂漠でも生き延びていることから、電離放射線の影響に関する実験において、優れた結果を示したとしてもおかしくはない。

サボテンがPCのモニタから発せられる有害な放射線に対して効果があるかどうかを考えるとなると、カスペルスキーはそもそも「PCのモニタは電離放射線を発するのか」が質問として浮かぶと指摘している。

この質問の答えは「いいえ」だという。現代のモニタは（X線のような）電離放射線は発せず、自然バックグラウンド放射線量を超えることはないそうだ。

とはいえ、すべての電子機器は低い周波数でその他の電磁放射線を発していることから、NASAの宇宙研究が家電の話に結び付いたのではないかと、同社は推測している。

トルコの大学研究者がサボテンの効果を調査

2018年、トルコにある2つの大学の研究者が、モニタが発する放射線に対するサボテンの保護効果について研究を行い、結果を発表している。

この研究では、ブラウン管を使用した旧式のものから、最新の液晶ディスプレイ（LCD）まで多種多様なPCのモニタ、種類や大きさの異なるサボテンが集められた。モニタの前や後ろと、異なる位置にサボテンを置いてテストが行われた。

トルコの科学者は、サボテンを置いたモニタと、置いていないモニタの両方で、モニタから発せられる電磁波の強度を測定した。しかし、サボテンの有無は電磁波の強さには無関係であるという結論に至っている。

つまり、サボテンはモニタが発する電磁放射線を食べたりはしないことがわかった。

（略）

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊２）上記に紹介されたトルコの研究は以下である。

掲載誌：GÜFBED/GUSTIJ (2019) 9 (1): 70-79

タイトル：Effect of Cactus Plants on Magnetic Fields Bruited by Computer Screensコンピュータスクリーンからの磁場による障害に対するサボテン植物の効果

研究者：Eren ERENSAYIN, Nurettin TOPALOĞLU, M. Hanefi CALP, Serkan SAVAŞ

Abstract 概要

People who spend most of their daily lives in environments or labs with computer are exposed to magnetic fields in high levels.

In particular, the harmful rays that computer screens transmit are adversely affecting human health.

日常生活のほとんどをコンピュータのある環境や実験室で過ごす人々は、高レベルの磁場に曝露している。特に、コンピュータの画面から放射する有害な電磁波は、人間の健康に悪影響を及ぼしている。

In this study, firstly the negative effects of magnetic fields on human health were examined by literature review. Additionally, whether cactus plants could reduce harmful rays of computer screens were examined and results of measurements done were presented.

本研究では、まず、磁界が人間の健康に及ぼす悪影響を文献レビューで検討した。

そして、サボテン植物がコンピュータ画面からの有害な電磁波を減らすことができるかどうかを調査した。行った測定の結果を発表する。

ELF (very low frequency) measurements were performed by placing the cactus plants and computer screens in various forms and environments.

Similar results were obtained with repeated measurements and tests on different (LCD, Tubular) displays, and it was concluded that the cactus plants did not minimize the magnetic field in the environment.

サボテン植物とコンピュータ画面をさまざまな形や環境に配置することによって、ELF（超低周波）測定を行った。

異なる（LCD、管状）ディスプレィで繰り返し測定およびテストしても同様の結果が得られたが、サボテン植物は環境中の磁場を最小化しなかったと結論付けた。

Full Textを見ると

実験に使用したサボテンは以下のもの

5.2. Types of cactus used in measurement Acanthocalycium Glaucum

Agevea Americana Blauw Aloe Morlatis

Armatocereus Cartwrigthtianus Pachycereus Pringlei Trichocereus Huascha

実験結果の一例

追記12：２０２３－４－２３サボテンの電磁波効果とNASAの研究の関連情報１）電磁波対策おすすめ.jpにあったサボテンの電磁波効果

https://emf-protection.jp/plants/にあった情報の一部引用です。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

電磁波対策にサボテンやサンスベリアなどの植物は効果ある？ 2022.09.19

・電磁波対策としてのサンスベリア

サンスベリアは電磁波対策に効果的と言われています。

しかし、電磁波対策として有効な科学的な根拠はありません。あくまでも、乾燥に強く、多肉植物というサンスベリアの特徴が由来になっていると考えられています。

・電磁波と植物の関係について

そもそも、サボテンやサンスベリアなどの植物が電磁波対策に効果があると言われるようになったのはどういう背景があるのか見てみましょう。

・きっかけは1989年のNASAの研究発表

植物が電磁波対策に効果があると言われるようになった主な要因として考えられているのが、アメリカの航空宇宙局（NASA）や造園建設業協会（ALCA）が1989年に発表した2年間におよぶ研究結果です。

この発表は「屋内環境において、観葉植物が空気中の有害物質を自然に除去し、シックハウス症候群の抑制に一定の効果がある」というものです。

また、NASAは地球上よりも遥かに高レベルの放射線（電波）を浴びる宇宙環境において、植物を育てる温室や庭を造ることを視野に入れた調査も続けています。

これらの研究や調査を受け、インターネットを中心に誇張されながら「観葉植物は電磁波対策に有効」と広まったとされています。（日本だけでなくアメリカでも同じ）

昨今でも、インターネット上で「電磁波対策に有効なサボテン！」や「サボテンはNASAが認めた電磁波対策に有効な植物」みたいな表現が独り歩きしているのは、これが理由です。

ごく簡単に言えば、NASAの研究発表や調査が、都合が良いように電磁波対策と結びつけられたということです。参考： A study of interior landscape plants for indoor air pollution abatement

https://www.naava.io/science/a-study-of-interior-landscape-plants-for-indoor-air-pollution-abatement

・観葉植物のサンスベリアは電磁波に効果がある？いいえ、効果は期待できません。

観葉植物のサンスベリアも上記で解説したサボテンと同様で、電磁波を吸収したり電磁波を減衰させる効果はありません。

なぜサンスベリアが電磁波を吸収すると信じられるようになったかというと、サンスベリアは暑さや乾燥に強く、厳しい環境でも、枯れずに自生する生命力があることから、スピリチュアル界や風水などの世界で注目されるようになったことがあります。

人によっては、生命力が強いサンスベリアに対して霊感のようなものを感じる人もおり、「サンスベリアはパワフルな観葉植物」というイメージから電磁波にも有効と考えられるようになったようです。

また、サンスベリアは空気中の有害物質を除去したり、マイナスイオンを発生するといったこととも結び付けられた結果、

「電磁波を吸収する効果がある」と考えられるようになりました。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊２）上記に紹介されたNASAの研究

https://www.naava.io/science/a-study-of-interior-landscape-plants-for-indoor-air-pollution-abatement にあった情報の一部引用

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

A study of interior landscape plants for indoor air pollution abatement室内空気汚染防止のための室内観葉植物に関する研究

報告書の書誌

Authors: Wolverton, B. C., Douglas, W. L. and Bounds, K. Year of publication: 1989

Publication: NASA Technical documents Keywords: chemicals, indoor air pollution, plants,Link to publication； https://ntrs.nasa.gov/citations/19930073077で原文公開

This NASA technical paper (1989) describes a two years study of plant phytoremediation to clean air from harmful substances.

The motivation was to find a promising approach to reduce trace levels of air pollutants inside future space habitats is the use of higher plants and their associated soil microorganisms.

このNASA技術文書(1989)は、有害物質から空気をきれいにするための植物の利用という「ファイトレメディエーション」に関する2年間の研究について説明しています。

研究の動機は、高等植物とそれに関連する土壌微生物の使用という観点から、将来の宇宙での生活空間内の微小大気汚染物質を減らすための有望な手法を見つけることでした。

Even without existence of hundreds of synthetic organic chemicals off-gassing into tightly sealed environments, man’s own products would cause indoor air pollution problems.

密閉された環境に排出ガスを放出する何百もの合成有機化学物質が存在しなくても、人間自身の活動から生成される物質は室内空気汚染の問題を引き起こします。

In this study, the leaves, roots, soil, and associated microorganisms of plants were evaluated as possible means of reducing indoor air pollutants.

本研究では、植物の葉、根、土壌、および関連微生物について、室内空気汚染物質を低減する手段としての効能を評価した。

（略）

When the same plants and potting soil are constantly exposed to chemicals, their capacity to continuously clean the air improves；i.e. Chinese evergreen improved benzene removal from 47.6 % to 85.8 % during a six week period. The plant root-soil system appears to be the most effective for removing VOCs.

同じ植物と培養土が絶えず化学物質にさらされると、空気を継続的に浄化する能力が向上します。すなわち、中国の常緑樹は6週間でベンゼン除去を47.6%から85.8%に改善しました。

植物の根土壌システムは、VOCを除去するのに最も効果的であるように思われます。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

頁トップに戻る

８．テクノＡＯという電磁波防護グッズ

＊テクノＡＯの特許

テクノＡＯという電磁波防護グッズがある。これは以下に示すような内容である。

興味のある方は日本特許庁のＷＥＢからこの特許申請書を検索して、詳細を読んでください。平成6年（1994年）の出願です。

この申請特許は、特許庁のＷＥＢ検索の結果

「査定種別(拒絶査定)：査定発送日(平15.5.20) 通常審査」となっており、特許とは認められないで終わっています。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

【出願番号】特願平６－５０１１７８

【発明の名称】視覚表示画面から発射されるものを始めとする、非イオン化電磁輻射の生物学的影響から防護する装置

【要約】

この装置は、予め照射を受けた媒質を含む、前記輻射源の近傍に置かれる容器100リットル当たり塩２０ｍｇの最大濃度でこの媒質によって担持される金属塩または金属塩の組合せとから成り、前記容器は非強磁性体で前記媒質および前記塩に対して化学的に中性の材料製である。好適には、塩はアルカリ金属またはアルカリ土類金属塩であり、媒質は水系の液体媒質である。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊とあります。

ある程度電気伝送性を持った物体を容器の中に封入したグッズですが、特許の要約にある「予め照射を受けた」とある部分に大きな関心があります。

明細書を見ると、具体的に何を照射しているかは書かれてはおらず、手かざしのような形で、このグッズはフランス生まれですが、東洋的な「気功」のようなものを照射しているようにも読めます。

特許の明細書からは、効能の元になる原理は読めませんでした。

いうことで、このグッズの正体は不明です。
ＢＥＭＳＪはこのグッズの効能に「？」を持っています。

注：この特許は、上述の様に、日本では特許として認められなかったが、発明者の本国フランスでは特許として認められています。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

発明の名称：Device for the correction of bioenergetic disturbances of living beings subjected to radiation emitted by electrical or electronic devices and conductors.

発明者：SERG GUY FILLION-ROBIN MAURITIUS

特許の認定： Date of grant 1994-11-25

特許の更新の最終：Last renewal fee 2004-11-02 270.00 € + 50.00 €

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

最初の特許認定から10年経過した2004年には特許の更新手数料を支払っています。ということは、特許の審査の厳しさが、国などによって異なる、と言えるかもしれません。

＊テクノＡＯの販売広告

以下は、日経産業経済新聞の1998年12月11日に掲載された広告です。

輸入元：株式会社テクノＡＯジャパンとなっている。

＊アスキーが販売していたテクノＡＯ

以下は1998年12月に入手したカタログです。

「総販売元：アスキー」とあります。

以下はアスキーのＷＥＢにあった広告です。 1998年12月のログ。

このＷＥＢ http://www.ascii.co.jp/et/mobile/biotuner.html/は閉鎖されたのでしょう、開くことはできません。いつかは定かではないが、アスキーはこのグッズの販売をやめたのでしょう。

頁トップに戻る

８Ａ．テクノＡＯを疑っている他のサイト

記：２００９－７－６

市民のための環境学ガイド書庫のサイトにあった内容

参照：http://www.ne.jp/asahi/ecodb/yasui/AeraMagWave.htm 2000年6月5日の記事

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊一部引用＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ＡＥＲＡの電磁波恐怖記事

ＡＥＲＡというもの妙な雑誌だ。

ときどききわめてまともな記事がでたと思うと、非常に妙な記事が出たりする。

Ｃ先生：まず、見出しが「携帯電話がこわい」。恐怖本あるいは恐怖記事の典型的だ。

（略）

Ｂ君：だからということで、「防御製品の売れ行き急増」という見出しになって、電磁波防止製品関連として紹介されているのが、テクノＡＯジャパンの小林克美社長。

さらには、電磁波メタリックシールドクロスを開発した「止電界」を開発した旭化成。

この繊維で作られた衣料は、心臓ペースメーカへの電磁波の影響を防止する効果はあるかもしれない。

Ｃ先生：そのテクノＡＯジャパンという会社だが、実は、これまで公表していなかったのだが、Ａｅｒａの記事のトーンがこの企業の製品が電磁波防止に利くとでも言いたげだから、ひとつばらしてしまおう。

その企業のさる人は、我々のＨＰの記事が「けしからん」と、脅迫まがいのメールをよこした。このＨＰの影響で、大きな取引がキャンセルされたというような内容だった。

もしも本当ならば、無駄な投資をするという被害者が出なかったのだから、大変に良いことだ。大体、脅迫めいたメールを出すような企業は、前にも後にもここ一社だけだ。

（略）

Ａ君：それで返事も出さすに、黙っていたのですか。Ｃ先生：いや。返事は出した。（略）

Ｃ先生：ということで、テクノＡＯとは、現在休戦状態。

こんな怪しげなビジネスをＡｅｒａはなぜ見抜けないのだろう。もっと勉強してよ。

それとも、環境分野では、こんなことしか記事になるようなネタが見つけられないのか。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊関心のある方は、上記のＵＲＬを参照してください。

頁トップに戻る

８Ｂ．テクノＡＯの効果を検証したとする研究―その１

記；２００９－７－３０

掲載誌：眼科臨床医報第93巻第11号（1999年11月）

タイトル；VDT作業負荷による眼機能とテクノAOの効果

研究者：佐藤弥生、難波龍人、宮田幹夫（北里大学医学部）にあった報告であるが、

その概要は、簡単に纏めると

「健常成人にテクノＡＯ無装着およびＡＯ装着のTV画面で同一作業負荷4時間を掛け（連続4時間のテレビゲーム），その眼障害性を比較し、改の結果を得た。

・角膜上皮症はテクノＡＯ装着により、ＡＯ無装着に比べて有意に減少していた。

・略

よって、VDT作業時におけるAOの有用性が示唆された。」というものである。

この報告を読んで、この実験は2重盲検法で行われておらず、結果に信頼性が無いといえる。

実験台に載った被験者も、被験者の目などの症状を測定して判定する研究者も、場合によってはテクノＡＯに何か効果があると予め信じて、もしかして、テクノＡＯの効果を研究者が自発的に研究を行ったのではなく、テクノＡＯの製造会社から研究の委託を受けて行っているとすれば、かなりの予断が入り込んでいると見ることができる。

4時間も連続してゲームをやり続けたら、目がおかしくなって当然であろう。最初にＡＯなしで行って目が疲れた。

2回目にＡＯをつけて実験を行った時は、なれもあって、ゲームをしながら、無意識のうちに、目を休めるようになっていたとすれば、目の疲れや目の状況は改善されて、結果としてテクノＡＯによる防護効果であると、見えるような報告になっているとすれば、実験方法に問題があったといえる。

こうしたかなり疑問のある電磁波防護グッズの実験を、北里大学が受けて、行うとは・・・・・・・大学の品位を疑ってもよいのではないか・・・・・・・・

関心のある方は、上記の報告書全文を入手して、読んでください。

頁トップに戻る

８Ｃ．テクノＡＯの効果を検証したとする研究―その２

記；２００９－７－３０

掲載誌：Abstract Bioelectromagnetics Society Annual Meeting, June 7-11, 1998.

タイトル：DAMAGE OF CHICKEN EMBRYOS BY EMFS FROM MOBILE PHONES: PROTECTION BY A COMPENSATION ANTENNA.

研究者： B.J. Youbicier-Simoら

この研究は、鶏卵を孵化させる実験を行い、１）何もない対照群、２）携帯電話のハンドセットを鶏卵の側に置く、３）２に加えて、テクノＡＯを取り付ける４）テクノＡＯだけを取り付けるという4群で、鶏卵の孵化に差異が無いかを実験したものである。各群60個の鶏卵の孵化実験を行った。

結果は、以下のグラフに示す。

黒や灰色の箇所が孵化に異常発生。

この結果から、テクノＡＯには有害な効果はない、何もしない対照群の成績と同じ程度である。携帯電話の影響で60個中34個は異常であった。

テクノＡＯを取り付けた携帯電話での実験は、60個中19個の異常に留まり、携帯電話の電磁波の影響を防護してくれている。

防護効果が認められた、という報告である。

この報告は、学会（年次大会）でのポスター展示されたものである。

その後、この報告が当該の学会雑誌などに投稿され、査読を得て、雑誌に掲載されてはいない。

昔、ＢＥＭＳＪは、ある研究者（獣医関係の大学の教授）から話を聞いたことがある。この種の鶏卵の孵化実験の場合、１）鶏卵は、時々、ひっくり返すなどの作業を行わないと、異常が発生する（鳥が卵を抱いている場合、ただ暖めているのでは無く、動かしながら暖めている）ので、孵化実験のときは、何らかの工夫をする必要がある。

２）孵化器の温度は極めて重要で、38度を越すと異常が増えて、39度を越すとほとんどが死産となる。温度は厳重に管理しなければならない。と。

斉藤賢一らの1991年の論文を読むと、温度は３７＋／－0.5度、1時間毎に自動的に卵をひっくり返す装置、で実験を行っている。

また、このAbstract Bio electromagnetics Society Annual Meeting, June 7-11, 1998.に掲載されている他の類似の研究では、温度は37.5-38.0℃に制御されている・・・・・という記載がある。

このYoubicier-Simoの研究報告を見れば、孵化器の温度は38.0＋/－1℃と記述されており、異常が出てもおかしくない温度監理である。

テクノＡＯを取り付けた場合に、温度制御範囲の中で、0.1℃でも異なれば、異常多発、0.1℃でも低くなれば、異常は激減というデータは、意図的に生み出すことは可能である。

対照群での結果をみれば60個中の11個に異常が出ており、温度設定・温度制御に問題があることが判る。これでは、この結果から、テクノＡＯの効果は信用できない。

もっともっと厳格な条件設定のもとに、実験を行わなければならない。

頁トップに戻る

８Ｄ．「テクノＡＯは効果なし」とした報告

記；２０１０－１－２０

以下に示す画像は、英国の消費者協会ＣｏｎｓｕｍｅｒＡｓｓｏｃｉａｔｉｏｎが発行している雑誌Ｗｈｉｃｈ？の2000年4月号に掲載された記事の一部です。

この号のＷｈｉｃｈには、「携帯電話の電磁波」という特別調査報告が掲載されています。関心のある方は、当該の雑誌を入手して読んでください。

Ｏｕｔｔｅｓｔｓｓｈｏｗｅｄｎｏｒｅｄｕｃｔｉｏｎｉｎｒａｄｉｏｗａｖｅ. 我々の実験では電波の低減はないことがわかった、とあります。

頁トップに戻る

８Ｅ．テクノＡＯアメリカのＦＴＣから効果なしと裁定

記：２０１０－７－１８

本日知った驚くべき情報です。

アメリカのＦＴＣ（Federal Trade Commission）は、2003年11月14日に「テクノＡＯ（携帯電話用とＶＤＴ用）という電磁波防護グッズは電磁波防護効果を謳っているが、偽りであり、根拠がない。

販売会社は論拠を提出したが、その論拠は正しくないとＦＴＣは裁定した。裁判所に提訴し、認められた。

販売会社は罰金８５，０００ドル（1ドル100円換算で850万円）を支払うことになった。」と発表した。とありました。

http://www.ftc.gov/opa/2003/11/technozone.shtm ＜リンク切れ＞にあった内容

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ November 14, 2003

FTC Alleges That the Companies Made False and Unsubstantiated Claims for Their Cell Phone Radiation Protection Devices

Two New York-based companies that marketed devices that purport to block harmful radiation from cell phones or video display units (VDUs) have agreed to pay $85,000 for consumer redress to settle Federal Trade Commission charges.

(略)

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ http://www.ftc.gov/os/caselist/0023381/0023381stip031114.pdfには裁判の結果のファイルが公開されている。

関心のある方は、上記のサイトを覗いてください。

頁トップに戻る

８F．BEMS総会2000年の予稿集に掲載されたテクノAOの効果研究

記：２０１２－７－１２

BEMS総会2000年の予稿集の中に1件だけ、テクノAOの効果に関するポスター発表がありました。その概要を紹介します。

BEMSはアメリカに本部をもつ電磁波の生体影響に関する専門学術学会の名称です。

原典：

Abstract collection

Bio Electromagnetics Society

Annual Meeting, June 9-16, 2000. Munching, Germany

P-205 CORTISOL ALTERATIONS OBSERVED IN MICE PLACED IN FRONT OF A COLOR TV SCREEN : A PARALLEL STUDY WITH A PROTECTIVE EQUIPMENT

L. Bonhomme-Faivre, R. Santini, S. Orbach-Arbouys

概要

テクノAOの効果の検証実験、106日後の副腎皮質ホルモンはTVの前で飼育した場合は変化せず、別室で飼育した対照群とテクノAOをつけたTVで飼育した鼠の変化は同じ傾向であった。

このことからテクノAOはテレビからの影響を防護していると。

頁トップに戻る

８G．テクノAOを使用した藤田幸史らの２００５年の研究

記：２０１３－６－２５

以下の研究論文がある。

掲載誌：電子情報通信学会信学技報EA2005-68(２００５－１１)

タイトル：テクノAO活用のVDT周辺における音・磁界間の一関連分析研究者：藤田幸史、太田光雄

この研究論文は、CRTディスプレィ（VDT）にテクノAOの装着の有無による磁界漏洩強度を測定している。

磁界測定は、HoladyのHI-3603という磁界測定器（センサーは１軸のループコイル、測定周波数は9KHzから300KHz）で、 VDTから漏洩する主として水平偏向回路からの磁界（周波数は、VDTによるが、31KHzから64KHzの間と想定）を測定している。

結果として論文では「30cm、45cmの距離では磁界がテクノAOを取り付けた場合、取り付けない場合に比較して小さくなる傾向にある。」と、テクノAOによって磁界が減衰していると、述べている。

以下に論文から、距離15cm、30cm、45cmでの磁界測定結果を転載する。

論文に記載されたFig2からFig 4を見ると、距離１５cmの位置では、テクノAOの取り付けによって磁界測定結果が大きくなっている。

そして、距離30cm、距離45cmではテクノAOの取り付けによって磁界測定結果が小さくなっている。

もし、テクノAOにこの周波数帯域の磁界の低減効果があるとすれば、距離に因らず、常に測定結果は小さくなっていなければならない。

よって、この実験データには信頼性が欠けると言える。

もしかして、テクノAOをつけたり、外したりして測定を繰り返す時に、測定器の位置を、前後は15cm・・・と距離を一定にしているにしても、上下方向や左右方向に微妙に変化が発生し、その為に、測定値が微妙に変化した、だけかもしれない。

また、基本的に、テクノAOには、この測定対象としている周波数の磁界を遮断したり、吸収したりする機能は無いはず

である。

頁トップに戻る

９．ビジネスショーでの電磁波関連商品の展示状況

９９年５月のビジネスショウ報告追記；２００９－１０－２２

電磁波の関連を報告します。１。住友３Ｍ

ＯＡフィルタを、展示のコーナを作ってデモ。但し電磁波というキャッチコピーは見えず、反射防止を全面に打ち出している。

２。ワイビーエス

昨年等と同じで、アメリカのスペクトラ社のＯＡフィルタをデモ。カタログには電磁波カット９５％という記述あり。

３。フジコロナ

総販売元であるが、カーボンを取り込んだＶＤＴの４面（？実物の展示はない）を囲む様な電磁波シールドを販売。ＶＤＴからの電磁波は危険という記述あり。

また、ＥＭＷプロテクタなる携帯電話からの電磁波防護グッズの展示もあり。

４。タコー

数年前からパルスクリーンなるマイナスイオンによる電磁波の防護グッズを売っていたが、ビジネスショウでは初の出展。携帯電話用、電化製品用（ＶＤＴ用はこの電化製品用が適用される、パッケージの裏にＶＤＴに貼りつける説明がある。）、携帯ポケット用、カーエアコン用と各種のグッズを取りそろえている。

５。サンワサプライ

カタログにはＯＡエプロンやＯＡフィルタが掲載されているが、実物の展示は皆無。

６。その他

光興業、エレコム、ロアスと言った電磁波防護用品を取扱う可能性のある会社のブースはなかった。

２年前には、安心丸という波動電磁波防護グッズを販売しているマインドフィットネスやエコライフと言った会社のブースがあったが、昨年も、今年もそうした会社のブースはなかった。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

ビジネスショー２０００

作成：2000‐5‐23

本日から始まったビジネスショウに行ってきました。

目的はどこかのブースに電磁波防護グッズなどが展示されていないかをチェックすることでした。

１．タコーという会社が昨年に引き続いて電磁波防護グッズのパルスクリーンの展示を行っていました。昨年よりは、おとなしい展示になっており、1名の販売担当がついているだけでした。

ほとんどそのブースに立ち寄る人はいませんでした。

そこで、「電磁波防護とあるが、本当に効果があるのか？」と質問すると、「電磁波を防護するとはいっていません。

電磁波のある場所ではプラスイオンが多いので、このパルスイオンがマイナスイオンを出して、健康を守るのです」という回答でした。

２．住友Ｍ３のブースでは視野を狭くし、隣から覗くことができないようにしたフィルタなどを展示。特に電磁波に関する説明はなかった。

３．会場をくまなく?見ましたが、それ以外に電磁波防護グッズ・ＯＡエプロン、そしてＯＡフィルタの展示はありませんでした。

４．アイカというブース、これは健康診断などのコーナの一角にあるのですが、アポロという波動機器の展示デモを行っていました。

このアポロも機器としては欺瞞のあるものです。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ビジネスショウ２００１報告作成：２００１－５－２８

ビジネスショウに行ってきました。目的はどこかのブースに電磁波防護グッズなどが展示されていないかをチェックすることでした。

１．ＯＡエプロン

ＯＡエプロンを展示しているブースは皆無でした。

２．ＯＡフィルタ

＊住友３Ｍのブースで展示。但し電磁波防護効果に関する説明などは無かった。反射に関してＩＳＯ規格に適合している云々と記載したパンフレットがありました。

＊サンクレストのブースでＯＡフィルタを展示このブースでもカタログを入手。

＊ＯＡフィルタに電界防止機能（ＡＣの片側に接続するタイプ）を取り付けたものを韓国のＭａｇｏというブースで展示。このブースはこのフィルタの展示が主力でした。

コンセントの指し間違いや、どこか回路が壊れて誤動作した場合、機器の筐体に１００Ｖや２２０Ｖが印加され、感電事故を起こす、危険な商品である。

日本で類似の商品を販売していたが、この感電事故の可能性を指摘したら、販売を停止した所がある・・・・・と私はブースの人に情報の提供をしてきました。

３．その他の防護グッズ展示は皆無でした。

昨年展示していた電磁波防護グッズメーカのタコーは、今年はブースもありませんでした。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ビジネスショウ2002の報告作成：２００２－５－２５

24日にビジネスショウに行ってきました。目的はどこかのブースに電磁波防護グッズなどが展示されていないかをチェックすることでした。

１．ＯＡエプロン

ＯＡエプロンを展示しているブースは皆無でした。（3項に関連）

２．ＯＡフィルタ

＊住友３Ｍのブースで展示。新VDT指針を説明するパネルもあった。

３．その他の防護グッズ

アルス医療機器という会社が、電磁波の測定器、いかさまに近い波動グッズ、波動の測定器、イオンの測定器、そして電磁波OAエプロンまで展示していました。

医療器という名前の会社にしては、内容がお粗末であった。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ビジネスショウ２００３に行ってきました。作成：２００３-５-２２

目的は電磁波関連のグッズなどの販売ブースの状況の調査です。

結果は、電磁波防護に関連する商品などの販売・展示は皆無でした。ＯＡエプロンの展示はない。

ＯＡフィルタの展示もない。

電磁波防護グッズ関係のブースも皆無でした。

昨年ＯＡフィルタを展示していた住友３Ｍのブースでは、フィルタの展示はありませんでした。昨年ブースを開いていたアルス医療器のブースは、今年はブースがありませんでした。

これで、過去数年間ビジネスショウで何らかの電磁波関連の展示がありましたが、今年は、二時間かけて一応全ブースを見た限りではゼロになりました。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ビジネスショウ2004報告成：２００４－５－１４

本日ビッグサイトのビジネスショウ２００４に行ってきました。以下のメモにあるように、このビジネスショウに関しては、定点観測的に電磁波関連のビジネスの状況を観察して来ています。

結果は、

ＯＡエプロンや電磁波防護フィルタ、その他の電磁波防護用品を展示したりしている会社・ブースは見当たりませんでした。

広い会場を２時間かけて、見て回った結果です。ただし、一社だけ疑問のあるブースがありました。

万有というシュレッダーや、販促グッズやいろいろと取り扱っている会社で、低電磁波を謳ったヘアドライヤを大々的に宣伝していました。

また、低価格な低周波磁界測定器（２万円以下）も販売し、如何にこのドライヤからの低周波磁界が少ないか調べることができるとし、あわせて大々的に宣伝をしていました。

ヘアドライヤの温風の出る位置、先端から数ｃｍのところでは、従来品が１５０ｍＧもあったとし、この万有のものは４ｍＧ以下であると謳っています。

私は磁界測定器ＥＭＤＥＸライトを持参していたので、先端の部分では２ｍＧ程度であることは確認しました。しかし、モータのある根元の筐体に接して磁界を測定すると２００ｍＧもありました。

ブースにいた会社の男性説明員と話をすると、「モータの部分は低磁界にはできない、温風の当たるところ、頭部では低磁界になっていることを客に説明しています」という見解でした。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ビヒネスショウ2005年報告作成：２００５－５－２０

三浦は定点観測を行なっています。

本日も、ビッグサイトで開催中のビジネスショーに行ってきました。会場内は、ちょっと閑散としていました。

電磁波というキーワードで、どこかのブースがグッズやその他の関連商品を展示していないか、2時間ほどかけて、ブースを見て回りました。

結果は、皆無でした。

昨年「電磁波ヘアドライヤを展示し、かなり派手にデモを行なっていた万有という会社は、ブースすら出展していませんでした。

過去にブースを出していたアルス医療器、タコーもブースを出展していませんでした。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

ビジネスショウ2006年は、うっかりして見学に行くのを忘れてしまった。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ビジネスショウ2007年の報告作成：２００７－７－１４

本年も、ビッグサイトで開催中のビジネスショーに行って（7月12日）きました。結果は、電磁波の防護に関するものはまったくありませんでした。

ビジネスショー自体が様変わりをしているようで、ＣＳＲ・コンプライアンス、情報の管理、などに関する展示が主体でした。 2005年以降のビジネスショーでは、電磁波に関する防護グッズなどは消えたといえるでしょう。

頁トップに戻る

９A．2002年電磁波防護グッズのパソコン販売店展示状況の調査

年月	場所	販売店	ＯＡエプロン	ＯＡフィルタ	他・波動関係グッズなど
2002/01/23	秋葉原	石丸本店	有り	有り	なし
2002/10/01	秋葉原	石丸本店	なし	有り	なし
2002/12/12	秋葉原	石丸本店	なし	有り	なし
2002/02/26	新宿	ヨドバシ	有り	有り	とるまりんご、パルススクリーン等いろいろ有
2002/03/01	府中	コジマ	なし	有り	なし
2002/04/06	横浜	石丸電気・横浜	なし	有り	なし
2002/05/11	日本橋	Ｊ／Ｐテクノランド	有り	有り	あり〔パルススクリーンなど）
2002/10/01	秋葉原	ソフマップ・シカゴ	有り	有り	なし
2002/10/01	秋葉原	ヤマギワ	なし	なし	なし
2002/10/01	秋葉原	ラオックス・ザコン	なし	有り	トルマリンゴあり
2002/10/23	静岡	すみや	なし	なし	なし
2002/10/26	立川	ビッグカメラ	有り	有り	パルススクリーンなどあり
2002/11/12	高田馬場	九十九電機	なし	なし	なし
2002/11/22	秋葉原	サトウ無線駅前1号	なし	なし	なし
2002/12/09	浜松町	ダイエーメディア	有り	有り	なし

頁トップに戻る

９B．電磁波防護グッズ販売状況2003年9月

2003年9月24日電機大学に行きました。

その帰りにちょっと雨が降っていたのですが、久しぶりに秋葉原を歩いてきました。

主眼は、ＯＡエプロンやＯＡフィルタなどの電磁波防護グッズの展示販売状況のチェックでした。

結果ＯＡエプロンＶＤＴフィルタその他の防護グッズソフマップ・シカゴなしなしなし

石丸電気・本店なしなしなし

ラオックス・ザコン	有り	有り	なし
ヤマギワ・本店	なし	なし	なし
という状況でした。

石丸電気は、一時期、パソコン雑誌に「電磁波防護グッズをたくさん展示販売している店」として紹介されたこともある店です。

それが皆無になりました。

ラオックスのザコンでは、かつてケンウッドの電磁波防護ベストを販売していましたが、今回は展示がありませんでした。ただ、グッズではなく、石丸もヤマギワも、パソコン売り場の面積が前に比べて狭くなっているようです。

頁トップに戻る

９C．電磁波防護グッズ販売状況2007年6月

6月5日所要で有楽町に出かけました。

時間があったので、駅前のビッグパソコン館を見て回りました。以下は、電磁波防護グッズの販売状況です。

＊電磁波防護フィルタＶＤＴの画面フィルタ

1点のみ電磁波防護をうたったＶＤＴの画面フィルタが展示されていた。

その他のフィルタは全て液晶モニタの画面の保護用、脇から覗かれることの防護用のフィルタであった。

＊電磁波ＯＡエプロン

エレコムブランドなどの電磁波ＯＡエプロンが多数、展示されていた。コクヨブランドのＯＡエプロンも展示されていた、

このコクヨブランドの場合、セールストークとしては１）静電気の放電機能２）抗菌・消臭機能などをうたっており、電磁波防護はうたっていない。

小さく、使用素材の行に「電磁波防護機能を持つ繊維を使用・・・」という趣旨の説明があった。

頁トップに戻る

１０．ＣＲＴディスプレィ用ＯＡフィルタの効果

作成：２００５－７－６ 1997年5月頃に作成した資料を基に、一部表記を修正して作成。某診療所院長ＸＸ様からの問い合わせが有りました。その時のＱ＆Ａです。

Ｑ：フィルタ資料お願い

開業医の傍ら、数社の嘱託産業医として働いている。事業所の業務でＶＤＴが使用されることが多く、それに伴い、眼症状の訴えが多く見られるようになった。

使用環境や、休息時間などの指導は平生より行っているが、目の疲れや白内障に関連して、ＶＤＴ画面に取り付けて使用するフィルタを全社的に使用するか否かについて意見を求められることが多くなっている。

文献を見ても、明確にフィルタの有用性を検証したものには行き当たっていない。使用経験者への聞き取りの結果でも、「効果あり」から「邪魔だ」まで様々。

ＶＤＴのフィルタの必要性、有用性について検証されている資料があったら、教えてほしい。Ａ：過去の経験から以下の様にいえると思います。

＞眼症状の訴えが多く見られるようになった。

目の疲れを訴えるケースは多くなってきているかと思います。

しかし、目の疲労のレベルから、間違っても眼精疲労という病的な症状までいかないように産業医として、尽力をお願いします。

＞使用環境や、休息時間などの指導は平生より行っているが

ちょっと古くなりましたが、労働省のＶＤＴ作業に関する労働衛生上の指針等に基づいて、使用環境、休憩時間等の指導は非常に重要と考えます。

特に何らかの形で、画面が見にくい・・・と感じられる場合は、何らかの方策を検討する様にしてください。

＞白内障に関連して

１９８０年初頭のパソコン等の普及開始時期にその可能性が論議されたことがあります。その後の調査では、ＶＤＴ機器との因果関係は否定されています。

＞ＶＤＴ画面に取り付けて使用するフィルタを全社的に使用するか否かについて意見以下にフィルタの効用に関して、纏めて見ました。

結論としては、全社的に採用することは不要で、一部の特殊環境条件にあるものにのみフィルタ等の対応をお願いします。

＜＜フィルタの効用＞＞

フィルタの効用には色々あります。項目毎に説明します。

１。管面の反射

窓や天上灯の映り込みに関しては、この数年のディスプレィには反射防止処理が実施されています。カタログ等にその旨が記載されています。

この反射防止処理によって、一般事務所環境では大多数の場所で反射防止の効果があって、フィルタによる追加の反射防止処理は不要です。

ただし、使用環境によっては、ディスプレィの反射防止処理では不十分なほどに明るい光源があって画面に映り込む場合

もあります。

こうした時はフィルタを採用してください。

ただしフィルタのカタログ仕様値にかかわらず、かえって映り込みが増加したりするケースもありえますので、フィルタの選択に際しては、注意してください。

２。コントラスト向上

ディスプレィからの発光輝度は、近年徐々により明るくなって来ています、しかしディスプレィの寿命（徐々に暗くなってくる）や、周囲が非常に明るい（設計製図の労働環境では１０００ルックスの照度が要求されている。）場合は、ディスプレィ

のコントトラスト調整つまみやブライト調整つまみで最適に調整しても十分なコントラストが得られず見にくいと感じることがあります。

こうした周囲光が非常に明るく、そのために見にくい時は、フィルタの効果があります。

３。静電気

ＣＲＴの画面には静電気が残っています、これによって画面がごみの為に見にくくなります。

最近のディスプレィでは、個々のカタログに記載してあるように、静電気の防止処理（帯電防止処理）が実施されています。

したがってフィルタで２重に静電気防止を行う必要はありません。

古いディスプレィで静電気防止処理がなされていないものに、静電気機能のあるフィルタを採用して下さい。

４。Ｘ線

一部のフィルタではＸ線の防護機能まで唱っているものがあります。

ディスプレィから放射されるＸ線は自然界に存在するＸ線（宇宙から、建造物から）のレベル以下です。気にすることはありません。

したがって、フィルタでＸ線防護を行うことはまったく必要がありません。

５。紫外線

一部のフィルタでは紫外線の防護機能まで唱っているものがあります。

ディスプレィから放射される紫外線は太陽光や蛍光燈の点灯している環境下では測定できない位微弱です。真暗な部屋に持っていって初めて少し測定ができるレベルですので、気にすることはありません。

したがって、フィルタで紫外線防護を行うことはまったく効果がありません。

５。電磁波

電磁波といっても太陽からの光も電磁波です。範囲が広く、簡単には書くことができません。ディスプレィからはある程度の電磁波が漏洩していることは事実です。

フィルタの電磁波効果は、カタログで唱っている様な効果は実際のＯＡ作業の環境ではありません。

特殊な試験環境下で初めてカタログに書いてあるような電磁波９９・９９％カットという数字が測定可能です。電磁波のことを気になさるのはわかりますが、フィルタでは実際の使用環境では、効果はありません。

