*中間周波数の電磁界に関する情報のコーナ

 

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1.フィンランドの20kHz 磁界の影響に関する研究
2.高調波や過渡的な磁界がメラトニン量に影響しないという研究結果
3.マウスに20KHz鋸波状波磁界を曝露したときに、晩発性の影響が観察された という研究
4.20KHzなどの中間周波数磁界の発がん性評価結果 
5.宮越らの2007年の研究
6.第209回鉄道総研月例発表会(2008年2月14日)に発表された内容
7.2012年の芳賀らの60kHzでのDNA損傷の研究
8.BEMS年次総会2012年での研究
9.BEMS 2012 ChristらのIH調理器に関する研究
10
100kHz電磁界のマウスへの影響 1996年冨岡の研究
10A
100KHz電界のマウスへの影響 1998年冨岡らの研究
11
2008年の電力中研の中研周波磁界の研究報告
12
20KHz鋸歯状波磁界の影響に関する研究
13
電気学会技術報告書2006年にみる中間周波数電磁界の生体作用研究の動向
14
IH炊飯器による心臓ペースメーカーの誤動作


情報コーナ

IH温風器の開発2013年は大丈夫?

 

 

 

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1.フィンランドの20kHz磁界の影響に関する研究

作成:2006−3−2

掲載誌:Teratology 1998 Nov;58(5):190-6.
タイトル:Effects of gestational exposure to a video display terminal-like magnetic field (20-kHz) on CBA/S mice.
VDT
に似た20kHz磁界をCBA/Sマウスに母体の胎児の段階で曝露した場合の影響

研究者:Huuskonen H, Juutilainen J, Julkunen A,et al;
Laboratory of Toxicology, National Public Health Institute, Kuopio, Finland

概要:
磁界が生殖に与える影響に関して、関心が寄せられてきた。
CBA/S
マウスでこれまでに報告されたVDTから放射されるパルス性磁界による胎児の致死性に与える影響を確認するために、同じ腫の動物を用いて、発育に関連する毒性実験を行った。
つがいの一方(メス)のCBA/Sマウス(1群あたり80-86匹の妊娠したメス)に懐胎0-18日から連続して、20kHzの鋸歯状波磁界を曝露した。
磁界は15マイクロテスラp-pである。

この磁界強度は、これまでに、体内吸収(胎児の発育がうまくいかない場合は、体内にそれらを吸収してしまうこと)の増加が報告されている強度である。
懐妊18日目に母体を殺し、血液、骨髄サンプルは血液学的な解析、細胞核の解析のために蒐集した。
母体にあった胎児の数を数え、子宮の状態を調査した。

母親や胎児の体重、一匹の母体の中の胎児の数、移植性転移、体内吸収、死亡、生きて生まれた胎児、外部もしくは骨格系の異常に関しては、有意な差異はなかった。
磁界は、母体の骨髄の赤血球の細胞核や血液細胞の数に変化を与えなかった。
体内吸収の平均値は、対照群に比べて磁界曝露群では僅かに増加したが、統計的に有意な増加ではなかった。

この結果から、20kHzの磁界は生殖、血液学的、染色体異常誘発性に関する影響は見られない といえる

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2.高調波や過渡的な磁界がメラトニン量に影響しないという研究結果

   作成:2006−3−5  

掲載誌:Bioelectromagnetics. 2003 Jan;24(1):12-20
タイトル:Acute exposure to 50 Hz magnetic fields with harmonics and transient components: lack of effects on nighttime hormonal secretion in men.
高調波と過渡的な成分を含んだ50Hz磁界の急性曝露:人の夜間のホルモン分泌に影響せず
研究者:Kurokawa Y, Nitta H, Imai H, Kabuto M.
Regional Environment Division, National Institute for Environmental Studies, Ibaraki, Japan
 

概要:
この研究の目的は、夜間のホルモン分泌、特にメラトニンに関して低周波磁界が影響しているかを調査することである。
10
名の健常者が実験室に、一晩、間隔をおいて2回、滞在した。
一晩は、50Hz20μT(正弦波)に3次(30%)と4次(10%)の高調波を重畳させ、かつ過渡的なバースト波形も重畳した。他の一晩は盲検での対照試験とした。

一晩の間(20時から翌朝8時まで、23時から7時までの就寝時間を含む)、血液中のホルモン量(メラトニン、成長ホルモン、コルチゾール、プロラクチン)を測定するために、1時間おきに血液を採取した。また、22時から2時にかけては眠りに伴って発生する成長ホルモンの急激な変化を観察するために、10分おきに観察した。

二晩の観察の結果、4種のホルモンの分泌に関しては有意な差異は見られなかった。
この結果は、住環境下で曝露する低周波磁界もしくは中間周波数磁界は人の夜間におけるホルモン分泌、特にメラトニン分泌に関して急性影響はないといえる。

参考:
コルチゾール:副腎皮質によって産生・分泌されるステロイドホルモンの1つ
プロラクチン:下垂体前葉の催乳ホルモン

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3.マウスに20KHz鋸波状波磁界を曝露したときに、晩発性の影響が観察された という報告

