*白装束の軍団パナウェーブに関する備忘録

 

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201110月 福井新聞の記事に、「パナウェーブ研究所自然消滅・・・・」という記事が掲載されていた。
そういえば、白い軍団がマスコミをにぎわしていた頃に、パナウェーブのことを調べたはずと、古い資料を引っ張りだしてみた。
いまさらのような情報公開ですが、古い資料をこのサイトに紹介してみることにします。

1.スカラー波とは何か? BEMSJのツッコミ
2.スカラー電磁波の理論をまとめたと思われる人物の紹介
Aスカラー波をシンポジウムで講演1999
3.Wikipediaにあるパナウェーブの概要

4.白い軍団の動き2003
A福井に定住
B2006年毎日新聞の記事から千乃死亡
C2011年福井新聞にみる自然消滅の報道
D文春オンライン2021年にみる白い軍団のその後

5.白い軍団の渦巻きマークに関する一考察



 

1.スカラー波とは何か? BEMSJのツッコミ

メモの纏め:2003−5−25

スカラー波の研究者 実藤遠のWEB http://www.ne.jp/asahi/tomeisha/books/sanetoh/sanetoh.html <リンク切れ、20111029日のチェックでは開けず。閉鎖されたと推定>にあった内容
パナウェーブ研究所白装束軍団)のWEB
20003月発行「フリーダムダイジェスト」(パナウェーブ関連の書籍)
を基に、BEMSJなりに理解できたこと、 その疑問点をまとめた

「電磁波」という表現は「現在の科学で言う横波の電磁波」に限定して記述。
縦波の電磁波としてのスカラー波」という表現はしないで「縦波のスカラー波」と記述。

実藤理論:
$1
字宙は“見える世界”(科学の観測にかかる世界)と“
見えない世界”(科学の観測にはかからない世界)から成っています。
$2
“見えない世界”には、現在の科学では
未知のエネルギーがある。
$3
“見えない世界”の未知のエネルギーの本体こそが、
縦波の重力波、スカラー(電気重力)波といわれている波である。
$4
現在の科学では、電磁波も重力波も横波だけが観測され、縦波方向への振動成分はないことになっています。
$5
縦波の発見、すなわち、スカラー波は意義がある。

$6
今の科学は、電子の目から見た宇宙の半分しか考察していない科学です。今までの科学の成果は一切否定しませんが、それを拡張し、視点を変えることが、スカラー波理論の役割である。
$7
スカラー波・縦波の重力波を解明の道具とした時、現在の科学では解けない未知の現象、例えばテレパシーでも、念力でも、テレポーテーションでも遠隔治療でも、空間からの物質の出現や、物体の消えることでも、殆どの現象を解くことができます。


未知の世界が開ける ことはすばらしい。
これから言えば「宇宙にはこれまでの科学ではわからない縦波のスカラー波がある」ことになる。
    ↓ ↓
縦波とは何か、音波のように空気などの媒質を伝わっていく、媒質の疎密波である。
縦波の伝達には、媒質が必要である、縦波の進行方向に粗密波ができる媒質が必要である。例:空気。

宇宙空間には、現在の科学では「真空であり、何も存在しない」ことになっている。
従って、媒質の存在しない宇宙空間には、縦波は存在しない、すなわちスカラー波は宇宙空間には存在し得ないことになる。
昔の「エーテル論:宇宙空間には
エーテルで満たされている。エーテルとは何かはまだわからないが、太陽などから来る光などの伝達物質(媒質)として、エーテルという物質が宇宙空間に存在する」を復活させることができれば、スカラー波理論は正しいといえるようになる。


パナウェーブ
$8 自然な形で存在するスカラー波は有害ではない。スカラー波はこの宇宙空間総てを埋め尽くしているのです。
$9
しかし、このスカラー波を悪用化する事によって、宇宙内総ての物に影響を及ぼす事になる。
人工的なスカラー波は、生命体へ悪影響を及ぼす。
$10
この左翼系列によるスカラー波乱用の問題は電磁波との密接なつながりをもちつつ、惑星系規模での影響も考慮される問題です。


 人工的なモノは良くない: なるほど。
 宇宙内総てのものに影響を及ぼす、惑星規模で影響する。
  ↓ ↓
縦波のスカラー波は、宇宙空間にはエーテル論を復活させない限り、存在することができない。
スカラー波の理論として、「縦波」という表現をしていることに、欠点がある。
別の理論構築が必要である。

パナウェーブ
$11 電磁波を重ねることによって人工的にスカラー波を発生できます。


↓ ↓
電磁波を重ねるというのであれば、地球上にはさまざまな異なる周波数の電磁波があり、人工的なスカラー波が世界中に蔓延していることになる。
例:テレビジョン放送の1chと2chの放送電波が重なると人工的なスカラー波が発生するはずである。
こうしたTV放送電波は都会だけではなく、山の中にも到達しているので、地下にもぐらない限り、こうした人工的なスカラー波からは、逃れることはできない。
白装束軍団はでスカラー波の攻撃から逃れる為に岐阜県などの山中を移動していたが、逃れきれるか?
テレビジョン電波と送電線からの50Hz電磁界が重なれば、人工的なスカラー波が発生するとすれば、
送電線のあらゆる箇所から人工的なスカラー波が出るはずである。

どういう電磁波の重なりが、どの程度の強さの人工的なスカラー波を発生させるか という理論が必要となる。

パナウェーブ

$12 送電線から電磁波だけでなく、スカラー波も発生しています。


上に述べたように、送電線から発生する磁界と、放送電波などと重なり合って、人工的なスカラー波が発生する: なるほど。

パナウェーブ
$13
電磁波は電場測定器、磁場測定器を用いて計測できますが、スカラー波はこれらの測定器では計測できません。


スカラー波は電磁界測定器で測定できない: なるほど。
↓ ↓
それでは、どうやってそこにスカラー波があり、白い服や特殊な図形で防護できると、確認できるのか?
千乃代表が出ているといえば人工的なスカラー波が存在し、特殊は図形で防護できたと
千乃代表が言えば、会員は納得するのか?
未知の新科学を構築するのであれば、会員の
誰がやっても、ほぼ等しい結果がでる判定基準が必要となる。