６。ちらつき防止

画面のちらつきは画面のあかるさのパラメーターです。画面を暗くするとちらつきは減少します。フィルタは可視光線を５０％程度カットしますので、暗くなりちらつきは減少します。

フィルタで５０％光をカットしなくても、ディスプレィのコントラスト調整で暗い画面に設定するだけで同じ効果が得られます。

以上の様に、ある使用環境ではフィルタは効果を発揮します。

しかし、フィルタのカタログ等に記載されている各種機能の大半は、実使用条件でほとんど効果の無い物です。

フィルタによっては、副作用的に、画面がぎらぎらしたり、カラーグラフィックの色味が変化したり、モアレが発生したり、コントラストが強くなりすぎて、周囲光の暗い夜・残業時間等ではかえって目が疲れる様になったりしますので、フィルタの採用にあたっては、十分に検討を行って下さい。

頁トップに戻る

１０Ａ．VDTフィルタの広告上の記述の検証

作成：２０００－５－４ＷＥＢ公開：２００９－１１－７

古い資料ですが、参考になるかと思い、ＷＥＢに公開します。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

私の手元にあるＯＡフィルタカタログ、発行元はヘルス産業株式会社となっています。

このフィルタのカタログの中に「アイフレンドＮＸはフィルタ部に特殊鉛入り樹脂を使用しており、こわい電磁波・Ｘ線をカットする・・・・・」と

そして

「ドイツではテレビから出ているＸ線を浴び続けると生殖機能が犯されると言われ、テレビ画面に鉛入りガラスをかぶせて、Ｘ線の防いでいるとのレポートが提出されています。ＫＫロングセラーズ刊蓮見喜一郎著がんは征服されたより」という記述がありました。

何を論拠にそんなことを言っているのか知りたくて、そこでこの蓮見本を購入しました。そして読み終わりました。

1978年に初版が発行され、私の購入は66版です。

内容的には癌治療に関して丸山ワクチンではないが、蓮見ワクチンで癌の治療を行っている治療方法や効果実績の紹介の本です。

癌はウイルスが原因だと主張している本で、真偽の程は別とします。

その中に。Ｐ76に「テレビ・夜光時計が癌ウイルスを活性化する。」という項があり

「Ｘ線が生殖作用をおかす」

「ドイツなどでは、鉛入りガラスをかぶせているとのことです。」という記述がありました。

ヘルス産業の広告の記述では、何かレポート、きちんとした研究報告があったという意味に取れますが、蓮見本では、「そういうことも行われているとのこと」と単に情報を流しているに過ぎません。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

頁トップに戻る

１０Ｂ．疑問のある説明・表示の例

１）エレコムブランドのＯＡフィルタＤＳＦ－Ａ１６１９Ｃ 1998年6月秋葉原の石丸電気の展示品から、見つけた。

「モニタからは目や皮膚に影響を及ぼすと考えられている紫外線が発生しています。」

エレコムは影響を及ぼすとされるだけのＣＲＴモニタからの紫外線の輻射の論拠を持っているのであろうか？疑問です。２）リックスブランドのＯＡフィルタ

１９９７年１１月秋葉原のパソコン販売店で見かけた時のメモが残っていました。

このリックスのＯＡフィルタには「画面から有害な紫外線を守るシールドＲＣＳを推奨する。東京都渋谷区東京視力回復センタ」という推奨文が記載されていました。

この東京視力回復センタはどのような実験を行って、ＣＲＴモニタから有害な紫外線が輻射していると言っているのでしょうか？？疑問です。

1998年頃にリックスに問い合わせていますが、返信はもらえないで終わっています。

2001年頃に東京視力回復センタに直接、問い合わせの手紙を出しているが、返信をもらえないで終わっています。３）テアックブランドのＯＡフィルタ

1997年頃のメモが出てきました。

1997年頃に販売していたテアックのＯＡフィルタのカタログには「ＶＤＴから紫外線が出ており、このフィルタはそれを除去する効果がある」旨、記載されていた。

そこで、ＶＤＴからはどの程度の紫外線が出ているのか、このフィルタは具体的にどの程度の遮断効果を持つのか？問い合わせた。

結果は、

「ご質問に関しましては紫外線という事でしたのですが、紫外線も電磁波のひとつですが波長がそれぞれ異なります。私どものフィルタは電磁波の中でもX線を１００％近くカットするものです。

一般に高い周波数のものがＸ線の領域ですが、私どもは東京都立産業技術研究所（財団）でマイクロフォーカスというＸ線発生装置(フィリップス製）でＸ線放射を設定し測定しています。

７ｋｖｐにおいて９９、９９％カットを保証しています。

つまりＸ線の周波数よりも上に位置するのが紫外線でありますが、それら電磁波が現在パソコンから具体的にどのくらい放出されているのかは言明することができません。」とあり、

広告に謳っている紫外線防護の効能をきちんと説明することができなかった。

それでは、検証を行っているＸ線に関しては、ＶＤＴからはそうした防護が必要な量のＸ線の放射があるのか？テアックに

「Ｘ線をフィルタに当てれば減衰するのは判りましたが、実際のＶＤＴからはそうしたＸ線の防護をフィルタで行なわなければならない程度のＸ線が放射されているのでしょうか？

貴社テアックはたしかテアックブランドでＣＲＴモニタも販売されていました。

他社のブランドのモニタは別として、テアックブランドのＣＲＴモニタからはＸ線防護をＶＤＴフィルタで行なわなければならない程度のＸ線がでているということでしょうか？」と

嫌味半分で問い合わせましたが、適切な回答はありませんでした。

このテアックのＯＡフィルタ（ＶＤＴフィルタ）の効能もいい加減なものです。

頁トップに戻る

１０Ｃ．ＶＤＴフィルタの反射防止機能の問題

記：２０１１－１２－４

パソコン用モニタ（ＶＤＴ）としてＣＲＴタイプが用いられていた10年以上前のことです。電磁波の問題とは無関係ですが、ここに情報として残しておきます。

資料を整理していたらメモが出てきましたので、過去の事例として、紹介します。

ＣＲＴモニタの正面にＯＡフィルタ（ＶＤＴフィルタ）を取り付けると、かえって管面での映り込みが増える場合があるのです。１）東レのＥフィルタＥＰ－Ｍの場合管面での映り込みが増えた事例

時期は不明です。たぶん1998年頃のことでしょう。秋葉原のコンピュータ販売店ラオックスのザ・コンピュータ館に行った時のメモが残っていました。

モニタ展示コーナに、三菱電機の17インチＣＲＴモニタＲＤ－１７Ｇに、東レのフィルタＥＰ－Ｍが取り付けられていました。フィルタの反射防止機能に関しては、フィルタのカタログに「目ラクラク、反射・紫外線・ちらつき防止で目の疲れを軽減」とありました。

反射防止効果の定量的な性能指数はカタログには記載されていません。

フィルタの反射防止の性能を評価するために、ＲＧ１７Ｇを電源オフとしました。

フィルタを取り付けた場合と、無い場合に私の顔が管面にどの程度写りこむかを比較してみました。目の高さは、展示してあるモニタのＣＲＴの中心より少し上でした。

結果はフィルタなしでは顔がぼんやりと写りこんでいました。

フィルタを付けると、顔がくっきりと写りこんでしまいました。

すなわち、このＥＰ－Ｍフィルタは、反射防止どころか、反射を増やしてくれていることになりました。２）日本ポラロイドのフィルタＧｏｌｄ 1618 性能指数の半分程度の効果はあった事例

1998年1月に秋葉原のコンピュータ販売店ラオックスのザ・コンピュータ館に行った時のメモが残っていました。フィルタ1618を、三菱のＣＲＴモニタＲＤ１７Ｇに取り付けて、フィルタの効果を展示していました。

フィルタを取り付けた場合と、無い場合に管面に写りこむ店の天井灯などの量を、比較してみました。

目の高さは、展示してあるモニタのＣＲＴの中心より少し下でした。

フィルタを付けることによって、写りこむ天井灯などは約半分の明るさに減じました。このフィルタの反射防止機能の指数は９９％カットと謳っていました。

このフィルタは円偏光板を用いており、反射防止機能は最高度のレベルとされます。

結論として、円偏光板を採用した最高度の反射防止機能をもつフィルタでも、実際のモニタの使用局面では、５０％程度しか反射抑制機能がない、ということが判りました。

追記：

実際のＶＤＴ（ＣＲＴ）に取り付けた時に、フィルタメーカの言う反射率が全くあてにならなくなる理由の説明

フィルタメーカは、以下の図１に示すような方法で、フィルタの反射率を測定している。入射光を１００とする。

光の大部分はフィルタを透過して行く。戻ってはこない。

フィルタの表面での反射は、１％程度であるとすれば、このフィルタの反射率は１％となる。この値が、フィルタメーカの仕様として表記される反射率である。

（厳密には、フィルタの裏面での反射もあるが、ここでは簡略化のために割愛）

図１

しかし、実際にフィルタをＣＲＴに取り付けた場合は、以下の図２に示す状況になる。入射光を１００とする。フィルタの表面での反射は１とする。

フィルタには９９の光が入射する。フィルタの光透過率を７０％とすると、69.3の光がフィルタの裏面から出ていく。この光はＣＲＴの表面で反射する。このＣＲＴ表面での反射率の値は（ＢＥＭＳＪが知らないが）、５０％と仮定する。そうなれば69.3×50％＝34.65の光がフィルタの裏面から入り込む。

34.65×70％＝24.26の光がフィルタから出ていく、これが反射光2となる。

１００の入射光は、反射光1の1と反射光2の24.26の合計25.26の光が反射光となる。

このようにして、フィルタメーカの仕様値としての反射率１％は、実際のＣＲＴに取り付けた場合は、反射率25.26となる。これがフィルタメーカの仕様としての反射率が実用上、適用できない大きな理由である。

図2

頁トップに戻る

１１．徐々にＷＥＢから消えるＯＡエプロン等の販売と販売広告

全ての情報は集めることはできませんが、気のついた情報をまとめます。

１）2002年2月、Yahooショッピングにあったべスト電器の通販部門に OAエプロンの販売広告があった。 2002年3月に覗いたら消えていた。

２）20002年1月頃、ダスキンのEEサプライのWEBにOAエプロンの販売広告があった。 2002年7月に覗いたら、WEBから消えていた。

３）1997年頃にアーバンベスト社のＷＥＢには波動グッズとともにOAエプロンの販売広告があった。 2001年9月にWEBを覗いたときも、OAエプロンや波動グッズの販売広告があった。

2003年12月、磁気水などの販売はあるが、OAエプロンの販売はなくなっていた。

４）2004年11月、Ｂ５社のＯＡ関連商品の販売サイトにはＯＡエプロンの販売広告があった。 2005年7月に覗いたら、販売広告は消えていた。

５）２０００年４月の時点で、ラポー（http://www2.ttcn.ne.jp/~petＸＸＸＸ）でアメリカからと推定される輸入品のOA電磁波防護エプロンが売られていました。

販売は終了したのでしょうか、2009年4月にサイトを見ましたが、電磁波防護エプロンの販売広告は削除されていました。

輸入品のエプロン

６）スーパーエレシャットの電磁波エプロン

「スーパーエレシャット：電磁波を吸収消滅させる作用を持っているシート」を含んだ電磁波防護エプロンです。

2000年6月に「三和電化工業」のサイトにありました。

2009年4月13日の確認では、「三和電化工業」も、「エプロンエレシャット」でもヒットしません。多分販売は終わっているのでしょう。

エレシャントを用いた電磁波エプロン

7）西美繊維株式会社で販売していたエプロン記：２００９－９－２１

http://www.nishimi.com/shopping/apron/apron.htm＜リンク切れ＞にあった内容

２００２年３月６日のログ

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊一部転載＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊いまや、ＯＬの皆さんの必須アイテムとなった電磁波防止エプロン！！

ＯＡ機器等から発生する電磁波を、やさしくしっかりガードしてくれます。

電磁波シールド線維は「マイクロブライト」を使用と明記されている。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

このエプロン販売も中止になったのでしょう。

２００９年９月２０日のチェックでは当該のサイトは閉鎖されたのでしょう、開くことができませんでした。

2009年11月3日に西美のサイトを見ましたが、作業着などは販売されていますが、電磁波防護エプロンの販売告知は皆無でした。

８） Going社で販売していた電磁波OAエプロン記；２００９－９－２４

Going,inc.という作業着などを取り扱い会社のサイトに2000年頃に以下の記載があった。

その後どうなったか、2009年9月24日のチェックでは、上記の会社のサイトには「OAエプロン」や「電磁波」に関する記述はない。

たぶん、電磁波OAエプロンの取り扱いは中止したものと思われる。

9) まだ販売していたロアス社の電磁波OAエプロン記：２００９－９－２５

2000年、1999年頃にロアス社はOA電磁波エプロンを販売していました。多分、もう販売はしていないと思っていました。

本日、ロアス社のWEBを見たところ、「限定在庫」と明記されていても、まだ販売は継続していました。以下に、そのWEBの内容の一部を紹介します。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

10) 伊勢丹で販売していた電磁波防護衣服

ＷＥＢ公開：２００９－１１－４

2001年11月頃の伊勢丹のＷＥＢにあった広告です。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ワンピース（電磁波対応布仕様）

すべての生地を電磁波対応布で仕上げました。

スタイルをワンピースよりゆったりめに仕上げることで、妊婦の方にもご着用いただけるようにいたしました。申込番号： 01090611262

電磁波対応ライナー別売りの電磁波対応のインナです。

ワンショルダートップス・ベリーショートトップス・ワンピースに対応致します。申込番号： 01090611263

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

これらの衣服に使用されていた電磁波シールド線維は「ダイワボウのパルストロン」とのことでした。これらの衣服は、電磁波防護効果が無いとして、販売中止となったのでしょう。

2003年頃のチェックでは見つからなくなっています。

１１）秋葉原デパートで販売していた「電磁波防止スーツ」

WEB公開：２００９－１１－２４

「電磁波防止加工のスーツ各種」として以下の写真が秋葉原デパート（駅ビル）のサイトに掲載されていました。

2000年12月のログです。

2001年2月に秋葉原に行った時に、この電磁波スーツが店頭に並んでいることを確認した。

販売担当者に聞いたところ「製造は大阪の山口産業」とのことで、「内ポケットの部分に電磁波防護繊維を使用し、携帯電話の電磁波防護による心臓ペースメーカへの影響を防護することを目的とした」とのこと。

携帯電話から自動的に発信される電波や、着信時の電波による影響は少しは軽減されるであろう。

それであれば、内ポケットに入れる場合に電源を切ればよいだけで、わざわざ防止スーツを買う必要はない。ということから、多分、あまり売れなかったのではないかと想像できる。

この売り場も含めて、秋葉原デパートは閉鎖され、この電磁波防止スーツは現在では売っていない。 2009年11月「山口産業電磁波スーツ」でネット検索しても何もヒットしません。

１２）電磁波防止カーディガン

楽天のサイトhttp://www.rakuten.co.jp/isyokujiyu/ にあった内容２００２－１０－２６の記録です。

このサイトも、2009年12月21日の確認では、開くこともできず、通販サイトで「サイト内検索」を行っても何もヒットしません。電磁波防護効果に疑問があるので、多分、売れなくなり、販売中止したのでしょう。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

●電磁波防止カーディガン●

現在、オフィスで働く女性のほとんどは、ＯＡ機器に接しています。

「体への影響が心配・・・。」そんな不安を軽減するために開発された電磁波防止カーディガンは、パソコン等から発生する電磁波の影響から女性の体を守ります。

素材の特徴：シールド天竺：アクリル７０％ウール２５％その他５％

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

このカーディガンの素材「シールド天竺」はどこの会社の製造でしょうか？ネットで検索しても、何も出てきません。判る方がおられれば、ＢＥＭＳＪに教えてください。

追記：２０１５－１－１８

このカーディガンの素材「シールド天竺」は、金沢市に本社があるヤギ・コーポレーションの商品名と思われます。金属をコーティングした繊維をウールなどに巻き込んで作った素材ではないかと、思われます。

そして、１２と13は共に「ヤギ・コーポレーション」が製造・販売元とみられます。

2002年頃には販売していたのでしょう、２０１５－１－１８のネット検索ではまったくヒットしません。

このような電磁波防止カーディガンを着ても、実効的にパソコンなどからの電磁波は防護できないので、売れなくなり、市場から消えて行ったのでしょう。

１３）電磁波防止カーディガン：その2

2009年頃にある通販サイトにあった内容です。

以下のような、13）で紹介したカーディガンと、たぶん同じ製造会社のものでしょう、電磁波防止を謳ったカーディガンが売られていました。

１４）電磁波防止エプロン「フロントガード」

以下は、株式会社ユニックスのサイトで販売（2004年9月のログ）されていた電磁波防止エプロン「フロントガード」という、前と後ろに電磁波防護効果を持たせたグッズです。

２００９年１２月２８日のチェックでは、当該のサイトは閉鎖された様で、開けません、また、「ユニックスフロントガード電磁波」で検索しても、何もヒットしません。

たぶん、売れなくなり、市場から消えたのでしょう。

「銀繊維不織布を素材」はどこの会社の製造でしょうか？ネットで検索しても、何も出てきません。判る方がおられれば、ＢＥＭＳＪに教えてください。

15) サイトから消えていく電磁波エプロンハッピーママＣＯＭのサイト記；２０１０－１１－１６

ハッピーママＣＯＭという妊婦向けのサイトにあった内容です。

http://www.happy-mama.com/16_premama/mama/mam10/1207mam_qatop.html （サイト閉鎖でリンク切れ）

2004年6月11日にアクセスしたときは以下になっていました。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

* QUESTION 1 *

オフィスで1日中パソコンの前に座っていますが、電磁波の影響がとっても心配です

* ANSWER *

電磁波の影響については、まだ詳しく分かっていません

電磁波がからだに与える影響については、世界中の研究機関で調査が進められていますが、まだよくわかっていないのが実情です。

妊娠中の胎児に影響を与えるという調査結果が発表されたこともありますが、詳しくはよくわかっていません。あまり神経質になりすぎず、普段と同じようにお仕事してよいでしょう。

ただ、気になるようなら、市販の電磁波を防止するエプロンなどを着用してみてはいかがでしょうか。各メーカによってそれぞれ商品の特徴も異なりますので、よく吟味して決めるとよいでしょう。

むしろ、仕事などでOA機器を使っていると、疲れや腰痛などのほうが心配です。

（略）

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

2004年11月23日にアクセスの結果

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

* QUESTION 1 *

オフィスで1日中パソコンの前に座っていますが、電磁波の影響がとっても心配です

* ANSWER *

電磁波の影響については、まだ詳しく分かっていません

電磁波がからだに与える影響については、世界中の研究機関で調査が進められていますが、まだよくわかっていないのが実情です。

むしろ、仕事などでOA機器を使っていると、疲れや腰痛などのほうが心配です。

（略）

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊と、電磁波波防護エプロン・・・・が消えています。

２０１０－１１－１６の再確認

http://www.happy-mama.com/16_premama/standard/16_bs_dendiha.html に移動していた。電磁波エプロンに関する記述は消えたままです。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊電磁波、Ｘ線の影響について

電磁波が体に与える影響については世界中の研究機関で調査が進められていますが、まだよく分かっていないのが実情です。

妊娠中の胎児に影響を与えるという調査結果が発表されたこともありますが、詳しくはよく分かっていません。通常の使用量では問題ありませんので、あまり神経質になりすぎず普段と同じように仕事しても大丈夫でしょう。

むしろ仕事などでOA機器を使っていると、疲れや腰痛などのほうが心配です。

（略）

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

16）電磁波防護ネクタイもかつては売られていた。

記：２０１３－６－４

以下に一部を引用します。

http://k-tai.impress.co.jp/ にあった内容、2003年2月1日のログ

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ついに出た「電磁波軽減ネクタイ」

電磁波から人体を守る、と言えば、パソコンショップなどの周辺機器売り場で販売されている「OAエプロン」の類が有名だ。

実際の効果のほどは筆者にも全くわからないが、会社でPCを操作するビジネスウーマンや妊娠中の女性などが使用することが多いらしく、関係者に聞くところでは、そこそこ売れているらしい。

新橋のディスカウントショップで見かけた「電磁波軽減ネクタイ」を長年したIT関連企業の男性が結婚した場合の男児出産率をぜひ知りたいところだ。

電磁波と女児の誕生という明確な関係を過去何度も目の当たりにしている筆者の場合、どうしても気になるところなのだ。

「電磁波軽減ネクタイ」は、「電磁波軽減素材を添え芯として使用している」旨タグに明記されているが、例によって、その効果や何が電磁波を軽減するかなどの根拠は一切書かれていない。

筆者の周囲の現状からなら、「もし男児が生まれたらネクタイもう１本！」などというジョークも欲しいところだ。

品名：電磁波軽減ネクタイ購入場所：新橋キムラヤ 2001/07/13 00:00

＊＊＊＊＊＊＊＊＊

さて、この電磁波軽減ネクタイに関しては、2001年のこの記事以外にＢＥＭＳＪは知らない。

２０１３－６－４に「電磁波防止ネクタイ」、「電磁波軽減ネクタイ」で検索するが、携帯Ｗａｔｃｈの記事がヒットするだけで、他には見つからない。

たぶん、売れなくなり、市場から消えたと思われる。

このネクタイに使用されている電磁波線維は、アメリカのＳａｕｑｕｏｉｔ製Ｘ－Ｓｔａｔｉｃという導電性繊維で、ナイロン繊維に銀メッキ加工したものです。

１７）電磁波防止Tシャツ記：２０１３－６－７

2000年11月のログで、ニットファクトリー「アンカー」（http://www.1.ocn.ne.jp/~anchor/ リンク切れ）にあったものです。 WEBのハードコピーだけが残っていました。

Tシャツの胸のポケット部に電磁波遮蔽布を用いたものでしょう。

携帯電話からの電磁波を防止するのが主目的であれば、電磁波遮蔽繊維で作った胸ポケットに入れないで、携帯電話の電源を切ってポケットに入れれば良いだけです。

2013年6月にこのサイトにアクセスしてみましたが、開けません。

「ニットファクトリーアンカー」「モバイルシャツ電磁波」などで検索してみましたが、何もヒットしません。多分、売れないので、市場から消えていったのでしょう。

１８）コマツで販売していた電磁波シールドエプロン

1999年6月に見つけた（株）ケー・テー・シー（小松トレーディングアンドサービスより変更）が販売していたエプロンの広告ページの一部です。

http://komatsu.co.jp/ktc/ktsci23.html<リンク切れ>のログ

＜画像ミスです。＞エプロンの素材は「テイジンヘルツⅡ」とあります。

2014年2月20日にネットで検索してみました。

エプロンを販売していたＵＲＬは閉鎖されたのでしょうか、開けません。

「（株」ケー・テー・シー」、「小松トレーディング」で検索しても、何も有効な情報がヒットしません。

売れなくなり、このエプロンは市場から消えたのでしょう。販売していた会社もなくなっているかもしれません。

１９）（株）ミックで販売していた子供たちを護るための電磁波防護エプロン

2000年11月にネットで見つけた販売広告です。http://www.j-mic.co.jp/ecomic/wear.html＜リンク切れ＞です。モノクロのハードコピーだけが残っています。

以下にその部分を示します。

このサイトは、20014年2月25日のチェックでは開くことができませんでした。

また（株）ミックのサイトは残っていましたが、電磁波に関連するようなコンテンツは皆無になっていました。

サイトの検索で「（株）ミック電磁波」で検索しても、何も有効な情報は見つかりません。

この種の電磁波エプロンは売れなくなり、このミックのエプロンも市場から消えていったのでしょう。

２０）消えた電磁波防護グッズ販売サイト

２００６年６月に以下のサイトで電磁波グッズを販売していました。

「パソコン電磁波防止対策センタ」という名称のサイトです。 http://www.denjiha.biz/index.html

＞パソコン電磁波防止対策センタ

＞

＞パソコンワーカーが浴びる電磁波シャワーをカットするエルマクリーン

＞提供サイト

＞電磁波過敏症やＶＤＴ症候群、そしてパソコンワーカーの方、電磁波の影響、電磁波の健康問題を一考しませんか

といった内容が書かれていました。

詳細のＷＥＢ上に書かれた内容は記録に残してありません。

２００８年１月８日、久しぶりにこのサイトを覗いてみました。

閉鎖されたのでしょう。全くアクセスすることができませんでした。

2016年6月26日に上記のサイトにアクセスできました。

リニューアルされたのでしょうか。電磁波グッズの販売もありました。

２１）消えた楽天ETL電磁波サイト

以下のサイトは2004年頃に熱心にメルマガを発行して、楽天のサイトで電磁波グッズを販売していた。その後どうなったかを見ようと、2017年3月19日に覗いたら、開けなくなっていた。

2011年が最後のカスタマーレビューとして、楽天のサイトに残っていた。よって2011年頃には閉鎖したと推定。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

ETL楽天ショップ店長の北田やよいです。こんにちわ。

特別販売品目

１．通常価格15,000円を12,000円。20％オフ（3800円お得）

・あなたの大事なお子様・お孫さんをしっかりと電磁波から守るドイツ・マルブルグ社製キッズ用電磁波シールド・Ｔシャツ限定10名様

２．通常価格5000円を4000円。20%オフ（1800円お得）

・電磁シールド・キャップ黒フリーサイズ限定 10名様

欧州空軍が使用しているプロ仕様です。長時間携帯電話をお使いになる方に最適。国産品で9800円というものもありますがこれはお買い得。

偏頭痛やなんとなくボワッとした疲労感がたまっている方、モニタ報告ではこれを被ると「頭がすっきりする」との感想をいただいております。

株式会社ETL（環境技術研究所）

100-0005 東京都千代田区丸の内1-1-3 AIGビル9階 TEL ：03-5288-7227

URL ：http://www.rakuten.co.jp/etl/＜リンク切れ＞ MAIL：info-etl@etechlabo.co.jp

ETL楽天ショップ店長北田やよい

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

２２）消えたゴールドウィン社の電磁波防護グッズ

記：2017-6-4

＊発売に関する情報

2001/04/11 朝日新聞<富山版>の記事

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊電磁波の9割もカット

シールドウェア開発

トヤマゴールドウイン（本社・小矢部市）は、パソコンや携帯電話が出す電磁波を遮断する「シールドウェア」を発売した。ブルゾンとトランクスの２種類で、両方を着用すれば電磁波の70～90％がカットできるという。

肌触りをよくした女性用もあり、同社は今後、マタニティーも開発したいとしている。

（略）

ブルゾンは１枚19,800円、トランクスは２枚１組で9,800円。

同社は、今年度に計5000枚の販売を見込んでおり、インターネットのホームページ（http://1for1.co.jp 2017年6月現在ではリンク切れ）でも購入申し込みを受け付けている。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

という記事があり、情報では

[製造販売元] (株)トヤマゴールドウイン [素材提供] 旭化成株式会社

となっている。

＊その後

2001年の発売に関する情報の後、どうなったか？

2004年頃の関係者からの情報では、「生地素材の供給が中止になった為、弊社展開も中止」とある。

2009年6月のネット検索では、当該の会社のサイトには電磁波関連は見当たらず、完全にこの会社における電磁波防護グッズの製造・販売はなくなったものと思われる。

２３）市場から消えたISITE社のOA･IH電磁波防護エプロン http://isite.co.jp/commodity-apron.html にあった内容２０１０－１－４のログ

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

OA・IHエプロンの特徴公的機関・医療機関・

実使用シーンの測定で効果を実証

大阪府立産業総合研究所でのシールド実験ＫＥＣ法(電波をどれだけ遮断するかを測定)では９９％以上カット。

さらに病院でのペースメーカ実験、ＩＨ調理器での使用シーン想定、その他電化製品・ＰＣ・携帯電話等の使用シーン想定の測定でもシールド効果が実証されました。

1枚で低周波から高周波までの電界・磁界に対応

電界・磁界には幅があり、一般家電は５０～６０Ｈｚ、ＩＨ調理器は２０ＫＨｚ～６０ＫＨｚ、携帯電話は８００ＭＨｚ～２ＧＨｚとされています。

本製品はこのような異なる電界波を軽減し、さらに一般のＯＡエプロンでは低減できないとされる２０ＫＨｚ以上の磁界波にも対応。

一枚でオフィスからご家庭までのさまざまな環境に対応します。

(※電界波測定機器：TRIFIELD METER Model 100XE 磁界波測定機器：ELT-400)

医師の推奨をいただきました

本製品は医師会立会いのもと、ペースメーカ使用者さまの協力を得、ＩＨ調理器、携帯電話で効果測定をおこないました。その結果、電界・磁界波の影響を防御した実用に耐えうる製品であると実証されました。

ペースメーカ使用者さま・妊婦さまにも安心してご利用いただける製品として、不整脈専門医師の推薦をいただいております。

軽くておしゃれなデザイン

シールド部は取り外し・付け替えOK

すっきりとシンプルなエプロン。軽くてつけ心地が良く、体の負担になりません。

電界・磁界波シールド部は取り外しできますので、エプロン本体の洗濯がカンタンにできます。ボタン等でお気に入りのエプロンや衣類に付け替えることもできます。

※ペースメーカを装着されている方は、電界・磁界波防御のインナまたは肩パッド

【製品名】 OA・IHエプロンAnge

【寸法】フリーサイズ(前中心丈82cm)

【デザイン】胸部ポケット／背面ボタン

【別売】ペースメーカ用肩パッド

【素材】

エプロン：ポリエステル６５％、綿３５％

内面：電界・磁界波シールド材SKIMIH-1

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

2017-7-24 上記のサイトをみたら、すべて、リンクは切れ、開けなくなっている。会社の名前で検索してもヒットしない。

ネットで検索すると以下のドメインに関する情報が見つかった。2017年7月24日の検索：

Isite.co.jp domain is owned by Akamatsu, Tatsushi Info-Works Inc. and its registration expires in 8 months.これによれば、2016年12月頃にドメインは無効になっている。

たぶん、こうした電磁波防護エプロンは売れなくなり、市場から消えたと推定。

これらの電磁波防護エプロンは1着2万円もするので、1,000着在庫を抱えたら2,000万円の在庫となってしまう。

２４）PCVANのサイトで売られていた波動グッズＳＧＥ

以下の宣伝があった。 1997年のログです。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ #7410/7688 ぱそ通商店街

★タイトル (UDM85224) 97/ 6/28 0:22 ( 98)

有害電磁波の中の生活環境を安全に無害化・浄化するSGE

★内容

パソコンをお使いのPC-VAN会員の皆様へ

アザラシ ID.UDM85224

（略）

数あるS.G.E.商品群の中に今また新しい製品が加わりました。

今回新発売の、自然の力でパソコンなどの電気機器から出ている有害電磁波からあなたを守るシ－ル式「SGE」チップ

は、有害電磁波に対して次のような特長を持っています。

○ パソコンや携帯電話などの電気機器から出ている有害電磁波の波動を生命波動に変換したり吸収して、有害電磁波からの障害を防止・予防します。

○ 「SGE」チップを貼付するだけで、有害電磁波により引き下げられた人体の免疫機能や自律神経などの波動レベルをもとの位置以上に回復することが確認されました。

特にこの点で、同種類の他の製品と大きく差をつけております。成分：波動性セラミック樹脂（60%がSGE鉱石）

サイズ：直径 25mm 厚さ 2.5mm標準価格：￥3,000（税、送料別）

ご購入方法：後日お知らせする郵便貯金口座への事前のご送金によるか、代引き郵便での販売となります。

※現在特許申請中です。

○ 使い方はカンタン裏面の剥離紙をはがし、電気製品に貼るだけで、有害な電磁波を吸収し人体への影響をシャットアウトします。

○ 効果は半永久的昔より伝わる天然の鉱石ですので、その効果も損なわれることなく、１度とりつければ半永久的に効果があります。

（略）

参考データ：波動医学研究院計測

計測項目	携帯電話不使用時	携帯電話使用時	「SGE」着用時
免疫機能	A	E	A
脳下垂体	A	E	S
脳	B	E	A
自律神経	B	E	A
眼神経	B	D	A
副腎皮質	A	D	A

S:優良な状態 A:良好な状態 B:一般的な状態 C:下降状態 D:要注意 E:不調な状態

（略）

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

2017年の段階で、20年前のこのグッズも、市場から消えたようです。

波動測定は欺瞞に満ちたもので、当然の帰結でしょう。

２５）アーバンベストが販売していた携帯電話の電磁波防護波動グッズ「テンセンチップ」

記；２０１７－１２－１６

1997年頃に入手したカタログです。

効果検証は欺瞞に満ちた波動測定器ＬＦＡによっていますので、このグッズの効果は欺瞞でしょう。

2001年頃のＷＥＢ検索では販売していました。

2017年12月の検索では何もヒットしません。

効果の欺瞞性から売れなくなり、市場から消えたのでしょう。

販売していた会社「アーバンベスト」のサイトもなくなったのでしょう、検索ではヒットしません。

カタログに「本商品は電磁波を遮断するものではありません」という記述がある。

２６）東亜紡績が企画・製造し、アーバンベストが販売していた電磁波防護エプロン「シャダン」

記；２０１７－１２－１６

1997年頃に入手したカタログです。

このエプロンも、2001年頃のＷＥＢでは販売を行っていました。東亜紡績という繊維会社が企画・製造を行ったものです。

その後は？

2017年12月のＷＥＢチェックでは何もヒットしません。

他の電磁波エプロンと同じで、実用上の効果がなく、売れなくなり、市場から消えたのでしょう。

２７）ヨヒラで販売していた電磁波ＯＡエプロン

2003年頃に入手した資料、モノクロコピーが出てきました。日清紡のデンジークロスを使用・・・・と謳っています。

2017年12月、ネットで検索してみましたが、何もヒットしません。

グッズの効果が実用的にはないので、売れなｋなり、市場から消えたのでしょう。

２８）ネミコンで販売していた電磁波エプロン

以下はネミコンノイズ株式会社のWEBにあった内容、2004 年1 月のログ

2005年3月のチェックでは、

この会社は、ノイズシールドジャパン株式会社と改称し、WEBもリニューアルされて？この電磁波防護エプロンの案内は見ることができなくなっている。

販売を停止したと思われる。

頁トップに戻る

１２．ヘマタイトという鉱石に、電磁波防護効果があると称しているグッズの例

以下にとある通販サイトにあった（過去にあった、現在は消えています）グッズの例です。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

ヘマタイト＆パワーストーン：黒のヘマタイトが光り輝いてとてもきれいです。電磁波防止なのでとにかく違う

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

ヘマタイトは「バビロンの時代から黒いダイヤと呼ばれて、戦争に出かける男性のお守りとして活躍したヘマタイトは、別名を赤鉄鋼といい、出血を止めたり、ケガなどの炎症を鎮めたりする効果があるといわれてきました。

赤鉄鋼というほどには、その色は赤ではなく、銀色がかった黒である」ということからパワーストーンと呼ばれ、摩訶不思議な力が宿る石とされてきている。

ここから、電磁波による健康影響の防護にも効果があるという誤った風潮が出てきたのではないかと、BEMSJは想像している。

同じヘマタイトに電磁波防護効果があると謳っていたサイトがある。 2001年頃のログです。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ Aburaという占いのWEBにあった内容

http://www.abura.co.jp/powerstone/hematite.html/ ＜2015年1月では、このサイトは開けません、閉鎖されたのでしょう。ヘマタイト～体内を活性化させる健康増進の石～

だるい、疲れた、ヤル気が出ない……。そんな時は、ヘマタイトのネックレスをつけてみてください。

ヘマタイトは黒っぽく不透明な石ですが、「ヘマ（ギリシア語で血）」という名前が示す通り、中は血のような赤。この石には、血液の循環をよくし、臓器を活性化させ、心身のバランスを保つパワーがあるのです。

さらに嬉しいのは、ＯＡ機器や家電製品が発する電磁波をシャットアウトする働きがあるということ。

パソコン仕事で肩こりや目の疲れ、頭痛などに悩んでいる人は、ヘマタイトのアクセサリーを愛用してはいかがでしょうか。集中力を高める作用もあるので、能率アップにも一役買うかもしれません。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

頁トップに戻る

１３．効果に疑問のあるめがねフレームでの電磁波防護の例

ある眼鏡屋の新聞折込み広告（2004年12月頃）にあっ例です。その会社のＷＥＢでも「電磁波防止めがね」として宣伝されています（2005年7月9日にその会社のＷＥＢで確認）。

めがねフレームの一部に、小片の金属やフェライトを取り付けただけで、電磁波の防護になるのでしょうか？極めて疑問です。

追記：２００６－６－１０

久しぶりにこの眼鏡を販売している会社のＷＥＢを覗いてみました。これらの電磁波めがねの頁は削除されたのでしょう、見ることはできませんでした。

なぜでしょうか。電磁波の防護効果に欺瞞があることが判って、削除したのでしょうか・・・・・・？？？

頁トップに戻る

１４．電界防止器の疑問

２００６－４－２

一時期は多数のブランドで、類似の商品が売られていました。以下のゾーンはその一つです。

ゾーンという名の電界防止器

以下は、数年前に、某社製の電界防止器を、ふとした事から借りることができ、その簡単な評価を行ってみた結果を、いまさらかも知れませんが、当ＷＥＢに公開します。写真に示したゾーンとは多少は機能などがことなるかも知れません。

結果は、説明書に記載してあるように、きちんと切り替えスイッチなどの機能を確認すれば、問題はないのですが、この確認を怠ったり、もしくは度確認したとしても、その後に誰かがコンセントから防止器をはずして、逆の極性に差し込んだりしたとすれば、自分のパソコンだけではなく、有線で接続されている多くの他のパソコン機器の金属部にAC100Vが印加され、感電の危険が発生します。

AC100Vに触れて感電死することは無いにしても、かなり危険な側面をこの商品は持っていることが判りました。以下にその内容を記します。大きな事故が発生しないように、対応を必要です。

＄１．試験条件等筆者の自宅。

１００Ｖの電源は、片側が設置されている。

これは、洗濯機などを設置してある場所の電源コンセントにはアース端子が設けられているのでこのアース端子と電源コンセントの片側（Ｐ側）をテスターで測ると１００Ｖ，電源コンセントのもう一方（Ｎ側）とアース端子間ではゼロＶであることから判断した。

＄２．電界防止器の概要

ＡＣコンセントに直接接続する2極のＡＣ入力部と電界防止効果の選択する3段階の切替えスイッチと電子機器の筐体（フレームグランドＦＧ）もしくは信号アース（シグナルグランドＳＧ）とを接続する接続ケーブルから成り立つ。