 

概要です。

掲載誌:Bioelectromagnetics  1995;16(4):263-7
タイトル:Neurochemical effects of a 20 kHz magnetic field on the central nervous system in prenatally exposed mice.
20kHz
磁界を母体内で曝露した場合の、マウスの中枢神経系における脳神経化学的な影響
研究者:Dimberg Y.
Department of Radioecology, Swedish University of Agricultural Sciences, Uppsala, Sweden

概要:
C57/B1マウスを、妊娠中(懐妊0-19日)の間、20kHz磁界を曝露した。
曝露磁界は、対象形な鋸歯状波の磁界15μTp-pである。


19
日後、磁界曝露は停止し、マウスは一匹ずつ、普通の実験室環境で飼育された。
生後1日目、21日目、308日目に、子鼠の脳における脳神経系指標を計測し、脳の重量も測定した。

対照群に比べて、磁界曝露の子鼠は生後1日目、21日目における脳の重量に差異はなかった。
しかし、生後308日目の脳の重量では、磁界曝露群で有意な減少が検出された。


各調査時点における大脳皮質、海馬、隔膜、小脳の重さ、たんぱく質、DNAレベル、神経発育因子、アセチルコリンエストラーゼ、小脳における生後21日目の希突起神経膠細胞の指標としてのCNF活性には、有意な差異はなかった。

大脳皮質における磁界への反応は複雑なパターンを示した。
磁界曝露は、DNAレベルを下げ、CNF活性、アセチルコリンエストラーゼ(AChE)を増加させた。
生後308日目では、対照群に比べて、磁界曝露群では、小脳におけるDNA量が有意に減少し、大脳皮質におけるCNP活性が増加していた。

母体内での磁界曝露の影響で、ほとんどの効果は、電離放射線を照射した場合に類似しているが、その影響度は弱い。
しかしながら、磁界に対するそれぞれ異なる因子への応答を明確にするためには、曝露期間は電離放射線での試験に比べると長期曝露を必要として、現れる反応も晩発性である。

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4.20KHzなどの中間周波数磁界の発がん性評価結果

作成:2006−4−18
以下は、第32回日本トキシコロジー学会学術年会 2005年で報告された研究結果です。

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タイトル:中間周波磁界曝露装置の開発と微生物復帰突然変異試験による磁界の変異原性評価
研究者:中園聡, 池畑政輝, 西村泉, 重光司, 根岸正

その概要です

[背景]近年、様々な電気機器の発達により、中間周波数帯の電磁界の利用が増加しており健康影響に関する関心が高まりつつある。しかし、中間周波電磁界(300Hz10MHz)の生物影響については、ほとんど研究されていない。

[目的]in vitro試験が可能な中間周波磁界曝露装置を開発し、微生物復帰変異試験により、2kHz20kHz60kHzの中間周波磁界の変異原性について検討する。

[方法]in vitro試験用の中間周波磁界曝露装置を開発した。
この装置を用い、6種類の試験菌株(サルモネラ菌4菌株(TA1535TA1537TA98TA100)および大腸菌2菌株(WP2 uvrAWP2 uvrA/pKM))に対し2kHz910μT20kHzでは、270μTおよび1.1mT60kHzでは110μTの磁界を、それぞれ48時間曝露した。

[結果]t-検定で復帰変異コロニー数を評価したところ、いずれの菌株でも再現性のある有意な復帰変異コロニー数の変化は見られなかった。
また、各試験結果の平均値を用いたプール解析でも有意な差は見られなかったことから、本研究で検討した高磁束密度の中間周波磁界には、変異原性がないことが明らかとなった。
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 関心のある方は、全文原著を入手して、読んでください。

この結果によれば、IH調理器の動作周波数(20kHz、オールメタル対応の場合は60kHz程度)の磁界に270μTICNIRPの一般公衆に対する暴露基準値 参考値である6.25μT50倍)では、細胞実験では変異原性はなく、発がん性は否定されます。

 

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5.宮越らの2007年の研究

概要を仮訳しました。 作成:2007−6−21

掲載誌:Bioelectromagnetics Published Online: 9 May 2007
タイトル:Magnetic fields generated by an induction heating (IH) cook top do not cause genotoxicity in vitro  
      IH調理器からの放射磁界はインビトロで遺伝子毒性を持たず
研究者:Junji Miyakoshi *, Emi Horiuchi, Takehisa Nakahara, Tomonori Sakurai

概要
家庭でのIH電磁調理器の使用の普及しており、特に日本では、この調理器に関する電磁界の安全性に不安が集まっている。
中間周波数磁界による細胞の遺伝子毒性に関して培養細胞を使って実験をした。23kHz532-20μTの磁界装置をCO2培養器の中に取り付けた。

2時間532μTの磁界曝露では、CHO-KI細胞の成長に影響は無かった。突然変異も起こさなかった。
中間周波数磁界の2時間曝露では、DNA1重連鎖と2重連鎖にも障害は発生しなかった。
擬似曝露に比較してHPRT軌跡における突然変異の頻度にも有意な差異は無かった。