パナウェーブ

$14 スカラー波自体は、方向性をもたず、他の媒体(例えば、送電線上の電気、光、風・・・・)によって搬送されます。


スカラー波は縦波である所以で、風に乗って搬送される: なるほど
光によって搬送される、光も「粒子」の性質を持っているから: なるほど

 ↓ ↓
しかし、光が
粗密波となってスカラー波を運んでくるためには、光速で移動する光の速度が、ブレーキがかかったり、アクセルを踏んだりするように、速度に変化がなければ、縦波として伝播しない。
自然に存在する光を観測したときに、速度の変化が見えるか? 光の速度の変化は「現在の科学」でも測定できるはずであるが・・・・・

電気によって搬送される。
  ↓ ↓
「電気」とは、高圧送電線や家庭内の配電線に通っている電気というか電流であるとすれば、
これは縦波を伝播する物質とはいえない。 ここに疑問あり。

送電線の電線に流れる電流は電子の流れである。この電子も物質なので、この「粒子としての電子」がスカラー波を搬送する?
銅線の中の電流は電子の流れであるが、1kmの長さの電線の中に電流が流れたとしても、あるひとつの電子が光速で銅線の端から端まで移動するのではない。
部分、部分で電子が限られた範囲で、移動する。全体としてみれば、電子の玉突きの連続となり、電子が光速で移動しているように見えるだけである。
発電所で発生した電子(電気)が各家庭まで高速で伝送されてくるわけではない。
途中には変圧器があり、エネルギーは伝送されるが、発電機で発生した電子そのものは伝達されない。
こうした
導体内の電子の移動にも着目したスカラー波の理論の構築が必要となる。
「暗闇で(光のない)、無風(風もない)」状態では、スカラー波の移動はないのか?

パナウェーブ
$15
スカラー波は、すべての物質に入り込み、溜まります。特に、水はよく吸収します。
$16
物質に溜まったスカラー波は、その物質の吸収限度を超えると逆に放出されます。
 例えば、松、ヒノキといった木や岩、コンクリートなどは、スカラー波をよく吸収しますが、時間がたち、飽和するとスカラー波を放出します。


スカラー波は蓄積する、物質に蓄積されたスカラー波は飽和すると再放射する。 なるほど
水に吸収される。   なるほど。
  ↓ ↓
スカラー波は蓄積効果があるとすれば、どのようにして減衰、もしくは消滅するのか?
消滅しにくいものであれば、過去100年間の電気文明の時代に、人工的な電磁波から発生したスカラー波は、どこかに蓄積されているのか?
水に吸収されやすいとあるので、地球上に無尽蔵にある海の水に吸収され続けてきたのか?
岩にも吸収されるとあるから、大地に吸収され続けてきたのか?? もう少し詳細な理論付けと実証が必要である。


パナウェーブ
$17 発生したスカラー波が空気中に漂い、水、岩、コンクリートなどに吸収される。
飽和すると放出し出す。空気中、水中に充満したスカラー波は酸欠状態を生じる。
$18 スカラー波は酸素を不活性化する。
酸素の電荷とスカラー波の電荷が磁気的に結合してしまうので酸素が他の分子と結合することができなくなる。


空気中、水中に充満したスカラー波は、酸欠状態を起こす。 なるほど
酸素の電荷(電子)とスカラー波が「磁気的に結合」する。
  ↓ ↓
どのようにして磁気的に結合する? 詳細な理論と実証が必要である。

パナウェーブ 
$19 電磁波と同様、スカラー波も太陽、地球の活動、動植物の生命活動を通じて自然に発生するスカラー波と人工的に作り出されるスカラー波があります。
$20
自然のスカラー波は、動植物の生命活動に重要な役割を果たしていると考えられます。
$21
人工的に作り出されたスカラー波は動植物の生命に悪影響を及ぼす危険性があります。
$23
特に、この20世紀後半の電気文明においては電磁波が氾濫し、結果として
人工スカラー波が大量に撒き散らされています。


自然発生スカラー波と人工的なスカラー波がある。  なるほど
自然発生スカラー波は有用である。     なるほど
人工的なスカラー波は有害である。     なるほど
電気文明は人工的なスカラー波の氾濫となる   なるほど
  ↓ ↓
人工的なスカラー波と自然発生的なスカラー波の性質を、どのようにして測定もしくは判定するのか? 
落雷に伴う電流で、シューマン共振によりある低周波の電磁界は地球上のあらゆる地点に、常時、電磁界が存在する。
この自然発生的な電磁波と、人工的な様々な電磁波とは、現在の工学では差別はつけられない。
スカラー波は、いかにして、人工的な電磁波と、自然に存在する電磁波をより分けているのか?
詳細な理論付けが必要である。

 

パナウェーブ

24 お互いに平行な導線に同じ向きに電流が流れると、両導線からの磁気は、両導線の外側にはこれらを包むように磁気が合成されます。
一方、両導線の問では磁気の方向が逆のため、方向が打ち消されてしまいます。
$25
しかし、この方向を持たない磁気は、表面上磁気の性質は消えてしまいますが、磁気の性質を内在しており、元の磁気に分裂させることが出来ます。
スカラー波の発生です。

 

 

二本の平行した電線に、同じ方向の電流が流れている場合は、アンペアの右ねじの法則によって、磁気が発生する。これは現在の電磁気学である。
スカラー波の理論では、中央のお互いに打ち消しあっている場所で、スカラー波の発生があるとされる。  なるほど 
 ↓ ↓
$11
によれば、電磁波の重なりはスカラー波の源となっている。
M-1に示す銅線Aと銅線Bからそれぞれ独立に発生する磁界は、総ての場所で、お互いに重なり合うことになる中央部では向きが逆のために、打ち消しあう。総ての電磁波の重なり合いでスカラー波が発生するのであれば、スカラー波はどこでも発生することになる。$25に限定されない。