電界を検知する簡易的な電界検出器も付属している。

＄３．機能のテスト

１）簡易電界検出器の感度

ＡＣ１００Ｖに接続されている電源コードにくっつけると大きな音が出る。しかし、１０ｍｍ程度離れて時は音が出ない。

２）機器への接続端子の出力電圧。

洗濯機を設置してある場所のアース端子（Ｎ側）と電界防止器の出力アース接続ケーブル間の電圧をテスターで測ると、接続ケーブルは他の機器には接続しない。

切替え位置１；ＡＣ１００Ｖ切替え位置２：ＡＣ５０Ｖ

切替え位置３：０Ｖとなった。

接続アースケーブルに簡易電界検出器を近づけると切替え位置１；大きな音が出る

切替え位置２：小さな音が出る

切替え位置３：音は出ないとなった。

３）回路構成

電界防止器のカバーをあけて、内部の構成をみた。韓国製プリント基板上にＤＨＴというブランド？をつけた大きなハイブリッド部品があり、殆どがこの中に入っているので、構成は定かではない。

ＡＣの両端はいずれも０．３３μＦ（ＡＣ２５０Ｖ耐圧）のフィルムコンデンサーで、ＡＣ電源入力端子とＣ結合となっている。

従って、接続ケーブル端は

切替え位置１；ＡＣのＰ側もしくはＮ側にＣ結合で接続電界検出器で電圧の有無を判断切替え位置２：ＡＣの仮想的な中点電位を設けて接続

切替え位置３：ＡＣのＮ側もしくはＰ側にＣ結合で接続電界検出器で電圧の有無を判断されているものと推定できる。

４）適当な電子機器との接続

ＡＣ１００Ｖで操作するモデムと、電界防止器を、同じコンセントに接続。

モデムの信号コネクタ部の近くに電界検出器を近づけると、大きな音で電界の存在が判る。

モデムのＳＧと、電界防止器を接ケーブルで接続し、切替え器を適切な位置に設定すれば、モデムの電界は少なくなる。ＳＧの近傍は少なくなるが、モデムのＡＣ入力の部分と、ＡＣ電圧が印加されていると思われる部分では、効果が薄くなっている。

電源のＮ側と適当な線材で、モデムのＳＧを結んでも同じ効果となる。

（従って、わざわざ数万円を支払って、電界防止器を購入する必要はない。

また、電源のＮ側ではなく、接地されたアースとＳＧを適当な線材で結んでも同じ効果が得られる。

５）電界防止器の安全性

ＡＣ１００Ｖが接続され、色々な回路の切替えを行っている切替え器は、2回路3接点のスイッチである。

これはＡＣ電源切替え用のスイッチではなく、小信号切替え用のスイッチであり、はんだ面での異極間の距離は１ｍｍ以下である。

これはごついＡＣ電源切替えスイッチを使用すべきである。

この電界防止器には、電気用品取締法などの安全基準に合致しているというマークは皆無である。よって、安全規格の観点から疑問がある。

６）ＰＬの観点からの危険性

電界防止器は、２極で供給されるＡＣ電源のどちらがＮ側であるかを判定して、Ｎ側を電子機器のＦＧもしくはＳＧに接続し、電子機器の電界放出を抑制する効果がある。

しかし、切替え器の操作を誤れば、ＳＧやＦＧに１００ＶＡＣを印加する。この状態で機器の金属部に触れると１００Ｖに感電する。

有線で他のパソコン機器などと接続されている場合は、ＳＧが多くの機器に、別の部屋にあっても、異なるフロアにあっても、ＳＧが接続されていると、思わぬ個所で、感電事故が発生する。

一度電界検出器で確認をして接続ケーブルを電子機器のＳＧに接続しても、電界防止器が、半永久的に床などの電源コンセントに固定されていない限り、意識しないで誰かが電界防止器を電源コンセントから抜き、極性を反対にして、再び電源コンセントに電界防止器を接続したとすれば、有線で接続されている全ての機器の金属部に１００ＶＡＣが印加され、感電の事故になる。

また、当初、Ｎ側に接続しても、電界防止器の中の部品などが壊れたりし、動作条件が変われば、同様に感電事故の発生が予想される。

従って、この電界防止器は、2重3重に防護策を講じない限り、誤って感電事故を起こす可能性があり、好ましくない機器である。

１００Ｖに感電して、人は死ぬことはないかも知れない。

しかし、この方式を２００Ｖの欧州で行えば、２００Ｖでは人は感電死する。

７）その他の問題

一般家庭のＡＣ１００Ｖは、電力会社の柱上トランスの地点で、片側が大地に接地されている。

工場や大きなビルでも基本的にはＡＣ１００Ｖ交流電源は片側が接地されていると思われるが、中には、中点接地というシステムを採用しているかも知れない。そうした中点接地システムの場所で、有線で多数のＰＣ機器のＳＧと接地接続しているところがあれば、そこにこの電界防止器で、強制的にＳＧをＮ側に落せば、ＡＣ１００Ｖは片側地絡となり、漏電遮断機が動作してしまうことになる。

片側接地か、中点接地かは殆どわからないので、この電界防止器が作動した瞬間、漏電遮断器が動作して、停電状態になる可能性がある。デスクトップパソコンを使用中に停電が起これば、どうなるか、作成中のファイルは消えてしまう。

８）結論

こうした電界防止器の使用は電磁波の健康影響の観点からも不要であり、感電事故や停電事故のおそれすらある。

どうしてもパソコンなどからの電界輻射を小さくしたいのであれば、こうした電界防止器に数万円を払う必要はなく、適当な導線で、パソコン機器の金属部筐体と、電源のアース端子を接続すればよい。

追記：積水樹脂のグッズの販売開始

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ 1998年3月17日

商品ニュースパソコンの電磁波を削減積水樹脂共同通信ニュース速報

積水樹脂はパソコンから発生する電磁波を大幅にカットする電磁波防止器「ウェーブロック」を２３日から発売する。検知器とセットで３万２千円。

従来の電磁波遮へいタイプではなく、パソコン本体やディスプレィなどからの電磁波の発生そのものを抑えるのが特徴。従来品の約２倍の電磁波がカットでき、特に人体に悪いといわれる超低周波を最大７６％減らせる。

問い合わせは電話０６（３６５）３２４４。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

追記：２００６－６－５

ゾーンと類似の商品に積水樹脂（株）が1998年頃から販売していたウェーブロック（定価３２,０００円と安くはない）というものが、ヤフーのオークションに出品されていました。

希望価格・最低価格１８,０００円２点出品され、１点は売れずに終了、もう１点はリストには掲載されていますが、たぶん売れずに終了するでしょう。

(追記：2006年8月1日予想通り、売れずにヤフオクのオークションは終了となっていました。)このウェーブロックは、現在では製造・販売は中止となっていると思われる。

２００１年３月９日にネット上で検索を実施、「電磁波」と「ウェーブロック」で検索結果のヒット数はゼロであった。

積水樹脂のウェーブロック

追記：２００９－１１－７

以下の図はＵＢＣという会社が1998年頃にゾーンという電界防止器を販売していた頃の宣伝文書からの一部転載です。

電磁波防護効果への欺瞞性から売れなくなり、2009年11月6日のサイト検索では、ＵＢＣ（新しい会社名に変更になっているが）のサイトでは全く関連するページは見つからなかったので、もう販売は行っていないのでしょう。

追記：２０１０－３－７もりや産業で販売していたゾーンは「廃盤」 http://www.moriyas.co.jp/n_vol/178.htm（リンク切れ）にあったものです。２００2年2月24日のログです。

追記：有限会社ウッドシェイドで販売していたゾーン

2000年11月10日のログでは、Http://www.cyborg.ne.jp/%7Ewood/zone.html< リンク切れ>で「これなら安心電磁波の危険から身を守る決定版」としてゾーンが売られていました。

しかし、2001年6月28日のアクセスでは、この販売頁は閉鎖されたのでしょう、開けなくなりました。販売は停止となったと推定。

追記：フィセルで販売していたゾーンの広告

１９９９年６月のログです。

モノクロのハードコピーだけが残っていました。

この通販サイト http://www.world-egg.com/zone/ は閉鎖されたのでしょう、開くことはできません。販売は終了したと言えるでしょう。

追記：２０１８ー１－２ Hanakoで記事になっていたエルマクーン

古い資料が出てきました。

エルマクリーンを推奨するマガジンハウス発行ＨａｎａｋｏＮｏ．829 2005年3月30日号の記事です。

エルマクーンを使い始めたら、目の疲れ・肩こりが軽くなったという中村裕子の弁です。この弁を信ずる人はいないでしょう。

このエルマクーンも、もう売っていないでしょう。

頁トップに戻る

１４Ａ：電界防止器テスラクランプ

１）テスラクランプの販売開始

以下は1999年12月頃に入手したテスラクランプのカタログです。

２）テスラクランプの効果検証データ以下は入手した効果検証データ、

確かにＥＬＦの電界の抑制には、効果があることが実証されている。

２）テスラクランプの2000年朝日パソコンでの広告記：２０１６－１０－３０

古いパソコン雑誌を整理していて、Ａｓａｈｉパソコンの2000年１・1/15合併号に以下のような1頁のテスラクランプの広告がありました。

15000円も出して、購入した人がいたのでしょう。

３）パソコン教室に導入の例 2003年7月のログです。

あいがりパソコン塾では、テスラクランプを導入していました。

このあいがりパソコン塾は、2011年頃には、パソコン塾の営業をやめたようです。３）楽天サイトにあった購入者の評価

ほとんどの購入者は効果を認めていません。

３）販売の終了

2006年4月のログです。

ＷＥＢをサーフィンしていたら、ゾーンと類似のテスラクランプという商品が、製造・販売を終了したというＨＭＩ社の社告を見つけた。

http://www.hmi-jp.com/hmi/tesla/index3_a.html ＜リンク切れ＞にあったものです。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

※テスラクランプの、製造販売は終了致しました。

長らくのご愛顧ありがとうございました。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

電界は抑制できるとしても、それはテスラクランプを購入しなくても、電線1本で代替えができます。また、同類の電界抑制グッズと同じで、誤った使用方法では、感電の危険があります。

というようなことがら、このグッズは、売れなくなり、市場から消えたのでしょう。

頁トップに戻る

１５．携帯電話の電磁波の健康影響の研究者から電磁波防護グッズの促進者へ？その後は転向？

＊Micro Wave NewsのWEBにあった内容です。２００６－５－２７のログ一部仮訳して引用

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

5月9日、ジョージ・カルロは次のように予言した。「現在の疫学調査に基づけば、2010年までに、毎年、携帯電話の使用が原因となる脳と目の癌患者が50万人となる。」

カルロは、昨日キャンベルがホストを務めるニュージーランドのTV3 ニュース番組「キャッベルライブ」でこの予言を行った。

（略）

このインタビューと関連する二つのニュース番組はTV3のWEBで見ることができる。カルロは1993年から1999年の間、アメリカの携帯電話業界の研究計画に携わった。そして最近は、BioProテクノロジと戦略的提携を結んだ。

BioProテクノロジはカルロとテクノロジ社が電磁波によるストレスから防護できると主張している機器を販売している。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊関心のあるかたはMicro Wave NewsのWEBを見てください。

Ｇ・カルロは「携帯電話その電磁波は安全か」の本の著者で、この本は和訳され、日本でも売られている。

カルロは携帯電話の工業会の委託を受けて健康影響の研究プロジェクトを主導していた時はまじめな研究者であったと思う。

しかし、BioProテクノロジが販売している携帯電話の防護グッズの販売サイトにあった内容を以下に示します。末尾（赤字にした箇所）に注目。

このグッズは数年前に日本でも盛んに売られた電磁波防護波動グッズである。

カルロがこうした電磁波の防護効果が欺瞞と思われる（？）グッズを販売する仲間に入るとなっては・・・・である。 http://www.mybiopro.com/BioProTemplate.aspx?ItemID=667&ID=emf-health＜2013年3月5日の再アクセスでは閉鎖されたためか開けず。関連しそうなＢｉｏＰｒｏのサイトの多くは閉鎖されており、開けない、もしかしてＢｉｏＰｒｏのグッズの販売は停止したのかもしれない。＞の情報

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

BIOPRO Cell Chip

Price: $27.95 USD Product ID #: 29220

・Powered by BIOPRO’s Proprietary Energy Resonance Technology (ERT TM)

These statements have not been evaluated by the FDA. The products and/or technologies listed are not intended to diagnose, treat, cure, or prevent any disease.

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

末尾の赤字の部分を仮訳すれば

「これらの記述はアメリカの食品薬品局によって検証は行われていない。ここに述べている製品および関連する技術は、如何なる疾病の診断・手当て・治療・予防を目的としていない。」となる。

言い換えると、日本で言えば薬事法、アメリカで言えばＦＤＡの認定は行われていないので、如何なる医学的な正当性はまだ認められていない、医療行為も、予防行為にも使用することは公的には認められていない。ということになる。

数年前にアメリカのＦＴＣ（公正取引委員会）は市販されている電磁波防護グッズに効果がないとして提訴した。
詳細はこちらへ　（Protect htm）

それと同じことになると思われる。

追記：2013-3-5

BioProという電磁波防護グッズの推進者になったと思われたカーロは、数年後には何か事情があったのでしょうか？まったく反対の方向に転向した様です。

以下はEMFactという電磁波情報サイトへのカーロの投稿です。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

http://www.emfacts.com/2008/05/887-warning-over-so-called-emr-protective-devices/ にあった内容 2013-3-4のログ

#887: Warning over so-called EMR protective devices 電磁波防護グッズと呼ばれるものへの警告

2008-May-19

From George Carlo ジョージ・カーロより

Medical Alert 医学に関連する警告

Aggravated Symptom Relapses Reported after Use of Widely-Available EMR Protection Products

広く市販されている電磁波防護用品の使用後に報告された悩みの症状のぶり返し

What Can Patients and Consumers Do to Protect Themselves?

患者と消費者は彼ら自身を守るためにできること

1. Be Empowered by the Knowledge That Product Testing Standards Exist For Your Benefit and Demand That Protection from Those Selling You Products.

販売されているグッズから防護するための必要性と、利便性のために、製品の試験規格が存在するという知識を持って、認識できる権限を持とう。

● Whether or not a product is regulated by a government agency, any company selling a product has a legal responsibility to warm consumers of potential dangers.

Obtaining the necessary knowledge requires specifically focused scientific study addressing both the safety parameters of the product and the usefulness (efficacy) of its action in preventing or treating disease.

This is a product liability requirement for all companies engaged in the sale of products that have biological, chemical or physical activity.

グッズが政府機関によって規制されているか否かは別として、グッズを販売する会社は、危険の可能性を消費者に警告する法的な責任がある。

必要な情報の入手は、グッズの安全性と、対象となる疾病を防護する活性の効能に関しては、共に、科学的な研究に基づいている必要がある。

生物学的・化学的・物理的な活性に関連するグッズの製造と販売を行う全ての会社にとっては、これは製造物責任として、要求される事項である。

● Note that if a product does not have biological, chemical or physical activity, it by definition cannot have a beneficial effect in mitigating disease – because mitigation requires biological, chemical or physical action.

Thus, any product that claims to mitigate disease or symptoms is required by law to have supportive science.

もし、グッズが生物学的・化学的・物理的な活性を持たない場合の注意は、症状の緩和に関する有益な効果が生物学的・化学的・物理的な活性を持つことを要求しているか否かを定義づけしているかを見ればよい。

従って、疾病や症状の緩和を謳う全てのグッズは、それらを支持する科学があることを法律によって規制されるべきである。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

長文なので、全ては翻訳しきれません。

関心のあるからは、原文を入手して、読んでください。

このEMFactのサイトに公開されたカーロの警告には、特定のグッズの名称は記載されていませんが、どうやらBioProの電磁波防護グッズのことを念頭に置いているとみられます。

追記：2013-3-5

以下は英国の電磁波健康影響サイトPowerWatchに同じくカーロが2008年4月に投稿した情報です。こちらの投稿では、ずばりBioProとグッズの名称を上げています。

http://www.powerwatch.org.uk/news/20080404_carlo_biopro.asp にあった内容 2008-4-5のログ

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

Power Watch

04/04/2008 - BioPros Fabricated Science Fiction

Bio ProsはSFを構築している。

George Carlo has just started to distribute a major message to entirely disassociate himself with BioPro, having encountered many comments over the last few years implying that he endorses their products.

The following is his announcement in full:

カーロはBioProと完全に決別したことを伝えるメッセージを発信し始めた。

カーロはBioProの製品に裏書き保証を与えることをこの数年間にわたって行ってきた。以下はこの表明の全文である。

To Those Suffering from EMR Related Symptoms:

I deeply regret the misleading message that is portrayed in two videos of my image being shown on YouTube by people from Biopro Technology.

電磁波に関連する症状に悩んでいる人へ：

Ｂｉｏｐｒｏテクに関するユーチューブの二つの動画の中で示されたことが、誤った方向に導くメッセージであることを、深謝します。

・The videos are the product of fabricated science presented to the Safe Wireless Initiative by Biopro to manipulate操るthe Safe Wireless Initiative into a working alliance that could be leveraged Biopro to sell its wares.このビデオは、Biopro社がグッズを売る目的で、提携をとおしてSafe Wireless Initiative（注：カーロが主宰する組織、以下SWIと略）を操るために、SRIにBiopro社から提示された擬似科学の産物である。

・Information presented to the Safe Wireless Initiative by Biopro and the person who sells them the MRET technology, Igor Smirnov was science fiction.

BioproとIgor SmmirnovのMRET技術をBioproに売ろうとした人によって、SＷIに提示された情報はサイエンス・フィクションであった。

・In 2005, when the data were presented to us at the Safe Wireless Initiative, we took it at face value -- we took Biopro and Smirnov at their words. We erred. And, unfortunately did not make it a priority to perform the proper due diligence with independent testing until the middle of last year.

2005年にSＷIの我々にデータが提示された時、我々は額面通りに、BioProとSmirnovの言葉通りに受け取った。我々は誤ってしまった。

残念ながら、昨年の半ばまで、独立した試験機関での試験を適切で勤勉に行うことに、大きな優先順位をつけなかった。

・With that independent testing and evaluation now completed, there is no doubt that the Biopro technology does nothing of what it claims.

Indeed, it has little value in helping prevent EMR related health effects.

この独立試験機関での試験と評価の完了で､Bioproテクの言っていることに何も意味がないことは疑いの余地がないことが判った。

実際に、健康影響に関して電磁波防護効果は皆無であった。

・I am firmly opposed to what Biopro does in their business and opposed to the misleading portrayals of their products.

私は、Bioproの商売に確固として反対する、また、彼らのグッズの誤った方向に導く記述にも確固として反対する。

・The strategic alliance with Biopro has been severed now for almost a year, and was indeed one of my most regrettable professional mistakes.

Please accept my sincerest apology for any harm this misrepresentation has caused you.

I regret that this video now has a life of its own on the Internet being propagated by Biopro people trying to sell pyramid-type business dreams and products that have no independent scientific support.

Please help us by circulating this e-mail to whoever else might be harmed.

It is critically important that those who are potentially being damaged by this misinformation are given the proper information.

Bioproとの提携は1年間に及び、厳格なものであったが、私の最も残念な専門家としての誤りの一つと言える。この不当表示であなたに起こした全ての障害に関して、私の深謝を理解して下さい。

このビデオが現在ではインターネット上で自活しており、Bioproはネズミ講的なビジネスで販売を試みることにより、またグッズは独立した科学的な支持の無いままで、繁殖を続けていることを遺憾に思います。

障害を受けたかもしれない方々へ、この電子メールの転送にご協力ください。

誤った情報で障害を受けたかもしれない方に、適切な情報を届けることは極めて重要なことです。

Thank you.

以上感謝します。

Dr. George L Carlo Safe Wireless Initiative Washington, D.C.

ワシントンにて、SRIのカーロより

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

＊追記：２０２０－１－２２

上記のカーロがその後、どうなったか？

・2008年頃に彼が運営していたサイトhttp://safewireless.org/は閉鎖され、2020年1月の段階で、URLは売りに出ている。

・ネットでの情報では、彼は2018年の段階で、電磁波の観点から活動を行っている模様。

＊追記：２０２０－５－１７

Ｂｉｏｐｒｏというグッズは、製造会社名も変わり、ブランドも変わって、現在も販売中である。Ｇｉａというブランド・商品名になっている。

以下は販売サイトの一例と、その広告内容。

「GIAセルガード独⾃のGIAPlex™技術により、有害な電磁波からの影響を中和させます。」という説明がある。携帯電話などの有害な電磁波を除去したり、低減したりするグッズではない、と断っている様に見える。

頁トップに戻る

16.ニセ科学フォーラム2007参加の記から関連情報抜粋

まとめ：２００７－７－２２

マイナスイオン、ゲルマニウム、血液型性格判断などに根拠があるのか！科学的なようで科学的ではないニセ科学の実態や、それらがはびこる背景を語る「ニセ科学フォーラム」が2007年7月７日、東京の学習院中・高等科で開催された。

このフォーラムは昨年に引き続いて行われた2回目のフォーラムです。１．以下のフォーラムに参加した。

開会挨拶左巻健男 13:00～13:05

１．小波秀雄： 21世紀はニセ科学の世紀？ 13:05～13:40

２．菊池誠：スピリチュアル・ニューエイジ・ニセ科学 13:45～14:25 ３．天羽優子：「水商売ウォッチング」の現場から 14:30～15:10

４．土佐幸子：米国のニセ科学の様子と理科教育の「探究」 15:15～15:45 ５．左巻健男：理科教育と科学リテラシからの提言 15:50～16:20

全体討論 16:30～17:30

２．最初に、左巻氏の挨拶があった。

「科学リテラシ、だまされない科学に対する正しい知識を身につける」必要がある、と。

＜＜BEMSJ注：変な電磁波防護グッズにだまされないようにしましょう。＞＞３．21世紀はニセ科学の世紀？(小波秀雄) の講演では。

・家電製品の説明や観光地の滝の宣伝などで目にする「マイナスイオン」の「効用」については、「マイナスイオンは滝の

しぶきから発見されたが、美しい自然と重ねて癒やしや体に良いと宣伝に使われているだけで、科学的根拠に基づく証明はない」と強調。

４．スピリチュアル・ニューエイジ・ニセ科学 (菊池誠)の講演では

・マイナスイオン: 根拠の無い学説。

・ゲルマニウム関連の健康器具: デタラメ。

５．「水商売ウォッチング」の現場から (天羽優子)の講演では

・その世界では有名なサイト「水商売ウォッチング」の管理人である山形大の天羽優子氏が「水商売ウォッチング」を始めた経緯や、変な「水」の例の話をされた。

・「磁気水」を作る効果を謳う機器を魚の養殖所の給水管に使ったら、磁気水を使った生簀の魚だけが全滅した。養殖所と磁気水装置の製造元の間で、民事訴訟沙汰になり、製造元は保証金を支払う羽目になった。

磁気活性水製造の機器、と言ってもパイプに永久磁石を付けただけの物であるが、水質を変える何らかの効果が有ると言う事を、裁判所が事実と認定してしまった。

科学的には不適切な話であるが、民事裁判のルール上では、原告側・被告・裁判官が信じれば、科学的には不適切であっても、判決文には事実として記載されることになる。裁判所は科学的な論拠の正しさを検証しない。

６．米国のニセ科学の様子と理科教育の「探究」 (土佐幸子)の講演では

・ニセ科学を使ったインチキ商品は有るけど、全国的な流行などは無い。

アメリカの広さ(全国紙が無い)や階層(教育の程度などの差が日本より大きい)などで、流行が起こりにくいらしい。

７．理科教育と科学リテラシからの提言 (左巻健男)の講演

・TOSSのWEBに「水の伝説」が道徳教材として掲載され、利用された。

問題があるとしてWEBからは削除されたが、教育の現場ではこの教材の利用は継続している。

８．質問と論議の時間

・マイナスイオンドライヤーに関する論議

フロアにこのドライヤを製造している会社に勤務している人も参加、その会社のWEBでは、既に「マイナスイオン」という用語は使用しないようになっていると、報告があった。

・マイナスイオンの発生は静電気の除去には有効である。しかし、マイナスイオンという用語は使用しないほうが良い。

使用価値のあるものと無いものを同じ用語で説明するのは好ましくない。

頁トップに戻る

１７．化粧水に電磁波効果は疑問

作成：２００８－２－３

１）初めに

化粧品というか化粧水に電磁波防護効果を持たせたものが市販されている。どうやらフランスからの輸入品と思われる。

以下はその化粧品を扱っている日本支社のＷＥＢにあったセールストークです。

＊抗環境汚染 e3P スクリーンミスト 100mL 5,250円（税別 5,000円）

朝の洗顔の後、夜、繁華街に出かける前など、空気の汚れた場所で過ごす前にスプレーすることをおすすめします。電磁波と肌の老化に初めて着目した、肌を守る万能水

＊全成分は以下であると明記されている。

水，ローズマリー葉水，BG，塩化Ｎａ，サーマスサーモフィルス培養物，ラプサナコムニスエキス，チャ葉エキス，ビオサッカリドガム-4，イワベンケイ根エキス，ビオチン，フェノキシエタノール，EDTA-2Na，ソルビン酸K，グリセリン，ペンチレングリコール

成分を見ても、電磁波の防護効果があるとは思えない。

1年ほど前に、フランスの製造元と思われる会社のサイトに、電磁波防護効果の詳細な説明やデータが欲しいと書き込んだ。

1年か経過しても全く音沙汰は無い。

公正取引委員会がそのうちに不当表示として排除命令を出すかも知れない。

どなたか、この化粧水の電磁波効果に関する正確な情報を持っているのであれば、提供してください。この情報を修正します。

２）追記：

日本でこのスクリーンミストを販売しているクラランス（株式会社）（東京・六本木）に詳細な資料の請求を行ってみた。 2007年4月9日付で、クララン（株）お客様相談室から返信があった。

その回答は「スクリーンミストのテスト結果等記載された資料をはじめ、パンフレットのご用意はございません。」と。

３）追記；２００９－１２－２１

このスクリーンミストの広告に関して、イギリスのAdvertising Standards Authority,（広告標準機構とでも訳す？）から、

「不当広告」との判定報告が出ています。

日付：15 August 2007

対象：Clarins (UK) Ltd （スクリーンミストの製造販売会社の英国支店でしょうか！）

報告書は英文でＡ４に印刷すると6ページにもなります。関心のある方は、以下のサイトにアクセスしてください。

http://www.asa.org.uk/asa/adjudications/Public/TF_ADJ_43024.htm ＜２０１３－０４－０４リンクが切れました。＞

４）未来研究所のメルマガにあったe3Pに関する情報

以下に、関連する情報だけを転載します。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

未来工学研究所メールマガジン Hints for the New Century

～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～

今そこにある未来 Clear and Present Future

■ 2008年6月18日(87号) ■

～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～

◆ 製品に入り込む「ニセ科学」主席研究員本間純一（ほんまじゅんいち）

2006年3月に日本物理学会年次大会でシンポジウム「『ニセ科学』とどう向き合っていくか？」が開催され、各新聞で取り上げられたのでご存知の方も多いと思われる。

朝日新聞記事「強まる『ニセ科学』包囲網」（2008年5月9日）では、公正取引委員会の排除命令が2006年度32件、2007年度56件と急増していると報じ、56件中40件超は科学的根拠があるかのように表示した製品だという。

ニセ科学（あるいは疑似科学、シュードサイエンス(Pseudoscience)等と呼ばれる）は、学校教育や製品販売に入り込んでもらいたくない。

学校教材に入り込んだ本「水からの伝言」、製品に入り込んだ「マイナスイオン」や水を巡る商売などは前記シンポジウムやその他のWeb、雑誌、図書等で批判されている。

ここでは電磁界の影響研究の調査で情報を得たフランス企業の化粧品を取り上げ、どのような広告がどのように科学的証拠がないと判断されたかを把握しながら、「ニセ科学」製品を見分ける方向を考える。

2007年1月頃にフランス企業の英国クラランス社（Clarins）は、肌の老化促進を防ぐ化粧品「エクスパタイズ3Pスクリーンミスト（Expertise 3P (Poly Pollution Protection) Screen Mist）」（e3P）を英国で発売した。

2007年8月15日に英国広告基準機関（ASA：Advertising Standards Authority）は、この製品の広告に対する判決を出し同社に命じたので、その判決文をもとに考える。

e3P製品の広告の主要部分は次の通り。

・電磁波が壁を通過できるなら、肌に何を成し得るか想像してご覧。

・現代の多くの電子機器から生じる人工電磁波は、肌を損傷する公知の汚染物質リスト［日常の都市汚染（自動車排気ガス、工場煤煙、酸性雨...）や家庭内汚染（少ない空気入替、ある種の塗料、合成絨毯、有毒洗浄剤、タバコの煙...）］に加わっている。

・クラランス社の研究は、人工電磁波への曝露と肌の老化加速との関係を初めて明らかにした。

・e3Pは、若さと美しさの新しい日課となるもので、あらゆる種類の現代の汚染物質に対し肌を保護するのに役立ち、また、化粧品では初めて、家庭内通信機器から生じる人工電磁波に対しても肌を保護する。

この広告に対しASAは、クラランス社提出の証拠資料（同社研究論文）を専門家の助言を得て評価し、広告は科学的に実証されていないと判決を下し、英国クラランス社に次のように命じた。

・裏付ける確かな科学的証拠がない限り、現代の電子機器や家庭内通信機器から生じる電磁波が肌を損傷・老化させると述べてはいけない。

・あるいはエクスパタイズ3Pについて抗老化・健康保護の効能の主張を暗示してはいけない。

・人工電磁波が引き起こすことがあるかもしれない損傷の恐怖を消費者に必要以上に訴えてはいけない。

専門家の助言に基づくASA評価の要点は次の通り。

・携帯電話からの電磁波の連続曝露（6時間や24時間）による皮膚細胞への影響を調べるin vitro（細胞培養のペトリ皿での）試験、および自動車排気ガスの曝露（2時間）によるケラチン生成細胞への影響を調べるin vitro試験は行われた。

・しかし、いずれも生体の肌への影響を調べるin vivo（生体での）試験は行われておらず、in vivoに適用したときのe3Pの抗老化・健康保護の効果があるという証拠はない。

・上記携帯電話以外の多くの電子機器や家庭内通信機器からのさまざまな電磁波や、上記自動車排気ガス以外の日常のあらゆる汚染物質の曝露による証拠は提出されておらず、これらの場合の肌の損傷・老化を実証していない。

また、クラランス社の次の答弁からe3Pの本質が窺える。

・e3Pの役割は、電磁波をブロックするのではなく、電磁波曝露の損傷に対し皮膚自衛力を増強する活性成分を皮膚細胞に与えるものである。

・サンベッド（日焼けマシーン）から生じる電磁波は同社の研究と関わりがなく、紫外線の有害作用の理由からサンベッドの使用を推薦しない。

・e3Pは紫外線防護成分を含んでおらず、仮にe3P使用者が紫外線の曝露を受けるようなことがあれば、日焼け止め指数のある製品を併用することを勧めることになるだろう。

e3Pに関するクラランス社の研究は大学研究所との共同研究だというが、ASAの上記評価から同社研究論文のレベルを察すると、同論文は学術雑誌で発表されていないと推測される。

新技術の科学的根拠が広く認められるためには、少なくとも論文審査のある（即ち、当該分野の専門家による論文審査を経て）学術雑誌で論文が発表されることが不可欠と思われる。

一般に「ニセ科学」製品を見分けるのは容易ではないが、次の点は見分けるためのある程度の目安になると思う。広告の科学的証拠となる論文で、論文審査のある学術雑誌で発表された論文があるか。

できればこの他に、別の独立組織による再現性試験等の発表論文（論文審査は必須）があるか。

他方、製品広告によくある「特許出願中」、「特許取得済み」の表示は虚偽表示ではないか、表示が真実であっても取得済み特許の「目的」「構成」「効果」などが製品と同一であるか、とまず疑ってみる。

ただし、製品と同一の特許が取得済みであっても、特許の存在だけで製品の科学的根拠が必ずしも保証されるわけではない。

新技術の発明であれば、特許出願後に発表される科学論文（論文審査は必須）によって科学的根拠が明らかにされる筈である。

特許取得済みでも関連科学論文がない場合が多く、注意を要す。

なお、e3P製品をPseudoscienceやSnake Oil（インチキ）だとする批判は、今でも海外Webで多く見ることができる。

e3P製品は多くの日本語Webサイトで売られているが、我が国でも英国と同じ広告表示が続くなら、公正取引委員会から排除命令が出されるであろう。

５）追記：２０１３－４－４

３年経過して、久しぶりにネットで検索をしてみました。

以下に示すように、阪急のＷＥＢ販売では、「販売は行っていない」という注意書きがありました。

そこで、販売元のクラランス社のサイトを見ると、このe3Pに関する情報が見つかりません。また、検索をかけても、この化粧品に関する情報がヒットしません。

販売元での販売を停止したのでしょうか・・・・・・。

６）追記：２０１３－４－５

クラランスの日本支社に確認したら、

「お問い合わせいただきましたe3P スクリーンミストは、市場ニーズによるマーケティング判断で販売を終了しております。」という回答でした。

フランスの本家クラランスのサイトに入り、「e3P」で検索してみましたが、何もヒットしません。

よって、日本国内だけではなく、全世界でこのクラランスの化粧水の販売は停止したことになります。

頁トップに戻る

17Ａ．効果検証データが入手できない「デトック・ＥＭＦ」

記；２０１３－３－６

以下のグッズがネットで販売されていた。アメリカ製のグッズである。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ Liddell Laboratories社

デトック EMF（電磁波が気になる方に） 1.0fl oz（30ml)（スプレー）

価格：￥2,680

● 私達がもつ自然の力を高めて電磁波の影響をケアしてくれる！

● 医師が開発に携わり、研究を重ねたレメディー使用だから安心！

● 携帯電話やパソコン、テレビゲームに夢中なお子様にも安心スプレー！

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

この電磁波防護の効能はどのような検証を行っているのか、気になったので、販売会社に問い合わせた。

>ここで紹介されている「デトックス EMF（電磁波の影響ケア）」に関して、

>詳しい商品資料、そして、電磁波の効果を立証した科学的なデーというか説明資料を、

>急ぎませんので、以下に郵送してください。

>以上

>２００７－５－６

そして、6年後の2013年3月6日に以下の返信をもらった。

＞販売元であるLiddell Laboratories社へ直接お問合せをしましたところ

＞製造元であるLiddell Laboratories社からは、FDAに資料が回収されたため用意がないと

＞当店まで連絡がまいりました。

アメリカのＦＤＡは食品や薬などの取り締まりを行っている行政機関である。

「ＦＤＡに資料が回収された」ということは何を意味するか、定かではない。

いずれにせよ、このグッズの電磁波防護効果を示す資料・データは、日本の販売店にも、アメリカの製造元にもないことが判った。

追記：２０１９－５－７

以下にある様に、このグッズは、販売が終了となっていた。いつ終了したのかは不明。２０１９－５－７のログです。

頁トップに戻る

１７Ｂ．もう一つの化粧品（エスティローダー）に見る電磁波防護効果

記：２０１３－１１－２６

エスティローダーデイウェアプラスマルチプロテクションベース（下地乳液） 50ml

この化粧品の広告を以下に示します。

２００４年頃に入手したパンフレットの一部です。

バイオエナジーフィールドという波動測定による効果検証には疑問がある。果たして、この化粧品は継続して売られたのか？

ネットの検索では、「２００９年には製造販売元からは購入できなくなっている・・・」というユーザーの声が掲載されていた。たぶんもう売られてはいないでしょう。

頁トップに戻る

１７Ｃ．アロマテラピーで電磁波対策は欺瞞

記：２０１５－１－１８

2003年頃にログの記録です。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ http://www.wellba.com/AROMA/feature/contents/office.html

電磁波対策

ホホバオイル10ml（さかずき一杯位）に、ラベンダーの精油を2～3滴落として混ぜ合わせたものを、電磁波（放射線）のあたりやすい上半身にぬっておく。

ラベンダーは放射線で体にダメージを受けた人の治療に使われ効果を上げています。また、電磁波が体の深い部分まで到達するのを妨げてくれます。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

2003年頃にこのWEBを見て、サイトの管理人宛に「この電磁波効果に関しては、どのような医学的な論拠によって、ラベンダーが電磁波に効果があるといっておられるのでしょうか？

医学的な論文を教えてください。

研究者名、論文名、掲載雑誌名などがわかれば、私はその論文を探します。」というメールを出して置いたが、返信はなかった。

２０１５－１－１８に当該のサイトを覗いたら、電磁波に関する記述は消えていた。多分、欺瞞と気が付いて、サイトから削除したのでしょう。

頁トップに戻る

１８．ラナストーンの効果の表記の変更

作成：２００９－３－２９

ラナストーン（マイナスイオンを発生する鉱石とのこと）のマイナスイオン・電磁波効果の表記が変更されています。２００２－３－２０のログでラナ工房のサイトにあった内容

http://homepage2.nifty.com/lana-koubou/index.html

久しぶりに上記のサイトを覗いて見ました。２００９―３－２９のログです http://homepage2.nifty.com/lana-koubou/lana_page/lanastone.html

とあるだけで、「テレビなどの電磁波の害から・・・・」は消えていました。

効果がないことがわかったので、サイトの表記を更新したものと思います。

頁トップに戻る

１９．過去の電磁波防護グッズ・消えた電磁波防護グッズ

１）啓友のオーラエイド

株式会社啓友で、1997年頃に販売していた電磁波防護グッズ「オーラエイド」です。

「電磁波によるテクノストレスを解消し、人体を有害電磁波から保護します」という説明がありました。ＢＥＭＳＪはこの電磁波防護効果に疑問を持っていました。典型的な波動グッズではないでしょうか。

1997年8月号の「ビジネスチャンスが見える科学技術情報誌」として日刊工業新聞社が発行していた「トリガー」誌に以下の「新製品紹介」がありました。

2009年4月のネットでの検索では、このグッズは全くヒットしなくなっています。販売停止となったと推定できます。

このオーラエイドの販売チラシ（1998年以前に入手したモノクロのコピー）が出てきました。以下に示す。

電磁波防護効果の検証データが掲載されているが、欺瞞に満ちた波動測定器によっている。

以上の効果検証データは、波動測定であり、欺瞞に満ちたものである。

興味深いのは、測定機関に依頼して測定を行っているが、測定依頼主のグッズ「オーラエイド」は効果があり、比較試験を行っている他社の電磁波防護グッズの効果は少ない、という結果が出ていることである。