今回の曝露レベルはICNIRPの推奨値より80倍も強い。
この実験から中間周波数磁界の2時間曝露はバクテリアと中国ハムスターの細胞における細胞毒性はないといえる。
しかし、細胞の他の機能への影響はあるかも知れないので、継続した研究は必要である。

興味のある方は、原文全文を入手して読んでください。

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6.第209回鉄道総研月例発表会(2008214日)に発表された内容


タイトル;中間周波帯磁場の生物作用評価
研究者:環境工学研究部(生物工学) 主任研究員 池畑 政輝

近年、世界保健機関(WHO)において電磁界の健康リスク評価が進められるなど、電磁界が生物に与える影響に対する社会の関心が高まっている。
鉄道総研では、鉄道車両などにおける電磁界環境の適切な評価を目的として、中間周波帯の電磁界が生物に与える影響を研究してきた。
これまでに、kHz帯の磁場を用いた実験から、車両等の実環境中で発生しうる強度の中間周波帯磁場は、発ガンなどの因子となる変異原性を示さないことを明らかにしてきた。
本発表では、これらの実験結果を報告するとともに、国内外における電磁界リスクの評価や規制の動向も紹介する。

まとめ から
2kHz0 .91mT20kHz1.lmTの中間周波磁場について、細菌を用いた変異原性試験(エイムス試験)により変異原性を調査したが、変異原性は認められなかった。
更に、哺乳類培養細胞としてマウス由来細胞を用いた変異原性試験により2及び20kHz0.8mTまでの生物作用を検討したが、変異原性ならびに急性毒性は認められなかった。

興味のある方は、原文全文を入手して読んでください。

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72012年の芳賀らの60kHzでのDNA損傷の研究

記;2012−5−11

掲載誌:平成24年電気学会全国大会予稿集
タイトル:中間周波帯の磁界曝露による遺伝子の損傷評価
研究者:福井 健介,芳賀 昭ら(東北学院大学大学院)、

1
.研究目的
本研究では細菌細胞に磁界を直接曝露し、DNA損傷を評価する。

3
DNA損傷の評価方法
オールメタル対応のインダクション調理器具と同様な60kHz]、1500μTの磁界を直接培養液に対して曝露させ005123h]毎に発光量と濁度を測定した。
同様に磁界に曝露させていない菌と比較し、発光量の相違からダメージの有意性を検証する。

4
.実験結果
実験では05時間で標準偏差が大きく、正確な発光比率を測定出来なかった。
曝露時間1時間および2時間の標準偏差は小さく、安定して発光比率の変化を測定できることが確認できた。
2に、上記の結果に基づいて曝露時間012時間の、磁界曝露を行った菌の発光比率を、曝露を行わなかった菌の発光強度を基準として求めた結果を示した。

5
.考察
本実験の結果、2時間の曝露を行った場合に発光比率が上昇する傾向が見られた。
これは、磁界曝露による影響と考える事もできるが、使用した菌体の活性の変化による影響の可能性も考えられる。
また、このような発光比率の変化について、さらに曝露時間を延長して確認することが必要と考えられる。

 

 2

 

関心のある方は、この研究のレジメ全文を入手して、読んでください。

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8.BEMS年次総会2012年での研究

記:2012−11−17

以下の2研究が報告されている。

10. Session PA: Poster Session A  PA67
Effects of exposure to 21kHz magnetic fields on estrogen-regulated gene expression in MCF-7 cells
21KHz磁界曝露によるMCF-7細胞におけるエストゲンが関与する遺伝子発現への影響

Yuki Ogasawara
1, Masateru Ikehata2, Sachiko Yoshie2, Yukihisa Suzuki3, Satoshi Nakasono4, Chiyoji Ohkubo5 & Kazuyuki Ishii1
1
Meiji Pharmaceutical University, Kiyose, Japan, 204-0004

To evaluate biological effects of intermediate frequency magnetic fields (IF-MF), estrogen-regulated gene expression under magnetic fields were studied using ERE-luc integrated MCF-7 cell.
Exposure to IF-MF (21 kHz, up to 3.9mT) for 24 hr did not affect luciferase activity.
Also, no significant difference in luciferase activity was observed by IF-MF exposure for 4 days although slight tendency of increase was observed.
These results suggest that IF-MF is unlikely to affect directly estrogen-regulated gene expression.
中間周波数磁界の生体影響を研究するために、磁界曝露下におけるエストロゲン関連の
遺伝子発現を、ERE-lucを埋め込んだMCF-7細胞を使って、調査した。

21KHzで、最大3.9mT24時間の中間周波数磁界曝露ではluciferase活性は影響されなかった。
さらに4日の曝露では、少しの変化は観察されたが、有意な変化は観察されなかった。
この結果は、
中間周波数磁界曝露エストロゲンが関連する遺伝子発現に影響するとは言えない。


12. Session PB: Poster Session B  PB46
Effects of abdominal local exposure of intermediate frequency (21kHz) magnetic fields on fetal development in rats
中間周波数電磁波の腹部への局所曝露による胎児の発育への影響、ネズミでの実験