 

 

パナウェーブ 
$26
互いに平行な導線に逆向きに電流が流れるとき:

この場合、両導線の外側では放射される磁気の方向が逆のため、方向が打ち消されてしまいます。
つまり、磁気の放射の代わりに、スカラー波がどんどん生成され、放射されているのです。

 

 

 

↓ ↓
両導体の外側で磁界が打ち消しあうのは、両導体の間隔に対して、十分に離れた場所においてである。
二本の導体A,Bの間隔が1mであれば、両導体から50m程度以内の比較的近傍では、完全に打ち消しあうことがなく、現在の科学で言う磁界が数ミリガウス残存する。
100m以上も離れた場所で打ち消しあうので、そうした遠方でのみスカラー波は発生することになる。
現在の高圧送電線、100Vの家庭用配電線は総て図M2に示す方式である。

スカラー波の発生源から離れようとすれば、高圧送電線の近くで、残存する磁界のある場所に住む必要があるという結論に達する。 これは大きな疑問である。

 

パナウェーブ

$27 電線に左巻きコイを巻き付けたときの説明(図5
電線に右巻きコイルを巻きつけたときは問題がない。
左巻きのコイルだと、コイルに沿って磁気が進むと電流の方向と逆の方向に進むことになり、電流の方向と磁気の方向にアンバランスが生まれ、スカラーポテンシャルが電線に沿って移動しづらくなり、コイルの周囲に蓄積され、スカラー波が漂うようになります。

 

パナウェーブの図5を下に書き直す。
電流の流れている送電線にコイルが直列に挿入されている、という意味である。



この左巻きコイルによって、
電流の進行を妨げる磁界が局部的に発生する。
$14
にある「スカラー波は電気によって伝播する」という理論により、電子が縦波として、電流の進行方向に振動(粗密波の形成)しているので、この動きを妨げる磁気は、スカラー波の進行を妨げ、左向きのコイルのある場所では、スカラー波が溜まる、という理論である。:なるほど
 ↓ ↓
電線に流れる電流は直流ではなく、交流である。そうなれば、電流の向きは交互に変わる。
変わるとすれば、ある正の方向に電流が流れている場合は左巻きとしたコイルはスカラー波の伝送を妨げるが、電流の極性が変わって、負の方向に電流が流れているときは、このコイルは右巻きのコイルとして、働く。
このことから、スカラー波理論は、交流の片側の電流サイクルのときにのみ問題となる云々と、もう少し厳密な理論と実証が必要となる。

 

M-3 左巻きコイル

 

$28 パナウェーブのWEBにある。

広島県三次市の例

 

 

 

↓ ↓

広島県三次市にあるようなものは、三次市に限らず、BEMSJの地元の東京都稲城市にも多数、観察できています。

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稲城にもあるスカラー波発生装置 電柱に取り付けられたループコイル
2003−5−24 BEMSJが自宅の周囲を見て撮影


 例1  例1の拡大 

 

例2

 

例3  3の拡大

                     

例4    例4の拡大 

                  

例5  

 例6 住宅新築の多い地区の電柱

 

1時間 自宅の周囲を自転車で回っただけで、これだけ見つけた。
東京電力の電力線のループより、電話などの通信ケーブルと思われる線のループが多い。
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パナウェーブ
$29 広島県三次市内の約80箇所の電柱にはおよそ300本ものループ電線が設置されている。
市内のいたるところに見受けられるループコイルが、生物・人体にもたらす影響は深刻である。
広島県の三次市だけを見てもこのような状態であり、他に中国四国地方一帯で数多く見つけられる。
高圧トランスや高圧配電線に接近して設けられたコイルからは、想像を絶する強度の有害電磁波が発生している。

 なるほど なるほど


パナウェーブ
$30
 1993-1994年頃に、過激派もしくは
共産ゲリラまがいの集団によって、多数のスカラー波発生器が取り付けられた。
その典型的な場所は三次市である。西日本に多い。
これによって、三次市の重力は日本の他の地域の比べて大きく減少している。
気象変動に直結し、平均気温の上昇を招いている
。日本発のスカラー波が世界の気温を上昇させ、様々な影響をもたらしている。

 

↓ ↓
相関係数0.19では相関があるとはいえない。でもフリーダム(パナウェーブ)では「相関がある」と強引に断定しきっている。 これは疑問である。

また、同類の「スカラー波発生器」は、前述のように東日本の東京都稲城市にも多数観察されるので、上記の三次市における「気温変化」や「重力変化」云々の説は疑問となる。


パナウェーブ
$31
守る方法として: 金属を身につけない。
スカラー波は金属に反応して、その有害性が増大します。
特に身に付ける物としては金属のアクセサリーは避けましょう。
また、犬などのペットの鎖は網紐に取り替え、金属部分にはビニールテープを巻きます。


なるほど、金属にビニールテープを巻けば、スカラー波から逃れることができるのか。

白装束の意味は??
パナウェーブのWEBに質問の電子メールを送ってみたがまだ回答はない。
ついに返信はなく、自然消滅をしてくれた。

白装束を身に着けているが、顔の一部などは覆っていない。
 ↓ ↓
一部は覆わなくても大丈夫なのか??