このデータでは安心丸は効果が少ないとなっているが、他のデータによれば、安心丸の製造元が依頼した検証データでは安心丸は効果があると出ている。

すなわち、波動測定の場合は、依頼主の製造グッズが良くて、他社のグッズはダメという結果を、意図的に7だしていると言わざるを得ない。

２）英国製携帯電話電磁波防護グッズVECTOR-100記；２００９－７－１０改２００９－７－１４

2001年9月の段階では、英国本社でも、日本支社と思われるサイトにも「Ｖｅｃｔｏｒ－100」は広告されていました。

小片からなる防護グッズ 2001年10月頃のある掲示板に以下の書き込みもありました。

イギルスの販売元のWEBでは、「効果検証のデータを公開します」と書いてありました。電子メールアドレスが公開されていないので、私は航空便で依頼しました。

しばらくたって、届きました。

届いたのはきちんとした医学論文のコピーではなく、このグッズの効能をテストした結果の纏めでした。僅かA4 1頁です。

何人かの人を集めて

１）携帯電話を使用しない人

２）携帯電話を使用する人で、Vecotr100を使用した人３）２）と同じでVecotr100を使用しない人

に別けてアンケート調査を行い、頭痛がするとかしないとかいった愁訴を調査した。結果は、Vecctor100を使用した場合は愁訴が少なかった、というもの。

この種のテストを行なうには、ブラシボ効果（小麦粉でも名医から胃薬だといって、わたされれば、ある確率で胃病が治る、信ずれば愁訴も少なくなる）ということが無いように、2重盲検法でテストしなければなりません。

この調査はそうしたことをやっておらず、不十分な試験です。

更に、携帯電話の電磁波の影響を、直接検証を行っていないので、こうした試験から、このVecotr100が電磁波の防護効果があるとは言うことは出来ないはずです。

このグッズは、その後どうなったのでしょうか？

携帯電話に小片のグッズを取り付けても電磁波遮断には効果がないので、売れなくなり、市場から消えたのでしょう。 2009年7月「ＶＥＣＴＯＲ 100 電磁波」で検索をして見ましたが、何も情報は得られませんでした。

日本での販売元は「バイオフロー（株）」でした。同様に検索しても何も得られませんでした。会社として存続していないかも知れません。

３）テクノパーツ社の携帯電磁波グッズ「まもるくん」記２００９－９－２１

テクノパーツ社のWEB http://www.tecnoparts.co.jp/main/4_b.html ＜リンク切れ＞にあった内容

２００１－１１－２５のログ

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊一部引用＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ TECNO 電磁波プロテクタ・まもるくん

まもるくんは、伝導性の高い材質とシールド材により有害な電磁波を99%閉じ込めることが出来ます。

＜ＢＥＭＳＪ注＞携帯電話に貼り付けられた小片が「まもる君」

効能を示す図

＜ＢＥＭＳＪ注＞使用後の図は正しくない。電波は回折によって「まもる君」の縁から頭部に回り込むので、実質的な防護効果は殆どなくなる。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

このグッズも、販売中止でしょう。

伝導性・電磁波遮断特性を持つ小片を取り付けただけでは、実効的な電磁波防護効果はないので、売れなくなったのでしょう。

２００９年９月２１日のチェックではサイトは閉鎖されたようで、開くことができません。

「テクノパーツ社電磁波」で検索しても何もヒットしません。

４）ウスタニエレクトロニクス社の携帯電話防護グッズ記：２００９－１０－２６

2001年12月頃に以下の様なグッズがウスタニエレクトロニクス社のWEBに公開されていました。

エクセゾーンというグッズで、その効能に「１．耳から入る携帯電話の電波のみをカット吸収する。2．本器表面のアースプレートが皮膚に接するだけで電波が無害化。」とありました。

このグッズは、その後どうなったのでしょうか？このグッズも、販売中止でしょう。 2009年9月のサイトチェックでは、当該のグッズは何もヒットしません。

ウスタニエレクトロニクス社のサイトでもこのグッズに関する情報は皆無でした。

伝導性・電磁波遮断特性を持つ小片を取り付けただけでは、実効的な電磁波防護効果はないので、売れなくなったのでしょう。

５）王様のアイディアで販売していたパワーQカード

記；２００９－１０－２８

2002年1月頃には販売していました。

持っているだけで「有害電磁波を抑制する」というセールストークで、「カードの効能：いや～な静電気を中和、除去。携帯電話などの有害電磁波を抑制」と謳っていましたが、「材質は:天然セラミック」では電磁波の抑制は不可能でしょう。

「王様のアイディア」の店は閉店。もう売っていない。

６）王様のアイディアで販売していた携帯電話からの電磁波防護グッズＺＷａｙ

記；２００９－１０－２８

2002年1月頃には販売していました。

以下のセールストークでした。

「電磁波の身体に与える影響が問題になっています。普及率の高い携帯電話も例外ではありません。

特にスピーカーからのマイクロ波は、頭蓋骨の遮断のない脳に直結している耳から侵入するため、非常に危険と報告されています。

そこで『Z-Way』。スピーカーからの電磁波をシャットアウト。貼っておくだけで、あなたを電磁波から守ってくれます。

カラフルなので、携帯電話のワンポイントに最適です。■サイズ:約1.5×0.7(cm) 」

携帯電話のハンドセットからの電磁波（電波）はアンテナの部分からの放射です。

１．５ｃｍ程度のシールド材で耳の穴の部分をふさいだとしても、実効的な効果はないでしょう。

「王様のアイディア」の店は閉店。もう売っていない。

７）京都食品交易有限会社ゴールドメディア事業部で販売していた「電磁波防御 Healthy-on チップ」記：２００９－１１－１０

http://homepage2.nifty.com/gold-media/＜リンク切れ＞にあった内容 2002年3月のログ 2002年のログファイルから画像が消えてしまい、グッズの外形を紹介できません。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

Healthy-onチップは、そんな携帯電話の裏側に貼り付けるだけで効力を発揮する携帯電話の電磁波防御にぴったりのアイテムです。

（もちろん、電子レンジ、パソコンなど他の製品にも使用出来、効力を発揮します。）

Healthy-onチップは、新開発の素材を基に構成されており、有害な電磁波を吸収し熱に変換します。また、マイナスイオンを大量に発生させ、あなたを電磁波による免疫機能低下から守ります。

■ 使い方は簡単！

直径２㎝のチップの裏面シールを剥がし、携帯電話やパソコン、電化製品に貼るだけです。チップ本体(特殊磁性体）に内蔵されているエネルギが、電磁波からの障害を防ぎます。

■ 仕様直径約20㎜・厚さ約2㎜・重さ約10ｇ

■ 価格￥3,500

■ 成分軟磁性材・機能性セラミックス

■ 製造元株式会社ニシザキ技術協力住友特殊金属株式会社

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

2009-11-9のチェックでは当該のサイトは閉鎖されて開けず。

「Ｈｅａｌｔｈｙ－ｏｎ」で検索しても何もヒットせず。

会社名の「京都食品交易有限会社」で検索しても何もヒットせず。

直径２ｃｍのチップを携帯電話に貼り付けても、実効的な電磁波防護効果はないので、そうしたことから販売中止になったと推定、会社自体も存続していない可能性が高い。

8) 小学館プロダクションが販売していた「ドラえもん電磁波軽減キャップ」記：２００９－１１－２７

古い時代に、ヨドバシカメラで1998年11月の購入（1440円＋税も支払った）というレシート共に、現物が出てきました。企画・制作：小学館プロダクション製造元：電興社とパッケージに表記されています。

その図を以下に示します。

携帯のアンテナにかぶせて使用するもので、かぶせることで、アンテナから発信される電波を吸収することができるでしょう。

でも。この場合、アンテナを伸展させてしまえば、アンテナエレメント全体を覆うことができなくなるので、効果が激減。

アンテナにこうしたグッズをかぶせた場合、携帯電話からは更に強い電波を出すように働くので、結果としてほとんど効果はないでしょう。

電池の消耗を早めるだけです。

それに、効果を示す図も記載されていますが、携帯電話の側にトリフィールドメータを置き、低周波磁界（携帯電話の電波ではない、送電線などからの磁界を測定するレンジ）で測定している。これはトリフィールドメータが誤動作しているのであって、測定に意味はない。

こうしたことから、売れなくなり、現在はもう製造も販売もしていないでしょう。

驚くことに、2003年10月にヤフオクに出品されていたことは記録に残してあります。

念のため、本日（２００９－１１－２８）ネットで検索をしたら、再度、ヤフオクに「なつかしの各種ドラえもんグッズ」として、電磁波軽減キャップも含まれていました。

9) 電興社が製造・販売していた「電磁波軽減光アンテナキャップ」記：２０１０－２－１７

2001年のログでは、以下に示す電磁波軽減アンテナキャップが電興社のWEBにありました。

2010年2月17日に久しぶりに当該のサイトを覗いたら、サイトからは削除されていました。８）のドラえもんキャップと同じ製造元です。

これも売れなくなり、市場から消えたのでしょう。

10) 特許（実用新案）まで取得していた携帯電話電磁波グッズの例

記：２００９－１２－３

以下は特許庁のサイトで検索して見つけた特許（実用新案）の例です。

「特許・実用新案はその効果の認定はしません。」

したがって、下手をすれば、奇想天外な発明も「登録」されます。

まさかと思っていましたが、こうしたグッズが実用新案として申請され、登録に至っていることは驚きです。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊実用新案登録第3035244号電話機用電磁波遮蔽シール

＜発明者：鈴木■■ 出願日Ｈ８年８月30日＞

概要：電話機等から放出される電磁波の人体への影響を軽減する。

電磁波遮蔽シールは、楕円形状に裁断された電磁波遮蔽織布と、その下面側の両面接着テープと、剛性テープと、両面接着テープの接着面を覆う剥離紙とにより構成される。

携帯電話機本体の受話部にシールを貼着することにより、受話部から耳を介して使用者の脳へと向かう電磁波が遮断され、その影響を軽減することができる。

実用新案に添付された図

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

１１）携帯電話からの電磁波防護グッズ「マイクロアーマ」

記：２０１０－２－６

平本企画の通販のページ http://www.hiramoto.com/l に２００１年１２月頃に掲載されていたグッズ。電磁波遮断携帯電話ケースマイクロアーマ

商品概要：通信に必要な電波は通して、体に不要な電磁波を９８％カットする携帯電話ケースです。

これも、現在ではサイトから消えています。

多分、実質的な効果が無いことから、市場から消えていったのでしょう、

１１Ａ）マイクロアーマのカタログと検証データ

記：２０１７－１２－１６

１９９９年７月に入手したマイクロアーマの資料が出てきました。以下にカタログの一部と、検証データを示す。

上記の検証データに示す様に、携帯電話の端末にこのマイクロアーマを取り付ければ、９８％といった効率で端末からの電波は遮断される。

したがって、一見すれば、素晴らしい電波（電磁波）遮断グッズの様に見える。

しかし、端末からの電波が例：１００発信されたとて、９８％も遮断されれば、２の電波が、最寄りの基地局までたどりつけばよいが、もしたどりつかなければ端末はより大きな電力で電波を出す。端末から例；２００の強さの電波をだし、マイクロアーマで減衰され、４の電波が基地局まで届けばよい。

それでもだめなら端末から出すことのできる最大の電力で発信する。この最大でも届かなければ、携帯は「不通・圏外」となる。

このように考えると、端末はより電池を消耗して、より多くの電波を発信して、通話を行うだけのことである。

そして、マイクロアーマがなければ、基地局から例：１㎞離れた場所でも通話ができたのに、マイクロアーマによって、通話可能範囲は例えば２００ｍまでの距離に制限されることになる。

確かに、頭部の受ける電波は少なくなるであろうが、携帯電話という通信手段を使うということからは、このマイクロアーマは、実用的には意味のないグッズであると言える。

こうした実用的な意味からマイクロアーマは売れなくなり、市場から消えたと言える。

１１）電磁波防護グッズで「実用新案登録済」と謳っていた携帯電話用防護グッズ

記：２０１０－３－５

2003年12月頃に葵風堂のWEB http://www.hollyhock.jp/kihudo/menu.html（現在はリンク切れ）にありました。

Hanas HBS.電磁波防止変換器

有害電磁波を遠赤外線に変換という能書きがあります。

2010年3月5日のチェックでは、菱風堂のサイトは開けず、「Hanas 電磁波」で検索を行っても、製造・販売している会社などのサイトはヒットしません。

多分、効果はなく、売れなくなり、市場から消えたのでしょう。

追記；２０１２－５－７

このグッズの論拠となっている登録済み実用新案3040852号の概要を、特許庁のWEBで確認しました。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

(11)【登録番号】第３０４０８５２号 (24)【登録日】平成９年（１９９７）６月１８日 (54)【考案の名称】電磁波変換装置

(21)【出願番号】実願平９－３２６ (22)【出願日】平成９年（１９９７）１月３０日

(72)【考案者】【氏名】高村 ■■ 【住所又は居所】埼玉県上尾市■■■

(57)【要約】

【課題】電波を遠赤外線に変換する電磁波変換装置を提供する。

【解決手段】電磁波変換装置１は、上部が突出した略円柱状の変換器本体２を有する。

変換器本体２は、５～１０重量％の誘電体の粉末６、３０～４０重量％の磁性体の粉末７及び４５～５０重量％の遠赤外線天然石の粉末８を含有する。

電磁波変換装置１を、有害な電波Ａを放射する携帯電話のアンテナの根元近傍に取り付ける。

取り付けるだけで、誘電体の粉末６が電波Ａを内部に誘導し、磁性体の粉末７が誘導した電波Ａを熱エネルギに変換して消費する。

遠赤外線天然石の粉末８が熱エネルギを遠赤外線Ｂに変換し外部に放射する。

有害な電波Ａを健康によい遠赤外線Ｂに変換でき、人体に吸収される有害な電波Ａを確実に抑制できる。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

＜BEMSJ：このようなものでも実用新案として登録されていることに驚きます。＞

１３）シグマベストという波動グッズ記：２０１６－４－２７

1999年頃にネットで販売されていました。

その頃のネットの情報を印字しておいたものが出てきました。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

直径22㎜の特殊ケイ素に波動を載せたグッズで、3500円、電磁波から防護するという謳い文句です。

どうやって作ったかと言えば、ケイ素に特殊な波動を照射したもの。

効果としては、電磁波を打ち消すものではないと、このグッズから発生する波動が直接ヒトの細胞を活性化するものと。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ BEMSJの理解できない、超科学的なグッズです。

＊シグマベストの効果検証データが出てきた。

このデータを見ると、欺瞞に満ちた波動測定器ＭＡＸでテストを行っている。このことか、シグマベストの効能は欺瞞と言えることが判る。

＊2016年4月の時点では、ネットで「シグマベスト・波動」で検索しても、関連する情報は何もヒットしません。当然ながら、売れなくなり、市場から消えたのでしょう。

13A) ゴルフニュース社で販売していたシグマベストチップ

2001年頃にネットで見つけたものです。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

「シグマ波動は、電磁波の障害をカットし、水の分子構造をととのえる力を持っています。

この作用で電気製品の身体への電磁波障害の除去、および食品、水などの、さまざまな物質を活性化させ、おいしく変化

させます。

シグマ健康波動の基本商品で、直径２２ｍｍ・暑さ３ｍｍの使いやすいチップ！一人に一個の必需品です。（５アンペア以内はＯＫ）

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

＊

2011年12月のチェックでは、ゴルフニュース社のトップから検索した限りでは、このグッズの販売の頁は見つかりませんでした。

欺瞞な波動グッズとして、販売は行っていないのでしょう。

１４）タコーの「パルスクリーン」

1998年頃に直径２ｃｍ程度のコインのような形状の電磁波防護グッズ「パルスクリーン」が売られていました。

＊電磁波防護を謳っていたパルスクリーン記：2013-11-30

1998年頃に入手したパルスクリーンのカタログの一部を、以下に示します。

1998年頃は、このパルスクリーンは「電磁波防護」を謳っていたことが判ります。

1999年5月のビジネスショー見学時に入手したパンフレットには電磁波防止効果が謳われています。以下に示す。

製造元タコーのＷＥＢサイト（http://www.tako.co.jp/st/station_tornews.html リンク切れ）にあった効果を検証したデータ。 1999年11月11日のログ

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊パルスクリーン４Ｐを使用した時の効果ＬＦＴデータファイル1

被験者：42歳女性ワープロオペレータ

条件：被験者によってワープロを30分間操作させ、パルスクリーン4Ｐ未使用と使用下のＬＬＦＴ測定を行った。

Ｎｏ．	項目	測定データ1	測定データ２	測定データ３	測定データ4
1	自律神経系	19	20	19	20
2	交感神経系	28	20	19	20
3	アルファ波	31	20	18	20
4	ベータ波	23	20	14	20
5	デルタ波	22	20	17	20
6	シータ波	20	20	13	20
7	視覚能	28	20	9	20
8	眼神経	30	20	8	18
9	右半球	30	20	12	20
10	■臓	―	20	10	19

測定データの内訳

測定データ1：パルスクリーンの持つ波動測定データ２：被験者平常時の波動

測定データ３：パルスクリーン４Ｐ未使用下におけるワープロ３０分操作後の波動測定データ４：パルスクリーン４Ｐ使用下におけるワープロ３０分操作後の波動

測定データの表の見方

測定データの値	値の評価
２０以上	健康
１６‐１９	ほぼ健康
１０－１５	少し悪さがある
０－９	弱っている
０－マイナス６	機能低下
マイナス６－マイナス１０	機能劣化
マイナス１１－マイナス２０	激劣化

＜ＷＥＢに公開されていた図表の解像度が十分ではなく、読みとりが難で、不正確にうつしていないかもしれない。＞

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

ＢＥＭＳＪコメント：

このデータは、パルスクリーンを付けずに行った場合は視覚能・眼神経などが劣化しているが、つけてワープロ作業を行えば、平常時と変わらなくなる、ということを主張している。

このＬＦＴは、パルスクリーンだけを対象にして測定した場合、パルスクリーンには眼神経などは無いにも関わらず、スコア２８「健康」と判定を下している。

こうした判定を下すことがなぜできるのか？ＬＦＴという波動測定器は欺瞞に満ちた測定と言える、

こうしたことから、ＬＦＴで効能を判定しているパルスクリーンの効能は科学的に検証されているとは言えない、と言える。

＊電磁波防護を謳わなくなり、単にマイナスイオン発生というパルスクリーンの宣伝法変更 1999年11月に渋谷のパソコン販売店Ｔ―ゾーンで、パルスクリーンの展示を見ました。

「パルスクリーン２１」と型名が書いてあり、効能は「マイナスイオンで活気生活」とあり、電磁波防護効果には言及しなくなっていました。

2000年に開催されたビジネスショー2000Ｔｏｋｙｏガイドブックに掲載されたタコーの会社案内には、パルスクリーンの電磁波防護効果の言及はなく、マイナスイオン発生の機能の説明になっている。

2011年12月のＷＥＢチェックでは、まだこれらのグッズは販売停止はなされていないようです。

「携帯電話の電磁波に反応してマイナスイオンを発生させ、プラスイオンに傾いた空間を中和し、プラスイオンによる害を緩和します。

電磁波をカット（遮断）することはないので、通話への支障はありません。」という効能書きですが、この効能書きには疑問があります。

なぜか、携帯電話の電磁波（電波）は非電離放射線のために、空気中の物質などを電離して物質をイオンにする力（プラスイオンを発生させる力）はないからです。

追記：２０１２－２－２２

パルスクリーンの採用例を見つけました。

http://www.tako.co.jp/pulseclean.html＜リンク切れ＞にあった内容２０１１－１２－８のログです。

２０１４年２月２０日の確認では、上記のビデオはサイトから削除されたのでしょうか、開けなくなっています。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

「パルスクリーン」（多孔質体のトルマリン）パルスクリーン紹介ビデオから抜粋

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＋＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊聖進学院IT教室に導入されたパルスクリーンの例です。

現在もこのIT教室で、同様に使用されているかは不明です。

聖進学院では、本当にこのパルスクリーンが電磁波防護に有効と判って、使用しているのでしょうか？？？？？

１５）ケイ・アンド・エムエレクトロニクスのデンジロー

記；２０１１－１２－８

参考の為にと、1998年8月にパソコンショップで、980円で購入した電磁波防護グッズが未開封の状態で、出てきました。以下にパッケージの表と裏を紹介します。

携帯電話に張り付けて、電磁波から人体を守るグッズとなっています。

裏には、関西電子工業振興センタによる試験データが転載されています。このデータは、素材のデータでしょう。

そして、裏の下部のほうに、明確に「デンジローは受話口（スピーカー部分）から出る電磁波をシールドする為のものです。受話口以外からの電磁波はシールドできません。」と

真面目に効能の限界をきちんと書いてあります。

受話口の部分から出る電磁波（電波）をシールドしても、より大きな電磁波（電波）はアンテナから出るので、それらは無防備となり、実質的にこのグッズは何も役に立ちません。

2011年12月にネットで検索してみると、

「2005年に秋葉原の電気屋で、1個10円で売られていたのを見つけた」という報告があるだけで、その他は見つかりません。

こうした効能の欺瞞性から、売れなくなって姿を消したと想定できます。

１６）メノガード

記：２０１２－４－１６

２００１年２月にネットで見つけたグッズを販売しているサイトのハードコピーが１枚だけ、資料の山の中から出てきました。以下に示します。

マイナスイオンと電磁波シールド材で眼鏡を作り、メノガードというグッズにして、電磁波防護グッズとして販売したものです。

販売していた会社名は、メモには残っていません。

サイトのURLは http://www.photon-ind.co.jp/foton_in.htm です。

２０１２年４月１４日にこのサイトにアクセスしてみましたが、閉鎖されたようで、開けません。また、「メノガード」で検索してみましたが、有意な情報は何も見つかりませんでした。

電磁波防護効果に疑問があるグッズなので、売れなくなり、市場から消えていったのだと、推定できます。

１７）電磁波防止マスコット・ウサギ記；２０１２－５－７

５年前にサイトで見たグッズです。

現在はどうかサイトを見たら、「販売は行っていない」と断りが追記されて、このグッズの案内はサイトに残っていた。

http://www.kenko.com/product/item/itm_6512703072.html にあった内容

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

アロマロングマスコットフレッシュピーチウサギ

発売元バンクール

JANコード： 4582144210508

商品説明

「アロマロングマスコットフレッシュピーチウサギ」は、フレッシュピーチの香りがするアロママスコット。トルマリン&竹炭素材入りで、リラックスした気持ちになれます。

パソコンモニター・OA機器の上や隙間に置いてご使用になると、電磁波から身体を守ってくれます。

成分：香料、消臭抗菌剤、トルマリン、竹炭素材、エッセンシャルオイル

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

サイトで検索してみましたが、もう廃盤となり、売っていませんでした。

マスコットにトルマリンを入れただけでは、電磁波の防護効果はないので、そうした欺瞞性から売れなくなり、市場から消えたのでしょう。

１８）有害電磁波を体に良い変動電磁場に変換するというアセンション・バングル

記：２０１３－６－６

以下は1998年に入手したアセンション・バングルのパンフレットです。

「このアセンション・バングルには宇宙に存在する体に良い微弱なエネルギ（特に放射光・光）」を強力に増幅する機能と、有害な電磁場を体に良い変動電磁場に変換する機能があります。これらの働きによって潜在能力が活性化され、運動機能、学習機能が向上します。」という記述がある。

メーカ希望価格23,000円となっている。

アセンション・バングルの写真

2005年頃に入手とされるパンフレットの画像。

在庫僅少とある。販売はヨシナガからアルファに変わっている。

2013年6月5日にネットで検索をしてみました。

このアセンション・バングルに関する情報は見つかりませんでした。

ただ1件、ヤフオクで、売りに出ていました。開始価格3800円買い手はいないようです。企画開発を行った「マックランドバングル」で検索しても、何も出てきません。

売れなくなり、市場から消えたのでしょう。

このアセンション・バングルに関する少し詳細なレポートを作成しました。こちらへ

１９）コンデ(株)がフランスから輸入し販売していた電磁ニュートラル、伊勢丹でも販売

記；２０１３－１１－２８追記：２０１３－１２－１５

１９９３年頃に入手した資料が出てきました。

伊勢丹が扱っているアイディア商品のチラシの一部のコピーです。

「神経を疲労させる有害電磁波を無害化して体を守る秘密兵器電磁ニュートラルフランス製」とあります。

２００１年頃に入手したパンフレットが出てきましたので、以下に示します。フランスのＥｓｔｉｎｎｅＲａｚａで製造された電磁波防護グッズです。

２００１年頃に入手したコンデ（株）の関連資料によれば、電磁ニュートラルの中でも自動車用の「電磁ニュートラルオート」が、臨床実験の結果「車酔いに有効である」ことが証明された。そして、１９８４年１２月７日付けのフランス政府・社会国民連帯大臣代理医薬務局長による省令で、「広告には単に「車酔いに対して有効である」との記載が許可される。眠気、痙攣、頭痛などに対する効果については、科学的に証明されていない。」とされている。

上記の広告には、有害電磁波を中和・無害化するという効能書きがある。フランス政府も認めていない効能が記である。

無害化できるなどとは考えられないので、欺瞞に満ちたグッズです。

２０１３年１１月に「電磁ニュートラル」などで検索してみましたが、何もヒットしません。輸入元の「コンデ(株)」で検索しても、会社が存在しないのか、何もヒットしません。

欺瞞に満ちたグッズなので、売れなくなり、市場から消えたのでしょう。

2016年2月14日「ＥｔｉｎｎｅＲａｚａ」で検索してみましたが、まったく何もヒットしません。ヒットしたのは、この私の頁だけです。

よって、このグッズのフランスの製造会社は、もう存在しないと思われる。

１９Ａ）電磁ニュートラルＸ－２剃刀刃の活性用のカタログ

古いカタログが出てきました。

１９Ｂ）電磁ニュートトラルＸ－２の分解調査結果

記：２０１６－２－１４

ラジオライフ 1997年11月号に「電磁ニュートラル」の解析記事がありました。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊置くだけでカミソリ刃を活性化電磁ニュートラルX-2

使い古したカミソリの刃がピラミッド内で回復したという話を20 年ほど「ピラミッドパワーの謎」という本で読んだことがあります。

この謎のエネルギを使ってカミソリの刃の切れ味を復活させる装置を開発し、特許を取った企業もあるとか。なんとその装置が売られているではありませんか！その名も「電磁ニュートラルX-2」。

ホルダーに置くだけでカミソリの刃が研磨されるというふれこみです。

フランスの科学者エティネ・ラザが作ったもので、パリ国際アカデミーで金賞( 発明賞)も獲得したという話。電磁波動発信? で刃を蘇生するらしい。

説明書には、本体に組込まれた4個の波動発信子が永久磁石磁場を形成し、宇宙から来る宇宙波( 宇宙線のことか?) や、有害電磁波を中和無害化し、同時に電磁波動発信の同調発信でカミソリの刃先をミクロン単位で研磨すると書かれていますが、意味不明。

いま流行りの電磁波対策グッズなのでしょうか。

とりあえず使い古しのカミソリやシェーバーを説明書きのとおり48時間置いて効果を試してみました。

ところがカミソリの切れ味というのは微妙なもの。よくなったと言えば言えるし、変わらないと言えば変わらないしで、プラシーボ効果(有効成分のなしで偽薬でも効果が出る心理効果) の影響の方が大きいのでは。

刃先を故意に傷つけて100時間ほど置き、写真にも撮ってみました(下の写真) 。やはり目に見える変化はないようです。

通常48時間のところ100時間カミソリを置き刃の変化を見る。左側にワザとキズをつけたが、回復はムリ?

有害電磁波を中和するということなので、電磁波をガンガン出している電子レンジのそばにこのX-2を置いて電磁波の変化を調べてみました。

その結果、特別モレ電磁波を左右するような効果は見られませんでした。

きょう体はプラスチックのようで、裏側の金属板(特殊合金という) をこじ開けると中には白いプラスチックの円筒が4 個あるのみ。

さらにこの円筒を力まかせに開けてみると、湿気で固まった石灰のようなものが詰まっています。固形なのですがドライバーの先端でつつくとポロポロと砕けます。

これが「波動性高分子物質」というものらしいのですが・・・。

裏側の光沢のある金属板は特殊合金とあるがシグナルミラ-などの材質に近い。

内部は波動性高分子物質?という固形物が詰まった4個の円筒プラスチックケースがあるのみ。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

１９Ｃ）コンデが販売していた電磁ニュートラルの自動車用ＡＴ－２とテレビ用ＴＶ－２

古いカタログが出てきました。

テレビ用

自動車用

自動車用のカタログの裏面にあった久留米大学名誉教授末永一男の推薦の弁

この弁によれば、自動車用電磁ニュートラルは、装着によって運転環境が改善されて、運転手の反応速度が速くなることが証明された、とある。

2017年12月ネット検索で、この末永一男の論文を探した。

タイトル：運転者の神経系(反応時間)に及ぼす電磁波の影響研究者：末永一男 , 田畠泰幸

掲載誌：静電気学会誌 11(6), p462-464, 1987-11 である。

この論文は国会図書館に蔵書となっていることは確認できたが、1月中旬まで、システム変更などの作業で、複写申し込みができない。

後日、入手後に、ここに内容などを紹介する予定。

２０）クリスタル社が販売していた電磁波シールドメガネＷａｖｅＧｕａｒｄ

記：２０１３－１１－２９

２００１年頃に見つけた情報に関するメモが出てきました。

以下に示すように、パソコンからの電磁波をシールドするというメガネです。

この電磁波シールドメガネのＷＥＢはすでに閉鎖されています。

ＷＥＢに記載されている会社名でネットを検索しても、何も出てきません。

多分、こうしたグッズは効果に欺瞞があるので、売れなくなり、市場から会社ごと消えたのでしょう。

特許出願中とあります。

特許出願２０００－３９４６４２という番号で、特許庁のパテント情報を検索すると、この特許は個人名で出願されており、出願日は2000年12月26日でした。

特許は2002年に公開されていますが、その後審査の請求もなく、登録もされていません。

この特許情報は特許庁のＤＢで公開されている。一部を引用する。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

【公開番号】特開２００２－１９６２８８

【公開日】平成１４年７月１２日

【発明の名称】電磁波遮断用装着具

【出願番号】特願２０００－３９４６４２（Ｐ２０００－３９４６４２）

【出願日】平成１２年１２月２６日（２０００．１２．２６）

【発明者】

【氏名】笹川博

【要約】

【課題】本発明の目的は、身体に悪影響を及ぼす有害な電磁波の遮断に有効な電磁波遮断用装着具を提供することにある。

【特許請求の範囲】

【請求項１】身体に装着され、有害な電磁波を遮断するための電磁波遮断用装着具であって、有害な電磁波を遮断する電磁波遮断層と、電磁波遮断層の表面に積層される表面保護層と、電磁波遮断層の裏面に積層される裏面保護層とを具えてなる積層体を含み、前記積層体を身体に装着するための装着手段をさらに含むことを特徴とする電磁波遮断用装着具。具。

【従来技術およびその問題点】近年、テレビ、携帯電話機、パソコン等といった各種の電子機器の普及に伴い、これらの電子機器から発生する有害な電磁波（外界において発生する有害な電磁波）に身体が晒され、身体に支障を来たしてしまうことが知られている。

具体的には、ＴＶゲームやパソコンの使用が長時間に及ぶ場合には、ディスプレィ等から発生する有害な電磁波により、眼球に白内障や緑内障や視力低下を引き起こしてしまうおそれがある。

このような身体に悪影響を及ぼす有害な電磁波は、前述したようなほとんどの電子機器から発生している。

図５～図８には、本発明の実施形態についてＫＥＣ法により行なった性能試験の結果が示されている。

図５は積層体１０における電磁波遮断層１１の単体を試験サンプル（１）とした電界性能試験（振動電界分析：Electric field）の結果を示すグラフであり、図６は積層体１０における電磁波遮断層１１の単体を試験サンプル（１）とした磁界性能試験（振動磁界分析：Magnetic field）の結果を示すグラフである。

また、図７は積層体１０を試験サンプル（２）とした電界性能試験（振動電界分析：Electric field）の結果を示すグラフであり、図８は積層体１０を試験サンプル（２）とした磁界性能試験（振動磁界分析：Magnetic field）の結果を示すグラフである。図５～図８の各グラフにおいて、横軸には周波数（Frequency）が表示され、縦軸には減衰率（Attenuation）が表示されている。

図５～図８に示される性能試験の結果から明らかなように、本実施形態の電磁波遮断用装着具１によれば、テレビ、携帯電話機、パソコン等といった各種の電子機器から発生する一定の周波数帯の電磁波、特に３０ＭＨｚ～１０００ＭＨｚ（１ＧＨｚ）の周波数帯の電磁波を２０ｄＢ～５０ｄＢまで減衰させる良好な減衰率が得られた。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施形態を示す正面図である。

【図５】本発明の実施形態についてＫＥＣ法により行なった性能試験の結果であって、積層体における電磁波遮断層の単体を試験サンプル（１）とした電界性能試験（振動電界分析：Electric field）の結果を示すグラフである。

【図６】本発明の実施形態についてＫＥＣ法により行なった性能試験の結果であって、積層体における電磁波遮断層の単体を試験サンプル（１）とした磁界性能試験（振動磁界分析：Magnetic field）の結果を示すグラフである。

【図７】本発明の実施形態についてＫＥＣ法により行なった性能試験の結果であって、積層体を試験サンプル（２）とした電界性能試験（振動電界分析：Electric field）の結果を示すグラフである。

【図８】本発明の実施形態についてＫＥＣ法により行なった性能試験の結果であって、積層体を試験サンプル（２）とした磁界性能試験（振動磁界分析：Magnetic field）の結果を示すグラフである。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

２１）某文具店が販売していた電磁スタビライザ「ＨａｒｍｏｎｙＰｌｕｓ」記：２０１５－１－８

某文具店のＷＥＢにあった電磁波防護グッズの販売広告です。古い資料が出てきました。２００４年１０月のログ

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

アメリカから遂に上陸！

電磁波からあなたの身体を護る

電磁スタビライザ『HARMONY PLUS』 4800円

「ハーモニープラス」は、マイナスの電磁エネルギを変えてプラスの振動に増幅する「セミインテリジェンス電磁プロテクタ」です。

テクノストレスの防護策に、ぜひお試しください。お問い合わせ・ご注文は・・・・

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

この広告は、2004年末にはWEBサイトから消えていました。 2015年1月8日に再度、ネットで検索をしてみました。

「電磁スタビライザ “HARMONY PLUS”」で検索何もヒットせず。 “電磁スタビライザ”で検索、何もヒットせず。

”HARMONY PLUS”で検索しても、この種のグッズの情報は皆無。この電磁波防護グッズも、消えた、と推定できます。

22）もう売っていない電磁波シールドアクセサリーマイキララ

記：2015－1－14

http://www.kuratama.jp/keyword/200607_18.htm にあった内容

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊マイキララ

■ かわいい顔してスゴイ、電磁波シールドアクセサリー

超低周波に対応する電磁波防護製品「テクノAO」（国際特許・仏製）を取り入れたアクセサリー『マイキララ』。電磁波防護製品を販売する(有)マイガードが開発、販売中です。

電子機器が発する有害な電磁波の影響で、目の痛みや充血、ドライアイ、頭痛に肩こり、不眠などの不快な症状を感じる人は「4人中3人」とか。

とはいえ、現代のＩＴ社会では小さい頃からテレビゲームやビデオ、パソコンや携帯電話など、機器の電磁波を受ける環境が当たり前。

それに伴い、フィルタなど機器に設置して電磁波の影響を除外するものは数多く発売されてきましたが、どこにいても人体をシールド（防護）できる商品はありませんでした。

「マイキララ」は、ジュエリーのようなペンダントトップが「テクノAO」でできているため、お洒落なアクセサリーとして楽しみながら、電磁波の影響を軽減できる商品です。

2006.7.11更新

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

2015年1月、製造・販売元のマイガードにメールを入れたら、もう販売していないとのこと。このマイキララは実用新案が登録されています。詳細はこちら

23）三和興業製携帯電話電磁波防止グッズ「すてるす君」

記：2012-11-25

ネットの検索で、疑問のあるグッズを見つけました。

携帯電話に貼るだけのシールで、すてるす君というグッズです。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

■ サイズ 48mm×26mmの楕円形

■ 800MHz:約50%減衰 1.5GHz:約60%減衰 1.9GHz:約70%減衰（カタログ値）三和興業データ

シールに銀でパターンが配線されています。携帯電話の不要電磁波と配線パターンで作られるLCRと電磁波が共振する事によってシート周辺の電磁波を吸収し熱に変換されます。

貼り方例すてるす君シール

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

このシールで１．５ＧＨｚの携帯電話の電磁波（電波）が７本当に7０％も吸収されれば、電波の飛びは極めて劣悪になり、基地局まで電波が届かなくなります。

そうなると携帯電話は最大の電力で発信し、バッテリーの消耗も激しくなり、何とか通話ができるか、下手をすれば通話が不可能になります。

シールなしで弱い電波で通話した時の頭部の電磁波曝露量と、シールを貼ることによって電波の飛びが悪くなり、最大電力の電波が発信された場合の頭部の電磁波曝露量とは、どちらが大きいでしょうか？

こうしたことを考慮すると、このグッズの効能は極めて疑問となります。

製造会社の販売サイトも見つけることはできませんでした。もしかして、もう製造していないのかもしれません。

24）柴田陶器が製造していた携帯電話電磁波防護グッズ Wave Saver

2000年12月頃に入手したこの防護グッズのパンフレットを以下に示す。

赤線で囲んだ部分には、「Ｍセラミックは電磁波の波長に共鳴して有害な電磁波を吸収する画期的な方法で、危険な磁場から脳を守ります。」という記述がある。

このパンフレットの裏にある電磁波の吸収特性は、ＫＥＣ法による測定結果が示されている。

グッズが携帯電話から発信される電波（電磁波）に共鳴して、電波を９９％も吸収してしまえば、電波は近くの携帯電話基地局に飛んで行かなくなり、通話が不可能になる。

ＫＥＣ法は、確かにこの小片のグッズを通り抜けないことの証明をしてくれている。しかし、電波の回折を考えると、このグッズの効能は欺瞞と言える。

2014年2月16日「ＷａｖｅＳａｖｅｒ電磁波」でネットを検索してみる。

1件だけ、かなり古いサイト（サーバーが更新され、新サーバーへの以降中である）の古いサーバーに残っていた協進商事ではない他の通販サイトの頁に、このグッズの販売広告があっただけ。

同じく販売元の「大阪協進商事」をネットで検索してみる。

この会社名で浄水器のブランドを意匠登録していいたことが特許庁のサイトでヒットしたが、それ以外には情報はない。住所をグーグルの地図で調べると、この場所には2002年からビエラスという別の会社の本社になっている。

これらから、このグッズはもう販売されていないし、販売元の会社も存在していないと思われる。

25）三共化成が製造していた電磁波防護グッズ「アンテナ君」

2000年2月にネットの検索で見つけた資料が、そのハードコピーが残っています。以下に示します。

製造元はSankyo Kasei Co. Ltd となっている。

5ｃｍ×2.8ｃｍのシールを貼るだけで、「電磁波をカット」でき、かつ「携帯電話の感度もよくなる」という驚くべきキャッチフレーズです。

２００１年１月に日本アメニティコーポレーションNACという会社のWEBに販売宣伝の広告がありました。販売の全権は「フジモト」にあり、ＮＡＣは単に販売を行っているだけのようでした。