Akira Ushiyama1, Shin Ohtani2, Machiko Maeda2, Yuki Hirai3, Yukihisa Suzuki3, Keiji Wada3, Naoki Kunugita1 & Chiyoji Ohkubo4
1
Department of Environmental Health, National Institute of Public Health, Wako, Japan, 351-0197

Due to the lack of science based evidences of exposure effects of intermediate frequency magnetic fields (IF-MFs), we teratologically evaluated them by using pregnant rats.
Using newly-devised in vivo exposure apparatus which can expose IF-MFs locally to the abdomen of rats being similar exposure conditions with pregnant women standing close to induction heating (IH) cooking hob.
Obtained data are currently under analysis.
中間周波数磁界の曝露による影響に関する科学的な確証が少ないので、妊娠ネズミを用いて、奇形学的に評価を行った。
妊娠女性がIH調理器の前に立った条件と類似の条件になるように、ネズミの腹部が局所的に磁界に曝露するような曝露装置を新規に作成した。
得られたデータに関しては現在、解析中である。

Long Abstract
から一部抜粋
We set MFs intensity to 10.3 mT at the center of abdominal surface. Exposure (or sham exposure) was done for 1hr/day from gestation day 7 up to 17.
磁界は腹部の表面中央部で10.3mTの強度に設定した。
曝露・疑似曝露は懐妊7日目から17日目まで11時間の曝露とした。

We examined numeral dosimetry using a pregnant rat model of gestation day 16 rat. Under the exposure conditions described above, induced electric field of each fetus ranged between 0.611 to 5.74 V/m (mean 3.01V/m) depending on the relative position to the spiral coil.
The mean value is higher than the basic restriction to general public exposure (2.83 V/m at 21 kHz) of ICNIRP Guidelines [3].
懐妊16日目の妊娠ネズミをモデルに数値解析で曝露を調べた。
この研究での曝露条件ではそれぞれの胎児に誘導される電界強度は磁界コイルとの相対的な位置によって0.611から5.74V/mの範囲にあり、平均値は3.01V/mであった。
この平均値はICNIRPガイドラインに規定する一般公衆への基礎指針値(21KHzでは2.83V/m)を超えている。



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9.BEMS 2012 ChristらのIH調理器に関する研究

記:2012−11−27

掲載誌:Bioelectromagnetics Vol.33:p695-705 (2012)
タイトル:Exposure of the Human Body to Professional and Domestic Induction Cooktops Compared to the Basic Restrictions
業務用と家庭用のIH調理器への人体曝露、基本制限との比較
研究者:Andreas Christ at al:
Foundation for Research on Information Technologies in Society (IT
IS), Zurich, Switzerland

概要

We investigated whether domestic and professional induction cooktops comply with the basic restrictions defined by the International Commission on Non-Ionizing Radiation Protection (ICNIRP).
家庭用と業務用のIH調理器がICNIRPガイドラインで定めた基本制限に合致しているか調査を行った。

Based on magnetic field measurements, a generic numerical model of an induction cooktop was derived in order to model user exposure.
磁界測定に基づき、使用者の曝露モデルを得るために、IH調理器の一般的な数値モデルを導き出した。

The current density induced in the user was simulated for various models and distances.
使用者の体内に誘導する電流を、様々なモデルや距離で数値解析を行った。

We also determined the exposure of the fetus and of young children.
また、胎児や幼児の曝露も検討した。

While most measured cooktops comply with the public exposure limits at the distance specified by the International Electro-technical Commission (standard IEC 62233), the majority exceeds them at closer distances, some of them even the occupational limits.
殆どのIH調理器はIEC規定(IEC62233)で定める距離では一般公衆の曝露基準に適合していたが、大多数のIH調理器はより近接した距離では基準を越え、いくつかのIH調理器では職業的な曝露基準も超えていた。

The maximum current density in the tissue of the user significantly exceeds the basic restrictions for the general public, reaching the occupational level.
体組織に流れる誘導電流の最大値は、一般公衆曝露の基本制限値を越え、職業的曝露の基本制限値に近い値となった。

The exposure of the brains of young children reaches the order of magnitude of the limits for the general public.
幼児の脳の曝露では、誘導電流は一般公衆曝露の基本制限値のオーダーに達した。

For a generic worst-case cooktop compliant with the measurement standards, the current density exceeds the 1998 ICNIRP basic restrictions by up to 24 dB or a factor of 16.
測定規格に適合した一般的な最悪条件のIH調理器では、誘導電流はICNIRP1998年ガイドラインに規定する基本制限値の24dB(実数では16倍)大きい。

The brain tissue of young children can be overexposed by 6 dB or a factor of 2.
幼児の脳での誘導電流は6dB(実数で2倍)と大きく、過剰な曝露になりえることが判った。

The exposure of the tissue of the central nervous system of the fetus can exceed the limits for the general public if the mother is exposed at occupational levels.
胎児の中枢神経の組織への曝露での誘導電流は、妊婦が職業的な曝露基準値並みの磁界曝露を受けているとすれば、一般公衆曝露の基本制限値を超えるといえる。