白装束の材料は何か?
もし通常の繊維、化繊などで単に白い色のものであれば
1)色彩療法のような効果を期待している?
2)光、可視光線を白は反射する、可視光線も電磁波である、白は電磁波を反射するので、白装束を身に着ける というのであれば、疑問である。
が 考えられる。

もし、
アルミ箔を蒸着して表面を白くしたもの、もしくは、繊維の中に金属成分を塗りこんだ(OA電磁波防護エプロンと同じような材料)であれば、
スカラー波は、電磁波そのものではなく、電磁波が重なり合った結果発生するものであるので、電磁波をカットすることで、
スカラー波を防ぐことができるのか! (わからない。)



まとめ:
BEMSJ
が理解できた範囲でまとめた。
何か未知の分野を開く可能性もあるが、現時点でのスカラー波理論にはまだまだ理論構築と実証に不十分さが残っている。


2.スカラー電磁波の理論をまとめたと思われる人物

記;2011−10−30

実藤遠(さねとう とおし)
1929
年東京生まれ。1951年早稲田大学政治経済学部卒業。
はじめは日中関係史の研究に従事していたが、1974年、ユリ・ゲラー来日に始まる超能力ブームに触発され、現在の科学では説明不可能な
超常現象と未知なるエネルギーの科学的研究を始めるに至る。
その後、中国、アメリカ、イギリス、台湾、シンガポールで精力的に研究発表を行ない、日本サイ科学会理事長、国際新科学会会長を歴任、現在、国際新科学研究所所長。
【主な著書】『宇宙生命の科学』(工作舎)、『死後の世界の謎』(大和書房)、『ニコラ・テスラの地震兵器と超能力エネルギー』(たま出版)、『スカラー波理論こそが科学を革命する』『宇宙のスカラー的構造』『宗教と科学を統合する宇宙生命の書』(以上技術出版)
【共著】『フリーエネルギーの挑戦』『驚異のハチソン効果』(以上たま出版)

20216月にWikipediaを見たら、5年前に亡くなっていました。
「実藤 遠(さねとう とおし、1929419 - 20161030日)」

 



2A.スカラー波をシンポジウムで講演1999

 

パナェーブが1999年の「電磁界などを考えるシンポジウム 京都会議」で講演発表しているとのことで、詳細を知りたいと思った。

Wikipediaの「電磁界等を考えるシンポジウム京都会議」には

*********************
電磁界等を考えるシンポジウム京都会議 1999
戸塚宏、奥山茂彦、南野知惠子・森山裕両参院議員らが発起人となり、電磁波問題取り上げたシンポジウム。
パナウェーブ研究所がスカラー波について発表したことなどで話題となった。
******************
という情報しか、書き込まれていない。

このシンポジウムの予稿集があれば面白いが、ネットの検索、国会図書館での在庫検索でも、ヒットしない。

*ネットの検索で、この講演の内容の一部が紹介されていた。

****************
「電磁波等を考えるシンポジウム京都会議」 平成11414
主催 京都実行委員会 (会長 京都府商工会連合会会長 吉田 明)
新しい電磁場(スカラー波)の実証    未来政経研究会 古賀康則 氏の発表より抜粋

■スカラー波の実証実験 未来政経研究会 古賀康則

私たちはスカラー波の存在検証実験を行い、これを起点として、スカラー波の「生命への影響」及び「電子機器への影響」についての実験を行いました。
その結果、スカラー波が「生命」「電子機器」に対して大きな悪影響を及ぼすことを報告いたします。

1.
スカラー波の説明
1.1
 スカラー波とは
ベアデンによれば、スカラー波は電磁波の一種で、通常の電磁波は空間の横波なのですが、スカラー波は空間の
縦波として伝わります。
スカラー波とは、「スカラー電磁重カ波」の略称で、「スカラー」の名は、スカラー波が通常の電磁波とは異なり、運動方向を持たないことに由来しています。

1.2
 スカラー波の発生方法
大橋正雄氏、佐々木茂美氏によれば、スカラー波は零磁場とも呼ばれており、複数の磁界を相殺することによって発生させることができます。
具体的には、2つのコイルを組み合わせて、それぞれからお互いに逆向きになるような磁界を発生させれば、お互いに磁界がキャンセルされ、そこに零磁場が発生します。
他にも、ベアデンによれば、180度位相の違う電磁波を重ね合わせることでも発生させることができます。

以下 略
********************


3.Wikipediaにあるパナウェーブの概要

記:2011−10−30

パナウェーブ研究所:
パナウェーブ研究所は、
千乃裕子を教祖及び代表とする千乃正法会という宗教組織の一部門で、新宗教団体の一つである。福井県に本部を置いている。

上位組織の概要
パナウェーブ研究所の上位組織である千乃正法会は、東京都渋谷区に本部を置いている。
主神は「南の島の大王」、ミカエルであり、千乃裕子はミカエルの妃と位置づけられている。

パナウェーブ研究所の概要
パナウェーブ研究所はその一部門として設立され、「スカラー電磁波は人体にとって有害である」と主張している。
また、そのスカラー電磁波から身を守るために有効という白装束(長袖のコート型白衣・白マスク・白頭巾・白長靴)を身にまとっている。
また、移動用の車両には、スカラー電磁波を防ぐ効果があるという渦巻き模様の図柄を貼り付けている。

その様子から、2003年の4月から5月にかけて活動がワイドショーなどで大きく取り扱われ、一時的に有名になった。
電柱上の電線が巻かれた部分(敷設の際にあまらせてあるもの)を示し、そこでスカラー電磁波を発生させるという攻撃がなされているとし、教祖はその被害を受けているなどと述べている。

彼らは、人工的に作られたスカラー電磁波が自然環境を汚染することで、自然環境が破壊され動植物の生存の危機となり人類の滅亡に至ると主張する。
また大量の人工スカラー電磁波の放出により地球の公転や自転にも影響があり、地球崩壊をもたらすという。
研究所所在地は、福井県福井市五太子町。

2006
年、千乃裕子代表は72歳にして死亡した。

201110月、福井新聞の取材によれば、研究所は以前とは打って変わって普通の民家のような佇まいになっており、中の者によると「パナウェーブ研究所はもう無い」という返事が返ってきており、自然消滅の状態のようである。


4.白い軍団の動き2003


*毎日新聞2003428日の記事から
***********************
<不審団体>全身白ずくめ、樹木などに白い布 岐阜の林道で
2003/04/28