２００１年３月にNACのWEBを見るとこの「アンテナ君」はWEBから消え、NACに問い合わせると「販売は行っていない」ということでした。

2001年3月に「電磁波」と「アンテナ君」でネットを検索してみました。ヒット件数はゼロ。

何も情報は得られなくなっていました。

多分、欺瞞に満ちたグッズで、売れなくなり、市場から消えたのでしょう。

26）柴田陶器が製造・販売していた携帯電話の電磁波防護グッズ Dazy とセラミッチ

以下は2001年の柴田陶器のWEBにあった商品案内です、

特許を取得とあります。

その特許の詳細は、特許庁のDBにありました。参考までにこちら（shibata good pateint）に転載します。

これらも、小片を携帯電話に取り付けても、実質的に電磁波防護効果はないので、売れなくなり、市場から消えたのでしょ

う。

27） KNセラミックが販売していた電磁波グッズ「スーパードルフィン」

28）記；２０１５－１０－１０

＊最初に

水俣市議会の議事録の中に、電磁波防護グッズを発見した。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊水俣市議会会議録

平成26年3月第1回定例会（2月28日招集）

藤本寿子：私も実は携帯電話を持っています。議会に入ったときに携帯電話を持ってくれと言われたので持ったのですけれども、その後、携帯電話を長くかけると頭が痛くなったので、何とかこれは予防しなきゃいけないと思いまして、いろいろなのを探していたのですが、今、スーパードルフィンというのを携帯につけると電磁波を予防できるというものがありまして、それをつけています。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

＊スーパードルフィンは、沖縄のKNセラミックという会社の製品で、以下のものである。

2006年の琉球新報の記事として「電磁波対応商品 2006年10月6日 KNセラミックスは携帯電話などの電磁波対応シールの新商品「ミラクルパワーシール」を10日から発売する。住所と電話は・・・・」とある。

この記事にある会社の所在地を20015年10月にグーグル地図・ストリートビューで確認すると、会社らしき建物はなく、オリオンビール等の商店・販売店があり、販売店の看板にある電話番号もKNセラミックの番号とは異なっていた。

その他にネットで検索するが、関連する情報はヒットしない。

多分、欺瞞に満ちたグッズであることが判明し、売れなくなり、会社は解散したのであろうと、思われる。

28）1999年、2002年頃に日本でも販売されていたアメリカ製の電磁波防護グッズ Clarus CL-100

2015年10月の検索では、適切な販売状況を示す情報は見つからず、基本的には市場から消えたグッズと言える。ヒーリングのグッズと言えるかもしれない。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

一台で何と３２５平方メ－トル（約１００坪弱）の範囲の電磁波の影響をカバー出来るものが有ります。日本の家庭で有れば一台で充分家庭内の有害電磁波を『中和』できると思われます

時計のようなものがCL-100

自分が以前扱っていたアメリカ製の広範囲対応の有害電磁波中和装置CL-100の資料にはこう書かれている。

「1986年から5年間にわたる研究を通じ、カリフォルニアの物理学者グループが「EMRの有害影響はその電磁場内に存在する電子と光子の秩序（エントロピー）に関連がある」ことを発見した。電磁場内に存在するランダムな光子波が、未使用の電位（キャパシタンス）を大量に発生させ、これが人体にネガティブな影響を与えるというのである。」

このクラルス社のCL-100は、元NASAのゴダール宇宙センタで働いていた大気物理学者で、後に“光の手”などの著者として世界中で有名になったカウンセラーで非常に優秀なヒーラーである、バーバラ・アン・ブレナン氏が、その瞑想教室で場を整える為に使用していた（と、バーバラ・ブレナン氏のセミナを受けたお客さんが教えてくれた）。

自分も使用して、お客さん達にもリサーチを続けて、確かに効果があることを確認している。

コンピュータルームなどの条件が悪いところの人程、この効果は良く解ったし、実際に障害を実感している人にも喜ばれた。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

２９）マックランドが開発した電磁波防護グッズ「ディアナ」

1998年以前に入手した資料（モノクロのコピー）が出てきました。

マックランドが開発した電磁波防護グッズ「ディアナ」です。効果検証がＬＦＴという欺瞞に満ちた波動測定器です。

２０１７年１月１１日に「ディアナ電磁波」で検索してみましたが、何もヒットしません。効果検証が欺瞞であり、売れなくなり、市場から消えたのでしょう。

30）ロアス販売のヘルシーオン

1998年以前に入手した資料のモノクロコピーが出てきました。

2017年12月「ヘルシーオン」で検索してみましたが、何もヒットしません。市場から消えたのでしょう。

このヘルシーオンの製造・企画は「有限会社ケイツーテクノ」と思われる。 2017年12月に、ネットで検索しても何もヒットしません。

会社として存続していないかもしれません。

３１）携帯電話の有害電磁波カット「バリアンサー」

1998年以前に入手したグッズのカタログコピーが出てきました。

2017年1月12日「バリアンサー電磁波」で検索しても何もヒットしません。

多くの携帯電話電磁波グッズと同じで、実質的な電磁波防護効果がなかったので、売れなくなり、市場から消えたのでしょう。

３２）ハネリュー製造（フジコロナでも販売）の携帯電話電磁波防止シール「E.M.W Protector」 1999年5月に入手したパンフレットが出てきました。

２０１７年１月２０日のＷＥＢチェックでは、「EMW Protector 電磁波」で検索しても何も出てこないので、このグッズも効果が欺瞞ということで、売れなくなり、市場からは消えたと推定。

新聞記事も転載してある。

「受話口からの電磁波の磁場をシールドします」という表記がある。

カーボンファイバーでは磁場（磁界）の遮断効果は期待できないので、この表記は明らかな誤りでしょう。

３３）ＷＥＢにあった「電磁レンジャーセーフマン」というグッズ

記：２０１７－１－２６

1999年にＷＥＢ検索で見つけたグッズのモノクロハードコピーが出てきました。製造元は不詳です。

サイトにあったグッズの効能などを以下に示します。

このグッズも欺瞞に満ちた波動測定器によって効能ありとされていますので、この効能は欺瞞でしょう。 2017年1月に「電磁レンジャーセーフマン」で検索しても、何もヒットしません。

効能が欺瞞であり、売れなくなり、市場から消えたのでしょう。

３４）１９９９年頃に売られていた波動カードFCP-228

記：２０１７－２－１７

１９９９年に入手したサイトでの販売ページのハードコピーが出てきました。

本日ネットで検索をしてみましたが、当然というか、何もヒットせず。

電磁波防護効果の検証は波動測定器という欺瞞のあるものによる為に、電磁波防護効果も欺瞞であり、売れなくなり、市場から消えたのでしょう。

３５）1999年頃に売られていたサノライフ電磁波対応健康プレート

記：２０１７－２－１７

＊1999年頃にサイト検索で見つけた電磁波防護グッズのハードコピーが出てきました。

＊１９９７年頃に入手したカタログが出てきました。その一部を示します。

総販売元はグリーンハートインタナショナルです。

＊34000円とかなり高額なグッズです。売れたのでしょうか？

2017年2月、念の為に「サノライフ波動」「サノライフ」で検索してみるが、適当な情報はヒットしない。波動グッズで、欺瞞に満ちたグッズで、売れなくなり、完全に市場から消えたと推定。

３６）エフテルが販売していた携帯電話防護グッズ

・1998年頃に秋葉原の電気屋で販売されているのをちらりと、見かけました。エフテルにカタログなどの送付を依頼しましたが、送ってもらえませんでした。したがって、ここでは画像などを紹介できません。

・2003年の「教えてＧｏｏ」の回答欄に、エフテルのグッズを紹介がありました。

・さて、このグッズは、どうなったのか？

2017年11月のチェックでは、エフテルのサイトは閉鎖されたのでしょうか、開くことができなくなっていました。ネットで検索しても何もヒットしません。

こうした防護グッズは売れなくなり、市場から消えたのでしょう。

３７）（株）未来が販売していた「足立育郎氏の情報入り有田焼食器電磁波対応グッズ味来」

以下は1999年頃に販売していたグッズの販売広告です。

「電子レンジの場合、電磁波や歪んだ食品の波動エネルギを変換する」とあります。

この有田焼食器を使った時の効能は、以下の波動分析器ＢＦＴ（欺瞞に満ちた測定器）によっています。

これらのグッズは、売れなくなり、市場から消えたのでしょう、と思ったが、2017年12月のネット検索で、まだ売っているのを見つけました。

３８）（株）アクトクリエイションが販売していた波動グッズスイエポンエヴァ

1999年頃に入手したカタログの一部です。

波動エネルギ変換グッズです。

20万円という価格のグッズを工場に設置した事例（池島フーズ株式会社）が同じカタログで紹介されている。

2017年12月「スイエポンエヴァ」で検索しても、何もヒットしません。売れなくなり、市場から消えたのでしょう。

３９）アルス医療器・アルス医療情報サービスで販売していたグッズ「バイオセラミックニュートラル」

1997年頃に入手したカタログです。

セラミックの小片を貼り付けることで、電磁波の害を防ぐという欺瞞に満ちたグッズです。

カタログの裏面には「効果は筋力テスト、波動モニタでデモンストレーション」と書かれていることから、欺瞞に満ちた波動測定機による検証でしょう。

2017年12月のネット検索では何も出てきません。売れなくなり、市場から消えたのでしょう。

４０）有限会社日本電石で販売していたマイナスイオンによる電磁波グッズ「アニオン」

1998年頃に入手したカタログです。

カタログの裏面には「アニオンの効果：アニオンが発生し続けるマイナスイオンが、私たちの身体に影響を与える有害電磁波などが発するプラスイオンを打ち消し、体内のイオンバランスを安定させ、免疫力の向上、疲労の回復・軽減に寄与します。」とある。

非電離放射線の電磁波はイオンの発生能力はないので、上記の効能書きは「単に生活周辺のプラスイオンをマイナスイオンで打ち消す効果」しかなく、電磁波との関係はない。

よって、このグッズの機能は疑問であり、こうした疑問から売れなくなり、市場から消えたのでしょう。

2017年12月のネット検索では、「アニオン日本電石」では何もヒットせず、「日本電石」でも何もヒットしないので、会社としても存続していないのかもしれない。

４１）スリーランド製造、帝人商事が販売していた波動グッズ「スリーマック」

1997年頃に入手したカタログと、その効能を示した解説の一部です。

この波動グッズは、周辺の機器などから出す「悪玉の電磁波」は「スリーマックから出る波動」によって、「善玉の電磁波」に変換する、という欺瞞に満ちたグッズです。

こうしたグッズは、売れなくなり、市場から消えたのでしょう。

2017年12月に「スリーマック電磁波」で検索何もヒットしません。

「スリーランド株式会社」で検索しても、2003年頃には企業としてのサイト登録があったようで、会社のＵＲＬも記載されているが閉鎖されてしまい、開くことができません。

もしかして、会社としても存続していないのかもしれません。

カタログの隅に「特許申請中」ありますと。

特許庁のサイトで検索すると、以下の実用新案が登録されていました。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊実用新案第３０４１３６５号

登録：1997年7月2日

権利者：スリーランド株式会社

名称：ブラックシリカを包有するシート

【課題】携帯電話等の電気製品から発生される電磁波、特に低周波電磁波による人体への悪影響、及び、人為的製造物による人体への悪影響を低減する。

【解決手段】ブラックシリカを含有するシートを、電気製品又はそれ以外の人為的製造物の表面又は内部の何れかの部位に貼付する。例えば、ブラックシリカを含有する粘着シートを、携帯電話や缶入り清涼飲料などの物品の表面に貼付する。

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】単層構造又は多層構造をとり、ブラックシリカを含有する層を少なくとも１層有していることを特徴とするシート。

【請求項２】ブラックシリカの粒径が１５００～２０００メッシュであることを特徴とする請求項１に記載のシート。

ブラックシリカを含有する上記シートを電磁波発生体である電気製品の何れかの部位（通常は表面）に貼付すると、電磁波の発生そのものは阻止できないが、電磁波発生体であるその電気製品の波動を自然環境に近い状態（レヨメーターを用いての測定値で８Ｈｚ付近）にすることができる。

このため、電磁波発生体である電気製品が設置され使用される環境が改善され、電気製品からの電磁波、特に超低周波電磁波による人体に対する悪影響が低減される。

（以下略）

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

ほんとうに、このようなものが実用新案として登録されていることは、驚きです。

４２）製造：啓友、販売：エコライフの電磁波調整プレートベグ

１９９７年に入手したカタログです。

パソコンなどに貼り付けると、機器からの有害な電磁波を「無害な電磁波」に変換する、という欺瞞に満ちたグッズです。販売価格は８８００円でした。

２０１７年１２月の検索では、このグッズに関する情報は何もヒットしません。売れなくなり、市場から消えたのでしょう。

４３）エコライフが販売していた携帯電話電磁波グッズ「お袋さん」

１９９７年頃に入手したパンフレットの一部です。

同じく、1997年頃に入手したカタログです。

携帯電話の端末機の筐体部分を金属繊維で覆うというものですが、携帯電話からの電磁波（電波）はアンテナから放射されるので、肝心のアンテナは、むき出しのままでは、実用的な効果は期待できません。

２０１７年１２月のＷＥＢチェックでは、何もヒットしません。売れなくなり、市場から消えたのでしょう。

頁トップに戻る

１９Ａ．電磁波防護メガネの特許出願アルス医療器１９９５年

記：２０１４－２－２５

この特許は１９９５年頃に電磁波防護グッズなどを販売していたアルス医療器という会社の社長の出願とみられる。出願し、公開されているが審査請求もなく、登録もされていない、出願しただけで終わっている。

以下は特許庁のＤＢから一部引用です。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

【公開番号】特開平７－１４０４２５

【公開日】平成７年（１９９５）６月２日

【発明の名称】電磁波シ－ルド眼鏡

【出願番号】特願平５－３０７０４５

【出願日】平成５年（１９９３）１１月１５日

【出願人】【氏名又は名称】光成尚宏

【発明者】【氏名】光成尚宏

【要約】

【目的】製造が煩雑な従来のシ－ルド材を使用することなく、簡単に製造することができる電磁波シ－ルド眼鏡を提供する。

【構成】表面に酸化錫または酸化インジウムの薄膜といった透視性金属薄膜をコ－ティングした電磁波シ－ルドレンズ１を眼鏡枠２に取付ける。

【特許請求の範囲】

【請求項１】表面に透視性金属薄膜をコ－ティングした導電性レンズを眼鏡枠に取付けて成る電磁波シ－ルド眼鏡。

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、主としてビデオ・ディスプレイ端末装置（以下、ＶＤＴと記す）のブラウン管から放射される電磁波を遮蔽し、電磁波から目を保護する電磁波シ－ルド眼鏡に関する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明実施例の電磁波シ－ルド眼鏡の全体図である。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

ＶＤＴから漏洩するとして話題になっていた電磁波の周波数と、この眼鏡で直進する電磁波を防護できる周波数は大きく

異なるので、実質的な電磁波防護効果は得られない。これも欺瞞に満ちた発明です。

この電磁波防護メガネのカタログが出てきました。1997年頃の入手。防護効果が十分ではなく、売れなくなり、市場から消えたのでしょう。

頁トップに戻る

１９Ｂ．電磁波防護メガネの特許出願パリミキ１９９８年

＊特許の出願

以下の特許出願があるが、この特許も出願はしたが、審査請求もなく、権利化されていない。

たぶん、出願したが、権利化すべきかを検討する時期には、販売は停止となったのかもしれない。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

【要約】

【課題】オフィスオートメーション機器、テレビのブラウン管、電子レンジ、携帯電話や他の機器などを操作するときに簡便に電磁波による障害を防止することができる眼鏡を提供すること。

【解決手段】

少なくとも１層の透光性導電層を含む３層以上の透光性薄膜層で構成される電磁波を遮蔽する機能を有する反射防止コートを少なくとも１面に施した眼鏡レンズ。

【特許請求の範囲】

【請求項１】少なくとも１層の透光性導電層を含む３層以上の透光性薄膜層で構成される電磁波を遮蔽する機能を有する反射防止コートを少なくとも１面に施した眼鏡レンズ。

【請求項２】透光性導電層のシート抵抗率が、１００Ω／□以下であることを特徴とする請求項１に記載の眼鏡レンズ。

【発明の効果】

本発明の眼鏡レンズは、オフィスオートメーション機器、テレビのブラウン管や他の機器などを操作するときに簡便に電磁波による障害を防止することができる。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

＊電磁波メガネの広告

2000年頃に入手した資料から

＊現状は？

2002年5月頃は、販売中との情報があった。

その後は？ 2017年11月にネット検索を行っても何もヒットしない。

パリミキの会社のＷＥＢを見ても、この電磁波メガネに関する情報は見つからない。

メガネという小さなパーツに電磁波シールドを行っても、実質的に遮蔽効果はないので、そうした欺瞞性から市場では売れなくなり、販売は中止となったと思われる。

頁トップに戻る

２０．電磁波OAエプロンがWEB上でどの程度の頻度で登場するか？チェック結果

＊「電磁波」と「ＯＡエプロン」で検索した結果２００５－７－２８のチェックＹａｈｏｏでの検索、電磁波ＯＡエプロンで検索した結果ページ：約4660件

ヒット件数約4660件なんとヒットしたサイトのトップにあるのがこの私のＷＥＢで「ＯＡ電磁波エプロンは効果がない・・・」とするページでああった。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

電磁波防護グッズ(２)

ＯＡ作業用に多数の電磁波防護エプロンが販売され、それなりに売れている。このＯＡエプロンの素材の電磁波カット特性値」が、多くの電磁波ＯＡエプロンの電磁波カット特性として、広告に使用され、ＯＡエプロンのセールストーク「電磁波カット９９・９９%」

もしくは「電磁波

http://homepage3.nifty.com/~bemsj/Protect2.htm - 130k -

2005年7月9日

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

＊２００９－１２－１５同様な調査を行った。

+「電磁波」「OAエプロン」をキーワードに Yahooで検索 69,100件のヒット一番ではないが、わたしのこの頁は10位にリストされた。

＊２０１１－１２－４同様な調査を行った。

「電磁波」「OAエプロン」をキーワードに Yahooで検索 34,000件のヒット一番ではないが、わたしのこの頁は18位にリストされた。

＊２０１２－１１－２５同様な調査を行った。

「電磁波」「OAエプロン」をキーワードに Yahooで検索 46,000件のヒット一番ではないが、わたしのこの頁は30位にリストされた。

＊２０１７－１－１２同様な調査を行った。

「電磁波」「OAエプロン」をキーワードに Yahooで検索 106,000件のヒット一番ではないが、わたしのこの頁は52位にリストされた。

頁トップに戻る

21．携帯電磁波防護グッズプレストミラー

ネットの通販サイトにあったグッズです。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

電磁波対策プレストミラー有害電波をカット！

プレストミラーは鏡の実用性と有害電磁波の対策機能を備えた携帯電話・PHS用ミラーです。毎日身につける携帯電話からの有害な電磁波から身を守りましょう！

品質と安全性に対しては、「米国財団法人野口医学研究所」と「医学団体日本成人病予防協会」から認定推奨されています。

携帯に貼り付けた状態　　野口英世も描かれたパッケージ

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

果たしてこのプレストミラーは携帯電話からの電磁波を防護できるのでしょうか？

セラミックか金属製のグッズを携帯電話に貼り付けても、携帯電話のアンテナからの発信電波は弱くなることはないでしょう。

ということは、このグッズも欺瞞に満ちたものとなります。どのような科学的な検証が行われているのでしょうか？

どなたかデータや情報を所持されているのであれば、ＢＥＭＳＪに教えてください。

「品質と安全性に対しては、「米国財団法人野口医学研究所」と「医学団体日本成人病予防協会」から認定推奨」とあります。

これらの2団体は、どのような試験を行って、このプレストミラーの電磁波防護性能を「認定・推奨」しているのでしょうか？どなたかデータや情報を所持されているのであれば、ＢＥＭＳＪに教えてください。

もしかして、上記のテクノＡＯと類似のグッズといえるかもしれません。

頁トップに戻る

２２．波動グッズ「あんしん君」の実用新案の内容

記；２０１１－１２－６

あんしん君の実用新案登録番号が判っていたので、特許庁のＷＥＢで登録状況を調べた。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

(11)【登録番号】第３０３８１９２号

(24)【登録日】平成９年（１９９７）３月１９日 (54)【考案の名称】有害電磁波対応シール (22)【出願日】平成８年（１９９６）１１月２７日

(73)【実用新案権者】【氏名又は名称】株式会社産陽商事

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】裏面に粘着層を設けたシール基体の表面に、金粉と銀粉とを混合した粉体を接着して電磁波防止層を設けたことを特徴とする有害電磁波対応シール。

【請求項２】前記電磁波防止層の表面に保護膜層を設けた請求項１記載の有害電磁波対応シール。

【考案の詳細な説明】

【表１】表１は、本考案シールを使用して有害電磁波を無害化したデータを示すものである。

すなわち、このデータは、図３に示す装置（以下Ｌ・Ｂ・Ｓと称する）で測定した結果である。Ｌ・Ｂ・Ｓは、植物Ｐの微弱電流を利用して測定する。（略）

【００１３】

この結果、携帯電話で+1600Eの有害電磁波が測定されたが、本考案シールを使用すると、±4Eの無害電磁波になった。

同様に、携帯ベルは±1000E の有害電波が測定されたが、本考案シールを使用することで、±6Eの無害電磁波になった。

尚、本考案シール自体の波動指数を計測したところ、±15E の安定したエネルギが確認された。

【図３】

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

摩訶不思議な、欺瞞に満ちた波動測定器で電磁波の防護効果が検証され、それがそのまま実用新案の申請書・登録に記載されている。

頁トップに戻る

２２Ａ．波動グッズ「あんしん君」のパンフレットと効能実証データ

記２０１７－２－１３

1998年2月13日に入手した資料が出てきた。

以下にあんしん君のパンフレットと、電磁波除去効果の検証データを示す。

摩訶不思議な、欺瞞に満ちた波動測定器ＬＢＳで電磁波の防護効果が検証されている。

このグッズは、校正取引委員会からも「不当表示」として挙げられているように、電磁波除去効果は欺瞞に満ちたものである。

１９９９年１１月に書店で見た「買ってはいけない・・・・・」という本の中に、この安心君が登場しているが、「現在では販売されていないので写真は割愛した」という記述がある。

こうした情報から、1999年11月以前に販売を中止したと判断出来る。

頁トップに戻る

２３．1998年の生協の機関誌にあった波動グッズの効果

このページへの公開：２０１２－７－１１

1998年にNIｆｔｙの自然環境フォーラムに投稿した内容です。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊情報提供者： BEMSJの電磁波健康影響レポート

提供日付： 1998/03/01 12:29

登録経由地：自然環境フォーラム未来への海図 #17557

昨日自宅に届いた生協の機関誌「生活と自治」98年3月号に掲載された記事を紹介します。

「体の免疫力を上げる」「健康状態がわかる」「良い食品・悪い食品がわかる」などいう「波動グッズ」は「万能の神」か？

「オカルト」か？それとも「金儲けの道具か」？という見出しの記事です。

特に紹介したい部分のみ転記します。

＊波動測定器で測定したと見られていた様々な験体の測定値は、実は験体の物ではなく、オペレータの生体反応だったと結論づけられた。

例えば、土壌を測定器で測定しますと、ミネラルがすくなかったりすると、マイナスの数値になる。

ところがそれは、土壌を測定したのではなく、オペレータが良い土壌か悪い土壌かどう思っているかといった生体反応が機械に出ているだけなのです。

ですから、測る人によって測定値が違ってしまうわけです。

そのために、これまで測定してきたのは何だったのかということになってしまったわけです。（国際波動研究所・伊藤周事務局長）

＊ある大手企業の波動研究者は氾濫する波動グッズについて、「波動とよばれる微弱エネルギが確かに存在するというのが、私どもの立場ですが、これをきちっとした手法で利用することが大切です。例えば、様々な電磁波防護グッズが発売されておりますが、波動グッズで電磁波を防止するのは誤りです。」と

私は電磁波の生体影響の観点から、過去1年程度の間に急速に広まった電磁波防護の波動グッズの効能を疑って、色々とメーカに問い合わせたりして資料を収集して来ました。

波動は何か超常的な効果があるかも知れませんが、それは個人の研究、限定された一部の研究室での研究に制限されるべきであって、ビジネスとしてはまだ行なうことが出来ないものと言えます。

すくなくとも、現在販売されている電磁波防護の波動グッズは、効果の検証が科学的に行われていない、単なる気休めのお札の役目しかしないと言えます。

興味のある方は、「生活と自治」を読んでください。

頁トップに戻る

２４．電磁波防護を謳わなくなったトリマリンゴ

更新：２０１９－１０－２６

＊1998年頃には、パソコン販売店に「電磁波防護グッズトリマリンゴ」が売られていました。

以下は製造元の地球発SOSのサイトにあったトルマリンゴの特徴と効能書き、2001年のログから抜粋

＊製造元のサイトによれば、1997年4月に販売開始したとのこと。

製造元の会社は、2012年4月トルマリンゴ販売15周年を機に社名を「地球発ＳＯＳ」から「ハッピートーク」に変更したとのこと。

＊トルマリンゴの効果検証は以下のような波動測定によっています。

＊＊＊＊＊ハッピートークのサイトにまだ掲載中（2019年10月）のデータを引用＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

弊社では、科学的には認められていない“波動調整”という分野を取り入れ、商品開発及び製造を行なっております。＜ BEMSJ注：グッズの製造者自身が、科学的に認められていないことを認めている。＞

実際に弊社製品を使われ、“元気”になったり、“明るく前向き”になったり、数多くの変化を体感いただいたお客様の声を頂戴しております。

“波動”は、まだまだ未解明なエネルギです。

しかし、多くの未知なる可能性が広がっていると思います。

今後、“波動調整”を日常的に行なうことで、私たちがハッピー（幸せ）な生活を送るための大切な要素になると考えております。

測定項目（人体各部位）	被験者本人の基礎波動値	トルマリンゴを手に持った時
免疫	＋１４	＋１９
ストレス	＋１３	＋１６
α波	＋１３	＋１９
生殖器系：副腎・腎臓・自律神経	＋１６	＋２１
泌尿器系：生殖器系性腺	＋１３	＋２１
消化器系：腎臓、肝臓、胆	＋１３	＋１８
循環器系：血液・迷走神経	＋１２	＋１６
呼吸器系：甲状腺、肺、消化器	＋１２	＋１７
脳下垂体・間脳・脳下部・左目・ホルモン	＋１１	＋１６
全神経・全臓器・右目・脳上部	＋１２	＋１６

● ２１才のOLさんに「トルマリンゴ」を持っていただきました。まず、OLさん（被験者）の基礎波動値を測定したのち、

OLさんに「トルマリンゴ」を１個持った時（使用時）の波動値を測定しました。

実験結果は上記の通りです。

● 測定の範囲は、－２１～＋２１で表され、通常健康な人の波動値は＋１０～＋１５くらいです。

● トルマリンゴを手に持った場合のOLさんの波動値は全測定項目に渡り上昇し、「非常に高い」または、「高い」数値となりました。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

＊2001年2月17日秋葉原のラオックスのザ・コンピュータ館に入ったら、トルマリンゴのデモビデオが流れていた。

トルマリンゴのパッケージを確認

・かつては電磁波防護と明記されていたが、電磁波に関しては一切触れず

・単に癒しのグッズとしての説明で

・波動測定器の効果に関しても記載がなくなっていた。

トリマリンゴ

＊以下は２００１年にNiftyの自然環境フォーラムに投稿した情報です。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊情報提供者： BEMSJの電磁波健康影響レポート

提供日付： 2001/03/17 00:50

登録経由地：自然環境フォーラム未来への海図 #27223

先日渋谷に出ました。

Tゾーン渋谷店がありましたので、ちょっと立ち寄って見ました。

電磁波防護グッズの販売状況をチェックしました。

OAエプロンやOAフィルタは相変わらず販売しています。

でも心なしか従来に比べて、店頭展示の点数が少なくなっていると思いました。

トルマリンゴやパルスクリーンといったマイナスイオン発生云々を謳うグッズも販売されていました。

でもこれらは、ともに、パッケージの説明には「電磁波防護効果がある」という類の記載は全くありませんでした。

かつては、トルマリンゴやパルスクリーンは「電磁波防護」機能を前面に出してうっていたシロモノです。

これらのグッズは「電磁波防護機能」を謳わなくなったのか、謳えなくなったのか? ちょっと私には判りません。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

＊以下も同様に投稿した内容です。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊提供日付： 2001/03/23 23:50

登録経由地：自然環境フォーラム未来への海図 #27241

トルマリンゴという電磁波防護グッズがパソコン販売店で売られています。

どのような手法で電磁波防護効果が検証されているのか販売元のアクティスオカモトに問い合わせて見ました。

結果は、なんと波動測定器MIRSという数年前に欺瞞性があると騒がれた測定器で測定が行われています。

従って、トルマリンゴがもつ何かブラシボ効果はあるかも知れませんが、電磁波防護に関しては効果が欺瞞に満ちたものとなります。

こういう観点で、最近パソコン販売店にあるトルマリンゴを見るとかつてはパッケージに、「有害電磁波を防護」とか「電磁波防護」といった機能を謳っていたのですが、

最近のトルマリンゴを見ると、「電磁波防護」も、「電磁波」という言葉も全て消えています。

「癒しのグッズ」として販売されています。

これは、製造元や販売元が、トリマリンゴの電磁波防護効果のあいまいさ（欺瞞性）に気がついて、パッケージからそれらの文言を消去したのかも知れません。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

＊２０２３年1月2日のサイトチェック

まだ売っていました。

以下はアマゾンJPのサイトでのカスタマーレビューの例です。当然かもしれませんが、「効果なし」となっています。

頁トップに戻る

２４A．トルマリンに電磁波除去効果はない。

記：２０２９－１１－３

以下のサイトにあった内容を一部引用 https://lovely-media.jp/posts/2612 2019/

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊トルマリンの効果・意味・浄化⽅法︕【パワーストーン】

パワーストーン･トルマリンがもつ効果と意味をご紹介します。

様々な⾊をもつトルマリンは、見ているだけで癒されますよね。

トルマリンのスピリチュアルな効果を引き出す、浄化⽅法も掲載。

さらには、トルマリンが電磁波を防ぐという情報は嘘か本当か、公平な⽴場で考えてみます。

「トルマリンが電磁波を無害化する効果」は、嘘︕？

⼀時期、トルマリンが有害な電磁波を無効化するという情報が流れ、トルマリンを使った商品がブームになったことがありました。

それは、トルマリンのマイナスイオン効果によるといわれています。しかし、そういった情報をすべて「嘘」と言い張る⼈も多くいます。ここでは、トルマリンの科学的な効果の根拠を考えてみましょう。

「トルマリンが電磁波を無害化する効果」の検証

では、その有害な電磁波をトルマリンが無害化、もしくは低減してくれるという事実は嘘なのでしょうか︖

結論から言うと、「トルマリンが電磁波を無害化させる」は嘘です。

しかし、「トルマリンが電磁波からうまれたプラスイオンを低減させる」は、嘘かどうか、検証の余地があるそうです。

＜BEMSJ注：パソコンや携帯電話などからの電磁波は非電離放射線で、物質をイオン化する能力はありません。したがって、プラスイオンを発生させることはできません。＞

⼀般的な研究結果により導き出されている、トルマリンが電磁波のプラスイオンを軽減させる仕組みは、次の通りです。まず、トルマリンが空気中の水分をイオンに分解します。

遊離したマイナスの電荷を持つイオンをマイナスイオンと呼び、これがプラスイオンと結合します。すると、プラスイオンの有害な特性は失われるため、電磁波の影響も軽減されるというわけです。

＜BEMSJ注：赤字にした部分が、論理的におかしい。

トルマリンが空気中の水分をイオンに分解すると、プラスのイオンとマイナスのイオンができます。必ずプラスとマイナスのペアでイオンができます。

決して、水分を分解した時にマイナスイオンだけができるわけではありません。

トルマリンが水分を分解してできたマイナスイオンが、周囲にあるプラスイオンと結合して、中性化したとしても、トルマリンが水分から分解して発生させたプラスイオンは残ります。

この論法では、プラスイオンは減りません。＞

トルマリンのリラックス効果は、科学的テスト済み

ライフシールドテストという検査⽅法で、トルマリンを使用した商品が⼈体に与える影響を調べた会社があります。

実験の⽅法は、４２歳の女性にパソコンを⻑時間使用させる前と後で、眼の神経や脳の機能を比較するというものです。実験の結果、トルマリンを身につけてパソコン作業をしたほうが、身体の機能が落ちないことが証明されました。

これは、トルマリンがパソコンから放出される電磁波の悪影響を低減させたことを明らかにし、トルマリンの身体リラックス効果が嘘ではないことが判明しました。

＜BEMSJ注：ライフシールドテストでの検査・・・・とあります。

どのような科学的な検証を行ったのか関心を持ちました。

調べてみると、ライフシールドテストという手法は存在しないようで、ライフフィールドテストの誤りの様です。ライフフィールドテストは、波動測定法で、欺瞞に満ちた似非科学の世界です。

したがって、ライフフィールドテストでの検証結果は、まったく信頼性のないものです。＞

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ということで、トルマリンの電磁波防護効果はない、と言えます。

頁トップに戻る

２４B．放射性物質を混ぜてトルマリンからマイナスイオンを発生させる松下電産のトルマリンシーツ

記：２０１９－１１－６

１）以下はアマゾンで販売中（2019年11月のログ）のトルマリンシーツである。

２）特許の明細を調べる

この特許明細を見ると、放射線を出す鉱石をトルマリンに混ぜることによって、マイナスイオンを発生させていることが判る。

【特許番号】特許第３３０６７９０号（Ｐ３３０６７９０）

【登録日】平成１４年５月１７日（２００２．５．１７）

【発明の名称】マイナスイオンを発生する粉体、樹脂、繊維、塗料、無機基材、紙及び布、マイナスイオン発生粉体の製造方法

【特許権者】松下電器産業株式会社

【特許請求の範囲】

【請求項１】平均粒子径が０．２μｍより大きく１０μｍ以下の自発分極を持つ粉体と、該自発分極を持つ粉体を、マイナスイオンを発生させるように励起する放射線量が１４Ｂｑ／ｇ以上４０Ｂｑ／ｇ以下の励起剤の粉体との混合物からなることを特徴とするマイナスイオン発生粉体。

【発明の属する技術分野】本発明は、トルマリンなどの自発分極を持つ粉体、あるいはその応用素材に関するものである。

【０００６】また、トルマリンのみを用いる方法は、つぎのような課題がある。

すなわち、トルマリンは大きな自発分極を有するとはいえ、発明者が実験を重ねた結果、トルマリンだけではマイナスイオンがほとんど発生しないことが分かった。

【００１１】（実施の形態１）本発明の自発分極を持つ粉体として鉱石のなかで最も自発分極の大きいトルマリンを用いて説明する。

また、放射線を放出する粉体としては、放射線を放出する天然鉱石であるデービド鉱、ブランネル石、センウラン鉱、ニンギョウ石、リンカイウラン石、カルノー石、ツャムン石、メタチャムン石、フランセビル石、トール石、コフィン石、サマルスキー石、トリウム石、トロゴム石、モズナ石等がありこれらの微粉末あるいはこれらを一部含む鉱石の微粉末をシリカなどに混合して焼結後再び微粉末にしたものを、放射線を放出する粉末として用いる。

頁トップに戻る

２５．ノートパソコン用磁気シールドパッド

記：２０１２－１１－２５

アマゾンJPのサイトにあった磁気シールドグッズの紹介です。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊一部引用＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

ノートパソコン用磁場シールドパッド＜＜MS450M

BEMSJの2012－3－25のログでは「8点在庫あり。ご注文はお早めに」とあった。

２０１２－１１－２４のログでは「在在庫切れです。在庫状況についてこの商品の再入荷予定は立っておりません。」とあった。

商品の説明

ノートパソコンを使用する方にお勧めします。ノートパソコン使用時には、ノートパソコンの本体の下からは強力な磁場と熱が放射されています。

ノートパソコンを膝の上に置いて使用される方は注意が必要です。

ハイテク素材使用のノートパソコン専用の磁場シールドパッド「MS４５０M」が開発されました。

この磁場シールドパッドをパソコンの下に敷くだけで、磁場放射を約８０％減衰します。同時に熱も吸収します。

【例】某ノートパソコンの本体下から約１２ｍGの磁場数値計測、この磁場シールドパッドを敷くことにより、磁場数値が１．０ｍGまで減衰しました。但し、機種により異なります。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

販売元のエコロガのサイトにあったこのグッズの効果検証結果を以下に示します。

この磁気シールドは確かにノートパソコンからの低周波磁気をシールドしてくれるでしょう。

測定例にあるようにPC本体から1㎝下の場所では１２ｍGが１ｍG程度に減衰してくれるでしょう。

ノートパソコンを携帯し、膝の上に置いて使用する人は、この磁気パッドを敷いて使用すれば、膝の部分での磁気曝露を防ぐことができるでしょう。

この意味では、この磁気パッドは効果があるでしょう。

このページで紹介している多くの防護グッズは、効果がないものですが、この磁気パッドは、シールド効果はあるでしょう。でも、この磁気パッドは１．５ｋｇもあります。実用的にはノートパソコンの重さにさらに１．５ｋｇも重さがかさめば、使用感は・・・・・ではないでしょうか？

多くのノートパソコン使用者は机の上に置いて使用しています。机の厚さが7.5㎝もあれば、

従って、机の上に置くノートパソコンに、この磁気パッドを敷いても、実質的にノートパソコンの使用者の膝が机の下で、 PCの下から7.5㎝以上の距離にあれば、効能は著しく減少しています、効果がないともいえます。

アマゾンで2012年に8台の、磁気パッドが売れたことは確かでしょう。

アマゾンで見てみましたが、購入者が使用感などの感想を書いている「カスタムレビュー」には1件も感想などが書き込まれていませんでした。

8台の購入者の感想を聞いてみたいものです。

追記：

2019年10月アマゾンでこのグッズの販売状況を見てみました。

まだ商品として掲載されていますが、「現在在庫切れです。在庫状況について：この商品の再入荷予定は立っておりません。」となっていました。

頁トップに戻る

２６．オリエントの電磁波エプロンの効果検証

記：２０１２－１１－２７

１．公開情報―1

http://item.rakuten.co.jp/orient-computer/apron03/?scid=af_ich_link_txt ＜リンク切れ＞に以下のような広告があった。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

妊娠中の妊婦さん！人気の電磁波エプロン“IH調理器に対応”で評判。電磁波エプロン特許出願中！

当店通常価格14,800円 (税込) 価格5,040円 (税込) 送料別

■商品の仕様■

・PCやOA製品を長時間使う方、家電製品の電磁波が気になる方へお勧めします。

・50Hz以上の電界波、20kHz以上の磁界波に対応、50～60Hzは電界波に対応。

【特許・商標】特許出願:2006-276378

▼公的機関にて実使用シーンの測定で効果を実証

大阪府立産業技術総合研究所でのシールド実験ＫＥＣ法(電波をどれだけ遮断するかを測定)では99％以上カット。 IH調理器での使用、その他電化製品・PC・携帯電話等の使用想定の測定でもシールド効果が実証されました。