This demonstrates that the methodology for testing induction cooktops according to IEC 62233 contradicts the basic restrictions.
今回のこの結果は、IEC62233に基づくIH調理器の試験方法が、基本制限と矛盾していることを示している。

This evaluation will be extended considering the redefined basic restrictions proposed by the ICNIRP in 2010.
これらの評価は、ICNIRP2010年のガイドラインに提唱されている再定義された基本制限を念頭に、継続する予定である。

関心のある方は、全文を入手して読んでください。

 

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10.100kHz電磁界のマウスへの影響 1996年冨岡の研究

記:2017−7−25

以下の研究がある。

掲載誌:北里医学 2614294351996
タイトル:低周波電磁波のマウス水晶体への影響
研究者:冨岡 敏也

概要:
低周波電磁波の水晶体への影響をBALB /c マウスを用いて検討した。
マウスに100 kHzの電磁波を1, 2, 3,6ヵ月間曝露し,水晶体中のNa , K , Ca 及び,還元型グルタチオンを測定した。
6
ヵ月曝露群については組織学的にも検討した。

曝露1ヵ月では水晶体中のCa が有意に減少し,曝露2 ヵ月ではCa は対照群と比較して減少しているものの有意差はなかった。
しかし,Na の有意な増加が認められた。

曝露3, 6ヵ月には水晶体中のCa は有意に増加していた。
水晶体中のK は対照群と比較して有意な変動はなかった。
還元型グルタチオンは曝露6ヵ月で有意に減少していた、組織学的には赤道部でbow 構築の配列の乱れと線維の膨化を認め,前皮質線維,後嚢下線維の膨化が明らかに認められた。

以上の結果から,100kHz の低周波電磁波の長期曝露では水晶体に影響を及ぼし,水晶体混濁現象を引き起こす可能性を指摘した。

以下は本文から、
・実験状態:
50
p四方のコイルを用いている。

 


・実測した電場は300V/m,磁場は30nTであった。

BEMSJ
のコメント:
1.曝露強度は、ICNIRP1998年ガイドラインに規定する一般公衆への曝露限度値と比較すると、磁界は低いが、電界は限度値の3倍を超える強度である。
強い電界によって体表面の毛や目の角膜などに影響が出たのかもしれない。

この実験が、100Hzの電界曝露に関するものとなれば、こうした周波数帯では電界の規制を考慮しなければならない、という意味になる。
電磁波の曝露規制に関して、こうした周波数帯の電磁波曝露規制は磁界に関して行い、電界規制は必要がないような雰囲気であるが、そうも言っておられないことになるかもしれない。

2
.曝露コイルの電磁界強度分布
手持ちの電磁界解析ソフトで、この実験に用いられた曝露装置の電磁界強度を推定してみた。

50cm
四方のループアンテナ 直径0.5o  自由空間に配置
ループの中心から片方の素子までの電磁界の強度分布を計算
周波数は100kHzで行いたいが、EZNECの限度で、小さすぎるループで計算不可能、
よって計算が可能な2MHzまでアップさせた。 入力電力は10W

結果は、中心部の電界強度 300V/m程度となり、磁界強度は100μT程度、空間インピーダンスは約4オーム程度となった。

この計算から、冨岡の実測値は磁界の測定値がおかしいといえる。
もしかして30Tとあるが30μTの間違いかもしれない。
すくなくともこのEZNECでの推定では、電界が300V/mもあるループコイルの内部に発生する磁界は100μT程度になる。
空間インピーダンスもスモールループアンテナの理論通りに、4オーム程度と低インピーダンスになっている。
冨岡らの計測では、空間インピーダンスは30Kオームと大きくなり、ループコイルからの電磁界放射理論と乖離している。

3.これらのことから、冨岡の研究は、100kHzの電磁界で、ICNIRP1998年ガイドラインに規定する一般公衆に対する曝露レベルを大幅に超える強度での実験結果と言える。

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10A100KHz電界のマウスへの影響 1998年冨岡らの研究

記:2013−4−16    修正:2017−7−31

アイピピの羽根邦夫のブログに以下の解説がある。
**************************
http://wavesafe-ipipi.blogspot.jp/
電磁波対策製品WAVESAFE & iPiPi開発日記
【電磁波による障害の医学的エビデンス】

(略)
ハツカネズミを使った動物実験では写真(この項への転載では割愛)の様に明らかに影響が有り、特に老化現象が顕著でした。
この写真は1998年に冨岡らがマウスを使って、毎日24時間を半年間、100kHz、300/m、0.3μTのCRTによる被曝の条件で実験をした結果です。
マウスの目は全部が黒目ですが、水晶体がダメージを受け、白内障になって白くなっています。
電磁波の影響は目だけでなく、毛がボロボロになって老化も進んでいます。
実験条件等は拙著に有ります。

(略)
ちなみに、0.3μTと言う磁界強度はICNIRPの規制値以下で、ブラウン管を製造した企業に法的な落ち度はありません。
それでもこの様な障害を受けたのは、連続被曝条件だったから、と考えています。