毎日新聞ニュース速報

岐阜県八幡、大和両町境の「小間見(おうまみ))林道」で、20人を超える全身白ずくめの集団が樹木やガードレールに白い布を巻くなどの不審な行為を続けている。
地元住民から両町役場や同県警に通報が相次いでおり、林道管理者の両町は28日、「地域住民を不安に陥れている」として集団に退去を要請した。
集団側は「山梨県に向かう途中に病人が出た」と拒否、両町側は林道管理条例に基づく現状回復命令も検討している。

同県警などによると、福井市を本拠地に電磁波研究を目的に掲げる「パナウェーブ研究所」と名乗る集団。
福井県側から県道を経由して、25日夕に八幡、大和の両町境に到着した。

両町職員と八幡署員が28日午前に現地を訪れたところ、幅約5メートルの林道両側約200メートルにわたって白いワゴン車など車両13台が停車、車内には白装束の集団がいたという。
林道入り口などには「はやく出て行け」などの立て看板が住民らによって設置されている。

近くの農業の男性は「普段はほとんど車も通らない道。気味が悪く、早く出て行って欲しい」とおびえた様子。

同団体を巡っては97年9月、岡山県作東町の町道に同団体のワゴン車4台が停車し、通行人を妨害したとしてリーダー格の男が往来妨害容疑で逮捕されているほか、鳥取県や兵庫県でもトラブルになっているという。

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*毎日新聞200351日の記事から

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<白装束集団>「パナウェーブ研究所」とは 実態は闇の中 
2003/05/01

毎日新聞ニュース速報

「パナウェーブ研究所」は、宗教団体としての届け出のない任意団体。
独自の理論「スカラー電磁波」による人体などへの影響を調査する団体というが、実像は闇の中だ。

■組織
警察庁や新興宗教の研究家によると、ある新興宗教団体が分裂を繰り返し、77年ごろ、女性教祖(69)が宗教団体「千乃正法(ちのしょうほう)」を設立。
同研究所はその任意団体にあたる。
警察庁が把握している信者数は約1200人。
教祖は「霊界と交信できる」といい、その内容を機関紙に掲載して出版したり、教義の書かれた書籍を信者に販売して活動資金に充てているという。

同研究所を名乗るホームページでは、研究所は「スカラー電磁波」と呼ばれる電磁波による人体や自然環境への影響を調査・研究する団体と説明している。
この電磁波については「旧ソ連時代にマインドコントロール方法の研究に端を発した」「一般には知られることのない犯罪に使われてきた」と述べている。
白装束は、電磁波から守るための服という。

今回のような集団での移動が始まったのは94年4月ごろ。
一行は一昨年以降、鳥取県、兵庫県、京都府、福井県、滋賀県、岐阜県、福井県へと移動している。

■教義
千乃正法が昨年4月に出した浄財を求める文書によると、教祖は末期がんに侵されており、教祖の「警鐘」に従わないと日本発の天変地異が今夏にも起きるとしている。
「千乃様(教祖)の死をもたらすような事になれば――全人類を一挙に滅しましょう」との言葉も紹介されている。

「未知の惑星の影響で、今年5月15日に地球軸に異常が生じ、大災害が発生する」とも主張している。

東北学院大学の浅見定雄名誉教授(宗教学)は「宗教を勉強しているとは思いにくい。現時点で社会と敵対する集団ではないが、その要素を持つ団体とも言える」と分析する。
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*朝日新聞2003510日のニュースから

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白ずくめ団体、1年以内に拠点施設閉鎖 自治会と合意
2003/05/10

朝日新聞ニュース速報

9日夜に福井市五太子(ごだいし)町の拠点施設に到着した「パナウェーブ研究所」と名乗る白ずくめの団体の幹部と五太子町の自治会幹部は10日夜、会合を開き、同施設を1年以内に閉鎖し、それまで一部のメンバーの居住を認めることに合意した。
会合後、自治会側が明らかにした。

会合は自治会長宅で開かれ、団体側から4人、自治会側から2人が出席。
自治会側の説明によると、席上、拠点施設の1年以内の閉鎖のほか、居住者は10人以内にすることや施設内に持ち込める車両を10台以内に制限することなどについても合意したという。

また、団体側は「電磁波から受ける影響を少なくしたい」として週明けにも敷地内をアスファルト舗装し、工事後の週半ばには入居することを明らかにしたという。
同団体は現在、施設から約2キロ離れた休校中の小・中学校のグラウンドに、約20台の車を止め、約60人がとどまっている。
今後は施設に入れないメンバーや車両の行き場所が問題になりそうだ。
********************


*毎日新聞2003523日の記事から

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<白装束集団>五太子町の自治会と誓約書 キャラバン行動は
2003/05/23

毎日新聞ニュース速報

警視庁公安部が他人名義の車に乗っていた容疑で家宅捜索した白装束の集団「パナウェーブ研究所」=千乃裕子代表(69)=が、拠点がある福井市五太子町の自治会と「住民に迷惑をかけず滞在を続ける」とする誓約書を交わしたことが分かった。
「ヤマトプロジェクト」と呼ばれた昨年2月以来のキャラバン行動はほぼ収束した。

誓約書によると▽住民に迷惑をかけない▽滞在人数を減らすよう努める――などを条件に、自治会側が集団の滞在を当面受け入れる。
拠点には数十人がいるとみられる。
一時、避難場所とみられたドーム型建物がある山梨県大泉村も、建物所有者で集団ナンバー2とされる関連出版社の森谷栄太郎社長(66)と「建物を拠点としない」とする確約書を19日に交わしている。

キャラバンは4月25日に福井県和泉村を出発し、今月9日に福井市に戻った。
関係者の話では、迷走と騒がれた行動は集団内で「ヤマトプロジェクト」と呼ばれていた。
千乃代表が昨年2月から「03年の5月15日に太陽系第10惑星が最接近して地軸が入れ替わり、大地震と大洪水が起こる」と唱えたため、高地に避難する計画だったという。