▼1枚で低周波から高周波までの電界・磁界に対応

電界・磁界には幅があり、一般家電は50～60Hz、IH調理器は20KHz～60KHz、携帯電話は800KHz～2GHzとされています。

本製品はこのような異なる電界波を軽減し、さらに一般のOAエプロンでは低減できないとされる20KHz以上の磁界波にも対応。

(※電界波測定機器：TRIFIELD METER Model 100XE 磁界波測定機器：ELT-400)

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

2. 公開情報―2

http://www.apron.jpn.com/entry1.html ＜リンク切れ＞にあった内容

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊電磁波遮断の実験結果

電磁波防止エプロン「Skim Block エプロン」が電磁波を遮断する効果があるのか、公的機関である『大阪府立産業技術総合研究所』にてシールド実験ＫＥＣ法（電波をどれだけ遮断するかを測定）を行っています

。その結果、「Skim Block エプロン」には電磁波遮断効果が高いと証明されました。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ 3．公開情報―3

以下は特許庁にあった特許出願―２００６－２７６３７８の明細書

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ (11)【公開番号】特開２００８－９３０９３（Ｐ２００８－９３０９３Ａ）

(43)【公開日】平成２０年４月２４日（２００８．４．２４）

(54)【発明の名称】電磁波シールドシートおよび電磁波シールド衣服

(21)【出願番号】特願２００６－２７６３７８（Ｐ２００６－２７６３７８） (22)【出願日】平成１８年１０月１０日（２００６．１０．１０）

(71)【出願人】【氏名又は名称】オリエント測器コンピュータ株式会社

【解決手段】銅材により形成して磁界を吸収する電磁波吸収層としての銅層５と、アルミ材により形成して磁界を遮断する電磁波遮断層としてのアルミ層７とを備え、前記アルミ層７を銅層５より人体側に配置して、磁界を遮断して人体を磁界から保護する電磁波シールドシートを形成した。

【特許請求の範囲】

【請求項１】電磁波を遮断して保護対象を電磁波から保護する電磁波シールドシートであって、銅材又は鉄材により形成して電磁波を吸収する電磁波吸収層と、アルミ材により形成して電磁波を遮断する電磁波遮断層とを備え、前記電磁波遮断層を前記電磁波吸収層より保護対象側に配置した電磁波シールドシート。

【００１４】電磁波シールドシート３は、人体の外側となる表側（図２の左側）から順に、銅層５、カーボン層６、アルミ層７、およびカーボン層８が重合配置されて構成されている。

【００２０】この実施例で用いた電磁波シールドシート３は、電界についてのシールド特性をＫＥＣ法によって測定すると、図３の説明図の（Ａ）に示すように充分なシールド特性が得られる。

【００２１】また、この電磁波シールドシート３は、磁界についてのシールド特性をＫＥＣ法によって測定すると、図３の説明図の（Ｂ）に示すように充分なシールド特性が得られる。

【図２】

【図３】

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊４．BEMSJの考察

以上の3項目はネットなどに公開されている情報です。これからBEMSJなりの考察を行います。

＊その１：低周波・中間周波の磁界のシールド効果は疑問

特許明細書に「【００１４】電磁波シールドシート３は、人体の外側となる表側（図２の左側）から順に、銅層５、カーボン層６、アルミ層７、およびカーボン層８が重合配置されて構成されている。」とあるように、銅、カーボン、アルミによるシールドは、電界シールド効果はあるにしても、パソコンやＩＨ調理器からの磁界シールドに十分な効果があるとは思えない。

特許明細書にある磁界のシールド効果は、ＫＥＣ法で測定されているが、最低周波数は1MHzであり、IH調理器などの 20kHz磁界に関するシールド効果は検証されていない。

10MHz磁界では70dB（3000分の１に減衰）という効果があっても、1MHzでは20dB（10分の１に減衰）と効果が極端に減っている。

この調子で100KHzや20kHzの磁界でのシールド効果はどの程度あるか？極めて疑問となる。

＊その2：製造元への問い合わせ

公開情報―1に以下の記述があった。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

▼1枚で低周波から高周波までの電界・磁界に対応

電界・磁界には幅があり、一般家電は50～60Hz、IH調理器は20KHz～60KHz、携帯電話は800KHz～2GHzとされています。

本製品はこのような異なる電界波を軽減し、さらに一般のOAエプロンでは低減できないとされる20KHz以上の磁界波にも対応。

(※電界波測定機器：TRIFIELD METER Model 100XE 磁界波測定機器：ELT-400)

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊そこで、効果検証のデータに関して問い合わせてみた。

この測定評価の詳細を問い合わせたら、以下の返信が2012年11月26日に届いた。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊楽天市場オリエントコンピュータ担当のＸＸと申します。

「TRIFIELD METER」および「ELT400」の件ですが、当開発部に相談しましたところ、こちらの実験データは社外秘データとなりますので第三者等への公開は控えさせていただいております。

一般公開できるのは現在HPに掲載しているデータまでとなりますことをご了承ください。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

ということで、低周波磁界を測定できるTRIFIELD METERや ELT-400での測定結果があれば、納得ができる。そうしたデータは製造元として情報開示はしないと、なっている。

効果の検証をきちんと行っているのであれば、そうした情報は公開すべきである。公開できないような、少し後ろめたい事情でもあるのであろうか？

その３：公開情報－２にあった検証データの考察

このデータを見れば、IH調理器に人体が0、10、20、30cmに近接した場合、磁界曝露が10dB（3分の1に減衰）ということが判る。

40cmまで離れたら効果が少なくなっている。

これは、たぶん、エプロンの縁からの回り込みが多くなって、実質的にシールド効果がなくなっているのだといえる。この実験に使用したIH調理器の動作周波数はいくつであろうか？

IH調理器は20KHz程度の動作のものから、オールメタル対応として60KHzで動作するものがある。 20kHzと60KHzではこのシールド素材の性質からして、大きく効能が異なると思われる。

20kHzのIH調理器で実験を行ったのであれば良いが、60kHzのオールメタルIH調理器で行ったのであれば、20KHzのIH調理器では、3分の１の減衰効果はないであろう。

その４：纏めとして、パソコン使用者がこのOAエプロンを使用しても、効果はないであろう。他の類似のOAエプロンと同類である。

IH調理器に近接して調理する人のIH調理器からの磁界に関しては、3分の1とか2分の１に減じる程度の効果は有るかもしれない。

もしIH調理器からの電磁波防護を考慮してこのエプロンを購入するのであれば、購入前に製造・販売元に効果検証結果に関して、問い合わせてみればよい。

頁トップに戻る

２７．微量かもしれないが、放射性物質を意図的に含んだ電磁波防護グッズ

記；２０１３－４－２１

その1：NTEコスモチップという電磁波防護グッズが売られています。特長：

NTEコスモチップは、電磁波吸収材のフェライトとコスモメット金属板の組み合わせにより、電磁波の磁界エネルギを熱に変換・消費し、減衰させるメカニズムをもっています。

また、同時にフェライトに混合した天然鉱石（BEMSJ注：この天然鉱石が放射性物質を意味する）から発生するマイナスイオンが身体に快適な環境を提供します。

商標登録第4342520号［NTEコスモ］

特許番号第3085182号［IOMIX］＜この特許は遠赤外線放射体としての特許＞

商品名 NTE COSMO

材質 ①フェライト（IOMIX混合）②コスモメット金属板

商品名 NTE COSMO TIP/OA

材質 ①フェライト（IOMIX混合）②コスモメット金属板

商品名 NTE COSMO TIP/ST

材質 ①フェライト（IOMIX混合） ②コスモメット金属板

このチップに使用されている材料が紹介されている特許番号から判明した。 INOMIX混合フェライトは、

特許権利者：美濃顔料化学（株）

特許番号等特許第３０８５１８２号にあるもので、

特許の内容は、

Ａセラミックス遠赤外線放射材料の粉末と、

Ｂ自然放射性元素の酸化トリウムの含有量として換算して０．３以上２．０重量以下に調整したモナザイトの粉末とをＣ共に１０μm以下の平均粒子径としてなる混合物を、

Ｄ焼成し、

Ｅ複合化してなることを

Ｆ特徴とする遠赤外線放射体。である。

この電磁波防護グッズは、微量かもしれないが、放射性物質を意図的に含有していることが判った。参考までにモナザイトは

・希土類元素であるセリウム，ランタン，ネオジムを主成分とする燐酸塩鉱物．

・化学式は，(Ce, La, Nd)PO4である．微量成分としてトリウム（ThO2として4-10 %程度）を含むため，モナザイトは放射能を持つ．

トリウムは，232Thの半減期140億年でα-崩壊し，208Pbへと変わる．

・色は褐色で，その結晶は板状を示す．結晶は大きいものでは長さ3cm程度．普通は100ミクロン程度．比重は4.6-5.4と大きい．

その２：ＮＴＥコスモチップの広告にあったもう一つの特許出願 2004年頃にみたＷＥＢにある広告です。

この広告には「ＮＴＥコスモチップ特許出願公開番号2001－230105」と書かれている。この特許は、

出願記事：特許 2000-042394 (平12.2.21) 出願種別(通常)公開記事：2001-230105 (平13.8.24)

発明の名称：電磁波減衰体

出願人：日本アクアライフ株式会社発明・考案・創作者：眞鍋勝利

であり、最終的には

出願細項目記事：

査定種別(拒絶査定) 査定発送日(平16.2.17)となり、特許としては認められない結果に終わっている。

その３：同じ特許番号を提示している電磁波防護エプロン

以下のＷＥＢにあった販売広告の一部です。

http://izumi-net.biz/pr_005.html

この電磁波防護エプロンには「特許第「3085182号」と書かれている。上記の「その１」で記述した

＞INOMIX混合フェライトは、

＞特許権利者：美濃顔料化学（株）

＞特許の内容は、

＞Ａセラミックス遠赤外線放射材料の粉末と、

＞Ｂ自然放射性元素の酸化トリウムの含有量として換算して0.3以上2.0重量以下に調整したモナザイトの粉末とである。

電磁波防護エプロンのどの部分にモナザイトが入っているのか不詳であるが、

マイナスイオンを発生させるために、微量とはいえ、放射性物質を含むエプロンの使用は、疑問である。

頁トップに戻る

２８．電磁波サイトにあった防護グッズへの注意点

記：２０１３－６－１

以下は電磁波の測定器などを販売しているフルモト商事のサイトにあった内容です。 http;//www1sphere.ne.jp/furumoto/＜リンク切れ＞ 1999年頃のログです。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊電磁波は遮断できるか？

＜要注意！＞

市販の電磁波防御グッズなるものを数点購入し、磁場を測定しましたが、すべて効果なく（減少率ゼロ）予期していた事ではありますが失望と怒りを覚えました。

人の弱みに付け込んだ商品の販売に注意して下さい。

特に、携帯電話に貼るだけで電磁波をカットできるといったグッズについては、販売店は効果を厳しくチェックし、責任をもって取り扱いをして下さい。

電磁波防御グッズを購入する前に販売店に下記の要点を訊ね、納得の上で購入して下さい。

（１）店で実際に電磁波の減少効果を測定し、確認した上での販売かどうか？

（２）商品が対応するのは電場か磁場か？

（３）商品を使用すると磁場が人体に無害とされる2mG以内になるのかどうか？

（4）電磁波の反射．吸収に使用している物性はなにか？

「がうす通信」でも市販の電磁波関連グッズの表示や説明は何のことだかさっぱりわからないし、磁場に関しては効果がないと結論づけています。

＊「がうす通信」はガウスネットワーク（高圧線問題全国ネットワーク）の機関紙。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

最近のサイトは、上記の記述は、以下のように変更されています。 http://www21.ocn.ne.jp/~furumoto/cut.html にあった内容２０１３－６－１のログ

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

＜要注意！＞

電磁波防御グッズを購入する前に販売店に下記の要点を訊ね、納得の上で購入して下さい。

(1) 店で実際に電磁波の減衰効果を測定し、確認した上での販売かどうか？

(2) 商品が対応するのは電場か磁場か？

(3) 商品を使用すると、磁場の測定値が危険と言われる数値以下になるのか?

(4) 電磁波の反射．吸収に使用している物性はなにか？

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

頁トップに戻る

２９．財団法人日本紡績検査協会は電磁波防止エプロンの実用上の効果を保証しているのか？

記；２０１３－６－２

以下はＹａｈｏｏのＳｈｏｐｐｉｎｇサイトにあった内容です。

ＣｈａｒｍＢａｂｙのサイト http://store.shopping.yahoo.co.jp/charmbaby/

販売されている電磁波防護エプロンの一例です。

この通販サイトには「社団法人日本紡績協会にて、電磁波遮断率の測定を実施」と明記してあります。その実証データは、画像は荒く見にくいのですが、以下に転載します。

この画像データから、何とか読み取れるのは試験周波数は１ＭＨｚから１０００ＭＨｚである。試験方法はＫＥＣ法である。

電界の遮断効果は１Ｍｈｚ－１０００ＭＨｚにわたって、おおむね50ｄＢである。すなわち約300分の1に遮断してくれる。

磁界の遮断効果は、１０ＭＨｚ以下ではほとんどなく、したがってＩＨ電磁調理器の磁界防護にはほとんど効果がない。３０ＭＨｚで１０ｄＢ（3分の1に遮断）の遮断効果、600ＭＨｚ付近で約30ｄＢ（約30分の1に遮断）という程度である。

さて、このＫＥＣ法というのは、シールド繊維を突き抜ける電磁波の遮断性能のみを計測している。従って、実際の実用的な電磁波防護エプロンとしての実用上の電磁波遮断効果とは全く異なる。

財団法人日本紡績検査協会は、検査データで電磁波防護エプロンの実用上の防護効果を保証しているのであろうか？？？？？？

頁トップに戻る

２９Ａ．日本化学繊維検査協会（現在カケンテストセンタ）は電磁波防止インナの実用上の効果を保証しているのか？

記：２０１５－１－２７

スィートマミーのサイトにある電磁波防護インナ

http://www.sweet-mommy.com/SHOP/kk9022.htmlにあった広告から一部引用

９９％カットと効果を謳う

「電界波」と「磁界波」を共にシールドと謳う

日本化学繊維検査協会（現在はカケンテストセンタ）による効果検証のお墨付きも公開。

BEMSJのコメント：

日本化学繊維検査協会の報告書には、試験は、素材としての繊維を電磁波が突き抜けることを防止できるか否かをテストしたことを明記している。

磁界が20dB（10分の１に）減衰するのは、100MHzより高い周波数である。

電磁波は回折と言って、有限の大きさのシールド素材の縁から回り込む性質があるので、このインナを着たとしても、上下の空いた方向から入り込むことになる。

果たして、実質的にどの程度の防護効果が得られるか、大きな疑問である。

さらに、検査協会は、この広告のように、こうした検査結果を商品全体の性能を保証するデータとして使えることを許容しているのであろうか？？？

頁トップに戻る

２９Ｂ．電磁波防護繊維メーカが「ＯＡエプロンにしたときの効能を保証していない」例

記：２０１７－１－１９

古い資料が出てきました。平成10年（1998年）頃に入手したものです。電磁波防護繊維のメーカが出した文書のコピーです。

セーレンという電磁波防護繊維を製造している会社の文書です。

このセーレンという会社は、導電性繊維・電磁波防護繊維を製造しています。

繊維としての試験方法では電磁波防護効果があるとしても、その性能がＯＡエプロンなどに製品化した場合の性能を保証していない、という事例です。

頁トップに戻る

３０．自ら否定した蚊帳の電磁波効果のなさ

記；２０１３－６－２５

＊蚊帳は電磁波の防護に有効と宣伝

http://www.anmin.com/kaya/hakubutukan/kaya2.htm にあった内容２００１年頃のログこのサイトは、蚊帳を販売している菊屋という会社のサイトです。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊一部引用＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊蚊帳での電磁波対策

カミナリ様と蚊帳

麻の蚊帳は電磁波の防壁としても高く評価されている。昔のカミナリ様が今は電磁波だろうか。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

＊効果のなさを2008年頃になって自認した様です。

http://www.anmin.com/kaya/denjiha/kouen1.htm にあった内容２０１３年６月のログ

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊一部引用＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊電磁界と健康について思うこと

平成20年2月6日大阪市の天満研修センタで、経済産業省関連の「電磁界と健康」という講演会に出席してきました。

（略）

蚊帳の中にはカミナリが落ちないとされていたようですが、もしかすると、電磁波を通さないのかしら？との質問をいただきましたので信頼できる調査機関に提出しました。

残念ながら、麻の蚊帳の電磁波を遮断する能力は見当たりませんでした。

カミナリさま同様に、迷信だったのでしょうね？

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

＊2004年麻が、電磁波防護効果はないことを認めているサイトの例

ニュー・エイジ・トレーデイングという「麻」を取り扱っている会社のＷＥＢの一部引用 http://www.new-age-trading.com/anna/02.htmlにあった内容

2004年4月6日のログ

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

○ 麻は電磁波を防ぐ？

麻製品、特に麻布は「電磁波を防ぐ」という噂が一部に流れている。

麻の布をコンピュータに巻いていたら、頭痛がしなくなったという人もいる。しかし「麻は電磁波を防ぐ」というのには、まったく根拠がない。

私はこの噂を広めている人たちに、「では実験した結果をみせてください」と何度もお願いしたが、この６年間、具体的な結果を見せてくれた人は一人もいない。

大麻擁護で知られる弁護士や医者までが、あたかも事実であるかのように話したせいもあって、この噂は急速に広まってしまった。

しかし、彼らにもその噂を裏付ける事実を出すことはできない。電磁波測定器など市販で簡単に入手でき、５万円もしない。

なのに、このような重大なことにもかかわらず、事実を科学的に確かめようとしないばかりか、不確かな噂を流しつづけたのである。（もし麻が電磁波を防ぐとしたら世界的な大発見である。）

大麻を愛する人たちには自然を愛する人たちが多い。

電磁波は健康によくないのは厚生労働省も認めているし、ガンとの関連性を指摘する医療関係者もいる。しかし特にこれといった対策もとられておらず、目に見えない不安だけが増幅される。

それを麻が防いでくれるとしたら、まさしく日本古来の自然の植物である麻が、自然を破壊してきた現代文明の大きな問題のひとつを解決してくれることになる。

麻が電磁波を防いで欲しいという願望はよくわかる。しかし残念ながら、そのような事実はない。

市販の電磁波測定器でも、非常に厳密に測定することができる。私は簡単な実験をしてみた。

電線に電流を流して電磁波を測定したのだが、電線が直線ならほとんど電磁波は発生しなかった。しかしその電線で小さな輪（コイル）を作ると、輪が一重でも測定器は音をたてた。

その測定器を携帯電話に近づけると、当然、反応して音をたてた。

次に携帯電話に麻の布を何種類かかぶせて測定してみた。簡単だが実験の順序はこれで正しい。

結果は麻の布は携帯電話から出る電磁波をまったく防がないというものだった。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

頁トップに戻る

３１．たぶん販売されなかった新日本テックスの電磁波ガウン

記：２０１４－１１－２３

＊電磁波ガウンの開発に関する報道２００４年

2004年(平成16年) 10月7日 (木曜日)の北國新聞に以下の記事がありました。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊一部引用＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊電磁波防ぐ輸出用袋

新日本テックスとホンダ科学医療向けガウンも

新日本テックス(石川県鹿西町)とホンダ科学(同野々市町)は、和紙炭クロスを使った電子部品の輸出用保護袋と、医療向けガウン=写真=を商品化した。

和紙炭クロスは和紙を原料にした繊維を炭化させたもの。

石川県工業試験場の検査で電磁波を抑制する働きがあり、欧州向けの輸出基準を満たすことも確認された。

（略）

ガウンは電磁波を出す装置で検査する際、患者や医療関係者への影響をより軽減することができる。洗濯しても効果は持続する。

今後、色やデザインを増やして商品の幅を広げる。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊この新聞記事を見て、

・輸出用袋は、箱の内面6面に貼る事になるので、電磁波防護効果の検証はやさしいと思います、

・しかし、医療用ガウンはどのように電磁波防護効果の検証を行っているのでしょうか？

電磁波には回折という回り込みの現象があり、ベストのような形態では、効果が発揮できないのではないかと疑いました。

２００４年１０月２３日に新日本テックス向けにWEBからメールを入れました。１０年経過しても何も音沙汰はありません。

ネットで検索しても、関連する情報は見つかりませんので、たぶん、この医療向けの電磁波ガウンは、企画倒れで終わったのではないかと、想像します。

頁トップに戻る

３２．たぶんもう売っていない新日本テックスの電磁波エプロン

記：２０１４－１１－２３

中日新聞２００８年３月２６日の記事の一部引用です。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

【北陸経済ニュース】

電磁波抑制エプロン開発新日本テックス炭化繊維を活用

シリーズ第２弾男性向けベストも自社ブランドで大手と

木村織物グループの新日本テックス（石川県中能登町）は、電磁波を通しにくい調理用エプロンをアパレル関連副資材卸の国内大手、尾崎織マーク（京都市）と共同開発した。

電化製品の電磁波への警戒感が強い主婦層がターゲット。新日本テックスが持つ高機能の炭化繊維を活用した。

石川の繊維産地は大手メーカの「下請け」が中心なだけに、自社ブランドで大手と提携する取り組みは中小零細企業の刺激になりそうだ。（坂本正範）

（略）

今回のエプロンは全面に炭化繊維を使った。

電子レンジなど家庭内で電気製品に接する機会が多い主婦層に需要を見込む。

尾崎織マークが製造・販売を担当する。四月上旬に東京で開かれる国際見本市に出展し、本格的な販売に入る。エプロンとともにベストも開発。

テレビやパソコンなどの利用度が高い大人の男性を主購買層に設定。それぞれ月産三千着超の販売を見込む。

(略)

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

２０１４－４－２９にメールで「現在も販売中？」と問い合わせた。６ヶ月経過しても、まったく音沙汰はない。

多分、もう製造・販売は行っていないでしょう。

頁トップに戻る

３２Ａ．たぶんもう売っていない「はるやま商事」の電磁波防護スーツ

記：２０１７－１０－２９

以下の古いファイルが出てきた。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ 1997年12月2日

携帯電話の電磁波をカットするスーツ時事通信ニュース速報

カネボウ繊維（本社大阪市）とはるやま商事（同岡山市）は、携帯電話が発する電磁波を97％以上カットできる男性用スーツを共同企画し、６日発売する。

携帯電話は受信時に、人体への影響が指摘されている電磁波を大量に放出する。

新企画のスーツは、携帯電話を入れる内ポケットの体側に、電磁波の遮断率が高い銀をメッキしたナイロン繊維を採用。外からの電波は受信できるが、人体側への電磁波はカットできるようにした。

１着３万９８００－４万５８００円。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

２０１７－１０－２９上記の記事を見つけて、ネットで検索しても何も出てこない。たぶん、もう製造も販売も行っていないでしょう。

頁トップに戻る

３２Ｂ.たぶんもう売っていないグンゼの電磁波防護スーツ

記；２０１７－１０－２９

＊販売開始の読売新聞ニュース速報2000年

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊読売新聞

2000年1月15日

企業の消費者関連部門で働く女性で作る日本ヒーブ協議会（本部・東京）とグンゼは１５日、会員のアンケートをもとにデザインした「働く女性のためのスーツ」の春夏物を発売した。

同協議会は、99年春物と秋冬物のスーツを販売したが、真夏でも着られるスーツが欲しいという要望が多かったため、春夏物を加えた。スカート、パンツスタイルの二タイプで、汗やタバコのにおいを消す効果のある素材を用い、ポケットを五つ付けるなど、機能性を重視した。

携帯電話を入れることの多い内ポケットには、電磁波を防止する生地を使用している。

値段は、パンツタイプが53,000円、スカートタイプが51,000円。

東京都、大阪府、神奈川県にあるブティック四店で販売するほか、インターネットでも注文を受け付ける。ホームページのアドレスは、http://www.gunze.co.jp/heib/＜リンク切れ＞

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

*グンゼのサイトにあった当該の電磁波防護

内ポケット部だけを電磁波防護繊維で作り、携帯電話への電波が入らなくするのであれば、携帯電話をＯＦＦにすれば済むこと。したがって、うちポケットを電磁波繊維で作る意味はほとんどない。

無駄である。

＊結果

2017年10月のサイト検索では、上記の販売サイトは閉鎖された模様で、開くことができなかった。たぶん、もう売っていないでしょう。

頁トップに戻る

３２C．2000年頃に売っていた電磁波スーツ川崎市の仕立て屋

記：２０１９－７－２８

古い記録が出てきました。

以下は、川崎市の武蔵小杉にあった仕立て屋「オークボ」の電磁波スーツの宣伝ページです。 http://www.sss.co.jp/Ookubo/ にあったものです。2000年10月29日のログです。

2019年7月にチェックしてみましたが、上記のサイトは開けません、関連情報は全く見つかりません。

20年の時間経過でもうこの仕立て屋はやっていないのかもしれません。

頁トップに戻る

３２D．15年以上電磁波で売っている青山商事の電磁波スーツ

記：２０１９－７－２０

１）電磁波スーツの販売開始

中日新聞 2006年10月26日記事の一部引用

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊電磁波抑制スーツ開発新日本テックスなど

【石川県】合繊織物メーカの新日本テックス（石川県中能登町）は、紳士服業界最大手の青山商事（広島県）、衣料資材最大手の三景（東京）と共同で、携帯電話などから出る電磁波を抑制する男性向けスーツを開発した。

新日本テックスが独自開発した炭化繊維を利用したのが特徴。青山商事が全国の「洋服の青山」で販売を始めた。

委託加工が中心の石川の繊維産地で、地場中小企業の独自ブランドが大手の主力商品に採用されるのは珍しく、産地の活性化にもつながりそうだ。（坂本正範）

電磁波は人体への影響が指摘されている。携帯電話やパソコンを多用するビジネスマンは常に電磁波の環境にあり、青山商事がメンズスーツの業界で初めてとなるスーツを企画、新日本テックスの素材に着目した。開発したスーツは、携帯電話を入れる胸ポケット付近の生地部分に炭化繊維を使用。

青山商事は主力の高機能スーツ「リーガル」ブランドに電磁波抑制を新機能として付け加え、九月下旬から全国の約七百店で販売している。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊２）青山商事の報道発表の一部を引用2006年9月

【参考資料】

「カーボー・シールド」による電磁波シールド効果測定

周波数（ＭＨｚ）

１００

２００

３００

５００

７００

１０００

電界シールド

遮蔽率（％）

96.9

95.3

93.2

90.3

88.6

85.7

磁界シールド

遮蔽率（％）

22.1

23.9

25.6

30.6

33.7

42.3

※公的機関による、スーツ製品状態の試料での試験結果

・電場と磁場の二つが組み合わさり、電波として伝わるものが電磁波といわれています。

・試料を挟んで、発信部から、受信部に電波を通した時の遮蔽率を、周波数を変えて測定しています。

BEMSJ注：上図の説明から、この電磁波スーツの電磁波遮断特性は、KEC法などと呼ばれている素材としての特性の試験方法である。電磁波の回折効果なども考慮した「スーツの状態での電磁波遮断特性を」保証してはいない。

３）青山商事の第43期中間事業報告書（2006年4月1日から9月30日まで）にあった電磁波スーツの報告

４）2015年12月5日のアクセスでは「電磁波スーツを販売中」

http://store.y-aoyama.jp/products/list.php?category_id=457 2015/12/05にあった内容

特集・キャンペーンスーツ電磁波プロテクトの頁

５）2019年7月のアクセス結果まだ売っていました。

https://www.y-aoyama.jp/products/list.php?category_id=457 にあった内容

頁トップに戻る

３３E．もう売っていないと推定されるエルマーシュの電磁波ニット

記；２０２３－１－２

１）2000年頃、2008年頃の記録から

http://www.l-marsh.com/ （リンク切れ）にあった内容

2000年頃とこの記録を残した２００８－３－２のログでは内容はほとんど変わっていない。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

電磁波シールドニットの効果

当社では長野県情報技術試験場と共同で、特殊の金属メッキ繊維（Sauquit Industries Inc.,製銀メッキナイロンフィラメント糸)

をニット用素材と交編して電磁波（電場）をシールドするニット製品の製法を開発し、金属メッキ繊維のもうひとつの特徴である「抗菌性」を加えて長野県知事と共有で「抗菌・電磁波シールドニット製品」を特許申請しました。（特許申請公開番号特開平8-176962）尚、この銀メッキ繊維をニット製品として使用できるのは国内では当社のみとなっております。

商品化した編地での検査結果は下表の通りです。

当社が初めて量産化した電磁波シールドニット商品です。編地をリブ編にすることにより、着用時に体にフィットし、動きやすくなるように工夫しています。

価格 SIZE M \ 8,600 【税込】 <サイズ目安【身長～160cm、胸囲～85cm】>

SIZE L \ 9,300 【税込】 <サイズ目安【身長～180cm、胸囲～95cm】>

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

２）2023年1月のチェック

上記のサイトは閉鎖されたのか、開くことはできなかった。

「エルマーシュ電磁波」で検索しても、何もヒットしない。

「エルマーシュ 2020年で従業員14名」という企業情報はあるので、アパレルメーカーとしてはまだ活動は継続とおもわれるが、ここで紹介した電磁波ニットなどはもう生産・販売を行っていないと推定できる。

頁トップに戻る

３３．2004年頃は電磁波防護時計も売られていた

記；２０１５－１－２０

Hot Wired Newsの一部引用 http://www.hotwired.co.jp/news/news/culture/story/20030903203.html＜リンク切れ＞

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊有名人も使う「電磁波から身を守る腕時計」はインチキ商品か？ Katie Dean

2003年8月29日 2:00am PT

『スタートレック』の宇宙船『エンタープライズ』号が敵の攻撃から船体を護るのに使用する防御シールド発生装置「デフレクター」のように、携帯電話などの機器による「電子汚染」から人体を保護するという触れ込みの腕時計が発売された。

発売元の米テスラー・インサイド社によると、このクオーツ時計『フィリップ・スタイン・テスラー』に組み込まれたチップは、バッテリーとコイルを使って一定の周波を発生させることにより、携帯電話、コンピュータ、ラジオといった機器から発生する電磁波を中和するという。

テスラー・インサイド社は、電磁波が頭痛、疲労、記憶力の減退といった健康上の諸問題と関係しているという研究結果が出ている、と述べている。

フィリップ・スタイン・テスラーを着用した人は、睡眠が改善され、ストレスが減少し、集中力の向上と体力の増進がみられたと同社は主張している。

「電磁波から身体を護ることで、身体の維持機能が向上し、電磁波に対する免疫系も強化される」と、テスラー・インサイド社の研究部門を率いるイロンカ・ハレジ氏は語る。「携帯電話を頭部に当てて使ったりしているのだから、こうした保護が必要だ」

しかし、この会社の主張は全部でたらめだという人もいる。

「(この種の機器には)財布を軽くする以外の効果は何一つ見込めない」と、ウィスコンシン医科大学のジョン・モルダー教授(放射線腫瘍学)は語る。同様の効果を主張する製品はこれまでにもたくさんあり、中には電磁波防止下着もあったという。

この時計は現在、ニューヨークの高級デパートブルーミングデールズとマサチューセッツ州のロイヤル・ジュエラーズで買える。

値段はベーシックなタイプで600ドル、ダイヤモンドがちりばめられたモデルで2000ドルだ。

批判的な人々は、この会社の主張は馬鹿げているとして取り合おうとしない。しかし、この時計は単なるインチキ商品ではないと信じている人もいる。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

日本向けにも販売、BEMSJに直接届いた案内の一部を紹介

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

Date: Fri, 27 Feb 2004 22:02:55 -0800

From: Intelligent Choice, Inc. intelligent.choice@sbcglobal.net Subject: 電磁波防止テスラについて

スパムではありません。電磁気波などにご関心があることを読みましたので、いち早くご案内させて頂くことにしました。ご迷惑でしたらお詫びいたします。

直ちに廃棄してください。以下は報道関係各位へ配布されたリリースです。

2004年2月28日プレスリリース

■ タイトル

「電子公害防止腕時計「テスラ（Teslar(r)）」コレクションについて」「新発売の件」株式会社：インテリジェント・チョイス

■ 要約

インテリジェント・チョイス・インク（カリフォルニア州法人在バレンシア市代表取締役：スキップイシイ）は、ELF研究所（イリノイ州法人在フランシスビル市代表取締役：ニールフリーズ）との販売代理店契約に基づき、電子公害防止腕時計「テスラ（Teslar）」コレクションを日本向けに発売することになりました。

■ 本文

「テスラ（Teslar）」は、健康障害を引き起こすと危惧されている通信や電気機器が放射する50～60Hz の超低周波(ELF)と静電磁界(EMF)をシールドし、自然界の清音とされる7～9Hzに体を保たせ、疲労回復・安眠・集中力向上などの効果をえる健康時計ともいうべき画期的な腕時計です。

その秘密は「テスラ（Teslar）」に内蔵された特殊なチップにあります。

バレリー・ハント博士（元UCLA生理学部長）を筆頭に、ELF研究所により「エネルギ科学技術研究開発グループ」が結成され、研究・開発の末1986年にテスラ・チップが完成しました。

このチップは世界最初の交流発電システム、無線通信技術、高周波変圧器などの画期的な発明をした科学者ニコラ・テスラの偉業を称え、「テスラ・チップ」と命名され、商標登録されました。

現在、テスラ・チップを内蔵したモデルは、ダイヤモンドをあしらった高級機種「Pステン・コレクション」と、今回日本で発売されるダイナミック、ドレス、スポーツ、クロノグラフの各機種からなる「テスラ（Teslar）」ブランドの２ラインがあります。

Pステンは既に全米の最高級デパート、サックス・フィフスとニーマン・マルカスで販売中。

ロックシンガー・マドンナやニュースキャスター・バーバラウオルターの愛用が、昨年１２月テレビ番組オペラショーで紹介されたこともあり、現在全米で爆発的な反響を呼んでいます。

尚、「テスラ（Teslar）」は医療機器ではなく、ファッション時計として販売されます。

関連URL：http://www.teslar-watches.com/

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

2015年1月20日に上記のサイトを見ようとしたが、閉鎖されたのでしょう、開けません。日本向け販売の売り元にメールを入れてみましたが、送達不可能で戻ってきました。

ネットで検索しても、古いHot Wiredニュースの記事の紹介以外には、何も出てきません。欺瞞性のある電磁波防護時計ということで、売れなくなり、市場から消えて行ったのでしょう。

頁トップに戻る

３３A．電磁波防護時計の日本版もあった2002年

記：２０１６－２－１６

＊以下は２００２年の秋号「NRE Train shop」ＪＲ東日本の車内販売誌にあった広告

「電磁波害除去」という効能が書かれている。

時計の裏側、手に接触する面に特殊なセラミックを塗布してある。

＊2016年2月にネットで検索した。この電磁波除去時計に関する情報は皆無であった。僅かに、ヤフオクで「中古品」が出品されていたに過ぎない。

製造会社のリズム時計のWEBサイトにも何も情報はない。

この時計の電磁波除去機能は欺瞞に満ちている。

多分、そうした欺瞞から売れなくなり、市場から消えたものと推定できる。

念の為に、リズム時計に問い合わせたら、以下の趣旨の回答があった。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

お尋ねの腕時計は生産終了しております。

この製品は時計裏蓋部分に血行を促進する物質を塗布した製品でございます。

電磁波除去機能の有無につきましては、申し訳ありませんが確認が出来ない状況でございます。資料が残っておりません。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

頁トップに戻る

３３B．電磁波防護時計の日本版もあった1999年

記；２０１６－７－１７

1999年頃の資料（1999年より前に集めた資料、モノクロのコピー）が出てきました。電磁波の害を軽減する機能を持つと謳っているグッズです。

「電磁波軽減健康ウォッチナチュラル」というもので、アルス健康情報サービスで販売していたものです。 2016年7月に販売元のアルスのWEBサイトを見ても、この時計は売っていません。

ネットで検索しても、何もヒットしません。

効果検証がMAXという波動測定器によるので、波動測定器は疑義のある測定器として、現在はほぼ市場から消えていますので、電磁波障害に効果があるといっても、信ぴょう性はないでしょう。

岡山大学の石井猛教授が「このウォッチは・・・・・電磁波の影響を軽減する・・・・」という推薦文を載せていますが、この教授の弁は信じられません。

ということから、この電磁波軽減ウォッチも市場から消えたのでしょう。

頁トップに戻る

３４．1998年頃に売られていたスーパーダイオード

ＷＥＢに公開：２０１５－２－５

＊スーパーダイオードというグッズ

＊販売していた店の広告から

ゴトウ総合音響のWEB http://member.nifty.ne.jp/audio-goto/diode.htm＜リンク切れ＞には以下の効能が示されていた。

＊＊＊＊＊＊＊＊

スーパーダイオードは従来医療分野において開発された製品で、臨床の第一線の医師たちによって、健康回復の一環としてクリニックなどで取り扱われてきた製品です。

◇ 医療現場で評価される

自律神経失調症の治療など、臨床の現場で治療に携わる現場の医師達から、弊社の「スーパーダイオード」が健康の維持・増進に効果があることが認められました。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

BEMSJのコメント：2015年2月の段階では、ゴトウ総合音響のサイトには、スーパーダイオードの販売広告は無い。

＊製造・販売元からの効果検証方法に関する情報

どのような実験によって、医療効果が検証されているのか問い合わせた結果、2003年に、以下のような返信があった。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊はじめまして、日本エミールの森です。

・人間の生体に悪影響を及ぼすものは、電磁波（場）ではなく、電磁ノイズだと言うのが私の主張です。

・電磁場（波）問題に詳しい医学研究団体バイ・ディジタル・オーリングテスト協会会員ドクター達と、1995年から交流するようになりました。

・弊社の製品は協会ドクター達より高い評価を得ております。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

BEMSJのコメント：オーリングによる効果検証は駄目とは言いませんが、すくなくともきちんとした検証、2重盲検法などでの検証があってしかるべきと、考える。

＊以下はヨドバシカメラでの販売状況

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊スーパーダイオード SDSE-1

定価：￥3,150 販売終了時の価格￥2,520（税込）（定価の20％引き）メーカ：スーパーダイオード

販売開始日：1998/10/30（販売終了商品）

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

＊音楽の友社発行「ステレオ」誌、1998年4月号の「ステレオ編集部音の館」の頁で、スーパーダイオードの効果があるとの記事が掲載されていた。

以下にトップページのみの画像を示す。

ＢＥＭＳＪコメント：このステレオ編集部の検証記事は疑問だらけです。

＊スーパーダイオードは効果が無いとする評価レポート

「オタクラ」のサイトhttp://www.asahi-net.or.jp/~YY8A-IMI/20040913/audio/diode.htm にあった内容です。許諾を得て、転載します。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊スーパーダイオード SDSE-1」（2002/04/12号）