*******************

紹介されている研究は以下である。

***************
掲載誌:臨床環境医学 第72 1998
タイトル:低周波電磁波のマウスへの影響−水晶体を中心として−
研究者:冨岡敏也ら

要約
低周波電磁波の水晶体への影響をBALB/Cマウスを用いて検討した。
マウス(10匹)に100kHz300V/m30nT)の電磁波を全身的に6ケ月間連続曝露し、水晶体を組織学的に検討し、水晶体中のNaKCa及び、還元型グルタチオンを測定した。

発育体重曲線には有意差はなかったが、対照群と比べて曝露群では体毛の乱れと角膜反射の乱れが著明であった。

曝露群の水晶体は組織学的には水晶体赤道部でbow構築の著しい配列の乱れと線経の膨化が認められ、前皮質線維、後嚢下線維の膨化も認められた。

また生化学的にはNaKは対照群と曝露群で有意差はなかったが、曝露群でCaが有意に増加し、還元型グルタチオンは有意に減少していた。

以上の結果から100kHz300V/m30nT)の低周波電磁波の長期曝露ではBALB/Cマウスの水晶体に混濁を引き起こすことが明かになり、立毛筋異常によると考えられる、体毛の乱れ、光沢の消失などから、電磁波は眼のみではなく全身的にも影響を与える可能性が強いと考えられた。
*********************

この論文は、前述の冨岡の1996年論文の内容と同じであるが、以下が追加されている。

*****************
成長曲線及び体毛の状態
曝露開始後から1か月ごとの両群の体重を測定し、比較した。2群間に有意差は認められなかった。

しかし、曝露3カ月過ぎより、曝露群では体毛の粗造なマウスが見られ、曝露6カ月には10匹中7匹の体毛が粗造で、2群間で体毛に明らかな差が見られた(写真)。

 

 

******************************

BEMSJ
の注1
冨岡の実測値は磁界の測定値がおかしいといえる。
もしかして30Tとあるが30μTの間違いかもしれない。

すくなくともこのEZNECでの推定では、電界が300V/mもあるループコイルの内部に発生する磁界は100μT程度になる。
空間インピーダンスもスモールループアンテナの理論通りに、4オーム程度と低インピーダンスになっている。

冨岡らの計測では、空間インピーダンスは30Kオームと大きくなり、ループコイルからの電磁界放射理論と乖離している。
これらのことから、冨岡の研究は、100kHzの電磁界で、ICNIRP1998年ガイドラインに規定する一般公衆に対する曝露レベルを大幅に超える強度での実験結果と言える。



BEMSJ
注2:
曝露条件を見ると、100KHzでの電界曝露300V/mは、ICNIRP1998年ガイドラインに規定する一般公衆への曝露限度値87V/m、同じく改訂された2010年のガイドラインに規定する曝露限度値83V/mに対して、3倍を超える曝露条件となっている。
体毛に影響が出ているという実験結果からも、これは電界の影響と考えられる。


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11.2008年の電力中研の中研周波磁界の研究報告

記;2013−4−26

以下の研究報告がある。
概要を以下に示す。
関心のある方は、原書全文を入手して読んでください。

*********************************
報告書;中間周波磁界の生物影響評価 −マウスリンフォーマ試験による遺伝毒性評価一
研究報告:VO7005 平成205月 財団法人電力中央研究所
研究者:中園 聡ら

主な成果
試験には、医薬品の安全性試験などでも用いられるマウスリンパ腫由来の細胞株L5178Y tk+/− −3,7,2cを用いた。
磁界曝露には当所で開発した細胞用中間周波磁界曝露装置を用いた。
本装置の最大出力である、2kHz091mTrmsICNIRP参考レベルの146倍)、20kHz1.1mTrms(同176倍)、60kHz0.11mTrms(同18倍)の正弦波垂直磁界を上記細胞株に曝露後、対照群と曝露群との遺伝子突然変異頻度の差を統計学的に評価した
実験は同一条件で5回以上行い、再現性についても評価した。

1
.曝露環境の評価
本研究では、曝露群と対照群の間の比較を行うため、曝露環境が同一であるか、磁界無曝露試験により評価した。
試験株を、それぞれの装置で、37℃で24時間培養し、点突然変異や欠失等に関連した遺伝子突然変異頻度を比較した。
その結果、再現性のある統計学的に有意な差はみられなかったことから、各装置の曝露環境に差異がないことが確認できた。

2
.遺伝子突然変異頻度へおよぼす影響
試験株に、上記条件の中間周波磁界を、37℃で24時間、それぞれ曝露し、点突然変異や欠失等に関連した遺伝子突然変異頻度に対する影響について評価した。
その結果、無曝露の対照群と磁界曝露群の遺伝子突然変異頻度には、いずれの周波数の磁界を曝露した場合も再現性のある統計学的に有意な差はみられなかった。

3
.遺伝毒性物質との複合曝露影響
試験棟に典型的な遺伝毒性物質であるメチルメタンスルフォネートを添加し、上記の中間周波磁界をそれぞれ曝露した後、磁界曝露の影響について評価した。
その結果、無曝露の対照群と磁界曝露群の点突然変異や欠失等に関連した遺伝子突然変異頻度には、いずれの周波数の磁界を曝露した場合も再現性のある統計学的に有意な差はみられなかった。