活動資金について、森谷社長は毎日新聞の取材に「会員は1000〜1200人で、1人あたり年会費6000円を集めている。
大泉村のドームは約1650平方メートルの土地を3000万円で購入し、建設費は約5000万円だった」と語った。

だが天変地異が起こるとされた今月15日は「22日」に修正され、さらに21日になって「災害は惑星が破壊され解消された」と二転三転した。


毎日新聞は今月初め、同研究所について自治体や警察から聞き取り調査した。
その結果、キャラバンは94年から西日本を中心に18府県で確認されていた。
また、今回の迷走騒ぎを受け、警察が改めて会員の存在確認などをしており、11都道府県で会員が確認されたという。

パナウェーブ研究所の千乃代表は90年ごろから「左翼ゲリラからスカラー波の攻撃を受けている」と発言していた。
集団の行動について、「超自然現象」を批判的・科学的に究明する会会長で「超能力ふしぎ研究」などの著書がある安斎育郎・立命館大教授(科学教育学専攻)に話を聞いた。


彼らは「スカラー電磁波」というものを問題にしているが、概念規定そのものが支離滅裂だ。
「スカラー」とは物理学の分野では、方向がなく大きさだけで決まる量のことで、温度のようなもの。
例えば「スカラー電磁波」と言えば、静電気に当たる。
「電磁波によってマインドコントロールを受けている」と主張しているが、一般的にCTスキャンではかなり強い電磁波に頭部をさらしているのに、マインドコントロールを受けたなどという例は聞いたことがない。

白い布にしても、布地で止まる電波など存在しない。渦巻き模様もまじないに過ぎない。
5月15日に地球の南極と北極が入れ替わると言っていたが、天文学者も宇宙物理学者もそんな話はしていない。

社会的な価値観が揺らいでいる時、人々は宗教などに狂信的に傾倒しがちでカルト的な集団が生まれやすい。
教祖の価値観の座標軸に自分をくくりつけてしまうと、科学も何もなくなる。
教祖の空中浮遊を主張したオウム真理教も足裏診断をした「法の華三法行」も一見、科学的な言葉を道具として使っていた。

ただ、自然の摂理を無視した荒唐無稽な行動を取るのは、社会的規範を破って恥じない近年の破壊的カルト集団の特徴と言えるので、警戒は必要かもしれない。

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*読売新聞200366日の記事から

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白装束集団への寄付総額20億円、リストなど押収
2003/06/06

読売新聞ニュース速報

白装束の団体「パナウェーブ研究所」(千乃裕子代表)をめぐる自動車虚偽登録事件で、警視庁公安部や福井、山梨などの各県警が、東京・渋谷の関連会社事務所で、会員から総額約20億円の寄付があったことを示すリストや、キャラバンの活動費支出関係の領収書を押収していたことがわかった。

団体資金の実態を示す資料が見つかったのは初めて。
公安部では、この事務所が団体の「経理部門」だったとみて、団体関係者から事情を聞いている。

リストが押収されたのは、渋谷区道玄坂の出版社「エルアール出版」の事務所。
先月14日、警視庁公安部などが、電磁的公正証書原本不実記録・同供用の容疑で捜索した際、事務所内のデスクの中から見つかった。
同社の社長には、パナウェーブの上部団体「千乃正法」の幹部とみられる男性が就いている。

リストには、200人以上の会員の名の横に「聖戦維持基金」として、最近数年分の寄付金額が記されており、1回あたりの寄付金は少ない場合で1万円、多いときには500万円以上のこともあった。
同一人物が10回以上にわたって寄付しているケースもあり、寄付金の総額が7000万円にのぼっていた人もいた。
リストの金額を合計すると約20億円にのぼるといい、公安部ですでに押収している通帳と照合するなど、裏付けを進めている。

また、事務所からは、キャラバンのワゴン車のガソリン代や弁当代などのレシートも押収された。
事務所にはふだん、男性2人が出入りしていたといい、公安部などでは事務所がキャラバンなど「千乃正法グループ」全体の経理を仕切っていたとみて調べている。
警察庁によると、団体の会員数は約1200人。これまで資金実態は不透明だった。

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2003831日の共同通信ニュースから

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白装束団体、川岸の布撤去 代わりに反射板設置
2003/08/31
共同通信ニュース速報

白装束団体「パナウェーブ研究所」が福井市五太子町の拠点施設近くの川岸を白い布で占拠し、福井県から撤去を命じられていた問題で、団体は31日、県への約束通り、布の取り外しを行った。
再三の撤去要請を無視してきた団体がようやく撤去に応じたことで、地元住民や行政を巻き込んだ騒動は約3カ月ぶりに一応決着した。

しかし、団体は依然「電磁波の攻撃で女性会長の体に支障が出る」と主張しており、撤去と同時に白布に代わる白い反射板計約50枚を施設の敷地内に設置。
ある男性幹部は「(布の撤去は)断腸の思い。反射板を徐々に増やし、ほかに代用するものも考えている」と話した。

反射板の設置で、これまでも渦巻き模様のステッカーや白布に覆われていた施設は一段と異様な雰囲気に包まれ、地元住民の不安を一段と大きくする可能性もあり、新たな火種となりそうだ。

白布をめぐっては、川面まで垂れた布が流される恐れがあるとして、県が6月に2度にわたり撤去を指示。
7月には指示を命令に切り替えたが、団体はこれを無視して占拠を続けていた。
だが、8月に入り態度を軟化。
その後、施設内で福岡教育大助教授の変死事件が起きたこともあり、31日までの撤去を県に確約していた。
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4A.福井に定住

 

朝日新聞 福井県版2004517日の記事から一部引用

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企画特集 [パナウェーブ研究所] 白い団体の行方 パナウェーブ研究所(上)

福井での定住 明言
白ずくめ団体「パナウェーブ研究所」のキャラバンが福井市五太子町の拠点施設に入って1年が過ぎた。
キャラバン用の車両の多くを廃車にした団体は、地域との共存を主張し、福井に定住する構えだ。
これまでに団体特有の活動でメンバー2人が死亡し、違法行為で7人が逮捕された。
幹部は再発防止を誓うが、「電磁波(スカラー波)攻撃からの防御」など団体の行動の根拠とする「思想」は堅持したままだ
(略)
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4B.2006年毎日新聞の記事から千乃死亡