｛商品紹介｝「スーパーダイオード SDSE-1」（株）日本エミール　定価　￥3000（税別）　買値　￥3500（送料、税込み）

機器に張り付けることで電磁波を吸収し、音を良くすると言うアクセサリー。

（本当は音を良くするための物じゃないんだけど、体が電磁波を受けないことで調子が良くなり音が良く聞こえる、らしい。）最近「電磁波低減」と言う言葉にピピンと来る＋比較的安かったので購入。

12×10センチ角の薄い透明のシートが5枚。

切っても良いと言うので細かく切って（2～4センチ角）

オーディオ装置やテレビ（PCモニタも含む）、蛍光灯に張った。が、音的効果は全くなし。

簡易測定装置で調べたら、やっぱり電磁波は出ているので、本当に電磁波が吸収されているかも不明。吸収周波数の違いで測定出来ていないのかもしれないが。

それとも細切れに切ったのがまずいか。お勧め度　35%　　オカルト度 80%

これもオーディオゴトウで購入。

まあ気休め程度か。

電磁波は周波数帯がいろいろ（というか全ての周波数がある）だし、ある周波数でカットしても他の周波数で逆に出してしまったり（二次輻射という）ということもあるし、電気装置のノイズ対策をしている人なら知っていることだろうが、電磁波対策は非常に難しく、何か１つで万事OKと言うのは出来ない。

また、人間の体に取って有益な電磁波もあるので全てをカットするとかえって悪い。

（電磁波を完全にカットした電波暗室というものがあるが、この中に入ると体に不調を感じる人がいる。）

体に有害な周波数、装置にノイズを乗せる周波数を選んで吸収もしくは除去するのは非常に難しいので、いろいろやってみるしかない。

その素材として検討する価値があるかも？と言う程度の商品である。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

＊現状は？

2015年2月現在、ネットなどで検索しても、格別な情報はヒットしません。

多分、電磁波効果が欺瞞などの理由で売れなくなり、市場から消えたのでしょう。

頁トップに戻る

３５．創生水の電磁波吸収効果は疑問

記：２０１５－３－１９

＊始まり

1999年のニフティの電子会議室に以下のような話題が残っていた。

フォーラム名：＜化学の広場・本館＞

会議室名：（ 12 ）【環境】化学と私たちの暮らしの未来発言番号：2918（発言番号2916へのコメント）

登録日時：99/10/14 20:52

水の本を執筆中なので、原稿に使えないかと思って、まず創生水について、以下にまとめてみました。Ｓ水にしてありますが。

このような水が最初は無料で配られ、洗脳的な説明会が開かれ、そして家庭用でさえ２００万円という値段で売られます。次に、これを検討したいと思います。

（略）

そのため、Ｓ水は、様々な効果をもつ魔法の水になっています。

その宇宙エネルギ効果は、

１．洗浄効果２．汚水浄化効果３．環境保全効果４．病気治療効果５．健康増進効果６．痛み止め効果７．食品加工効果

８．食物の味向上、鮮度保持効果９．植物育成効果１０．動物育成効果１２．スタミナ効果１３．運動能力向上効果１４．記憶能力向上効果１５．美容効果１６．消臭効果１７．害虫駆除効果１８．土壌改良効果

１９．地震予知効果２０．電磁波吸収効果

２１．低次元意識向上効果２２．潜在能力発現効果に及びます。

宇宙エネルギにより、洗浄効果や健康によいというのは理解されるでしょうが、地震予知効果については説明が必要でしょう。

地震が起きる前には大陸プレート同士のぶつかり合った場所（断層面）に大きな圧力がかかり、そこに磁場（電磁波）が発生します。

その電磁波の影響を受け、Ｓ水の分子が分解され、味が変わります。

苦み、カルキ臭、塩素などの味が出てくるので、その味の強さによって震度がどれくらいであるか推測することができるのです。

また、これを多点で行えば、おおよその地震発生地点を予知することができます。

海外で核実験が行われた時なども強力な電磁波が発生するためこれを感知することもできます。

（略）

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊この中にある電磁波の吸収効果と、電磁波予知効果にBEMSJは関心を持った。

＊電磁波予知効果

2015年1月にネットで検索したが、創生水と電磁波予知効果に関する情報は見つからなかった。

多分、ニフティに書き込まれた1999年当時は、そうした「話」はあったのでしょうが、その後は何らの進展もなく、忘れ去られたのでしょう。

＊電磁波吸収効果

創生水の創始者と思われる深井利春編著寺田厚監修ダイヤモンド社2001年発行「洗剤が消える日。暮らしを洗う水いのちを守る水」の中に、以下の記述があった。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

第4章に

「危険な電磁波から人体を守る

・寺田厚教授精子数を増加させ、腸内の環境を良好にし、電磁波を防ぐことに役立つ」という項があり、

「ある実験をしました。マウスを使って昼間に電磁波を3ガウス照射したのです。

地球上には普通0.3ガウスの電磁波が流れていると言われていますが、その10倍以上を8時間ほどマウスに照射しました。

夜間は電磁波を当てずに、1つのグループには水道水を、もう一つのグループには創生水を与えました。

その結果、普通なら電磁波を照射すると乳酸菌が減って、ブドウ球菌が増えますが、創生水を与えたマウスのグループは、その乳酸菌が減る量と、ブドウ球菌が増える量が抑圧されることが判りました。

電磁波が腸内細菌に悪影響を及ぼすという事実は確認されていませんが、電磁波によって流産したり、電機技術者が白血病になる可能性が高いという報告があります。

創生水によって、この電磁波の影響を食い止めることができるとしたら、これは人類にとっても大きな発見ではないでしょうか。」とある。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

300頁に近い本の中で、電磁波に触れているのは上記の内容だけである。

電磁波の影響に関する研究は日本獣医生命科学大学の寺田厚がラットを使った実験を行っている。寺田厚の研究をネットで検索すると「電磁波の腸内フローラに対する機能水の効果」も研究している。 Ciniiの論文検索や論文Relationのサイトで関連する論文を探しても、関連する論文は見つからない。

そこで、獣医大学経由で、寺田教授にメールを入れてみた。

「この電磁波に関連する実験の結果は学術論文として刊行されたのでしょうか？

論文のタイトル、掲載雑誌名、発行年などがわかれば、どこか適当な論文複写サービス機関を利用して、入手します。また、実験で照射した3ガウスという電磁波は50・60Hzの交流磁界か直流の磁界か？」

回答は

「このような実験結果になりましたので、この論文をある外国雑誌に投稿しましたが、この創生水の作用機序(この水がどうして有効なのかを説明せよということ)が、説明できなかったので、この論文が受理されませんでした。

したがって、上記のようなことで論文は投稿されていません。」

「周波数と磁界を記載しませんで、すみませんでした。それらは50Hzと直流です。」であった。

BEMSJの感覚としては、50Hzの3ガウスであれば、ラットに何らかの変化があるかもしれないが、直流の3ガウスでは変化があるとは思えない。

外国雑誌に寄稿したが、受理されなかったということなどから、この創生水による電磁波効果は、昔そうした「話」もあった程度のものとすべきと思う。

＊現在の創生水の販売

以下のサイトで販売中であるが、このサイトでは、電磁波の吸収効果も、電磁波の地震予知効果にも言及はしていない。

＊販売側の主張

Aegis washing powder – US$45 for 1lb Ａｅｇｉｓ洗剤１ポンド当たり45ドル

・AegisGuard™ Radiation Shields “deflect, or reflect, radiation away from the body”. “This technique is referred to as the Law of Reflection”.

AegisGuardは電磁波を身体から、反射させるかそらせる働きをする。この技術を「反射の法則」と呼びます。

・AegisGuard™ washing powder shields the wearer from “up to 99.998% of the airborne radiation emitted by wired and wireless electronic products with operating frequencies between 5 Hz to 30 GHz”.

AegisGurd洗剤は、5Hzから30GHzで動作する有線・無線機器から放射される空気伝道の電磁波を99.998％までも、衣服でシールドする。

＊専門家の見解

Many of the claims made in their literature are hard to follow and often contradictory.販売主の参照の中にある大多数の主張は、追跡調査が困難で、しばしば矛盾もある。

Semi-random bits of science (e.g. the Law of Reflection) are cobbled together in a manner that bamboozlesだます readers into believing that there is something important behind this.

「反射の法則」は、何か背景に重要なことがあると読者を信じ込ませよう（だまそう）とする方法であり、つぎはぎだらけである。

There is to my knowledge no material that can „reflect‟ electromagnetic radiation across such a wide range of frequencies.

宣伝にあるような広帯域に渡って電磁波を反射させることができる素材は、私の知る限りでは、存在しない。

３）BEMSJのコメント

・詳細は不祥であるが、洗剤の中に電磁波シールド素材の微細な粉末を入れているのかもしれない。その粉末だけを電磁波シールドの効果測定装置に掛ければ、99%と言った遮断効果が表示されるのかもしれない。

・でも、洗剤の中に入っているそうした微細な粉は、洗濯時に多くは洗い流され、衣服には若干の量が付着するに過ぎない。

・とてもではないが、この洗剤を使って衣類を洗濯しても、その衣服で電磁波防護効果が得られるとは思われない。

・「AegisGurd洗剤」で検索した。日本語のサイトでは販売・広告の例は見つからなかった。

頁トップに戻る

４６．電磁波防護シールド頭巾ＭｕｍｍｙＷｒａｐｓ

記：２０２０－６－２２

１）防護グッズなどの評価を行っているサイトから

＊販売サイトの主張

・Ideal for microwave protection outside the house.屋外でのマイクロ波電磁波の防護に最適。

・The silver bobbinet material is woven using silvered strands and nylon strands of yarn.

この銀を撚りこんだ素材は、銀を含めた撚り糸とナイロンの撚り糸を織り糸に織り込んだものである。

・Protection from before conception will give your baby the best chance in life from the very moment his or her life begins.

受胎前からの防護により、あなたの幼児は生命の始まりの始まりから最適な条件下に置かれる。

＊専門家の見解

・Head-nets, protective mesh clothing, carbon paint, canopies for beds, films for the window. all these try to imitate a Faraday cage – a continuous cage of metal that stops some EM radiation from coming through.

頭巾、防護メッシュ衣服、カーボン塗料、ベッドの天蓋、窓に貼るフィルム・・・・等多くはファラディゲージを模擬しようとした

ものである、ファラディゲージは到来する電磁波を停止させるための金属製の（隙間なく）連続した箱である。

For a Faraday cage to work it needs to completely surround you and have no large gaps, unlike these products, so most of these products will have limited efficacy in keeping out radiation and none when it comes to static magnetic fields.

ファラディゲージとして機能するためには、これらのグッズとは異なり、隙間なく、周囲を完全に囲まなければならない。これらのグッズの殆どは、電磁波防護効果は限定的であり、静磁界には効果がない。

The netting could provide protection from mosquitoes, etc. for which the silver wire is unnecessary and simply adds to the cost.

ネットは蚊の対策には適しているが、銀線は不要であり、コストがかかるだけである。

Generating fear and anxiety can have pervasive effects on psychological and physical wellbeing.恐怖と心配があると、精神的・肉体的な安寧に広範な影響が出てくる。

This claim is particularly damaging because it implies that the unborn child is surrounded by constant danger that can only be controlled by use of this product.

この販売者の主張は、このグッズの使用によってコントロールできる一定の危険性にまだ生まれない子供が晒されているということを意味しているので、大きな障害を与えている。

Are we to assume that women are somehow bad mothers unless they use it?

このグッズを使わなければ世の中の女性は何か悪い母であるとでも言えるのか？ As often is the case, no data is presented to support the claim.

このようなことはしばしば見受けられるが、販売者の主張を支持するデータはない。

２）販売元の現況

・販売元のサイト：www.emfshield.org を見ると、2020年6月の時点では、電磁波防護グッズの販売ページは見られない。電磁波の測定器などは販売中。よって、MummyWrapsといったグッズの販売は行っていないと思われる。

・もう一つの販売元のサイト：www.mummywraps.comのサイトは開けない。このサイトの名称は売りに出ている。このことから、販売元のサイトは完全に閉鎖されたものとされる。

・「MummyWraps」をキーワードにネットで検索したが、2020年6月の時点では、何もヒットしない。

よって、このグッズは2008年頃に販売していたと思われるが、効果に欺瞞性があり、売れなくなり、販売会社もそのサイトも現在では完全に市場から消えたと言える。

頁トップに戻る

４７．Sistoらの1999年研究 VDT電磁波シールドグッズの効果なし

記：２０２０－７－２３

＊以下の情報がEMF Portalのサイトにあった。

掲載誌: Am Ind Hyg Assoc J 1999; 60 (1): 111-115

タイトル：Electromagnetic radiation from VDT units: study of the effectiveness of an active shielding device.

VDTからの電磁放射：アクティブ遮蔽デバイスの有効性評価研究者: Sisto R, Casciardi S, Giliberti C, Moleti A

一連のVDT装置から放出される超低周波電磁界と低周波電磁界の測定について報告する。利用者が通常占めている位置での測定値は、安全制限値以下である。

これは、本測定で検証されている通り、発生源から距離があり（1/R3ルールに従い）磁界の大きさが急速に減少するためである。

希土類元素水溶液で満たされた小さなプラスチックボールから成る市販の遮蔽装置による測定も実施した。

VDTの電磁界をアクティブに遮蔽するための仮説としての唯一の物理的メカニズムは、(おそらくその大きな磁気モーメントを持つことで選ばれた)希土類原子が、既存の磁界とは反対の磁気モーメントと同相になる2次的な磁界を、ある特定の方向に放出できる振動磁気ダイポールとして行動することである。

残念ながら、このメカニズムを定量的に分析する場合、本研究で示された実験的測定で確認された通り、2次磁界が絶対的に無視できることを示すことは容易である。

＊上記のＥＭＦＰｏｒｔａｌの解説は、最後の部分が判りにくいので、Full Textを読んでみることにした。

ＣＲＴモニタに、2個の電磁波シールドグッズを取り付けで実験を行った。

ＶＤＴからの電磁波輻射を、0－3ＫＨｚのＥＬＦ帯として、また、30－300KHｚのＬＦ帯として測定した。シールドグッズを取り付けた場合と、取り付けない場合の両方で測定した。

この二つの測定条件（シールドグッズの有無）では、測定値に差異はなかった。

シールドグッズの有無による測定結果の一例：グッズの有無での差異はない。

・イタリアの研究

・グッズのメーカ名などは論文には記載されていない。

・1990年代に売られた薄い円盤状の、波動グッズの類の電磁波防護グッズではないかと想像する。

この種のグッズは電磁波削減効果がないのは当然であるが、イタリアでは1つの研究論文に仕上げることができるくらいに、まじめに、効果のないことを検証したものと思われる。

＊試験したグッズが判明記：２０２０－７－２４

・この論文の著者と連絡を取ることに成功した。20年も前の実験に使用したグッズの名前は「ＮｏＲａｄ」であることを思えていてくれていた。

・ＮｏＲａｄは、「2001年頃に発明展で賞をとった：・・・・」とあるので、2000年頃に販売されたグッズであると推定、また、発明展の賞状に書かれた名前から、このグッズの発明者はスロベニア人のVili Poznikであると判明した。

以下のアマゾンのサイトにグッズの広告は残っているが、この広告に記載されている様に、「現在は販売なし、再販売開始は未定」とある。

ネットの検索では、このグッズの販売は見えないので、2020年の段階では「このグッズは販売していない」と思われる。

頁トップに戻る

４８．電磁波グッズユニカのマックスミニの検証

記：２０２０－１１－２０

１）以下のようなグッズがネットで販売されている。 http://yunica.info/seihin_maxmini.html?20201119にあった情報

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

WHO（世界保健機構）の専門機関である国際がん研究機関（IARC）が２０１１年５月に携帯電話などから発生する高周波の電磁波にについて「発がん性がある」と発表されています。

ユニカでは、現代社会ではさけることのできない電磁波の影響が原因でおこる『電磁波過敏症対策』に真剣に取り組んでいます。

電磁波ブロッカー MAX miniシリーズは、携帯電話・パソコン・スマートフォンなどから発する電磁波、マイクロ波などを低減させるフィルムです。

電磁波ブロッカー MAXmini 5G(ファイブジー)

MAXmini 5Gは5G に対応した電磁波ブロッカーで、2020年5月に丸山修寛医師の監修の下開発された、電化製品から発せられる電磁波ノイズを低減する電磁波ブロッカーです。

※３種類の中で最新となります。５Gのスマートフォンはもちろん、他家電にもお使いいただけます。 MAXmini5Gの銅線基盤は、１本の線でできています。

この銅線基盤はフラクタルパターンによって機器から受けた電磁波を周辺へと拡散し、中心部への集中を行うことにより、電磁波を打ち消す働きが期待できます。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊２）グッズは以下に示す様に特許を得ています。

特許のタイトル頁を以下に示す。

特許番号 6712122号発明者：丸山純輝

特許権者：（株）ユニカ

特許の請求範囲の中に以下の文言がある。

『携帯電話あるいはスマートフォンの画面側の1cmの距離にて、マイクロ波の強度を7.4%以下低減する共に、電場を8.8%以下、磁場を21.4%以下削減することを特徴とする請求項６記載の携帯機器。』

この請求範囲を見て、おかしいと感じた。

マイクロ波の場合は、7.4％以下の低減率であることを特徴とする、ということはもし類似の商品を他者が作り、マイクロ波の低減率が7.5%であれば、この丸山特許には抵触しないということになる。

逆に、この丸山特許はマイクロ波の場合は、どんなに頑張っても7.4%を超える低減効果はないことを特徴とする特許ということになり、電磁波低減を主目的とする特許としては、不可思議なものと言える。

また特許の本文・明細の中に、以下の文言がある。

『【0032】

本発明の実施の形態による電磁波吸収体の使用方法は、前記電磁波吸収体を、カットして、携帯電話の裏側、あるいはスマートフォンの裏側に貼りつけて、携帯電話あるいはスマートフォンの画面側の1cmの距離にて、マイクロ波の強度を 7.4%以下に低減すると共に、電場を8.8％以下、磁場を21.4%以下に削減することを特徴とする。』と。

この0032項では、特許請求事項とは異なり、「マイクロ波の場合は、7.4％以下に低減することを特徴とする」とあり、「携帯電話の電磁波のマイクロ波を92.6％カットし、マイクロ波の強度は7.4%以下に低減する」という意味になる。

以下の0039項には、電磁波低減の実験結果が明示されている。

この0039項によれば、0032項の文言は誤りで、特許請求項に書かれた「マイクロ波の場合は、7.4%の低減効果しかない」ことが判る。

3）BEMSJのまとめ

１）に示すような、５Ｇ携帯電話の電磁波防護対策としては、わずか7.4%の低減効果しか保証されておらず、実質的に効果があるグッズとは言い難い。

頁トップに戻る

４９．1999年4月の調査「繊維業界における電磁波シールド繊維に関する動き」

古い記録が出てきたのでWEBに公開：2021－1－13

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊繊研新聞記事情報 SEN

概要

日本と世界の繊維・ファッション業界の動きを網羅し、素材から製品、流通、店頭までの記事を総合的に収録したアパレル業界紙です。ファッショントレンド報道は常に業界をリードし、解説、連載、コラムも充実しています。

->電磁波

ただいま検索中です。

繊研新聞記事データベース／Ｇ－Ｓｅａｒｃｈ 1999年04月28日

◆ 000001(19981221SEN0300019)

岐セン電磁波シールド効果の加工を開発 1998.12.21 3面（全２７３字）

◆ 000002(19980120SEN0300023)

トーア紡がＪＣに出展電磁波シールドなど５テーマで 1998.01.20 3面（全５９２字）

◆ 000003(19971208SEN0300016)

〈話題を追って〉電磁波は恐い？電磁波シールド素材の開発相次ぐ 1997.12.08 3面図有（全１６６３字）

◆ 000004(19971128SEN1100065)

【メンズリポート】アオキインターナショナル電磁波防止スーツ 1997.11.28 11面写図有（全１０４８字）

◆ 000005(19971127SEN0300024)

セーレン電磁波シールドで新商品、増産へ新工場建設 1997.11.27 3面写図有（全５１９字）

◆ 000006(19971023SEN0200011)

ダイワボウの電磁波シールド材開発体制整備し拡販、初年度３億円計画 1997.10.23 2面（全５７２字）

◆ 000007(19971003SEN0100002)

アオキインターナショナル電磁波遮断スーツを１２月から試験販売 1997.10.03 1面写有（全１００３字）

◆ 000008(19970722SEN0200016)

帝人ユニフォーム事業部「安心感」で電磁波シールド素材好調

1997.07.22 2面写有（全４４４字）

◆ 000009(19970701SEN1200089)

テクノＡＯジャパン電磁波ストレス防護装置を輸入販売 1997.07.01 12面写有（全４０７字）

◆ 000010(19970602SEN0500044)

〈情報ピックアップ〉谷山物産電磁波防御テープを発売 1997.06.02 5面写有（全２４０字）

◆ 000011(19970513SEN0500052)

瀧本電磁波対策の学生服開発、パソコン教育に対応 1997.05.13 5面（全４５５字）

◆ 000012(19970321SEN0500041)

尾崎商事電磁波防ぐエプロンなど新企画、学校向け 1997.03.21 5面（全４１５字）

◆ 000013(19970226SEN0300025)

帝人電磁波遮断する電話ケース開発、フリージア通じ販売 1997.02.26 3面（全４３６字）

繊研新聞記事データベース／Ｇ－Ｓｅａｒｃｈ 1999年04月28日

◆ 000001(19981221SEN0300019)

岐セン電磁波シールド効果の加工を開発 1998.12.21 3面（全２７３字）

岐センは人体に有害な電磁波を遮断する加工法「コモシールド」を開発した。

コモシールドは、特殊な表面処理技術によって導電性物質を織物や不織布の表面に均一に付着し、電磁波シールド効果を持たせた。電界を99％以上、磁界を97％（千ヘルツの電磁波の場合）遮断し、導電性が高く、静電気を防止する機能を持つ。

対象となるのはポリエステルやレーヨン、綿など、ほぼすべての素材。カラーや風合いが選べ、加工コストが低く、縫製がしやすい特徴がある。

一般衣料やユニフォーム、裏地のほか、インテリア、電子機器、建築材料などに使用できるとして、新規販路の開拓につなげる。

繊研新聞社

◆ 000002(19980120SEN0300023)

トーア紡がＪＣに出展電磁波シールドなど５テーマで 1998.01.20 3面（全５９２字）

トーア紡は２１日から２日間、東京ビッグサイトで開かれる「ジャパン・クリエーション（ＪＣ）」に、電磁波シールド素材など５テーマで出展する。

新開発素材を中心に展示し、新規顧客獲得につなげていく。テーマは「ＳＡＴＩＳＦＡＣＴＯＲＹ満足創造工場」。

出展内容は次の５つ。

（１）電磁波シールド素材「ベータ・ロック」は、昨年発表のメンズスーツのほか企業ユニフォーム用織物も新提案し、メンズアパレル、ユニフォームメーカーへも広く効果をアピール。

実際に電磁波測定器を使ってのデモンストレーションも予定している

（２）パンチングニット「パンチョンニット」は、ニット生地に織物やわた、糸などを重ねてパンチングし、新しい素材感、デザインを表現している

（３）ウール・コットン「ラコアス２」は、新しくジャケット用のコーデュロイ二色のほか、撚糸加工による表面変化をねらったカジュアル素材も提案

（４）「ソフトローリング」は、豪州プジヌック牧場産出の希少価値の高い原毛を使用し、メンズ・レディススーツ向けへ。無地から柄物までバリエーションを増やす

（５）軽涼素材「ライトアンドクール」は、ウールトロピカルのほか特殊ポリエステル、マイクロファイバー使いにより細番・軽量化、通気性に優れる。

同社は毎年技術展を開催し、新技術と開発素材を披露してきたが、今回はＪＣの趣旨でもあるビジネスの場を意識した出展内容としている。

繊研新聞社

◆ 000003(19971208SEN0300016)

〈話題を追って〉電磁波は恐い？電磁波シールド素材の開発相次ぐ 1997.12.08 3面図有（全１６６３字）

メーカは慎重な対応を

「携帯電話からの電磁波がガンや白血病の原因に？」―――最近、パソコンや携帯電話などの家電や送電線からの電磁波の危険性が懸念されている。

機内や病院では機器の誤作動を起こすとして携帯電話などの使用は禁止されているし、機械に影響を与えるほどなら人体にもなんらかの悪影響があって当然と考えても不思議はない。

欧米では規制に向かっている国もある。

合繊メーカなどもこの間、相次ぎ電磁波シールド素材を開発している。

しかし電磁波とガンなどとの因果関係は研究途上で、まだ実証されてはいない。電磁波シールドをめぐる業界の動向をまとめた。（及川洋子）

電磁波ショック

送電線近くに住む子供の白血病死亡率は、そうでない子供の約３倍――１９９７年に米国コロラド州立大学の研究者が発表した疫学調査報告は全世界に衝撃を与えた。

その後、スウェーデンのカロリンスカ研究所が発表した同様の調査報告ともあいまって、電磁波の有害性が世界中で取りざたされている。

電磁波と一口に言っても、実際にはガンマ線、エックス線などから、紫外線、赤外線、マイクロ波までいろいろある。構成要素は「電界」と「磁界」があり、電流が流れると電界と磁界が互いに作用し合って波のように伝わる。

近年、生体への影響が懸念されているのは送電線から発生する磁場のほかに、身近なところでは携帯電話やＰＨＳ、パソコンやワープロから発生する低出力のマイクロ波など。

電子レンジにも利用されるマイクロ波は細胞内の水分子を振動させて熱効果を生むため、例えば携帯電話で長話をすれば「脳を煮る」ことにも等しく脳細胞を破壊するという説だ。

しかし電子レンジの出力は500～600ワットと高出力であるのに対し、携帯電話は800ミリワットほどで、この程度では何ら問題はないとする説も多い。

安心感を提供

電磁波シールド素材には大きく分けて金属繊維を交織することで電界を反射させるタイプと、織物にニッケルや銅などを蒸着させたものと二つある。

帝人は９５年から新合繊に特殊金属繊維を交織して、人体に達する電磁波を９７％以上カットする「ヘルツ・ツー」を販売してきた。「100パーセント安全とは言えなくても、安心感を提供する」をコンセプトに、用途はオフィスユニフォームを中心にカーディガンやマタニティードレスなどで展開している。

カネボウ繊維は金属短繊維をウールや綿と混紡・混用した「エックスエイジ」を開発した。

先ごろ、はるやま商事と共同で、携帯電話着信電波は受信しながら、発生した電磁波による人体への影響を軽減させるメンズスーツ「ハートガード」を企画、「ＵＰレノマ」ブランドで今月６日から販売を始めた。

旭化成工業も「止電界」裏地を販売している。

価格は１メートル当たり2500～3000円と通常品に比べて１０倍近い設定だが、将来は資材用途でも販売したいという。

トーア紡がアオキインターナショナルと共同開発した素材は、今月６日からアオキの「ファラーゴ」ブランドで販売されている。

後加工商品では、セーレンが導電性ファブルック「プラット」の需要拡大に応じるため、このほど鯖江工場内に専用新工場の新設を決定した。

正確な情報開示を

確かに電磁波シールドは消費者からすれば気になる問題で、この不況下でもニーズは確実に上昇しているのだろう。

ただ、メーカがいう電磁波シールドとは主に電界シールドであり、磁界についてはせいぜい７０％を遮へいするにとどまっている。

それを同一視するから混乱が生じる。

最近の研究では、問題なのはむしろ磁界という指摘もある。

繊維メーカ各社はこれまで消費者ニーズに応じてさまざまな機能性商品を生み出してきた。しかし、これは人間の生命にかかわるかもしれない問題なのだ。

「消費者の精神的ストレスを軽減する」にとどまるならまだしも、いたずらに不安感をあおるようであれば、将来大きな社会問題に発展する危険すらある。

メーカは徹底した調査研究を進め、機能性などについて正確な情報開示をするなど慎重な対応が求められている。

繊研新聞社

◆ 000006(19971023SEN0200011)

ダイワボウの電磁波シールド材開発体制整備し拡販、初年度３億円計画 1997.10.23 2面（全５７２字）

ダイワボウは十五年前から高性能金属化繊維「メタックス」を販売しているが、電磁波シールドへの要望が高まっていることから、開発体制を整備して拡販に乗り出す。

電磁波シールド用途のほか、マイクロ波反射材、抗菌・防カビ材分野などへも販売する。初年度３億円の販売をめざす。

メタックスは無電解メッキにより繊維に金属を付着させ、繊維表面に金属被膜を形成したもの。

わた、糸、布のいずれの形状でも加工でき、繊維の性質を損なわない。

基材となる繊維素材は、ポリエステル、ナイロン、アクリル、綿、レーヨン、炭素繊維など幅広く対応でき、繊維に付与する金属も銅、ニッケルを中心に銀も加工可能である。

多機能であるため、さまざまな用途展開ができるが、とりわけ電磁波シールド用素材としての特性がある。

シールド機能は周波数30メガヘルツ～３０ギガヘルツの範囲で、およそ４０～６０デシベルの減衰効果がある。これは電磁波を９９～９９．９％カットする。

また、極めて薄い金属被膜を施しているため、加工性がよくフレキシビリティーに富んでいる。商品形態は布帛、メッシュ、糸、わたで、産業資材用途を中心に販売する。

小ロット対応型生産システムにより、ＱＲ対応が可能だ。販売窓口はダイワボウプロダクツ。

価格はわた、糸が１キロ当たり約１万円、布帛が１平方メートル当たり2000～2500円が中心。

繊研新聞社

◆ 000013(19970226SEN0300025)

帝人電磁波遮断する電話ケース開発、フリージア通じ販売 1997.02.26 3面（全４３６字）

帝人は携帯電話から発生する電磁波を遮断する電話ケース素材を開発し、フリージア（本社大阪府和泉市、松井英樹社長）を通じて４月末から「マイクロアーマ」のブランドで販売する。

携帯電話は本体とアンテナから電磁波を発生するが、最近、この電磁波が人体に影響を及ぼすという研究が欧米で進み、規制や予防対策をとる国が増えている。

国内ではまだ「因果関係は認められない」とされているが、携帯電話を絶えず使用する人への影響や電化製品などの電磁波障害を懸念する意見があり、問題になりつつある。

帝人は携帯電話ケースに電磁波シールド素材「ヘルツ」を基布にした人工皮革を使用するとともに、文字盤の部分に同素材を挟み込んだ透明ラミネートシートを使うことで電磁波を９８％遮断して、同時に操作性も持たせた。

また、アンテナカバーも工夫し、電磁波を吸収・反射する形状にした。皮革タイプが3500円、スエードタイプが3800円。

販売窓口は伊藤忠インテックスを中心に、携帯電話の販売代理店などを予定している。

繊研新聞社

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

頁トップに戻る

50．日本の歯科医が発明した電磁波防護グッズProtectMe

記：２０２１－２－１０

１）アマゾンJPで売られていたグッズ：Protect Me

アマゾンでの販売

アマゾンJPでのカスタマーレビューから

「5つ星のうち1.0 トンデモ製品

電磁波はあくまで「場の変化が伝播する『現象』」です。

「電磁波を回転させる」と書いている時点で、こうした物理的な話すら理解していないトンデモ製品と言えます。」と書かれている。

2）販売しているサイトにあった情報以下は製造元と思われるサイト

https://harmonity.biz/products/protectme 2/3

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ HARMONITY PROTECTME プロテクトミー

あなたの健康を守る3㎝2の極薄シート

現代⼈を取り巻く生活環境はとても便利な反面、さまざまな影響があります。

電磁波は目に見えませんが身体に影響を及ぼしていることを見過ごしてはいけない時代。

これを逆転の発想で、身の回りの電磁波を利用してより健康に過ごすというコンセプトから作られたのが「PROTECTME プロテクトミー」です。

常に電磁波を発している飛行機や新幹線、携帯電話やパソコン、タブレット、WIFIなどの通信装置や、電子レンジ、冷蔵庫、IHキッチンなどの家電製品の半径４‐７mにある電磁波を「PROTECT ME」が身体に有益な波動に変換してくれます

（日米特許取得済）。

とても便利な時代になり、私たちの生活は豊かになりました。

しかしながら、健康に対して意識を高めていくべき時代にもなりました。自分や大切な人の健康は自分たちで守っていくしかありません。

いつの時代も大切なのは、調和と共存。

「PROTECT ME」は、便利な現代社会と健康との調和的な働きをするものと考えています。

＜メカニズム＞

科学的理論（電⼦⼯学、磁気⼯学、量⼦⼒学）に基づき電磁波を⼈体に有益変換します。

メカニズムは位相変換により電磁波を回転させて（コイルに電流を流すイメージ）電磁波を変換します。

＜特徴＞

PROTECT ME の特許取得の内容としては、電磁波をカットするのではなく、電磁波を利⽤して⼈体に良いものへ変換するものです。

＜使用方法＞

電磁波の発生する場所（PCやスマートフォン、コンセント、電化製品）に置いてください。表面のフィルムは剥がさず、貼り付けたい場合は紙テープ等をご使用ください。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ BEMSJ注：

このグッズは、1990年代に一時的に流行した波動測定器によって効果検証を行っている。

波動測定器は、測定法が科学的でなく、似非科学であるとわかり、廃れたはずであるが、このグッズの様に、2020年になっても、まだ生きている様です。

従って、このグッズの効果は、まったく信用がなく、「効果が検証された」とは言えないシロモノとなります。３）日本特許

この発明はアメリカと日本の特許となっている。日本特許第5922264号

発明者は川崎市の歯科医の脇谷清隆以下に特許の1ページ目だけを示す。

４）アマゾンから消えたProtectMe記：２０２１－２－２３

このグッズの報告をWEBに載せてから2週間後、ふと見るとグッズの頁は以下に示す様に「在庫なし、入荷予定：未定」となっていました。

そして、このグッズは、アマゾンのトップページで「ProtectMe電磁波」といった用語で検索しても、ヒットしなくなりました。アマゾンでの販売主Harmonyの販売品目の頁を見ても、このグッズは見当たりません。

販売を中止したのでしょうか？？？

頁トップに戻る

５１．論文を書いて論拠がある様に見せているドイツ製電磁波中和装置MHR

記：２０２１－２－１１

ドイツ製で電磁波の害を中和するグッズMHRがある。製造販売会社：Florian König Enterprises (FKE) GmbH

このグッズに関しては、以下のような論文で、論拠があると称している。１）論文誌

掲載誌：Integr Mol Med, 2017

タイトル：Neutralization of wireless DECT base radiation by novel resonance devices奇抜な共鳴素子を用いたDECT（コードレス親子電話器）の電磁波の中和

研究者：Peter C. Dartsch、Florian M. König

Abstract 概要

Wireless telecommunication sources working with frequencies ranging from 0.9 to 2.5 GHz are still increasing rapidly.

0.9 – 2.5GHzの周波数で動作する無線通信機器は急速に増加している。

Among these are also digitally enhanced cordless telecommunication (DECT) phones which emit only a weak radiation when an active DECT base and its handset are separated from each other.

それらの中で、親機と子機がお互いに離して置き、動作中に弱い電磁波を放射するコードレス親子電話（DECT）は増加している。

To address this topic, we investigated the cellular effects of DECT base radiation and its possible compensation by specially designed novel resonance devices.

この問題につき、我々はDECTコードレス電話機の発信電磁波の生体影響（細胞実験）を調査し、特別に設計した奇抜な共鳴装置による補填の可能性を調査した。

Connective tissue fibroblasts (L-929) were exposed to the radiation of an active commercially available DECT base ± single resonance devices or combination of them.

連接した繊維原細胞（L-929）は、一つもしくは複数の共鳴素子を加えるか加えないかで、一般市販されているDECT電話機からの電磁波に曝露した。

Unexposed cells in another incubator without any DECT base radiation served as corresponding controls. DECT電話機からの曝露のない他の培養器に入れた疑似曝露細胞は対照群とした。

Cell vitality was checked by measurement of the enzymatic activity of mitochondrial dehydrogenases by the color change of the sodium salt 2,3-bis[2-methoxy-4-nitro-5-sulfo-pheny]-2H-tetrazolium-5-carboxyanilide (XTT).

細胞の活性度は、ナトリウム塩XTTの色の変化によって、mitochondrial dehydrogenasesの免疫活性を調べることで、調べた。

The results clearly demonstrate that exposure to DECT base radiation caused a significantly reduced cell vitality which was accompanied by marked morphological changes in the cells such as intracellular vacuolization, rounding and detachment.

結果は明らかに、DECT電話機の電磁波に暴露した細胞では細胞活性の有意な低下が見られた。

Approximately 15% of the reducing potential was related to microwave-related warming.約15%の減少は、無線電磁波曝露に起因する。

Reduction in cell vitality after DECT base radiation exposure was partially neutralized by use of one of the novel resonance devices alone or in combination.

DECT電話機の電磁波曝露で低下した細胞活性は、奇抜な共鳴素子だけ、もしくは複数の組み合わせによって、部分的に補填された。

Especially resonance device type A-1 was very effective and its potential for neutralization could be increased to 95% by additionally using two crossed resonance devices type RD-B with their plus end directed towards the cells.