以上の結果から、本研究で検討した高いレベルの中間周波磁界(2kHz20kHz60kHz)は、哺乳類細胞における点突然変異や欠失等に影響せず、また、遺伝毒性物質の作用を増強しないことが明らかとなった。


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12.20kHz鋸歯状波磁界の影響に関する研究

記:2014−1−8

労働の科学 第53巻第1号 1998年に冨永洋志夫著「電磁波・電磁場問題を考えるために<X>」が掲載され、その中に以下の解説がある。
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トリビュカイトは,マウスを15μT150mG)の三角波磁界に曝露し奇形仔が有意に多かったと報告した。
死産仔を含めると有意差はなくなる。
脊椎の顕微鏡的異常は対照群のほうに多いなどの批判があった。

ウォルシュらは,トリビュカイトの実験の追試として大規模で厳密な動物実験をマウスで行った。
20kHz
12700mGの三角波磁界に121時間,18日間曝露している。
血液成分,妊娠率,仔体重,死産,奇形,その他に磁界の影響はなかった。
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トリビュカイトTribkaitの研究は
Tribukait, B and E Cekan. 1987. Effects of pulsed magnetic fields on embryonic development in mice. In Work With Display Units 86: Selected Papers from the International Scientific Conference On Work With Display Units, May 1986, Stockholm, edited by B Knave and PG Wideback. Amsterdam: North Holland.
である。
この論文は、Pubmedには登録されていない。
ネットの検索で、この論文は紹介されているが、Abstractは見つからなかった。

ウォルシュらの研究は、以下である。

掲載誌:Teratology. 1992 Oct;46(4):391-8.
タイトル:The effects of continuous exposure to 20-kHz sawtooth magnetic fields on the litters of D-1 mice
研究者:Wiley MJ, Corey P, Kavet R, Charry J, Harvey S, Agnew D, Walsh M.

Abstract
Mated CD-1 mice were exposed to 20-kHz saw-tooth magnetic fields similar to those associated with video display terminals (VDT).
Four groups of animals were continuously exposed from day 1 to day 18 of pregnancy to field strengths of 0, 3.6, 17, or 200 microT.
There were no less than 185 mated dams in each exposure group.
On day 18, the dams were sacrificed and assessed for weight gain and pregnancy.
The litters were evaluated for numbers of implantations, fetal deaths and resorptions, gross external, visceral and skeletal malformations, and fetal weights.
There were no less than 140 pregnant females in each group, and there were no significant differences between any of the exposure groups and the sham group (0 microT) for any of the end points.
The results of this study do not support the hypothesis that the 20-kHz VLF magnetic fields associated with video display terminals are teratogenic in mammals.


VDT
からの電磁界を模擬した20kHz鋸歯状波磁界をCD-1マウスに曝露した。
4
つの群に妊娠初日から18日まで連続して曝露、曝露強度は03.617200μTである。
其々の曝露群には185匹以上のメスマウスで実験を行った。
妊娠18日目に、メスマウスを屠殺し、体重増加と妊娠状況を調査した。

それぞれの腹ごとに、胎児の数、死産数、体内吸収、総重量、内臓と骨格の異常、胎児の重量を調査した。
各群には140匹以上の妊娠したマウスがおり、実験終了時点において、0μTの疑似曝露といずれの曝露群との間に、有意な差異はなかった。
本研究の結果は、VDTと関連する20kHzの磁界が哺乳類に催奇性の影響があるとする仮説を支持しない。


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13.電気学会技術報告書2006年にみる中間周波数電磁界の生体作用研究の動向

記:2014−1−10

電気学会技術報告第1067号「電磁界による体内誘導電界・電流の計算」200610月発行の中に、参考になる解説があるので、以下に転記します。

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b)動物実験
動物実験では,発生への影響が最もよく研究されている。
ニワトリの受精卵への影響が初期に注目されたことと,VDT作業にともなう妊婦のリスクに大きな関心がもたれた時期があったためである。

中間周波数帯の成分を含むパルス磁界によるニワトリの雛の発生への影響を調べた一連の研究がある。
1982
年にスペインのDelgadoらがニワトリの受精卵をパルス磁界に曝露した場合に雛の奇形が増加すると報告した。
この現象は論争となり,地磁気の向きや大きさも関係しているのではないか,あるいは胚の感受性が高い時期があるのではないかとの仮説に基づく研究などが行われたが,結論は得られなかった。

1985
86年に米海軍研究所がこの間題についての国際会議を開き,国際共同研究が実施されることになった。
このプロジェクトは,米国環境保護庁(EPA)が製作した共通の曝露装置を米国,スペイン,スウェーデン,カナダの計6究機関で使用し,同時に同じ実験を行って結果を比較するものであった。

磁界のピーク値は1μTで,500μsのパルス幅のパルス磁界が毎秒100パルス曝露された。
この波形は数kHzの周波数成分を多く含む。
6
研究機関中5つの機関で,曝露群の形態異常が多く見られたが,統計的に有意だったのは2機関のみであった。
また,データ全体では,曝露群の異常率が25%に対し対照群が19%で統計的に有意な差があった。