以下の新聞報道があった。
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毎日新聞 20061025
<白装束集団>「パナウェーブ」会長が死去 福井の病院で

白装束の集団で各地を移動し話題になった「パナウェーブ研究所」(本部=福井市)を運営する「千乃正法会」会長、千乃裕子(本名・増山英美)さん(72)が25日、福井市の病院で死去した。

県警福井南署によると、同日午後410分ごろ、同市五太子町の研究所から「(増山さんが)呼吸困難になった」と119番通報があった。
増山さんは搬送先の病院で約1時間20分後に死亡が確認された。死因は不明。

集団メンバーは2003年、「電磁波から身を守る」と、白衣に白マスク、長靴など全身白ずくめで車列を組み岐阜、長野、山梨など各県を移動。
福井市に本部を置いた。
(略)
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4C.福井新聞2011年にみる自然消滅の報道

記:2011−10−30

http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/society/31202.html
  にあった内容から一部を転記
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白装束団体パナウェーブ自然消滅か 千乃会長の死から5年 
2011
1026

白装束団体パナウェーブ自然消滅か 千乃会長の死から5年

2003年、「パナウェーブ研究所」を名乗る白装束集団が福井県福井市五太子町に居付き、大騒ぎとなった。
上部団体とされる「
千乃正法会」の千乃裕子会長=当時(72)=が亡くなって25日で5年。
拠点施設やそこに住む人々の服装は白一色ではなくなり、同研究所は自然消滅の道をたどったようだ。
(久慈かおり)

同研究所は、人体に悪影響を及ぼす電磁波の調査研究を目的に成立したとされる。
五太子町に拠点施設ができた時期は定かでないが、03年にメンバーが大挙して本県入りし、大騒ぎになった。
それ以降、変死事件や不正車検事件、森林の無断伐採などを相次いで引き起こしたものの、06年に千乃会長が亡くなって以降話題に上がることもなくなっていた。

施設を訪ねると、当時白い布で覆われていた施設は一変していた。やや高いフェンスで囲まれている以外は普通の民家のよう。
中にいた男性に話を聞くと「もう(パナウェーブ)研究所はない」という返答。

電話をかけると、別の男性が「研究所はもともと千乃正法会の一部。
今は研究所はなくなり、千乃正法会として活動している」と説明してくれたが、排他的な雰囲気がうかがえた。
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関心のある方は、福井新聞を読んでください。

 

D.文春オンライン2021年にみる白い軍団のその後

記:2021−6−22

https://bunshun.jp/articles/-/45371 文春オンラインにあった情報
**************** 一部 抜粋して 引用 ****************
「電磁波攻撃を受けている」“謎の白装束集団”騒動から18年…パナウェーブ研究所はその後どうなった?
2021/05/08
鹿取 茂雄

今から18年前のゴールデンウィーク。白装束に身を包んだ謎の集団に、日本中が注目していた。白い頭巾、白いマスク、白い長靴、そして白衣に身を包んだ集団が、白い車両20台ほどとともに岐阜県の林道を占拠していたのだ。
しかも車両には、渦巻き状の独特なマークがびっしりと貼り付けられている。
一目で異様と分かる集団だ。



あの時、現場では何が起きていたのか。彼らは何者だったのか。そして、その後どうなったのか――。
私がこれまで追いかけてきた白装束集団「パナウェーブ研究所」について、最新情報も含めて報告したい。

2003
510日、彼らが福井県の本拠地へ帰還したことで、大騒動は幕を閉じた。
だがそれからも、白装束集団はメディアの目を避けるように、ひっそりと活動を続けていたことは、あまり知られていない。
彼らは一体何者だったのか。
私がこれまで追いかけてきた白装束集団「パナウェーブ研究所」の“その後”について、最新情報も含めて報告したい。



教祖の死が与えた影響
しかし、2006年に千乃裕子氏が72歳で亡くなると、白い布は次第に減っていった。
2007
年の時点では、施設の周囲は白い布で覆われていたものの、立ち木に巻かれていたものは撤去され、渦巻き模様も消えていた。



その後、大きな変化があったのは2009年のことだった。
現地を訪れると、白い布はほぼ撤去され、パナウェーブ研究所の看板も下ろされていた。
ここに至って、パナウェーブ研究所は自然消滅していたのだ。



新たに掲げられていた会社名
一方、そこには新たに出版社の会社名が掲げられていた。
調べてみると千乃正法会の書籍のみを扱う会社で、東京から移転してきたようだ。
出版社ではあるが、実質的には千乃正法会と同一組織とみていいだろう。



18
年後の本拠地を訪ねてみた。
あれから18年が過ぎた今、現地はどうなっているのか。
私は久々に福井県の山あいを訪ねた。
元々静かな集落だったが、しばらく来ないうちにさらに廃屋が増え、よりひっそりとしていた。

本拠地の前に着くと、以前と変わらず出版社の看板が掲げられていて、郵便受けには千乃正法会の名前もあった。
白い布は皆無で、外から見る分にはごく普通の建物に見える。
停まっている車両も数台ほどで、最盛期に比べると激減していた。

私は呼び鈴を押して応答を待った。
すると、中から1人の男性が出てきた。
千乃正法会とパナウェーブ研究所のことについて話を聞きたいと申し出たが、こんな言葉が返ってきた。

「うちは一切関係ありませんので」
にこやかな表情でそう言い放つと、「わざわざお疲れ様でした」と付け足した。
「過去のことを言ってもしょうがないので。今はみんな通(かよ)ってきています。ここで平穏に過ごしたいだけなんです」
その言葉から、現在も粛々と宗教活動は続いているが、集落の人たちとはトラブルもなく平和に過ごしていることがうかがえた。
また、過去への後悔と、当時のメディアに対する不信感、そして、将来にわたって騒動は起こさないという決意のようなものを感じた。
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関心のある方は、文春オンラインの元ネタ全文を読んでください。