特にA-1型の共鳴素子は非常に効果があり、二つの素子を交差させたRD-B型素子のプラス側を細胞に向けて置いた場合は、補填できる可能性は、95%に昇る。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊概要を読んだだけでは、よくわからない。

Full Textを読む。

・DECT電話機の無線周波数は1.885 GHz。

・共鳴素子は、20から40㎝の長さ、直径5cmのパイプ状で、いかなる電子部品を含まない受動素子である。パイプは層状になっており、鉄、亜鉛、銅、磁性材、木材、カーボンもしくはカーボンに関連する材料、様々な水晶から構成されている。そして無線通信素子にあるような導電部に穴が開いている＜注：スリットアンテナに類似の構造と推定＞。

・材質や穴のあけ方などで、いくつかの型の素子を作った。

＜一部の型の素子はドイツの特許を取得特許 DE102016001982＞

・以下は素子の例

・細胞を入れた培養器の傍にDECT電話機を置いた。

・曝露後に、細胞の活性を測定。

・Full TEXTには、この実験を盲検法で行ったとは書かれていない。

従って、この実験は意図的に行っていないとは言い切れず、信頼に欠ける。

・この掲載誌と論文はPubmedにも採録されてない、査読はあるかもしれないが甘い、いわゆるオープンアクセスのサイトに投稿されたものである。

・同類の論文を、類似のオープンアクセスの論文サイトに複数、投稿している。

２）グッズの実物

以下は、ドイツにあるこのグッズの販売会社のサイトにあった実物のグッズの写真で、携帯電話基地局からの電波による影響を中和すると、称している。

多分、このグッズが日本で売られることはないと、思う。

携帯電話基地局からの電磁波対応としてMHRを設置した例

上の写真は類似の他の論文にあった例：電力ケーブルに取り付けた例

頁トップに戻る

５２．CMCペンダントの電磁波防護効果に疑問

記：２０２１－２－１５

１）アマゾンで販売中のグッズ

「カーボンマイクロコイルと言う新素材の特性を生かして電磁波を吸収して熱エネルギとして放出します。また器機内部から発生する電磁波も吸収します。

対応範囲も広くkHz～他の材料では不可能なGHz帯域までカバーします。

5GHzはもちろん、航空機や衛星通信で使用されている18GHz帯まで効率良く吸収しカバー出来ます。このペンダントの有効範囲は、半径およそ１ｍの範囲をカバーします。」

という説明である。

２）アマゾンでのカスタマーレビューから

以下はカスタマーレビューからの引用、効果がないというレビューが多い。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊畠中智隆

5つ星のうち1.0 ハイブリッド車には効果無し 2020年5月9日

別の会社の車用電磁波中和の商品は驚く位ハイブリッド車の中が楽になりましたが、本日こちらのネックレスを身につけて同じ車種のハイブリッド車を試乗したところ、頭が痛くなり何の効果も感じられませんでした。

Ray

5つ星のうち1.0 効果が分からない 2019年10月14日効果が感じられなかった。

まろん 5つ星のうち1.0 変化無し 2020年11月27日

24時間身につけていますが全く何の変化も感じません。

ミスターアマゾン 5つ星のうち1.0 全く効果なし！ 2018年4月10日これは、ただの金属で全く効果はありません。

電磁波測定器で測定したところ、電磁波が発生している機械に近づけても、電磁波に全く変化はありませんでした。

ドリアンとく 5つ星のうち1.0 表記に偽りあり 2018年4月2日

こちらで電磁波の測定をしてみたが、まったく効果のないものでした。

素材は普通のステンレスで、それが電磁波防御に役立つとは思えません。

ファッション的にも(これはそれぞれの趣味趣向の問題でもありますが)、かっこいいものではなかったです。

かるす 5つ星のうち1.0 悪徳商法 2020年10月4日科学的な根拠がない

エルモにメール 5つ星のうち1.0 気休め程度です 2020年7月18日

電磁場測定器で測定したら、これ単品では何も変化がなく、本品のパッケージ（段ボール）の方が電磁波を遮断できました。

最初、開封しない状態で測定して、すごい効果がある！と勘違いしましたが、残念な結果です。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

３）CMCコイルの開発者：元島元⼆の解説にあったCMCコイルの効果を示すデータ CMCコイルは電磁波を受けて、コイル内で吸収し、熱に変換してくれる。

この意味では確かに「電磁波を吸収し、熱に変換する」という表現は正しい。

CMCコイルは、電磁波を吸収することは確か。したがって、コイルを多数板状に成形し、部屋の6面に隙間なく並べれば、外部からの電磁波は遮断することができる。

この意味では電磁波シールド素材としての用途はある。４）CMCグッズのカタログにて以下の記述がある。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

CMCは電磁波を身体に合うように変調してくれる？

電磁波障害防止用CMCペンダントやCMCスタビライザを用いると、脳波はα波優勢(100%)となり、電磁波防御効果があることがわかる。

しかし、CMCはGHz オーダーのマイクロ波は吸収できるが、低周波の電磁波は吸収できないので、一般的な電磁波吸収メカニズムでは説明ができない。

例えば、新幹線車両内でCMCペンダント-500(CMC 充填量 500mg)を着用していると、本人ばかりでなく、その車両全ての乗客の脳波はα波=100%となるので、広範囲の電磁波を防御できることがわかる。

すなわち、CMCはその周囲(空間)に⼊ってくる⾝体に有害な電磁波を、⾝体に害を及ぼさない(良い)電磁波に変調できる能⼒があると考えられる。

その範囲(領域)はCMC量に依存し、CMC量が多いほど防御領域は広がる。

人工的電磁波には、波に多くのノイズ・歪み等が重畳されており、これが人体の波動(磁場)を狂わすと考えられ、これを取り除くことが必要である。

CMCは、アセチレンの触媒活性化熱分解法により合成する際、常に宇宙エネルギを吸収し、正常な⽣体波動と共振しながら成⻑するので、得られたCMCは強⼒な正常波動を発信していると考えられる。

したがって、この強力な正常波動により、身体に害をおよぼす人工的電磁波は変調され、身体に害を及ぼさなくなるものと推察される。

外部(内部)からの電磁波、あるいは内部から発信する電磁波は吸収・シールドしないので、内外の通信には支障はない。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

ここでこのグッズの問題点が見つかった。

「アルファ波を優位にする」ことができるとは？？？

「正常な波動」となると、このグッズも波動グッズと言わざるを得なくなって切る。

1990年代に流行し、似非科学だとわかり、廃れたはずの「波動測定」が、このグッズでも生きている、「アルファ波を・・・」という実験も、波動測定によるものかもしれない。

５）第2の問題点を見つけた。

＊以下もCMCペンダントの効能を示す資料である。

放射線量でアルファ波が影響を受けるという科学的な論拠はあるのか？多分、ないだろう。

そして、このグッズで、アルファ波の減少を補填できる、と言っても科学的な根拠はないだろう。

＊100μSv/ｈといった放射線曝露下で、人の脳波などの実験を行って大丈夫？？？

上の図からは正確な照射曝露量は読み取れないが、50μSv/ｈと仮定すれば、10時間の実験で累計500μＳｖとなり、日本における自然界から受ける1年間の放射線曝露量500μＳｖに相当する。

また、年間2000μＳｖが曝露限度値であることから、上記のデータが本当に放射線曝露下で行ったとすれば、ちょっと怖い話になる。

もし、放射線曝露を行わずに、何か、波動・・・・で疑似的な実験を行ったとすれば、これはこれで実験の科学性が疑われることになる。

＊「放射線脳波」でネット検索を行ってみると、環境省のチェルノブイユ原発事故に関する情報の中に、

『ある研究グループからは、最も高い線量に被爆被曝した汚染除去作業者は認識障害、脳波検査（EEG）の変化、統合失調症、認知症、器官脳の機能障害の徴候、及び磁気共鳴映像法（MRI）による映像の変化等があったという報告があります。しかし、このような所見は、個々の研究者によって確認されているわけではありません。』

という情報程度しか見つかりません。

＊このグッズ販売サイトに以下の情報がありました。

この情報を見て、BEMSJは「このグッズの考案者は、「写真を見て、例えば、福島原発の写真を見て、その場所に行かなくても行ったことになり、そこでの脳波がどのようになるか、脳波が自分の考案したグッズを取り付けると脳波がどのようになるかを、測定できる特殊な能力を持っている」と考えているのだと、考えるに至りました。

事故を起こした福島原発の「デブリ」には、人は近づくことはできません。そのような危険な場所で脳波などの測定は全く不可能です。

また、測定器は「CMC波動共振センサー」というグッズの考案者が制作したものです。

これでは、グッズの公正な・正当な・科学的な効果検証にはならないでしょう。偽科学、似非科学の世界と言えるかもしれません。

6）BEMSJの中間の結論

このCMCペンダントに使われているCMCコイルは確かに電磁波（少し高い周波数に限定）の吸収効果はある。

しかし、ペンダントのように宙に浮いた状態、孤立した形状で人体が持っていたとして、ペンダントに照射された電磁波はペンダントで吸収され、熱に変換されるが、その吸収効果はあくまでもペンダントの部分だけに限定され、持っている人の電磁波曝露を軽減してくれることはあり得ない。

よって、電磁波防護グッズとしてのCMCペンダントや類似のグッズは、電磁波防護の効果はないと、いえる。

「いや、科学的な効果検証のデータがある」というのであれば、BEMSJに連絡して欲しい。

頁トップに戻る

５３．効果検証が不十分な電磁波防護グッズBhado

記：２０２１－２－１９

１）アマゾンで売っていた電磁波グッズBhado

Bhadoには様々な種類があるようです。カード状のものやネックレスのようなものまで。

2）販売サイトにあった電磁波防護効果の検証例

Bhadoの販売サイト https://waaa.jp/hpgen/HPB/entries/23.html にあった効果検証データの例

BEMSJ注）

以上の検証は、電磁波を浴びるとヒトの免疫機能が低下し、Bhadoを取り付けると低下した免疫機能が復活するということを、MIRS波動測定器で測定検証を行った、ということ。

波動測定器は1990年代に流行、しかし、この波動測定器は全く科学的な測定器とは言えないことが判り、廃れたはずであるが、2013年になっても、いまだに生きていたようです。

Bhadoは波動測定によって電磁波防護効果があると謳っているが、公正で、科学的な効果検証ではないと言える。

BEMSJ注）この検証データを見ると、まったく駄目なデータと言える。恥ずかしくて、公開できるようなデータではない。測定に使用したのは、測定器とは言えない、検出器レベルのトリフィールドメータである。

トリフィールドメータは、60Hz などの低周波の磁界、60Hzなどの低周波の電界、携帯電話の通信電波に使用しているマイクロ波の電力密度の３種を測定できる。

測定したのは、スマホからの電界と磁界であるが、この電界・磁界は共に60Hz である。

スマホからは、内部の電子回路の動作からこれらの60Hzの電界、磁界を漏洩しているかもしれない。

このトリフィールドメータを60Hzの電界・磁界測定モードにして、電波を発信しているスマホに近接させると、比較的強いマイクロ波電波を受けて、測定器は誤動作し、変な値を示すことがある。

従って、遠赤外線応用研究会の測定担当者がどの程度の電磁波測定に関する能力を持っていたかは不明であるが、上記のデータは、トリフィールドメータの誤指示値を記録したものと思われる。

これではスマホからの電磁波曝露効果の検証データとしては、不合格である。

結論として、このBhadoの電磁波検証データでは電磁波防護効果が検証されたとは言えない。もし公正で科学的な効果検証データがあれば、BEMSJに連絡して下さい。

頁トップに戻る

５４．５G反対同盟がクラウドファウンディングで開発した電磁波防護グッズ「ゴッドハンドレッドシート」

記：２０２１－４－８

１）５G反対同盟というグループが「スマホ電磁波から【脳】を守れ『電磁波防御グッズ』を開発したい」として、クラウドファンディングで基金を集めて、グッズを開発した。

このクラウドファンディングで開発したグッズの一つがゴッドハンドレッドシートである。セラミックパウダー（フェライト？）を不織布に添付したものである。

２）電磁波防護効果を謳ってネットで販売している例 https://www.iwasaya.com/SHOP/godhandred.htmlにあった例

３）くちこみ本舗というサイトにあった５G電磁波吸収無害化を謳っている例

4）アマゾンでも販売中、電磁波防護効果には言及していない。

5）ゴッドハンドレッドシートの電磁波防護効果

以下はネットに公開されている検証結果のデータです。

BEMSJの注）

測定器のトリフィールドメータで測定している電場と磁場は、パソコンから発生している60Hzの電場（電界）と磁場（磁界）を測定している。

磁場の変化は、1.5ｍGから1.4ｍGであり、単純計算では6.7％の減少であるが、測定の誤差や測定の再現性を考えると、

「変化はない」と言える。

これは、ノートパソコンの下に高周波電磁界に効果があるフェライトを敷いたとしても、60Hzの磁界にはほとんど効果はないはずであるから。

60Hzの電場が減少したのは、ノートパソコンの下に金属製のものが敷かれたからであろう。

60Hzの電場を25%程度減少させるために、高価なグッズを使う必要はない、家庭にあるアルミ箔や適当な金属板を敷くだけで良い。

この程度の効果しかないグッズは、購入する意義はないと言いえる。

BEMSJの注）

測定器のトリフィールドメータで測定している電場と磁場は、パソコンから発生している60Hzの電場（電界）と磁場（磁界）を測定している。

スマホの場合、このグッズが「５Gの電磁波を吸収・・・・」と謳っているが、肝心の無線周波数帯域の電磁波の効果の検証を全く行っていない。

これでは、「５G反対同盟」が目論んだ５G電磁波防護効果は全く、検証されていない。この効果検証の不確かなグッズは、購入する意義はないと言いえる。

頁トップに戻る

５５．ウクライナの発明というスピノルというグッズの検証

記：２０２１－４－１１

１）アマゾンで販売中のグッズと、そのカスタマーレビューの例

Spinorの説明から

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊電磁波の心身への影響が注目される昨今。

電子レンジなどは使用中に強い電磁波が発生し、また、テレビやパソコンは長時間の使用で電磁波を浴び続けるという心配があります。

置くだけで一部屋まるごと電磁波を中和する「スピノルルーム」は、機器が発生する電磁波の悪影響を中和する、手軽な電磁波プロテクトアイテムです。

「スピノル」は、電磁波先進国ウクライナで電磁波研究20年の「パブレンコ博士」が開発した、電磁波プロテクトシールで

す。

もともと自然界には電磁波が存在し、その「左ねじれ波」と「右ねじれ波」が、自然界ではバランスよく存在していますが、現代の電子機器・通信機器からは、「左ねじれ波」だけが出ていて、本来のバランスを崩している・・・その影響を「スピノル」が発生させる「右ねじれ波」で中和し、私達を守ってくれます。

電磁波を打ち消すのではなく、中和する。

日本では新しい概念ですが、すでに電磁波対策先進国のEU諸国でも「スピノル」各種が採用され、その効果は医療機関等でのテストで実証済み。

最も広範囲の電磁波からの影響をカバーするスピノルルームで、機器の電磁波対策を行いましょう。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

「電磁波を打ち消すのではなく、中和する」という意味は？？？？

「電磁波には右ねじり波と左ねじり波があり、この右と左のバランスが取れないと人体の健康に悪影響をおよぼす、この発明は右と左のねじり波のバランスをとること（中和する）ことが主目的である。」という論法かもしれない。

そうであるならば、発明者は左右ねじり波の不平衡によって、いかなる健康影響が出ているのか、きちんと説明する義務がある。発明者はそこまで言及していない。

電磁波を中和するという概念は、結論を先に言えば、似非科学でしょう。２）Spinorの特許から

ウクライナ人の発明で、アメリカ特許６５６３０４３B2で2003年特許権獲得、 2015年に特許更新料未払いで、特許権は無効となっている。

特許に記載の概要の部分を翻訳する。

A device for generating a right torsion field having an outer body, a salt solution, and a ring.外躯体、塩溶液、リングを有する「右ねじり波」を生成する装置。

The ring generates a first right torsion field.リングは最初の「右ねじり波」を生成します。

The ring and the salt solution are disposed within the outer body such that a portion of the fist right torsion field propagates through the salt solution.

リングおよび塩溶液は、右ねじり波の一部が塩溶液を通って伝播するように外躯体内に配置される。

特許の明細書を読むと

・テレビ受信機やパソコンモニタは正面方向に左廻りのねじり波を発生させ、後方向には右廻りのねじり波が発生している。

・図5に示す様に、本発明品をモニタの正面に置くと、グッズから右回りのねじり波が発生して、正面方向の波を中和し、さらに後ろ向きに変えて、後方での波も中和させる。

・モニタだけではなく、ねじり波を発生させる全ての電子機器、携帯電話などにも有効である。というもの。

３）結論

・まさに似非科学というか波動グッズというか、科学的・工学的には「電磁波の防護効果」は皆無なグッズと言える。

頁トップに戻る

５６．ホメオパシーで電磁波防護というグッズ

記：２０２１－９－３０

１）ホメオパシーで電磁波防護するグッズ https://www.natural-coco.jp/SHOP/HM15.htmlにあった情報

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

なにごとにも過敏に反応してしまうあなたにオススメ

現代環境に生きる私たちは、これまでの世代では経験したことのない目には見えない様々なタイプの電磁波にさらされています。

電気を希釈振盪してつくられたRX Elec、電磁波を希釈振盪してつくられたRX Rayに加え、由井寅子ホメオパシー博士が電磁波の気になる方のために作られたティッシュ・ソルト（生命組織塩）のコンビネーション・レメディー TS- 37の３本セットです。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊：

注：「電磁波を希釈振盪してつくられた」という摩訶不思議なグッズがネットで売られていた。

２）ホメオパシーと電磁波の関係は？と思い、ネットで検索。

以下は、科学的には否定されたが、ホメオパシーの論拠として知られているとある科学者の研究を紹介するページである。

ニューズウィーク日本語版にあった情報の一部引用 https://www.newsweekjapan.jp/akane/2021/09/post_2.php

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

面白研究に下ネタ科学の裾野を広げる「イグ・ノーベル賞」の奥深さ 2021年09月28日（火）11時30分

1991年と98年に化学賞を受賞したジャック・バンヴェニスト氏は「水は知性を持つ液体で、現在、1分子も抗体が溶けていないほど希釈しても、かつてたくさん抗体が溶けていた記憶を残していて抗原抗体反応を起こす」「水は以前溶けていた物質の情報を電磁波として放出するので、インターネットを介して情報を送ることができる」と論文で主張したことが評価されました。

科学の実験は、「再現性」が求められます。

つまり、正しい主張であれば、同じ実験を誰がやっても基本的に同じ結果が得られるはずです。

バンヴェニスト氏の主張は、イグ・ノーベル賞受賞前に多くの科学者によって「再現性がない」ことが示されていました。

もちろん、賞の運営側もその事実は知っており、疑似科学を主張するバンヴェニスト氏と、論文掲載を許した科学誌に対する皮肉を込めて賞を与えました。

（略）

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

Gigazineのサイトにあった情報の一部引用 https://gigazine.net/news/20180103-water-memory/

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

ホメオパシーの科学的根拠とされノーベル賞候補が主張した「水の記憶」とは何か？ 2018年01月03日 07時00分

本来であれば体に毒である物質を限りなく希釈したものを錠剤として飲むことで病気を治療するという「ホメオパシー」は、医学的な根拠がないにも関わらず広まりを見せているとしてアメリカを中心に近年問題視されています。

しかし、ホメオパシー肯定派には「科学的根拠」が存在します。

ホメオパシーの科学的根拠とされる「水の記憶」には、ある著名な研究者が大きく関わっていました。

「毒をもって毒を制す」の考え方で、その病気や症状を起こしうる物や薬を水で極度に希釈したものを投与することで病気の治療を行うという「ホメオパシー」はアメリカでは多くの人が利用しており、薬局では「ホメオパシー」とラベルが表示されている薬が販売され、ホメオパシー医師も存在します。

このようなホメオパシーの薬は「喉の痛みにハーブティー」というレベルの内容ではなく、「ガンが治療できる」といったものも存在するため、かねてから問題視されていました。

アメリカ食品医薬品局(FDA)のホメオパシーについての規制が緩やかだったために、上記のような薬がはびこることになってしまっていたのですが、2017年12月18日(月)、FDAは危険あるいは不正な広告を行っているホメオパシー製品を厳しく取り締まっていく旨を発表しました。

ホメオパシーが有効とされる科学的根拠は、たとえ検知できないくらいに物質を希釈しても水素結合が変化するという

「水の記憶」とされています。

これは1979年に血小板活性化因子(PAF)の構造とヒスタミンとの関係についての著名な論文を発表した免疫学者のジャック・バンヴェニスト氏が、1988年になって「極度に抗体を希釈した後でも水溶液は抗原抗体反応を引き起こす能力を保持し続ける」、つまり「水は以前その水に溶けていたものを覚えている」といった内容の論文を発表したことから生まれた言葉。

論文はNatureに掲載されたため大きな論争を巻き起こし、最終的には科学的反証のすえに否定されることになりました。

そしてバンヴェニスト教授の論文は1991年に第一回のイグ・ノーベル賞を受賞するに至っています。

イグ・ノーベル賞は「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる研究」に対して与えられるものですが、バンヴェニスト教授はジョークとして研究を発表したわけではありません。

（略）

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

BEMSJ注：

どうやらホメオパシーの信者は、科学的に否定された研究を論拠の一つにしていると言える。

頁トップに戻る

57．ヤフーニュースにあった謎の電磁波グッズ2022年4月

記：２０２2－12－１７

https://news.yahoo.co.jp/articles/20d4528962c2cd612b527e35307ea80f2461cb16 にあった情報

「謎の・・・」ではなく、明らかにインチキグッズです。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

「電磁波対策」に「思考盗聴防止」…謎のリングがメルカリに出品正体は1個7円のアレ?専門家「効果は極めて少ない」 4/20(水) 15:31 配信

「電磁波対策」に「思考盗聴防止」、さらには「集団ストーカー対策」に効果あり… 怪しいうたい文句で出品されたのは、こちらのドーナツ型の金属品です。

2枚2500円で販売も…謎のリングの正体はいま、メルカリなど、さまざまなネットオークションサイトに、「電磁波を遮断できる」とうたう謎の金属部品が出品されています。

正体は「ワッシャー?」ホームセンターでは1個約7円で販売

このリングのような小型金属。サイトの説明には「電磁波を等間隔に反射、分散させることで攻撃を妨害する」と書かれていました。

謎の金属部品に対し、ネット上では、懐疑的な意見が広がっています。

（略）

実際にホームセンターに行ってみると… 35個入りで、253円で売っていました。 1個約7円の計算になります。

2枚2500円も…専門家「効果は極めて少ない」メルカリ側も注意喚起

ホームセンターなどで、1枚数円で売られているものとしか思えないものが、さまざまなネットオークションサイトで、2枚で 2500円などで、出品されていました。

このような小型金属で本当に電磁波を遮断できるのでしょうか。

電磁波に詳しい専門家は、キーホルダーやペンダントのような小さいサイズの金属では電磁波遮断の効果はきわめて少ない、と指摘。

そして、電磁波を遮断するためには、例えば、エレベーターのような金属製の箱に入らなければ遮断できないそうです。さまざまなネットオークションサイトで出品されているこちらの商品について、メルカリの運営側はこうコメントしています。

メルカリの運営側のコメント:利用規約に違反する商品の出品や取引を常時監視し、出品禁止物の排除に努めております。

この出品物に限らず、ガイドライン違反を確認した場合は適切に対応するネットオークションサイトで買い物をする際、根拠のない商品については注意が必要です。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

頁トップに戻る

５８．科学的に効果ありと称しているBio Zen 電磁波グッズの効果検証

記：２０２３－７－７

１）販売サイトにある情報から

https://chemiun.org/es-measures/biozen_01/ 2020年4月のログ

2023年7月の確認ではこのサイトは開けず、多分売れなくなり、閉鎖かも。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

「BioZen」は、シールタイプの電磁波対策グッズで、「貼るだけで電磁波の悪影響を軽減」できます。

原理は、電化製品の使⽤時に発⽣する低周波の電磁界を平滑化させ、⽣体への悪影響を軽減させる、という最新のテクノロジです。

BioZenは、検査機関Bureau Veitas(ビューロベリタス)により、科学的、医学的に、電磁波による体への悪影響を軽減すると証明されています。

また、電磁波対策グッズとしては、世界で初めて「ヨーロッパ(イタリア)で医療機器認定レベル1」を取得しています。認証/EEC-DM1657874(DMとはDispositivo Medico)

２）「Bio Zenは、検査機関Bureau Veitas(ビューロベリタス)により、科学的、医学的に、電磁波による体への悪影響を軽減すると証明されています。」の検証

・ネットでの検索、製造・販売会社と思われるサイトの検索では、具体的なレポートは見つからない、

・もしかして、この会社で１）のCE認証試験を行っただけかもしれない。認証試験にはたぶん、電磁波防護効果の検証は含まれていない。

３）「電磁波対策グッズとしては、世界で初めて「ヨーロッパ(イタリア)で医療機器認定レベル1」を取得しています。」の検証

世界初の、医療機器認定を受けた電磁波カットシールと言うことです。

EU Directive 1993/42/EEC Class 1 Medical Device という規格に合格した。 DM1657874はイタリアの認定機関における認定番号

以下は細かいが、イタリアの厚生労働省の「医療機器のデータベース」にあった情報。

CE CLASS：Class I non sterile and without measuring functions -= 無菌および測定機能なしのクラスI

BEMSJ注：CEは欧州の安全規格で、火災や電撃等の害がない事が確認された医療機器なので欧州で販売しても良いという意味の規格であって、このグッズが「人への電磁波の健康影響を防げる医療機器」であることを認証したものではない。

4)製造・販売会社のサイトと思われるサイトのあった効果検証の研究報告以下の2017年のYakymenkoの論文が紹介されていた。

https://website.worldgn.com/wp-content/uploads/2018/11/Final_report_Yakymenko_En_20170808_web.pdfこのサイトは、2023年7月の確認では開けない。

たぶん、グッズは売れなくなり、製造販売はもう行っていないのかもしれない。

携帯電話にBio Zenを取り付けた場合と、取り付けない場合などを比較５）Yakymenkoによる効果検証と論文

４）に示された報告書はあくまでも製造メーカからの委託試験を行った結果の報告書である。

Yakymenkoは論文として以下の報告を書いている。

査読付き学術雑誌への掲載であるが、ウクライナの雑誌であり、この論文は国際的な学術論文のDBであるPubMedには採録されていない。

掲載誌；May 2022 The Ukrainian Biochemical Journal 94(1):95-104

タイトル：Oxidative and mutagenic effects of low intensity microwave radiation on quail embryosウズラの胚に対する低強度マイクロ波放射の酸化的および変異原性の影響

研究者：Anton Burlaka Olexandr Tsybulin Olga Brieieva Igor Yakymenko

Intensive implementation of wireless communication systems raised the question of the possible ad-verse effects of anthropogenic electromagnetic radiation.

無線通信システムの集中的な利用拡大は、人工電磁放射による悪効果の可能性という問題を提起した。

This study aims to assess the biological effects of low intensity microwaves (mW) radiation from smartphone Huawei y5I commercial model used alone or in combination with attached Waveex chip that balances low frequency electromagnetic field but does not affect microwave signal.

The biological model of developing quail embryos in ovo was used in the study.

この研究は、スマートフォンからの低強度マイクロ波(mW)放射の生物学的影響を評価することを目的としています、 Huawei y5I市販モデルを単独で、または低周波電磁界のバランスをとるがマイクロ波信号に影響を与えないとされる Waveexチップを取り付けた状態で、実験をおこないました。

この研究は、インビボ条件でウズラの胚の発育状況を観察するという生物学的モデルでおこなった。

The phone as a source of low intensity 1800 MHz (0.32μW/cm2) microwaves radiation was placed at 3 cm over the surface of hatching eggs and discontinuously activated with a computer program (48 s - on, 12 s - off).

低強度の1800 MHz(0.32μW/cm2)マイクロ波放射の発信源としての電話器を、孵化卵の表面から3cm上に置き、コンピュータープログラムで不連続に起動しました(48秒-オン、12秒-オフ)。

It was demonstrated that the exposure of quail embryos to radiation resulted in a statistically significant increase in the content of superoxide, nitrogen oxide and TBA products, DNA integrity damage in embryo cells and increased embryo mortality.

ウズラの胚への電磁波曝露は、スーパーオキシド、窒素酸化物およびTBA生成物の含有量の統計的に有意な増加、胚細胞のDNA完全性の損傷および胚死亡率の増加をもたらすことが分かった。

Application of Waveex chip during the exposure resulted in a partial normalization of oxidative status and DNA integrity in embryonic cells indicating a negative impact not only of mW radiation, but of low-frequency electromagnetic fields from mobile devices as well.

曝露中にWaveexチップを使用すると、mW放射だけでなく、モバイルデバイスからの低周波電磁界にも関係し、胚細胞の酸化状態とDNA完全性が部分的に正常化されることがわかった。

Full Textを読むと

・Waveex chip(Waveex world Gmbh, Austria) was used for modulation of smartphone radiation.

According to the producer, Waveex technology balances out low frequency magnetic field from a cell phone and does not affect microwave signal (https://waveexworld.net).

Waveexチップ(Waveex world Gmbh、オーストリア)は、スマートフォンの放射の変調に使用された。製造者によると、Waveexテクノロジは携帯電話から漏洩する低周波磁界のバランスを取り、マイクロ波信号には影響を与えない。

＜Weaveexworld.netのサイトは、2023年7月の確認では開くことができなかった。＞

・研究結果の一部を転載。

Control（対照群）、GSM携帯電話曝露群、GSM/Waveex携帯電話にグッズを貼り付けの3条件で比較。携帯電話曝露によって変化した影響度がグッズによって大幅に減少した、ということを示す。

・Fundidng: This study was partially supported by Waveex World Gmbh.基金：この研究の資金の一部はWaveex World Gmbhから提供された。

注：Waveex worldはドイツ・オーストリアなどで同類のグッズを販売している模様。６）効果検証の方法と結果

ＢＩＯＺＥＮの効果検証法

販売会社と思われるサイトにあった情報２０２０－４－８のログ

https://wgnpro.com/biozen/?id=demo

というグッズの販売会社と思われるサイトにあった情報。 2023年7月の確認では閉鎖されたのか、開けず。

A：腕に携帯電話とグッズを縛り付けて、測定する様子。

B:Aの測定結果、グッズを取り付けた場合は三角形の緑色（上部頂点付近）になり、良い状態。グッズのない場合は三角形の青色（左下部）になり、悪い状態であると判定する。この測定法は波動測定器（人体の皮膚インピーダンスの変化を測定する）による測定と推定される。

従って、Bio Zenは科学的に疑問のある波動測定によって、効果ありと言っているものとなる。

C:木製の台の下に、携帯電話、もしくはグッズを貼り付けた携帯電話を置く。携帯電話から漏洩する直流から１２Hz までの低周波磁界の分布を比較する。

D:測定結果：携帯電話を置いた場合と、グッズを付けて携帯電話を置いた場合の差異を見ている。

グッズに何らかの金属成分があれば、携帯電話から漏洩する低周波磁界の分布は変わるかもしれない、その低周波磁界の分布の変化が、ヒトの健康に良いとは言えるのか？？？

７）アマゾンでの販売 2020年4月のログ販売状況

カスタマーレビュー：当然ながら「効果なし」です。

注：2023年7月の確認で、アマゾンでまだ売っている。

注：２０２３－７－６ AMAZON.COMのサイトではこのグッズの販売は見つからない。８）以下は２０２３－７－５ネットの「チャット」検索の結果

Q1: Igor Yakymenkoという研究者がBio Zen chipの効果を検証した研究論文はあるか

A１: Igor Yakymenko is a scientist who conducted a study on the protective effects of BioZen chip against mobile phone radiation1. The Bio Zen chip is a small sticker that is claimed to reduce the harmful effects of electromagnetic radiation from mobile phones2. However, there is no scientific evidence that supports the claim that Bio Zen chip can protect against mobile phone radiation1.

詳細情報: 1. website.worldgn.com 2. amazon.co.jp 3. jstage.jst.go.jp

A１A:Igor Yakymenko氏は、Bio Zenチップが携帯電話の電磁放射線に対する保護効果を持つかどうかを調査した研究を行いました1。Bio Zenチップは、携帯電話の電磁放射線の有害な影響を軽減すると主張されていますが、Bio Zenチップが携帯電話の電磁放射線に対して保護効果があるという科学的根拠はありません1。

詳細情報:1. jstage.jst.go.jp 2. website.worldgn.com 3. jstage.jst.go.jp

Q２:bio Zen chipの効果を検証した論文はあるか？

A２:Bio Zenチップの効果を検証した論文は、私が検索した範囲では見つかりませんでした。

9）本日の結論

・BIO ZENという電磁波防護グッズは、Yakimenkoによる研究論文はあるが、この論文以外は根拠が薄弱である。

・ネットにあった様々な情報を総合的に判断すれば、このグッズも電磁波防護効果は疑わしいと言える。

頁トップに戻る

電磁波防護グッズ（電磁波防止グッズ）関連の情報 （２）

１．電磁波防護エプロンの電磁波防護効果の検証

１Ａ． 効果のない電磁波エプロンにこだわるのは労働組合

２．電磁波防護エプロンの研究から

２Ａ．2011年に中国で話題になっている効果のない電磁波防護服

３．ここまでやる必要があるのか？ 電磁波防護エプロン アース接地エプロン

３Ａ．アース接地しなければ効果のない電磁波防護メガネ

３Ｂ．2000年以前の栃木県消費者センタの電磁波防護グッズテスト

３C．1997年の読売新聞から 電磁波用の防護グッズ 多い誇大表示の商品

３D．ガウス通信1997年12月14日号に掲載された「いんちき防護グッズ問題で公取へ申し立て」

３E．ガウス通信1999年に掲載された公取の結果

３Ｆ．安心丸の愛好者としての電磁波の健康影響に関する本を著している歯科医者

３Ｇ．荻野晃也の電磁波防護グッズに関する見解

３H．小山寿による電磁波防護グッズの効果検証の例

３Ｉ．EMF Busters 電磁波グッズ検証データの例1999年

３Ｊ．ＶＤＴ画面フィルタに磁界低減効果がないことは1993年にわかっていた。

３Ｋ．安心丸の電磁波防護効果の検証データ

４．電磁波防護服の例

５．ナチュラルダイオードは薬事法違反？

６．ギメルTVの効果：報告はあるが本当か？

７．電磁波吸収サボテンの電磁波吸収効果？

８．テクノＡＯという電磁波防護グッズ

８Ａ．テクノＡＯを疑っている他のサイト

８Ｂ．テクノＡＯの効果を検証したとする研究―その１

８Ｃ．テクノＡＯの効果を検証したとする研究―その２

８Ｄ．「テクノＡＯは効果なし」とした報告

８Ｅ．テクノＡＯ アメリカのＦＴＣから効果なしと裁定

８F．BEMS総会2000年の予稿集に掲載されたテクノAOの効果研究

８G．テクノAOを使用した藤田幸史らの２００５年の研究

９．ビジネスショーでの電磁波関連商品の展示状況

９A．2002年 電磁波防護グッズのパソコン販売店 展示状況の調査

９B．電磁波防護グッズ販売状況2003年9月

９C．電磁波防護グッズ販売状況2007年6月

１０．ＣＲＴディスプレィ用ＯＡフィルタの効果

１０Ａ．VDTフィルタの広告上の記述の検証

１０Ｂ．疑問のある説明・表示の例

１０Ｃ．ＶＤＴフィルタの反射防止機能の問題

１１．徐々にＷＥＢから消えるＯＡエプロン等の販売と販売広告

１２．ヘマタイトという鉱石に、電磁波防護効果があると称しているグッズの例

１３．効果に疑問のあるめがねフレームでの電磁波防護の例

１４．電界防止器の疑問

１４Ａ：電界防止器テスラクランプ

１５．携帯電話の電磁波の健康影響の研究者から電磁波防護グッズの促進者へ？その後は転向？

16.ニセ科学フォーラム2007参加の記から関連情報抜粋

１７．化粧水に電磁波効果は疑問

17Ａ．効果検証データが入手できない「デトック・ＥＭＦ」

１７Ｂ．もう一つの化粧品（エスティローダー）に見る電磁波防護効果

１７Ｃ．アロマテラピーで電磁波対策は欺瞞

１８．ラナストーンの効果の表記の変更

１９．過去の電磁波防護グッズ・消えた電磁波防護グッズ

１９Ａ．電磁波防護メガネの特許出願アルス医療器１９９５年

１９Ｂ．電磁波防護メガネの特許出願パリミキ１９９８年

２０．電磁波OAエプロンがWEB上でどの程度の頻度で登場するか？ チェック結果

＊２０１７－１－１２ 同様な調査を行った。

21．携帯電磁波防護グッズプレストミラー

ネットの通販サイトにあったグッズです。 ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

２２．波動グッズ「あんしん君」の実用新案の内容

２２Ａ．波動グッズ「あんしん君」のパンフレットと効能実証データ

２３．1998年の生協の機関誌にあった波動グッズの効果

２４．電磁波防護を謳わなくなったトリマリンゴ

２４A．トルマリンに電磁波除去効果はない。

２４B．放射性物質を混ぜてトルマリンからマイナスイオンを発生させる松下電産のトルマリンシーツ

２５．ノートパソコン用磁気シールドパッド

２６．オリエントの電磁波エプロンの効果検証

２７．微量かもしれないが、放射性物質を意図的に含んだ電磁波防護グッズ

２８．電磁波サイトにあった防護グッズへの注意点

２９．財団法人 日本紡績検査協会は電磁波防止エプロンの実用上の効果を保証しているのか？

２９Ａ．日本化学繊維検査協会（現在カケンテストセンタ）は電磁波防止インナの実用上の効果を保証しているのか？

２９Ｂ．電磁波防護繊維メーカが「ＯＡエプロンにしたときの効能を保証していない」例

３０．自ら否定した蚊帳の電磁波効果のなさ

３１．たぶん販売されなかった新日本テックスの電磁波ガウン

３２．たぶん もう売っていない新日本テックスの電磁波エプロン

３２Ａ．たぶんもう売っていない「はるやま商事」の電磁波防護スーツ

３２Ｂ.たぶんもう売っていないグンゼの電磁波防護スーツ

３２C．2000年頃に売っていた電磁波スーツ 川崎市の仕立て屋

３２D．15年以上電磁波で売っている青山商事の電磁波スーツ

３３E．もう売っていないと推定されるエルマーシュの電磁波ニット

当社が初めて量産化した電磁波シールドニット商品です。編地をリブ編にすることにより、着用時に体にフィットし、動きやすくなるように工夫しています。

価格 SIZE M \ 8,600 【税込】 <サイズ目安 【身長～160cm、胸囲～85cm】>

SIZE L \ 9,300 【税込】 <サイズ目安 【身長～180cm、胸囲～95cm】>

電磁波防護グッズ（電磁波防止グッズ）関連の情報（２）

１Ａ．効果のない電磁波エプロンにこだわるのは労働組合

３．ここまでやる必要があるのか？電磁波防護エプロンアース接地エプロン

３C．1997年の読売新聞から電磁波用の防護グッズ多い誇大表示の商品

８Ｅ．テクノＡＯアメリカのＦＴＣから効果なしと裁定

９A．2002年電磁波防護グッズのパソコン販売店展示状況の調査

２０．電磁波OAエプロンがWEB上でどの程度の頻度で登場するか？チェック結果

＊２０１７－１－１２同様な調査を行った。

ネットの通販サイトにあったグッズです。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

２９．財団法人日本紡績検査協会は電磁波防止エプロンの実用上の効果を保証しているのか？

３２．たぶんもう売っていない新日本テックスの電磁波エプロン

３２C．2000年頃に売っていた電磁波スーツ川崎市の仕立て屋

価格 SIZE M \ 8,600 【税込】 <サイズ目安【身長～160cm、胸囲～85cm】>

SIZE L \ 9,300 【税込】 <サイズ目安【身長～180cm、胸囲～95cm】>

３７F.　マイナスイオンの効果なしとして消費者庁から排除命令を受けた空気清浄機２０２４年２月

３８Ａ．アメリカで2000年発売ＥＭＸ社のＥＭＦＢｉｏＣｈｉｐという携帯電話電磁波防護グッズ

４８．電磁波グッズユニカのマックスミニの検証