この研究の統計解析に対してHandcockらは統計学の立場から再検討し,曝露群と対照群の有意差は認めたものの,曝露による差より研究機関の間の変動のほうが大きいことを指摘した。

Frolen
らは15μTp-p 20kHzの鋸歯状波に曝露されたCBA/Sマウスの吸収胎児が倍増することを報告した。
その後,吸収胎児の生じるクリティカルな曝露時期を調べる研究も行われた。
しかし,これらの現象の再現実験が行われた結果は,影響があるともないともいえない微妙な結果であった。

Svedenstal
Holmbergはマウスのリンパ腫に対する20kHzの磁界と]線の複合作用の有無を調べた。
CBA/S
マウスに524GyX線と15μTp-p20kHzの鋸歯状波磁界を曝露し、リンパ腫の発生に対する磁界の影響を見た。
X
線+磁界はX線のみと差がなく,磁界のみは対照群と差がなかった。

Robertson
らは10kHzの正弦波磁界をマウス(B6C3Fl)に曝露したときの健康影響を調べた。
0.08mT
0.28mT1mTで連続的に曝露し,14日間の急性曝露の影響と90日間の準慢性曝露の影響が調べられた。
その結果は,対照動物と比較して,実験動物の行動にも疾病率にも影響はなかった。
体重にも血液検査値にも影響がなかった。

最近,韓国の研究グループが,20kHzの三角波磁界(62565μT)を妊娠マウスに2.515.5日間曝露したが,胎児に異状は見られなかった。
また、SDラットを同様の磁界に90日間曝露してさまざまな生理学的,生化学的指標を検索した結果,影響は見られなかった。

 

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14.IH炊飯器による心臓ペースメーカーの誤動作


以下のニュースが流れていました。

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読売新聞ニュース速報

東日本在住の60歳代の女性が装着している植え込み型心臓ペースメーカーが、IH(電磁誘導加熱)式の電気炊飯器の発する電磁波の影響で、安全機能が作動する“事故”が起きていたことが分かり、厚生労働省は24日までに、国内のペースメーカー製造・輸入販売12社に自社製品を点検するよう指示した。

近く安全性情報も出し、医療機関やペースメーカー装着者に注意を呼びかけるが、専門家は「普段通りの生活なら問題ない」としている。

事故があったのは、「日本ビタトロン」(東京・港区)が輸入販売しているオランダ製ペースメーカー「トパーズ2」。
厚労省や日本ビ社によると、女性が昨年4月、医療機関で定期健診を受けた際、心臓に送る電気刺激のタイミングなどを調節するプログラムが「リセット」状態となっていることが分かった。

電磁波の影響で、安全機能が働いたためだった。ペースメーカーは、リセットされても必要最小限の機能が維持されるため、女性に健康被害はなかった。
女性のペースメーカーは、過去にも3回、リセットされる事故が起きており、日本ビ社が調べたところ、女性が家庭で使っていたIH炊飯器に近づいたのが原因だったことが判明した。

国内の心臓ペースメーカー装着者は推計20万―30万人。
電磁波とペースメーカーの関係に詳しい小坂井嘉夫・宝塚市立病院長の話「IH炊飯器から10センチ以上離れていれば、影響を受けないという実験結果もある。通常の使い方なら問題ない」
[2003-01-25-03:11]
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情報コーナ

 

IH温風器の開発2013年は大丈夫?

記:2017−7−20

中部経済新聞社のサイトにあった情報
http://www.chukei-news.co.jp/news/201302/15/articles_19914.php
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PPL NEXT
IH温風機を開発
更新日:2013 215 ()

農業用機材の開発を手掛けるPPL NEXT(本社名古屋市中区栄323日興ビル4階、玉置訓央社長、電話0522698275)は、IH(誘導加熱)を利用してビニールハウス内を温風で暖める誘導加熱温風機「KPW5」を開発した。

従来、ビニールハウスで暖房用として使用されている重油ボイラーと比べ、燃料費を約60%抑えられる。
IH
を利用した温風機の開発は「世界初」(同社)という。ハウス栽培農家や畜産業者、工場などへ導入を提案し、月間100台の受注を目指す。

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PPL
社のサイトにある当該のIH温風器の仕様:

なぜか、IH出力は規定されていない。

BEMSJの疑問

電波法による規制がある。
電磁調理器は電子レンジと同様、高周波利用設備に該当し、放送や無線通信に影響を与えるため、電波法により規制されている。

総務省による型式認定がなされた製品(定格出力3kW以下かつ最大値が定格値の120%以下)は設置許可が不要だが、型式認定の対象とならない業務用の大出力のものは所轄の総合通信局の設置許可が必要である。

さて、当該のIH温風機のIH出力はいくらか?3KW以下で型式認定を得ているのか?

それともIH出力が3KWを超えているので、総務省の設置許可を得て、農業用に設置されているのか?

どなたか情報があれば、教えて下さい。