5.白い軍団の渦巻きマークに関する一考察


受け取った2003516日付の とあるメーリングからの情報です。

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「白い軍団」によって旧ソ連で研究されていた生体電磁環境問題が、にわかに表舞台に引きずり出されたような印象です。
「白い自動車」ベタベタと貼られて異様な雰囲気を演出していた電磁波防護シール。
そのシールには奇妙なイラストが描かれていました。
しかし、知っている人にとってはそのデザインがあの装置のことだと・・・すぐにわかったわけです。

※マスコミでは早稲田大学の大槻教授の昔の物理学の教科書の表紙に描かれていたイラストだ、として報道していますがまったく違います。

それは下記をご覧いただければ納得できると思います。
そして背後にある不思議な治療システムのお話しに興味を抱くことになると思うのですが・・・

白い軍団の防護マーク


※電磁波が生体に悪影響がある・・・ならば治療にも利用できるのではないか・
・・それがMWO。

電磁波によるガン治療器として知られている歴史的な装置に「MWO(マルチ・ウェーブ・オッシレーター)」という器具がありました。
テスラコイルと特定の波長の電磁波に選択共振するアンテナの組み合わせが特徴となっています。
※この装置のことはフリーエネルギー研究の枠組みではよく知られているものです。

そのアンテナのデザインをご覧ください。

 

パナウェーブは、装置のデザインをイラスト化することでラジオニクスのような効果を期待していると推測できます。

 

──[参考]──
■ジョルジュ・ラコヴスキー (18691942)
ロシア人技師。多波振動子による電子治療を実施。
彼によると、すべての生細胞は,基本的に振動の中心であり、放射線を出す核に依存する。
核内の染色糸は実際電気回路であり、フィラメントとして高周波で振動し、様々な波長の放射線を出す。細菌に犯された細胞の振動を正常な振動に戻せば病気は治ることになるそうだ。

実際、多波振動子による治療は効果があったようで、イタリアのデシグナ教授は1934年以来、多波振動子を用いて数百人にのぼる患者を治療したという。
更にイタリアのヴァシレフ博士、イギリスのフランシス博士などの治療報告もあり、多波振動子による治療の有効性は、フランス科学アカデミーが認めるほどのものだったという。
にもかかわらず、突如、多波振動子は抹殺されてしまった。

現在、全米医学会は多波振動子のような電子治療を一切禁止している。
多波振動子を実験的に使用していたニューヨークの病院でも1950年代に装置は取り外され、破壊されたという。
──────────────────────────────

※多波振動子とはMWOのこと。

MWO

 

下記はMWOについてコメントしているサイトからの一部抜粋です。
https://www.ekbo.co.jp/pdf/laboratory/doc16.pdfにあった内容の一部引用です。>

──────────[抜粋]──
1995
2月にMWO(MultiWave Oscillator)を試作し、技術的ノウハウをひととおり学ぶことができた。
原理はテスラコイルでバースト発振させておいて、アンテナで周波数を選択的に輻射するようになっている。
MWO
が病気に効くということは、知っている人は多いが、これから研究しようという人に必要な動機付けの情報は、体系化された形で出版されていないようである。
(もっとも、単に筆者がよく調べていないだけなのかもしれないが)以下、MWOを発明したラコヴスキーについて記述する。

1924
72日スペインのバレンシア近郊のパテルナ無線局で送信にあたっていたロシア人ジョルジュ・ラコヴスキーは、無線塔から電波が送信されているときだけ、鳩の群が塔の周囲を高い再現性をもって周回するという現象を発見した。
このことから、生物の細胞は電気的な共振回路でもあると理解するようになり、周波数と細胞活動の相関を独自に実験し、MWOの発明に至った。
氏によると、ヒトの細胞を正常に維持するのに必要な周波数は、30150MHzであるとしている。

MWO
は、この周波数帯域を選択して放射できるように等比数列的に半径の異なるヘルツコイルを用いている。
患者はMWOのアンテナのごく近辺に位置するため、通常の横波ではなく、静電的な電界の影響を強く受けるような条件下にある。
ラコヴスキーは、ガンについて次のように説明している。(「超科学 第4巻」,学研より引用)「ガンは細胞の電気容量の変化によって起きる細胞振動の変化の結果生じる。
これは、本質的に他の病原菌の作用と変わらない。
MWO
によって細胞の電気容量や共振周波数を校正してやればガン細胞はまたたく間に消えてしまう。」

彼の研究成果は、決していい加減なものではなく、1929年にフランス科学アカデミーにも論文が提出されている。
その論文の概要を紹介する。
1
立方センチメートルあたり100万個の大腸菌をA,B,Cの容器に入れる。
そしてAはそのまま、Bには表面積119平方センチメートルのアンテナ、Cには表面積平方72センチメートルのアンテナを取り付けた。
25
時間後、大腸菌の数を調べると、Aの大腸菌は、約40倍に増えていたが、B,Cの容器には大腸菌は全く検出されなかった。

氏は、このような実験をくりかえしながら病に有効な周波数帯域を特定していった。
イタリア、ジェノバのデシグナ教授は1934年以来、MWOを用いて数百にものぼる人を治療したとしている。
教授がジェノバ王立医学アカデミーに報告した治療例は、基底細胞ガン、紅斑性狼瘡、中耳炎、前立腺肥大、婦人科の病気などである。
また、イタリアの医学誌には、喘息、不眠症、神経痛などの治療にMWOが効果的であったことが報じられている。

さて、以上のようにMWOは治療の有効性について疑いのないものであったにもかかわらず、現在、全米医学会はMWOのような治療を一切禁止しているという。
MWO
を実験的に使っていたニューヨークの病院(これがベルビュー病院か)でも1950年代に装置は撤去され破壊されている。
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